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早期内定の有無をどう考えるべきか、データと併せて考えてみよう

早まる内定、内々定のタイミング

2022 年卒の就活は、昨年以上に内定の出るペースが速まっています。

大手ナビサイトのリクナビ、マイナビ、キャリタス3社の調査によると、政府が選考解禁日として要請している2021年6月1日時点で6割から7割の就活生が内定を獲得しています。6月1日時点では、はじめてのコロナ禍の就活のため遅れ気味だった前年(2020年)比を10ポイント以上増加しており、コロナ前の2019年の水準以上の速さで推移しています。

2022年卒平均内定数のデータ

2022年卒内定率推移 2月1日 3月1日 4月1日 5月1日 6月1日
リクルート就職未来研究所 9.9% 17.6% 28.1% 51.3% 68.5%
2022年卒内定率推移 3月1日 3月31日 4月30日 5月31日
マイナビ 10.0% 21.5% 40.9% 59.9%
2022年卒内定率推移 2月1日 3月1日 4月1日 5月1日 6月1日
キャリタスリサーチ 8.7% 13.5% 38.2% 58.4% 71.8%

データ出典:リクルート就職未来研究所、マイナビ、キャリタスリサーチ各社の調査公表資料より引用

自分の本命である企業から内定(内々定)を得ることが出来た方は、本当におめでとうございます。

しかし、内定、内々定を得ることができた方の多くは未だ他の企業が選考中であり、6月後半の本サイトでも、「内定承諾書を提出しても、就活を続けて良いか?後で辞退しても良いのか?」という記事へのアクセスが、TOP10にランクインしています。

内定を得ている学生でも、まだ就活を続ける選択肢を探っているのです。そして「就活継続意向」は時期が早ければ早いほど高い割合を示しています。5月、6月上旬くらいのタイミングでは例年7割の学生は就活を継続しています。

「就活の答え」の一貫したポリシーは、「自分にとってベスト」な企業に入社することです。そしてその納得感をとても重視しています。

就活のゴールは内定獲得社数でもありませんし、その獲得スピードでもありません。ゴールは学生の皆さんが、まずは「職業」、「仕事」という人生の重要な選択に際し、自分の頭で考え、大学3年、4年、大学院1年、2年というタイミングで「その時の自分にとって、ベストの選択」が実現する事です。

その選択によって、皆さんが職業人として適切なキャリアパスを描けることも目指しています。内定を早く、たくさんとってもそれ自体に本質的な意味はありません。従って4月・5月の段階で内定、内々定を得ていなくても気にする必要はありません。

早期内定を得られた方が考えるべきこと

皆さんの努力の結果が報われて、既に内定、内々定を得ることが出来た方は一安心というところでしょう。

しかし同時に、まだ納得出来るまで就活を続けていく学生も沢山います。経団連傘下の一部の企業は、政府が要請している就活のガイドライン(6月選考開始、10月内定)をカタチだけも守ろうとする企業がほとんどです。

その意味では例年ゴールデンウィーク開けが大手企業の実質的な選考のピークになっていきます。

6月1日選考開始の段階では、少なくとも「どの学生を自社の社員として迎え入れるかが決まっている」と考えて就活をすすめましょう。

内定、内々定を得て安心している人も、もしその企業が本命ではなく他により志望意欲の高い企業の選考が進行している場合や、この内定先で「本当にいいのだろうか」との思いをぬぐえない人は、ゴールデンウィークからがライバルに差をつけるチャンスです。

受験ではないので、「差をつける」意味は、あなたの良さを最大限に表現して、それを評価に結び付けることです。

個を際立たせるという文脈では努力を続けた人と、そうでない人には差は出てしましいます。しかし就活が受験やテストで勝ち負けを意識した経験と決定的に違うのは、「あなたを判断する基準が絶対的なものではない」という点です。

あなたが「相談会やリクルーター面談と称したセッション」や正規の面接で「うまく答えられた」、「アピールできた」、「今までやってきたことに対し、手ごたえがあった」と思っても、人気企業の選考を通過するのは簡単ではありません。

面接官との相性や、たまたま同じGD、GWで一緒だったメンバーが優秀過ぎた、逆にダメダメ過ぎて力を出し切れなかったということも日常的に起こります。つまり自分にとって最悪の結果をもたらすか、逆にあなたを目立たせる結果になるかを不確実な「他人」という要因に依存しなければならないのです。テストのような絶対的な正解はないのです。

あなたの面接の出来が悪くても、高評価をして内定を出す企業もあります。逆に、あなたの面接での対応が自己評価で最高であっても落とされるのが就活のやっかいなところです。

迷ったら就活を続けよう

もし早期内定を得た企業が自分にとってベストでなければ(納得できていなければ)、早期に就活を終了することは、メリットよりデメリットの方が大きいと考えるべきです。

早期内定を得た学生は、「無い内定」のリスクは回避できたし、内定獲得という自信にもつながるためプラスの効果が大きいのです。そのプラスの効果を利用して「納得度の高い就活」を目指しましょう。

内定を獲得できた企業と、選考に残っている企業、エントリーを追加してこれから選考がはじまる企業を冷静に比較しましょう。

色んな角度から分析して、今、内定を獲得で来ている企業より明らかに下の企業は、選考を辞退しましょう。そしてより自分にとってプライオリティの高い企業の選考に「時間を使う」ことです。

人気企業の場合は、ライバルの学生のクオリティも高いために、あなたが何処までその企業を理解し、熱い思いを伝えられるかが勝負になります。

今選考が進んでいる企業と、内定(内々定)を頂いた企業の「どちらが良いのか自分にははっきり分からない」という場合は、内定を確保した上で選考の進んでいる企業に全力をつくしましょう。面接のステージが上がっていく過程で別の角度から物を見たり、役員面接でインスパイアされることも多いと思います。従って、迷ったら就活の継続です。

就活を続けることはもちろん、就活を止めることより苦しいことです。

しかし、今後の人生の中で「得難い体験」、「様々な業界の社会人との接触の回数の多さは、ビジネスのフィールドの出た時役に立つ」、「転職を考える際の疑似体験になる」等、お金を払ってでも経験した方が良いことが沢山あるのです。

すでに内定(内々定)を確保している方も、迷っている方も、自分の納得度を最大化する為に就活の継続を選択することをお勧めします。

早期内定を得られていない人がするべきマインドセット

2022年卒の内定率の推移からも分かるように、5月1日時点では就活生の2人に一人が内定を得ていることになりますが、逆に言えば、半数の学生は内定を得ていないというのが現実です。

周囲に内定獲得者が現れるでしょうが、全く焦る必要はありません。

例年のデータから、5月時点で内定を獲得した人も含めて、7割以上の学生が就活を継続すると答えているので、5月1日時点では何かを諦める必要は全くありません。状況は「変わっていない」と考えるべきであり、ひたすら自分が納得できる企業で活躍するイメージを持ち続けて就活を続けていくだけです。

4月中に内定を得ることができている、ある意味「就活成功者」に見える学生でも、本音は内定を出してくれた企業に100%納得している訳ではないのです

自分が「納得できる」、「ベストと思える企業」に入社することを就活のゴールと考えると、4月、5月時点の内定獲得はまだ「途半ば」です。そして最終的に入社できる企業は1社しかありません。早く内定を得ることも意味はありますが、本質ではありません。

多くの企業から内定を獲得できている「就活エリート」の学生が周りにいるかもしれませんが、その彼、彼女らも入社できるのは1社のみです。

自分がベストと思えない企業から複数の内定を得ている場合より、最終的に自分がベストと思える企業の1社から内定を得ることの方が重要と考えましょう

そして、自分がベストと思える企業とは、自分が払った努力の上にしか存在しません。早期内定を得られていない約5~6割の学生の方も、早期内定を獲得しても就職活を続けると決めた方も、やることは一つです。自分の思いに正直になって、「今の自分のできることを、最後までやってみること」です。

「嫌なら転職すれば良い」と思えるほど転職は甘くない

「とりあえず、就職できればいいや」、「入社してみないと、本当のことは分からないし、合わなければ転職すれば良い」と考えて、「就活がかったるいから、どこからか内定もらえればOK」と思って就活を安易に止めてしまう学生もいます。

しかし、筆者が様々な業界人とビジネスをしてきた経験や、自分自身の転職経験からしても、転職市場は甘くありません。

転職は新卒での入社企業と基本的には繋がっていくものです。

「新卒就活」ほど、職業選択において自分の思いを反映できる機会はありません。本当に得難い機会なのです。

この貴重な機会に、自分の全力でやり切ることはその後の人生において絶対にプラスになります。

安易な妥協をする前に、「自分の思い」をもう一度見直しましょう。最後まで困難なプロセスに自分の意志で立ち向かっていく経験は、本当に自分の「力」になります

就活はどこに入社できたかの結果でしか判断、評価かしない人が多いですが、本当はその努力のプロセス、不条理に向き合い自分のできる事を最後までやり切る経験の方が人生にとって価値があることなのです。

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