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【例文あり】鉄道業界への志望動機で差別化する秘訣

まず鉄道業界を理解することから始めよう

鉄道業界は学生に人気がある業界であり、入社の難易度も高い業界です。志望動機を書く前にまずしっかりと業界研究をすることをお勧めします。

鉄道業界と一口に言っても、輸送サービスをする地域の違いと、成り立ち、歴史、収益構造によって企業毎に大きな違いがあります。また社会インフラ事業であり、人の生命や安全、生活そのものに関わっている事業の為、職種の専門性が高く高度な知識や経験が必要になりますので、志望動機を考える上では分野と職種を細かくみていく必要があります。

ただ「鉄道が好きだから」というレベルでは全く太刀打ちできない業界であることをはじめに理解しておきましょう。

 鉄道の職種・分野の理解は不可欠

鉄道企業の場合はエントリー段階で、どの分野を志望するかを選択して、エントリーする場合がほとんどです。志望動機もその分野に適したものでないとアピールできず、エントリーシート段階で落とされてしまいます。

 徹底的な個別の企業研究は当然ですが、インターンシップへの参加や、OB・OG訪問はぜひ実現して、志望企業に対する知識を基に志望動機を組み立てていきましょう。

鉄道業界の主な職種・分野は以下のようになります。

  1. 駅のオペレーション・乗務員
  2. 営業・事業企画
  3. 列車制御システム・エネルギー・情報通信
  4. 輸送(運送計画・運行管理)、車両(車両開発・製造・改造)、機械(発券、改札機器、システム、エスカレーター・エレベーター、空調など)
  5. メンテナンス(線路/土木)・建設(建設・改良工事)
  6. 建築(大規模プロジェクト推進、駅を中心とした開発、リニューア・メンテナンス)
  7. IT(列車運行管理システム、予約システム、電子マネー・チケットシステム等)
規模の大小はありますが、鉄道企業に必要な機能であり、それぞれの職種に対して深い理解がないと、説得力のある志望動機は書けません。

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志望動機の基本の書き方

まず基本の書き方を覚えましょう。志望動機については、以下のクリティカルな質問に対する答えを必ず用意します。

  1. 何故、運輸業の中の他の業種ではなく鉄道業界なのか?
  2. 何故、この業界内の他の鉄道企業ではなく、この鉄道企業なのか?
  3. この鉄道企業で、何を実現したいのか?何がしたいのか?
志望動機の作成方法に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。もし読んでいなければ鉄道企業への志望動機を書く前に、ぜひ参考にしてください。志望動機の構成要素に関する理解が深まります。 

ここでは、作成のためのフローチャートと、志望動機のまとめ方のフローチャートを掲載しておきます。

志望動機の作成フロー

志望動機の構成要素とまとめ方

 

鉄道企業への志望動機の書き方

鉄道企業への志望動機を説明するために、具体的にJR東日本への志望動機の例文を掲載しています。これは、あくまで鉄道企業への志望動機文の構成要素と文章フローの参考用です。具体的な例文に基づかないと、参考にし難いという理由からです。

鉄道企業毎でその特徴は大きく違います。企業のポジショニングによっても差が出ますので注意が必要です。例えば同じJR系でも、JR東海は、全体の売り上げに占める東海道新幹線の比率が7割弱と、非常に高いという特徴があります。また超電導リニアによる中央新幹線計画の推進、という国家戦略を中心的に担っていおり、JR東日本と差は大きいのです。

例文はあくまで基本の考え方を示すものなので、志望企業毎の徹底した企業研究が必要であり、個別のカスタマイズが必要なことを強調しておきます。

志望動機は、あくまで「あなた起点」で書かなければ意味がありません。就活本やマニュアル、就活支援サイトにある例文は参考にして良いですが、コピペや流用は止めましょう。コピペや流用をして書類選考を一時的にしのげたとしても、面接では説得力がなく、選考には勝ち残れないでしょう。

うまく内定がとれたとしても、あなたの本質からずれたところで選んだ企業に入社するリスクになります。入社後ミスマッチが起こると、あなたも企業もお互いに不幸な結果になってしまうので、志望動機は必ず自分の考えと意思で作成しましょう。

志望動機が書けない時は、志望動機ジェネレーターを活用してみよう

鉄道業界の志望動機を作成する際、深く考えても、なかなか良い内容が思い浮かばない方も多いはず。

そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。

志望動機ジェネレーターなら、簡単な質問に答えていくだけで理想的な流れの志望動機が完成します。

無料でダウンロードして効率的に文脈を作り、鉄道業界に採用される、自分独自の志望動機を完成させましょう。

例文:JR東日本(ポテンシャル採用)志望動機

JR東日本だからこそあなたが実現したいことはなんですか。また、その実現のために、あなたのこれまでの経験を具体的にどのように活かしますか。(800文字以内)

選択:建設

実現したいこと:

私はターミナル駅の大規模な駅ビル開発により、都心の一極集中から、駅を核としたビジネスの分散とコンパクトシティ化の実現によって、新しい生活圏の再構築を実現したいと考えています。

 

都心は便利で魅力的な街ですが、東日本各地では地方都市の衰退や人口減少というトレンドが続いています。オフィス機能という点では、東京の通勤時間帯の過密は依然問題であり、長時間通勤などで労働生産性にも良い影響を与えていません。

 

駅ビルを高機能オフィスと魅力ある商業施設、公共機関・医療機関等をコンパクトシティとして一体的に開発していくことによって、駅を中心とした特徴ある中核都市の開発をしたいというビジョンがあります。

 

ITを駆使すれば、敢えて過密な都心で業務することなく、地方のターミナル・ステーション・オフィスに若者にも魅力的な先進企業群を誘致し、ターミナルごとで特長をつくり、都市間の交流・交通を活性化させるイメージです。将来的には中核都市の大学と企業のコラボレーションを実現して、地方再生にも寄与できればと考えています。

 

経験の具体的な活かし方:

私は大学で都市工学科に所属し、都市計画コースを専攻して都市計画の基礎を学んでいます。研究の過程では、市民、企業、行政、大学の専門家の方とシンポジュウムやフィールドワークを行い、実践的な方策を検討してきたという自負があります。

 

長時間・長期間にわたる研究において、体力や忍耐力、ストレス耐性と交渉力も磨いてきました。

 

就職活動に際し、貴社の企業研究とインターンシップへの参加を通じて、毎日1750万人の命と安全に責任を持ち、生活のインフラを支えているというスケールの大きさに魅了されました。

 

貴社の標榜する「技術革新」、「くらしづくり・まちづくり」のビジョンは、私の実現したいことと合致し、その実現の基盤となるインフラやアセットを持っている貴社に貢献したいと考え志望しました。

その鉄道企業で実現したいことを結論とする

エントリーシートでも、面接でも、「この鉄道企業で、実現したいこと、やりたいこと」は志望動機の結論部分になります。結論は、エントリーシートの志望欄には一番初めに、明確に書きましょう。面接では、結論を始めに述べましょう。

鉄道企業の場合、注意すべき点は「なぜこの業種に魅力を感じるのか」、そして「その鉄道企業の強みや特徴は、自分にとって何が魅力なのか」を明確にして書くことです。

JR東日本の場合は、以下の部分が冒頭の結論部分です。

「私はターミナル駅の大規模な駅ビル開発により、都心の一極集中から、駅を核としたビジネスの分散とコンパクトシティ化の実現によって、新しい生活圏の再構築を実現したいと考えています」
「理由を述べよ」と指示していない場合は、文の冒頭は、結論=核心部分から書きます。理由から入ると話の核心が見えにくく、弱くなってしまいます。ESでも面接の応答でも基本は結論をはじめに述べてから、その理由を簡潔に説明していくフローを使いましょう。

また「理由」を述べる場合でも、企業の特徴を挙げているだけでは、あなたを感じることはできません。理由にあなたの「意思」や視点を入れて書かないとアピール不足になります。

鉄道企業を志望する場合、まずその企業が所属する業種と、他の業種との違いをしっかり理解して志望動機を作りましょう。しかし「何故、この業種なのか」という点は、あなたがその業種に専門性が無い場合は、明確に語ることは難しいと思います。

専門性に不安がある場合はその対策として、鉄道企業の志望動機に次の2点を入れて書くことをお勧めします。

  • なぜ鉄道企業という業種に魅力を感じるのか、自分にとつての意味
  • その鉄道企業が得意とする分野、取り組んでいる事業の魅力、社会的な重要性
鉄道企業の場合、企業毎に得意とするサービスに違いがあります。しかしその中でも、以下のような共通点があります。

  • 人の命、安全に対して責任を持っている
  • 生活・社会・経済活動を支える重要なインフラである
  • 時間・スケジュール厳守が徹底している
  • 運行業務を行っている地域に密着している
  • 鉄道以外の事業、駅や沿線、地域の開発、観光振興プロジェクトを行ってい

冒頭に書くのは結論=核心部分なので、鉄道企業の独自性、特長や業界でのポジショニングを反映していないと、非常に弱い結論になってしまいます。他業界の企業にもあてはまるような、「人々の生活を豊かにしたい」、「人々の幸せに貢献したい」「お客様との信頼を築く」などという抽象的なビジョンだけではアピール力はありません。

また、志望動機の結論に、「自分の成長」や「自己実現」など、自分へのメリットを書くのは止めましょう。企業はあなたのために採用活動を行っているのではありません。あくまで企業のために行っています。企業のためとは、企業の利益に貢献をすること、そのためには、企業の顧客に価値を提供することです。

成長していくという姿勢は非常に重要ですが、何のためにという部分が、自分に向いている志望動機はNGです。多くのエントリーシートを読んでいますが、ここをはき違えてしまっている学生は多いのです。

この結論部分には、「あなたならでは」の要素を入れましょう。他の学生ではない、あなた独自の情報を入れないと、あなたの志望動機としては弱いものになってしまいます。あなた独自の情報とは、経験、専門分野、長所や価値観、独自の視点です。

何故、鉄道企業なのかを理由付ける

志望動機の作成フローにあるように、あなたがなぜその業種に興味、関心があり職業選択の対象にしたのかを説明しましょう。そして、何が結論である「あなたがその鉄道企業でやりたいこと、実現したいこと」に結び付いているのかを説明します。

JR東日本への志望動機の例では、「都心は便利で魅力的な街ですが、東日本各地では地方都市の衰退や人口減少というトレンドが続いています。オフィス機能という点では、東京の通勤時間帯の過密は依然問題であり、長時間通勤などで労働生産性にも良い影響を与えていません」の部分が理由を説明するためのリードになっています。
上記のリードを受ける形で、冒頭の結論をより具体的なビジョンとして:

「駅ビルを高機能オフィスと魅力ある商業施設、公共機関・医療機関等をコンパクトシティとして一体的に開発していくことによって、駅を中心とした特徴ある中核都市の開発をしたいというビジョンがあります」と説明しています。

何故、他の鉄道企業ではなく、この鉄道企業なのかを理由付ける

このパートに説得力を持たせるのは、徹底した個別企業の研究と、自己分析です。志望企業はもちろんの事、その業界内で競合する企業を研究して、志望企業ならではの特徴、独自性を見つけていきます。

企業の独自性と、業界を志望する「あなた自身の理由」を結び付けて下さい「私のしたい仕事、ビジョンを実現できるのは、○○○という特長を持っている貴社である」という文脈を構成しましょう。

Aさんの例文では、実現したいことの結論として:

「ITを駆使すれば、敢えて過密な都心で業務することなく、ターミナル・ステーション・オフィスに若者にも魅力的な先進企業群を誘致し、ターミナルごとで特長をつくり、都市間の交流・交通を活性化させるイメージです。将来的には中核都市の大学と企業のコラボレーションを実現して、地方再生にも寄与できればと考えています」としています。
企業の独自性は他の不動産デベロッパーではない、「ターミナル駅」という資産をJR東日本が持っていることです。先進企業のオフィスを高度なIT技術を擁した大規模な駅ビルに誘致することで特長をつくり、若者の人口を吸引して、さらに都市間の交流・交流を活性化させるという形で、JR東日本のならでは特徴と実現したいことを結び付けて語っています。

自己PR要素で、どんな貢献ができるのかを明記しよう

 

鉄道企業の場合、人気業種ということもありエントリーしてくる学生のレベルが非常に高いため、エントリーシート段階でも、自分のアピ―ルポイントを明記して、それによってどんな貢献ができるのかを、ビジョンでも良いので書くことが重要です。

鉄道企業のESでは、自己PRや学生時代に力を入れたことを詳細に書く項目がある場合がほとんどです。その記述欄に自分で最も競争力があると思うアピールポイント(経験、能力、長所、強み、資格、専門領域など)を書くことは当然ですが、志望動機にもその連携、一貫性を表現できているとプラスポイントになります。

例文では、実現したいことの根拠を自分の専門領域と経験を中心に示しています。

「私は大学で都市工学科に所属し、都市計画コースを専攻して都市計画の基礎を学んでいます。研究の過程では、市民、企業、行政、大学の専門家の方とシンポジュウムやフィールドワークを行い、実践的な方策を検討してきたという自負があります。」の部分です。
自己PR欄や学生時代に力を入れたことの欄がある場合は、必ずその詳細を記載しておきましょう。あなたの強みや長所、性格、経験や資格、専門領域などの自己PR要素から、「実現したいこと」、「貢献できること」に繋がるように構成できればベストです。
例文では、専門領域の他に「長時間・長期間にわたる研究において、体力や忍耐力、ストレス耐性と交渉力も磨いてきました」としてビジネスマンとしてのポテンシャルを表現しています。またこのように記載することで、面接での具体的な質問のキューにする機能も持たせています。
さらに、座学だけではなく、インターンシップへ参加した結果の志望であるという点もさりげなくアピールしています。
鉄道会社の志望動機は、特別な専門領域に対する強みに不安がある場合は、インターンシップやOG/OB訪問の人的交流を上手く使って、志望動機に厚みを加えて下さい。

自己PR要素を盛り込む際に注意したいのは、いくらあなたの価値観や経験に適合しているからといって、派生した活動にフォーカスするのは止めておきましょう。

JR東日本の場合は、社会インフラを担う企業として様々な社会貢献活動を行っています。他の業界とは一線を画し、事業と一体化したCSR活動も多く、自分の専門分野や経験と合致すれば、そこから志望動機を掘り起こしていく方法もあります。非常に広い分野を網羅しているため、研究する価値はあります。

注意して欲しいのは、「鉄道が好き」「子供の頃からの夢と合致する」等との理由で、JR東日本が運営する鉄道博物館に行った時の感動をエピソードにするのは志望動機の入り口としても不適切です。鉄道が「好き」や「ファン」でも良いのですが、「動機」としては使えませんので気をつけましょう。

志望動機の作成フローにもあるように、最も上位の概念はその企業の本質的な存在意義です。そこからナローダウンする必要はありますが、個別の活動ではなく、存在意義に基づいた企業や事業の本質的な部分に、あなた自身の志望動機を結び付けてください。

キャリアプランで志望意欲をアピールしよう

あまり無理やりこじつけるのは得策でありませんが、志望職種とキャリアプランまでできていれば、説得力を増すことになります。エントリーシート記載までに、職種志望動機とキャリアプランまでをまとめておきましょう。その企業に入って、具体的に何をしたいかを結論として書くためには避けては通れません。

文字数の制限がある場合はESには入れられなくても、自分が実現したいことには関わるため、ビジョンとしてでもまとめておきましょう。面接では必ず質問がありますので、ES提出段階で、早めに固めておくことをお勧めします。

この例文では、直截的なキャリアプランは説明していませんが、希望職種を選択した上での記述の為、実現したいことやその根拠が詳細に語ることで、志望意欲を充分伝えています。文字数に余裕があれば、もう少し具体的に説明して志望意欲を更に補強できるでしょう。

就活の軸「企業選択で譲れない基準」で、志望動機を結ぼう

志望動機文の最後のフレーズは、就活の軸の実現がこの企業だからできるという文脈で結びましょう。それまでの文章のフローで、二度同じことを言わないように表現を工夫する必要はあります。

文を締める意味で「貴社を志望しています」で結ぶために、核心部分を別の表現で補強しておきましょう。例文では:

実現したいこと:

「私はターミナル駅の大規模な駅ビル開発により、都心の一極集中から、駅を核としたビジネスの分散とコンパクトシティ化の実現によって、新しい生活圏の再構築を実現したいと考えています」

 

より具体的なビジョン:

「駅ビルを高機能オフィスと魅力ある商業施設、公共機関・医療機関等をコンパクトシティとして一体的に開発していくことによって、駅を中心とした特徴ある中核都市の開発をしたいというビジョンがあります」

 

就活の軸:

「貴社の標榜する「技術革新」、「くらしづくり・まちづくり」のビジョンは、私の実現したいことと合致し、その実現の基盤となるインフラやアセットを持っている貴社に貢献したいと考え志望しました」

このように、終始一貫したロジックが展開されており、ブレがありません。

鉄道企業への志望動機のまとめ

  1. その鉄道企業で実現したいこと、やりたいことを結論として初めに書く
  2. 何故、運輸業界の中の鉄道業種・企業なのかを理由付ける (業種・業界の存在意義 X 価値観・経験)
  3. 何故、他の鉄道企業ではなく、その鉄道企業なのかを理由付ける(志望する鉄道企業の存在意義・特徴・独自性 X 価値観 X 自己PR要素)
  4. 就活の軸、「企業選択で譲れない基準」を基に志望動機を結ぶ (志望する鉄道企業の存在意義・特徴・独自性 X 就活の軸)

尚、文字数制限300字以下の場合は、自己PR要素は削除してもかまいません。殆どのESには自己PR欄や、学生時代に力をいれたことを記述する欄がるため、そちらで集約して、志望動機は全体を簡潔にまとめてください。ただし上記の4つの要点はカバーしましょう。完全に一つ一つをカバーしなければならないという意味ではありません。文脈の中でうまく伝えることにトライしてください。ES全体として「あなた」という個性と志望動機に一貫性が読み取れ、採用担当に「あなたがこの企業で働いている姿」が想像できれば選考を勝ち抜けます。

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