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【就活の業界研究】日本郵政グループの職種、やりがい、向き不向きをチェックしよう

就活初期にできるだけ幅広い業界・業種を理解するために、業界研究コンテンツを作りました。何故それが大事かに関しては以下の記事を参考にしてください。

「就活の答え」では就活生に人気の高い、日本郵政グループを、以下の項目に沿って簡潔に情報をまとめていますので活用してください。就活初期に、業界を素早く俯瞰して、日本郵政グループを志望するかどうかのイメージを固めていきましょう。

日本郵政グループの6つのポイントを押さえよう

  • 日本郵政グループのビジネスモデルを理解しよう
  • 日本郵政グループ各社の現状と課題・未来
  • 日本郵政グループ各社にはどんな仕事があるのか、職種の情報
  • 日本郵政グループ各社で働く人のモチベ―ションは何か
  • 日本郵政グループに向く人、向かない人はどういう人か
  • 日本郵政グループの事業の現況
この記事では日本郵政グループの代表的な職種と仕事の内容、そこで働く人の「やりがい」、日本郵政グループに向いている人はどんな人なのか、向いていない人はどういう人なのかを中心に解説しています。

日本郵政グループには、どんな仕事があるのか、職種の情報

日本郵政グループの「総合職」採用はグループ一括の選考を行い、選考に残っていく過程で日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命のグループ3社への志望を選び、入社希望会社毎の選考が行われて採用が決まっていく選考方式をとっています。

また採用区分は「総合職」の他に、「地域基幹職・エリア基幹職」および「一般職」の3区分に分けられていて個人の希望に沿った応募ができる仕組みをとっています。

日本郵政グループの総合職は「サービスや仕組みを自ら創り上げ、コントロールする職種」、地域基幹職・エリア基幹職および一般職は「お客さまにサービスを提供する職種」と定義されています。

総合職の中でゆうちょ銀行、かんぽ生命保険のクオンツ、アクチュアリーは金融工学、数学、物理学、統計学、経済学、情報科学等の高度な専門分野の知識が必要な職種であるため別扱いになっています。

3事業の特徴が大きく違うため、採用ホームページでそれぞれの会社の社員の活動紹介を読めばイメージはつかめます。

しかし全部門の若手社員が掲載されてはいないため、併せて各社の組織図を検索して、どのような部門があるかを調べ、自分のキャリアイメージをつくっていくことをお勧めします

日本郵政の事業会社3社の職種

以下に3事業会社の組織の構成をまとめておきます。興味を持った組織名称から更に調べていくことをお勧めします。

日本郵便の組織

 一般企業と同様の部門

経営・計画・事業企画系の部門:

  • 監査部、経営企画部、事業開発推進室、国際物流戦略室、改革推進室
管理系の部門:
  • 総務部、人事部、経理・財務部、調達部、管財室、コンプライアンス統括、IT企画部、チャネル企画部

郵便・物流事業部門

  • 郵便・物流営業部
  • 輸送部
  • 郵便・物流施設室

国際事業部

 

金融サービス部門

  • 金融営業部
  • 金融業務部

物流・金融サービス以外の事業部門

  • 物販ビジネス部
  • トータル生活サポート事業部
  • デジタルビジネス戦略部
  • 不動産部

全国の支社

 

ゆうちょ銀行の組織

一般企業と同様の部門

経営・計画・事業企画・管理系の部門:

  • 監査部部門:監査企画部
  • コンプライアンス部門:コンプライアンス統括室
コーポレートスタッフ部門:
  • 経営企画室
  • 調査部
  • 財務部
  • IR部
  • 広報部
  • お客さまサービス推進部
  • 人事部
  • ダイバーシティ推進部
  • 法務部
  • IT戦略部
  • 総務部 

金融機関としての部門:

リスク管理部門:

  • リスク管理統括部
  • 審査部
事務部門:
  • 事務統括部
  • 事務企画部
  • 事務支援部
システム部門:
  • システム統括部
  • システム開発部
  • システムサービス部
市場部門:
  • 市場統括部
  • 総合委託運用部
  • クレジット投資部
  • 債券投資部
  • 株式投資部
  • プライベートエクイティ投資部
  • 不動産投資部
  • 戦略投資部
  • 資金管理部
  • 市場管理部
営業部門:
  • 営業統括部
  • 営業部
  • 投資信託事業部
  • 法人営業部
  • 金融法人営業部
  • ATM事業部
  • 営業事務部
  • ローン営業部

全国のエリア本部・営業所

かんぽ生命の組織:

  • 内部監査部
  • コンプライアンス統括部
  •  募集管理統括部
  • リスク管理統括部
  • お客さまサービス統括部
  • 総務部
  • 秘書部
  • 人事部
  • 人材開発部
  • 文書法務部
  • 経営企画部
  • デジタル推進部
  • 広報部
  • 資金会計部
  • 主計部
  • 事業企画部
  • 新契約部
  • 契約サービス部
  • 支払部
  • 保険金部
  • システム管理部
  • システム企画部
  • 商品開発部
  • 営業企画部
  • 営業推進部
  • 法人営業開発部
  • 営業指導育成部
  • 運用企画部
  • 市場運用部
  • 運用開発部
  • 運用審査部
  • 融資部

エリア本部・支店

興味が湧く組織を調べていくことによって、企業の意外な事実に気が付いたり、ライバルの学生が知らないような話題、ニュース、事業内容を切り取るアングルを発見することに役立ちます。

そこから更に深堀すると、事業の本質がみえてきます。ESの内容、志望動機や面接のトークに盛り込むと、企業を深く研究している意欲の高さをアピールできるのでお勧めです。

日本郵政グループに勤める「やりがい」、モチベーションは何か

日本郵政グループで働いている人のモチベーションや、「やりがい」で代表的な例を箇条書きします。

「やりがい」は個人によって千差万別なので、あくまで初期段階のリファレンスに過ぎません。自分のモチベーションと重なる部分があるか、ピンとくるかどうかをチェックしてみてください。

日本郵政グループに勤めている人の「やりがい」やモチベーションは何なのでしょうか。事業の性格や特徴、部門も異なるため一概にすることは不可能ですが、社員のコメントから共通項が多いものを以下にまとめました。

  • 総合職は数年ごとに新しい部門であったり、職場が変わって行くので色んな経験を積むことができます。キャリアを積むにしたがって成長、向上できますし、仕事の実力も実感できます
  • 入社直後の郵便局での現場の仕事は、郵便局の社会的な役割を実感できる時であり、社会人としての基礎を築けます
  • 自分の関わった企画や仕事が、形になり全国に展開されるときの達成感はあります。日本郵政のスケールの大きさは、企画や開発の仕事はもちろんですが、日常の仕事のやりがいに繋がっていると思います
  • 全国の公共サービスに関わっている自負はモチベーションになっていると思います。郵便局の社員の方や、お客さまと接したときに感謝の言葉をいただくことがあり、仕事をしていてよかったと実感できる瞬間です
  • 有給休暇や育児休暇取得や福利厚生面は充実しており、働きやすい環境は「仕事を続ける」モチベ―ションになっていると思います。大きな組織という安心感もあります
  • 女性でも着実にキャリアを積んで、正当に評価される点はモチベーションになっています
  • 直接的、間接的に郵便・貯金・保険と3事業の商品・サービスを理解し、習得することができることは日常生活にもプラスになります
  • 組織が大きく、大きな仕事をチームワークですすめていく過程で、学べることが多い点。また自分の存在が仕事や関わる人に影響を与えるため、その責任感は仕事のモチベーションになっています
  • 保守的な職場と思われるかもしれませんが、総合職の場合、新しい企画を提案して実現する機会も多いと思います。特に自分なりにアクションを起こしたとき、仕事の面白さを感じます
  • 日本郵政グループには幅広く多様な業務があります。そのため、一つの特定の業務だけでなく、さまざまな業務を経験する可能性が大きい点は魅力です。数多くの規制の中でも新しいサービスを創り出すことが求められているため、未知の領域にチャレンジする機会もあります
  • 日本全国のお客様が安心できるサービスをお届けしていることが仕事の誇りであり、やりがいです

日本郵政グループに向いている人、向いていない人はどういう人か

日本郵政グループに向いている人

日本郵政グループ事業会社3社にはそれぞれの特徴があり、様々な職種があります。細かく言えば部門ごとの適性があるため、最大公約数的に共通する部分のみ抽出して箇条書きにします。

変化に対応できる力:

 

総合職の場合、数年ごとに様々な職場を経験することになります。仕事の内容はもちろんですが、人間関係も含めて変化に対応する力はどの会社にも共通して求められる資質です。

上司や同僚、他部門や現場の職員とのコミュニケーション能力:

 

組織も大きく、関わる部門や人も多いため、意思決定を含め仕事を前に進めていくためにはコミュニケーション能力が必要不可欠です。現場の郵便局に施策を実行してもらうにも、納得してやってもらわなければいけないことも多いため、総合的・人間的なコミュニケーション能力はどうしても必要になります

報告・連絡・相談を含めて規律性がある人:

 

元公務員という体質もあるため、報告・連絡・相談・時間も含めて組織のルールや規律を守るのが基本的にもとめられます。問題がある場合、一人で抱え込んで失敗するよりは、なんでも相談できるような関係をつくって仕事をすすめていくスタイルが評価されます

チームワークで仕事をするのが得意な人:

 

入社後でも培うことができる資質ですが、チームプレイが重視されます。妥協ということではなく、相手の主張を聞いた上で、相手の立場でものを考えてみたり、反論がある場合は適切に対応して、結論に導いていくような調整の能力がある人は適性があります

数字に強い人・ミスを防げる慎重な人:

 

金融機関でもあるため、数字や計算に強いことは適正な資質です。金融機関として数字のミスは許されないため、得意な人は適性があると言えます。またミスに対して意識が高く、ミスが起こらないような対応や慎重さ、細部に対する注意力も必要な資質です

素直で協調性を持って働ける人:

 

組織が大きく関わる人も多いため、スピード感も含めてフラストレーションが溜まることもあります。そんな時にもあまりネガティブにならずに、前向きに仕事に取り組める人は適性があります。特に若いうちは協調性や素直さは必要な資質です

違った角度から柔軟な発想ができること:

 

日本郵政のお客様は国民全員と言っても過言ではないため、お客様の価値観やニーズは多種多様です。サービスを考える時でも、硬直した考えではなく、色んな立場で考えてみたり、違う角度からものをみて考える柔軟性は大切な資質です

物事に真面目に取り組む資質:

 

真面目で与えられた仕事を愚直に最後までやり遂げる粘り強さも必要な資質です。もちろん与えられた仕事をこなせば良いということではなく、どんな仕事でも、自分ができる事を真面目に取り組んで成果を出すという姿勢が重要という意味です

改善に対する前向きな姿勢:

 

会社や業務に対しての改善案など、自分の考えを明確に持ち、それを実現するためにはどうすれば良いのかを考え、実行に移せる人物は評価されます。上司や周辺からの要請ではなく、自ら改善する方法を考えて提案したり、実行したりする前向きな取り組みができる資質です

日本郵政グループに向いていない人

向いていない人は向いている人の逆の資質です。重複になるので箇条書きのみでまとめておきます。

  • 変化に対応するのが苦手な人。一つの事をやっていたいタイプの人
  • 上下関係、友人とのコミュニケーションを上手くとれない人
  • 報告・連絡・相談をせずに、独断で行うタイプの人
  • 規律性に欠ける人
  • チームワークで仕事をするのが苦手な人
  • 数字に弱い人、苦手な人
  • ケアレスミスが多いタイプ
  • ミスに対する意識が低い人、細部に対する注意力がない人
  • 素直に人の話を聴けない人、自我がとても強いタイプ
  • 自分の考えに固執するタイプ、協調性に欠ける人
  • 硬直的な考えで、物事を違った角度から考えたり、柔軟な発想や対応をするのが苦手
  • 不真面目な人。物事に粘り強く、真面目に取り組むのが苦手、嫌いな人
  • 現状に満足し、問題意識も低く、改善へをあまり努力しない人
上記はあくまで公約数なので、日本郵政グループの社員でも全員が当てはまるとは限りませんし、全部が当てはまるとも限りません。入社後の成長で克服・対応できるケースもあります。しかしここに上げた資質は重要な資質です。一般論として、自己分析の結果と照らすための参考にしてください。

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