【例文あり】伊藤忠エネクスへの志望動機に説得力をつける書き方

「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。

この記事では燃料商社で国内首位の伊藤忠エネクスへの志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。

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では早速、例文をみてみましょう。

伊藤忠エネクスへの志望動機（例文）：

当社への志望動機を教えて下さい。

（400文字以下）

私は自分が媒介となり大きな価値を生み出す仕事をしたいと考え、商社を軸に就職活動をしています。その上で貴社を志望する理由は３つあります。第一にエネルギーを必要とする人や企業に届ける仕事は、産業や生活の根幹を支える重要な役割を担っており、使命感を持って仕事に取り組めると考えたからです。第二はエネルギーの供給を通じて環境保全と経済の発展に取り組み、社会に貢献したいと考えました。第三は一社員として責任を持ち、主体的にチャレンジできる社風に魅力を感じたからです。私は高校時代から災害被災地のボランティア活動を行い、大学でもサークルの中心となって復旧活動を支援してきました。その過程で痛感したのがエネルギーの重要性です。また同じ志を持つ人々と連携、協力することで困難な状況にも立ち向かえるという、得難い経験でした。貴社で信頼と実績を積んで成長し、将来は大きな仕事にチャレンジしたいと考え入社を希望します。(398文字)

 あなたが当社に入社後成し遂げたい事は何ですか？

（200文字以下）

私はエネルギーに課題を抱える人々に最適な提案をして課題を解決する仕事に就きたいと考えています。その上で入社して成し遂げたいことは２つあります。1点目は再生可能エネルギーの開発と効率的なサプライチェーン、蓄電システムを組み入れたプロジェクトを成功させること、2点目は発展途上国に安価で即効性のあるエネルギー供給に貢献することです。海外事業には海外ボランティア活動の経験や英語力も活かせると考えています。(200文字)

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企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES（直近年度及びその前）のES内容を把握しておきましょう。

稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

「就活の答え」では、学生に人気のある５０の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

就活では、ESや面接における他の重要視される質問、例えば「あなたはどのような目的を持って大学（または大学院）生活を過ごしましたか」や「研究課題、ゼミの選考内容、得意科目」、「学生時代に最も力を入れて行ったことと、具体的な成果」、「周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「あなたにとってこれだけはゆずれないことは何ですか？またその理由」、「あなたの「働く理由」は何か」、「あなたが挑戦したこと」や「困難だった経験」「あなたの強みを活かして実現したいこと」等々に対して的確に答えていく必要があります。

そのため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や実績、事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由（志望動機）を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

そのやり方で時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパーな学生（学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生）しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。しかしそれは皆さんが望んでいることではないはずです。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。

商社ビジネスは人と人、人と企業の信頼関係がとても重要です。信頼関係を築く基本は「誠実さ」です。またエネルギーというインフラを担い、電気、ガス、燃料という危険物を扱うため安全性やコンプライアンスの遵守は重要です。

そのため書類選考や面接の際に「嘘」や「ごまかし」が感じられてしまうと選考を通過するのは難しいのです。

伊藤忠エネクスへの志望動機（例文）の解説

それでは上記のロジックで積み上げた、伊藤忠エネクスへの志望動機を再度例示しておきます。

この年の伊藤忠エネクスの志望動機関連の設問は、「志望動機」と、「入社後成し遂げたい事」を分けて記載する形式になっていました。

再掲：当社への志望動機を教えて下さい。

（400文字以下）

私は自分が媒介となり大きな価値を生み出す仕事をしたいと考え、商社を軸に就職活動をしています。その上で貴社を志望する理由は３つあります。第一にエネルギーを必要とする人や企業に届ける仕事は、産業や生活の根幹を支える重要な役割を担っており、使命感を持って仕事に取り組めると考えたからです。第二はエネルギーの供給を通じて環境保全と経済の発展に取り組み、社会に貢献したいと考えました。第三は一社員として責任を持ち、主体的にチャレンジできる社風に魅力を感じたからです。私は高校時代から災害被災地のボランティア活動を行い、大学でもサークルの中心となって復旧活動を支援してきました。その過程で痛感したのがエネルギーの重要性です。また同じ志を持つ人々と連携、協力することで困難な状況にも立ち向かえるという、得難い経験でした。貴社で信頼と実績を積んで成長し、将来は大きな仕事にチャレンジしたいと考え入社を希望します。(398文字)

再掲：あなたが当社に入社後成し遂げたい事は何ですか？

（200文字以下）

私はエネルギーに課題を抱える人々に最適な提案をして課題を解決する仕事に就きたいと考えています。その上で入社して成し遂げたいことは２つあります。1点目は再生可能エネルギーの開発と効率的なサプライチェーン、蓄電システムを組み入れたプロジェクトを成功させること、2点目は発展途上国に安価で即効性のあるエネルギー供給に貢献することです。海外事業には海外ボランティア活動の経験や英語力も活かせると考えています。(200文字)

まとめ

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。

あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。

この志望者の志望動機の構成は、他のエネルギー専門商社への志望動機にも充分応用が可能です。要素の分解の→以下の要素を参考にしながら、自分のオリジナルを作っていきましょう。

また伊藤忠エネクスのインターンシップに参加できた人は、その体験を通じての気づきや感動、伊藤忠エネクスの社員から得られたものを理由にあげることで、実際の体験を通じた「伊藤忠エネクスならでは」を表現することも非常に有効です。インターンシップの厳しい選考を参加できた方はぜひ検討してみて下さい。

稀にESで志望動機の詳細な記述を求めない企業もありますが、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

ESの質問項目は毎年少しずつ変わる場合もありますが、志望動機のロジックツリーがしっかりできていれば問題ありません。

そして下書きができたら信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。

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