「就活の答え」では、出版業界、主要各社の筆記試験、Webテストの種類と形式を一覧表にしています。
はじめにお断りしていますが、これは特定企業の大卒・院卒用の能力試験・適性検査をピンポイントに特定したり、予測するものではありません。
あくまで参考として過去の実績をまとめたものです。ご自身でも更に綿密なリサーチをして、テスト対策と準備を進める資料としてご活用ください。
Table of Contents
業界・企業別の筆記試験/Webテストの種類と形式を知ることの意味
「就活の答え」編集部では、就活生の皆さんが就活をできるかぎり効率的に進め、且つ自分にベスト、ベターな結果を出す上で、業界・企業別の筆記試験/Webテストの種類と形式の過去実績を早い段階で把握しておくことは価値があると考えています。
その理由は以下の通りです。
- 一部の高学歴就活生を除けば、就活の筆記試験・Webテストは時間をかけた対策が必要
- 就活の筆記試験・Webテストの種類は多く、企業によって採用している種類・形式は様々
- 1種類のテスト形式を対策するだけでは、志望したい企業をカバーできない可能性大
- 第一志望の企業が、マイナーな試験を採用している可能性もあり、その場合は特別な対策が必要
- 志望業界の幅を広げる上で、筆記試験・Webテストも業界を横断的にみて、特徴や傾向を把握しておくべき
- その上で、限られた時間を有効に使うために、テスト対策もプライオリティをつけて実施できる
これらの利便性に価値を感じた方は、順次業界別で一覧表を公開していきますので、他の業界の実績も是非参考にして対策をすすめてください。
出版業界、主要各社の筆記試験/Webテストの種類と形式一覧の使用上の注意
以下の一覧表は、過去の「就職四季報」(東洋経済新報社)、「この業界・企業でこの「採用テスト」が使われている!【最新版】有名企業1300社でこの採用テストが出る!(SPIノートの会・洋泉社)、および就活生の皆さんから寄せられている2024年卒の筆記試験の形式に関する情報をもとに調査し、編集をしています。
本選考を対象にして、できるだけ新しい情報に更新を心がけていますが、企業によっては2019年〜2023年卒の情報が混じっています。
2021年~2023年卒生の就活は新型コロナウイルスの影響で、従来ならテストセンター方式やインハウス方式を採用していた企業が、自宅受験型のWebテスティング方式に変更する傾向が目立ちました。
現在は新型コロナウイルス感染症の収束に従い、Webテスト形式からテストセンター形式に戻す企業も増えています。(自宅受験型のWebテストでも、監視機能を付けて行う企業もあります)
同じ企業でもテストセンターとWebテスティングが時期の違い等で混在している場合もあります。
今までもそうでしたが、一部にはテストの形式や種類そのものを変更する企業もあります。従って、過去の実績が、必ずしも2025年卒以降の特定企業の試験をピンポイントで正確に予測することはできないのです。同様の形式・種類で出題されることを保証するものではありませんのでご注意ください。
それでも過去実績から傾向をつかみ、効率よく対策を進めておく意味は大いにあります。
能力・適性検査の位置づけ
コロナ禍がほとんどの業界・企業の業績に悪影響を及ぼしたここ数年では、今まで以上に能力検査・適性検査の重視度が上がっていました。
経済の先行き不安や、ウクライナ戦争に代表される世界の政情不安、資源価格高、インフレ懸念、ドル高・円安など、不確実性が増している現状では、企業の採用方針は、早期に且つ確実に仕事がこなせる人材を求める傾向が強くなります。
事業が複雑化、かつ不確実性が増している現状では、企業の採用方針は能力重視の傾向が強まっています。早期に且つ確実に仕事がこなせる人材や、所謂「地頭の良さ」や「頭の回転の速い人」を求めます。
その判断の一つの指標が、能力・適性検査です。
また、23年卒以降の採用活動では、人材獲得競争が激しくなっており、選考プロセスの早期段階で、志望者の能力を測る重要性が増しています。
加えて24年卒の選考からは、ChatGPT等のAIによる、エントリーシートの同質化問題から、能力・適性検査と面接での応答のスコアの評価ウェイトが高まっています。
特に就活人気の高い企業は、能力重視の傾向が強いことを認識しておいてください。
もちろん、能力検査や適性検査が全てではありません。企業は多様性や特出した才能の持ち主も求めているため、保守的傾向一辺倒ではありません。
幸いなことに、企業の採用意欲は回復傾向にあり、2023年卒の就活では、内定率はコロナ前の状況まで戻り、2024年卒の内定率は更に好調に推移しています。
Web面接が常態化し、門戸は広がる傾向にある中で企業は絞り込みを進めるため、能力検査・適性検査の重視度が上がると考えて、準備をすすめておきましょう。
そのためにもマスコミ業界、特に出版業界に興味がある方、志望を考えている就活生は、下記の筆記試験/Webテストの種類と形式一覧を参考にして、効率よく対策を進めてください。
出版業界はもともと採用人数が少ない為、毎年新卒人材を募集しているとは限りません。
個別企業の情報収集を先行して志望企業を絞ってから対策をしていきましょう。
出版業界、主要各社の筆記試験/Webテストの種類と形式一覧
マスコミの就職試験は、企業独自の筆記試験が中心にはなりますが、志望者が多い企業等はWeb試験を採用しているケースもあり、参考にしてください。
出版 | |
企業名 | テスト名 |
アスコム | SPI (Webテスティング)、筆記試験(自社オリジナル:国語・算数・作文) |
医学書院 | 筆記試験:一般常識・Data-α |
NHK出版 | 玉手箱 |
Gakken(旧:学研プラス) | Webテスト(スカウター)、筆記試験(自社オリジナル:国・数・社・理・英、音、美、家庭科、教養)、クリエイティブ問題(発想・作文問題) |
KADOKAWA | SPI (Webテスティング) |
学陽書房 | 筆記試験(自社オリジナル:言語・非言語・性格)作文 |
鎌倉新書 | SPI(Webテスティング) |
ぎょうせい | SPI (Webテスティング) |
幻冬舎メディアコンサルティング | Webテスト(アドバンテッジインサイト) |
講談社 | 玉手箱、作文、筆記試験(一般教養試験、計算、時事・漢字・作文等) |
光文社 | 筆記試験(自社オリジナル:一般教養、企画案作成、作文) |
JTBパブリッシング | eF-1G |
交通新聞社 | Web-GAB、性格適性 |
数研出版 | 筆記試験:専門科目、一般教養(漢字・数学・英語)Webテスト(性格)、筆記試験:小論文 |
新興出版啓林館 | 筆記試験:国数理社英5教科テスト、性格テスト、クレペリン検査 |
ディスカヴァー・トゥエンティワン | SPI(Webテスティング)、3E-IP |
第一法規 | Webテスト(性格) |
東京書籍 | C-GAP/玉手箱、SPI(Webテスティング)、筆記試験:作文 |
東京法令出版 | 筆記試験:一般常識・自社オリジナル |
東洋経済新報社 | 一般常識(言語・非言語・英語)、作文、時事問題→OPQ |
彩図社 | 筆記試験(自社オリジナル:一般教養・時事・難読漢字・校閲) |
集英社 | 一般常識・時事 |
新日本法規出版 | Webテスティングサービス |
スターツ出版 | SPI(Webテスティング) |
ダイヤモンド社 | DATA-α, DIST |
デイリー・インフォメーション | Webテスティング:言語・非言語・英語 |
トーハン | SPI(Webテスティング) |
ビーワークス | 筆記試験(自社オリジナル・国語・数学) |
日本出版販売(日販) | Webテスト、CUBIC |
日本標準 | 筆記試験(国・数・社・理・英)、作文 |
日経BP | 筆記試験:取材インタビューとそれに基づく作文 |
ぴあ | SPI(Webテスティング)、TAL |
扶桑社 | SPI(Webテスティング)、筆記試験:作文 |
文溪堂 | 筆記試験(国・数・社・理・英)、一般常識 CUBIC、作文、適性検査 |
芳文社 | 筆記試験:玉手箱/C-GAB・作文 |
光村図書出版 | 玉手箱、筆記試験(作文) |
明治図書出版 | 筆記試験(国・数・社・理・英、校正、一般常識) |
山と渓谷社 | 筆記試験:作文 |
同じ業界内で、複数の企業を志望する場合のプライオリティ付けや、違う業界の志望企業を選ぶ際に、まずどの試験から対策を進めるべきかの材料にしてください。
就活の能力試験・適性検査は種類の違いはもちろんですが、方式の違いによっても対策を立てておく必要があります。限られた時間を有効に使用するために、効率的に準備をすすめていきましょう。
SPIを本テストと同じ方式で模試演習する方法
就活で重要度が増す、能力検査。数あるテストの中で、採用企業数が最も多いSPI対策から始めましょう。SMART SPI-Gは多くの業界大手の企業が採用しているSPIテストセンターを本番環境と同様に模試演習できるツールです。
有償ですが、その料金は6ヵ月間使いたい放題で、今なら2,500円(税込)というコスパの良さ。(通常価格は3,500円)
能力検査は全く自信がない。でも自分の良さを認めて欲しいと思う人へ
就活は筆記試験(能力検査・適性検査)が通らないと、その後の面接もしてもらえない企業が多いのが現実であることも「不正」が行われてしまう背景となっています。
もしSPIや玉手箱の問題をやってみたけど、自分には全く自信がないと思ったら、能力検査のない企業を選んで志望するという方法があります。
しかし、選考の緩い企業は「もしかしたらブラック企業かも?」、「仕事がきつく離職率が高く、とにかく若い人材を集めているのでは?」と不安になってしまいますよね。
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