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【自己分析】:「大学時代に力を入れたこと」から分かる本当の自分とは?

まず初めにお断りしておきます。

自己分析では、はっきりとした答えは出ません。あいまいなもので良いのです。傾向程度のものです。まして分析するのは自分自身なのでそこには主観が入るのはあたりまえです。

他人からの評価と真逆では問題ですが、かい離があって当然です。

それを踏まえたうえで、自分が今まで意識していなかった点を気づくことを楽しみに進めていきましょう。小さなこと、当たり前と思っていること、ずっと継続していることや、心掛けていることも含めて言葉にしていきます。

大学時代に力をいれたこと:

「大学時代に力をいれたこと」はエントリーシートや面接で必ずといって良いほど聞かれる質問です

このテーマを素材に自己分析をすることは面接での答えにも直結し、応用もできますので、このワークは必ず行ってください。

Step 1: 大学時代に行ったことを書き出す

 大学時代に行ったことを、できるだけたくさん書き出して横1行でリスト化した表をつくります。エクセルを使用すると効率的に行えます。

学業、ゼミ、サークル、アルバイト、習い事、趣味、資格取得やボランティア活動などが主な項目になってくると思いますが「遊び」の要素が強いものは除外してください。ただし「遊び」でも真剣に突き詰めて行ったものがあればこの段階ではリストしても良いです。

Step 2: 活動の中身を分析する

 次にその活動ごとに以下の項目を楯列で足していって箇条書きにしていってください。

  • その活動をやろうと思った動機
  • その活動の目標は何であったか
  • 苦労した点・障害・取り巻く環境・失敗談
  • 苦労を克服するためにした努力、障害を取り除くためにしたこと、失敗から学んで改善しようとした点
  • 他者に働きかけたこと、自ら提案したアイディアがあったか
  • 活動の結果と自己評価、他者からの評価、他者からの言葉、感動した点、エピソード
  • 反省から学んだ点
  • その活動を通じて自分が成長できた点、自信になった点、他人に伝えたい点
  • 活動を通じで自覚した自分の長所(強み)と弱点(弱み)
 以上です。

項目ごとに埋まった活動、虫食いになってしまった活動など様々かと思います。

Step 3: 活動の順位付けと共通点の分析

 

このフレームワークで項目が多く埋まった活動から上位3つをピックアップしてください。

その上で1活動1シートにして、それぞれの項目の記述を箇条書きから文章にしていきましょう。

その時の情景や心境、他者の言葉や周りの雰囲気、目線など自分の気持ちに正直に、映画のワンシーンのように思い出せるように書いてみましょう。

自分用のメモなので多少大げさでも良いのです。長所や短所も単に「リーダーシップがある」のような記述ではなく「たとえばこんな時に○○できるリーダーシップ」のような修飾をしましょう。

3つの活動で共通して浮かび上がってくるものがあれば、それが本当の「あなたらしさ」と思ってください。

ばらばらの結果になったらそれは「あなたを表す3つの特徴」として考えれば良いのです。ばらばらだからダメということではありません。

就活にどう活かすのか

上記の活動を基に作成した3枚のシートは就活を進めるにあたってのあなたの財産です。

エントリーシートや面接対策の基礎資料になります。残りの一覧表ももちろん大切な資料です。就活の「5大特徴(自分の特徴を5つの軸で示したレーダーチャート)」作成に使用できます。

Step 4: 就活の5大特徴(レーダーチャート)をつくる

このワーク全体のアウトプットを使って「企業が求めるチカラ、求める人材像」「内定を決定する際に重視するポイント」を参考に、自己分析との相関を把握して就活の5大特徴(軸)の項目をつくりましょう。自分の長所(強み)と短所(弱み)と「求めるチカラ」「内定重視ポイント」を対照するのです。

ここで意図的に上位項目にぴったり適合させようとしないでください。あくまで自己分析から導いたものをプロットしていきましょう

企業には色んなセクションがあって適材適所の人事配置を行っていきます。

上位項目ばかりの人材を採用しようという訳ではありません。たとえば自分は地味で目立たないタイプと分析された場合でも、その裏には「継続力」、「真面目さ・誠実さ」、「着実に努力を積み重ねられる」、「協調性」、「分析力」が抽出できるケースも多いのです。

どの職種も「リーダーシップ」、「提案力」、「創造性」などが必要という訳ではないので、まずは正直に自己と向き合いましょう。

企業が求めるチカラは以下の記事を参考にしてください。

強みは就活の5大特徴(レーダーチャート)の軸に活用できます。

5大特徴(レーダーチャート)は企業によってはエントリーシートに記入を求める場合もあります。

アウトプット全体で5つの特徴(チカラ)を埋められるように細かい点でもよいので粘り強く取り組みましょう。

抽出した自分の長所や強みは、志望する企業への「意思」、「意欲」に結び付ける大切な要素になります。

弱みは改善・克服するポイントとして素直に受け止めましょう。就活においてはマイナスポイントにならないような話法や対策が必要になります。

以上で「自己分析」で最も重要なワークは終了です。このワークは就活初期に必ず行ってください。それ以外のワークも解説しますが、他のワークはこのワークが終わった後に時間をみて時間をみて取り組んでください。

面接までにできていれば良いものも多いのです。最初から自己分析のワークをすべて終えなければいけないということではありません。

まずは上記のプロセスを行い行、スタートを切ることです。

就活の成功は普段のPDCAサイクルを回すことです。いったん作ったら終わりではなく、常に更新、改善、バージョンアップを図り、語れる内容や量を充実させていきましょう。

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自分を見つめ直しても、何も出てこない、書けない場合の対処法

「自分の人柄さえも信じられない、自信がない」いうという学生はどうすれば良いのかという質問を受けることが良くあります。まだ就活をスタートしたばかりの時は、特にそう思うでしょう。悩んでいる暇はあまりないので、即行動に移しましょう。

日頃から興味を持っている何かがあれば「体験」をキーワードにして行動を起こすことです。

例えば「〇〇国の〇〇〇」に興味があるというレベルの関心があれば、それを自分が現地で体験するためにはどうしたら良いかを考え、資金作りから一人旅の計画、現地でのアポイントメント等、実現のために必要なことをして就活本番までに実際に「体験」することです。

お金のかかる海外でなくても、ボランティア活動や、長期インターンでも、オーデイションでも何でもよいのです。

自分自身にとって「チャレンジ」と思える事、「リアルな体験」ができることが重要です。

そして決めたら絶対に最後までやり切ることです。

例えばオーディションに合格しなくても、自分がやりきったと思えるまで、チャレンジすることが重要です。そうすればその活動から何かしらの発見や成長があるはずです。そしてそれを最大限「就活」に活かせば良いのです。

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