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知っておきたい、面接官の感情に訴える話し方のコツ【使用例付き】

面接で「うまく話せない」人の対策、基本の話し方をマスターできましたか?

基本が大事なのはどの世界でも共通です。基本が出来ていないと、テクニックをいくら学んでもほとんど役に立ちません。「自分はまだ出来ていない」と思う人は、この応用編に進む前にもう一度基本の話し方を振り返りましょう。

知っておきたい、面接で印象をアップする話し方のコツでは、1:面接官に注目させる話し方、2:面接官の興味を喚起する話し方、3:面接官に信用してもらうテクニックを紹介しました。

  • 面接官に注目させる
  • 面接官の興味を喚起する
  • 面接官に信用してもらう
  • 面接官の感情に訴える
  • 面接官が意外に思う
  • スムーズに話に引き込む
この記事では、面接官の感情に訴える、面接官が意外に思う、スムーズに話に引き込む話し方の3点を解説します。併せて参考にしてください。

面接官の感情に訴える話し方のテクニック

ネガティブの転換

「就活の答え」で自己PRを作成してきたあなたは、エピソードの中に「失敗の体験」、「問題点」「問題点・課題を克服、改善するための努力」の要素を抽出できていると思います。

あなたの自己PRがドラマチックな場合、あえて失敗や問題、苦悩などのネガティブ要素を先に告げるというテクニックです。

面接官にまず問題の深刻さや、大変さをセットアップして心を動かします。話に引き込めたら、味わった苦労、解決や改善のために自分がした努力を話して、印象を深くします。

面接官も就活マニュアルに解説されている、自己PRのまとめ方は熟知しているので、多くの学生が同じフローで話すのに飽きています。

あえて話の入り口をネガティブにして、その後の努力や解決を印象付ける手法です。何年か前に話題になった「ビリギャル」を思い出してください。

使用例:

  • 面接官:「自己PRをお願いします」
  • 学生:「はい。正直自己PRは苦手です。親からも『お前は本当に取柄がないね、就活は大丈夫なのか』と言われてきました」
  • 面接官:「自己PRするポイントがないという意味ですか?」
  • 学生:「いいえ。そんな私に大きな転機がやってきました。それはIT系ベンチャービジネスの会社にインターンとして参加したことです。・・・」
このようなフローで話を進めていきます。最も困難な体験、人生最大の挑戦や、人生のターニングポイントといえるエピソードには有効な話し方です。自分のエピソードがフィットする場合は試してみましょう。

このテクニックを使用する場合は、エピソードにおけるタイムラインをしっかり整理しておきましょう。

基本は過去→現在→未来の順番で話す、もしくは過去完了→過去→現在→未来の順番で話をてんかいしていくことです。

上記の例は、親から言われてきた事(過去完了)からはじまるタイムラインを応用して、あえてネガティブな入り口をつくって印象をアップするテクニックです。

面接官が意外に思う話し方のテクニック

 

面接官は面接を通過してきた、ある程度のレベルの学生の同じような話を毎日聴いています。次第に学生の特徴が分からなくなってくるものです。そんな面接官に敢えて一石を投じるテクニックです。

意外性のある切り口で話をはじめる

使用例:

  • 学生「御社のスマートフォンAを私も愛用しています。Aは私にとってはメイド喫茶のメイドさんです」
  • 面接官「メイドってどういう意味ですか?パーソナルアシスタントの方がいい呼び方なのでは?」
  • 学生「いいえ。僕にとってはメイドさんです。何故ならAのXXX機能は私にとって・・・」
このような使い方をします。もちろん内容は真面目に練られていなければならず、気をてらうだけのやり方は逆効果です。

この手法がうまくいけば面接後、面接官には「メイド喫茶の○○君」という強い印象で、他の学生との差別化を図れます。

新しい、旬なトピックを利用する

世の中の最先端や、新しい技術、新しい話題を自分の武器として、面接官の興味や驚きを誘う方法です。

専門分野ではなく、学生生活に関することや、就活に関すること、志望業界に関連することで使えるものがあれば、検討してみましょう。

使用例:

  • 学生:「私の就活の自己PRは5パターンあるのですが,全てPCの音声入力で作成しました」
  • 面接官:「そんなこと出来るの?誤変換が多くないですか?」
  • 学生:「驚くほど誤変換は少ないです。AIの技術はすごいスピードで・・・」
このような使い方になります。面接官がまだ知らないような「新しさ」、学生特有の話題にを適切に話に盛り込めれば、ある種の驚きと感心を得ることができます。ただし嘘は厳禁です。本当に実感しているトピックだけを使用してください。

断言とオーバープロミスを敢えて使う

 

営業中心の販売会社、体力も必要な外食産業、流通業、物流・運輸、建設系、不動産、証券など、のパワー系企業の場合は効果的なテクニックです。

断言してしまう話し方:

使用例:

  • 学生:「私は御社の○○の営業職を志望しています。営業として前年比○%を達成できると確信しています」
  • 面接官:「その根拠は何ですか?」
  • 学生:「はい。未開拓のXX分野に売り込めると考えています」

オーバープロミスのテクニック:

使用例:

  • 学生:「私は父親から、普通の出来の商品であれば1年で売り上げを倍増するノウハウを学んでいます。」
  • 面接官:「少し具体的に教えてもらえますか・・・」
  • 学生:「はい。私の父は小規模ですが○○の輸入販売をしており、その中で・・・」
このようにポジティブで大袈裟な入り口を提供し、面接官の興味を引き付けます。語る内容が真実で説得力があれば有効です。

そうでなければリスクもありますので使用しません。

はじめに期待感を煽ってしまうため、説得力がないと上滑るだけなので止めておきましょう。企業の体質で合う企業、合わない企業がありますので取り扱い注意でお願いします。

また、面接官によっては、大言壮語をするような学生を嫌う人もいるため、使う場合はもろ刃の刃になるリスクがあることを理解しておいてください。

スムーズに話に引き込むテクニック

はじめに同意のテクニック

面接の質疑、応答の出だしは、お互いにぎこちないのが普通です。とくに学生は緊張しているため、たどたどしい入り方になりがちです。

はじめに同意のテクニックは、まず相手の同意を得ることから会話をスタートさせる会話のテクニックです。面接官が必ず同意する「振り」を学生が話すことから会話をスタートさせます。

使用例:

  • 面接官:「当社を志望する理由をお聞かせください」
  • 学生:「御社が最も大切にしている創業者のお言葉は『○○○・・・・』ですよね。
  • 面接官:「はい。その通りです。○○○・・・・ということで、社訓の中にも入っています」
  • 学生:「実は私はそのお言葉を小学生のころから知っておりました。御社への志望動機に深く関わっておりますので、その理由を説明いたします。」
このような使い方になります。

会話の初めに「同意を得る」というフローを入れると、心理的に「肯定」のモードで会話が進んでいく傾向が強いのです。

逆に「いいえ、違います」から入ってしまうと、会話のムードがネガティブになります。

簡単にできるのでトライしてみましょう。同意してもらう質問を準備しないとできない手法のため、自己PRや志望動機の必須質問に対して使用を検討してみましょう。

話しのポイントに番号をつける

重要なポイントが複数ある場合の話し方です。

複数の違った論点、考えを話す場合に使用します。しかし多くても3つまでです。3つ以上の場合は複雑になり過ぎて記憶も散漫になります。慣れないうちは2つまでに絞りましょう。

使用例:

  • 面接官:「その理由を答えてください」
  • 学生:「はい。○○の理由は2つです。一つ目の理由は、―――――、二つ目は○○—という理由でした」
このように論点に数字のラベルを付けて話すことにより、話の内容が整理され、相手もポイントごとで質問を続けていく流れになります

複数のことをダラダラ話されると聴く側も「何を話しているのだ。どう質問をすれば良いのか?」と考えてしまい、フラストレーションが溜まります。

ロジカルに話せる能力もアピールできますので使用してみてくだい。

いきいき描写のテクニック

面接官の感覚に訴える話し方です。

ステーキが焼きあがる時、肉汁とソースがジュージューと音を立てますよね。それを思い浮かべただけでお腹が空いてきます。「ふんわり」と焼きあがった熱々のパイはどうでしょう。物事を語る時に、その場にいるような雰囲気をつくれると、聴き手を引き込むことができます。

まさにその場にいるように描写する話し方はとても魅力的です。人が言った言葉も散文的に語るのではなく、そのまま引用してライブな感覚で話すなど、面接官の感覚に訴えることを意識してください。

使用例:

  • 学生:その時に友達に言われた言葉があります。『○○子。きっと何かを得るためには、何かを犠牲にするんだよ』この言葉に私は・・・・
この話し方の逆が、マニュアルの完コピや丸暗記、棒読みです。語り手も感情移入して話すのがコツです。まず感情移入して喋れる内容を準備することから始めましょう。

最後にもう一度強調しておきます。これらのテクニックは「話し方の基本」に「上乗せ」するものです。基本ができていて、はじめて効果を発揮します。

基本ができていなくて、テクニックから入ることは止めましょう。逆効果になってしまうリスクの方が大きくなります。

自分のキャラクターに合うものを取捨選択して試してみましょう。相手もあることなので、どのテクニックが有効かはケースバイケースです。全部やる必要はありません。

 

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