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【例文あり】インターンシップ選考で、結果に差がつく自己PRのポイントを徹底解説

現在の就活を成功に導くために重要なインターンシップへの参加。

学生の皆さんが良く知っているような企業は、応募が集中するためインターンシップに参加する人を選ぶ、インターンシップ選考が行われます。

この記事ではインターンシップに参加するための選考で重要な、自己PRのポイントを徹底解説します。

インターンシップの自己PRの特徴を理解しよう

自己PRとは、自分の良い面、具合的には長所や強みを企業の選考担当に伝えることです。

伝える方法は、エントリーシートへの記載と、面接が行われる場合は面接が中心となります。

しかし、ストレートに「あなたの自己PRをしてください」という質問に対し答える場合と、それ以外の様々質問によって「あなたの良さ、長所や強み」を読み取る場合があるので注意が必要です。

どんな質問であっても、その回答で「あなたの良さ、長所や強み」を伝えなければなりません。

具体的には以下のような、以下のような質問をESや面接でされることになります。

  • 学生時代に頑張ったこと
  • 自ら目標を掲げ、その達成に向けて行動し、実績を出した経験、チーム内での約割と成果
  • 高い目標を掲げて取り組んだこと
  • これまでの人生で成果を出した経験
  • 学生時代にチャレンジしたエピソード
  • ピンチに直面した時に大切なことは何か?ご自身のエピソードで説明してください
  • 大学入学後に乗り越えた困難
  • Etc…

もうこれだけでお腹が一杯になってしまいますが、企業は本選考でもないインターンシップの選考で、何故このような質問を投げかけてくるのでしょうか。

その質問の意図から理解しておきましょう。

インターンシップに対する企業側の認識と態度を理解すること

特に実施時期の早いサマーインターンシップの段階では、インターンシップに応募・参加する学生の皆さんの意識は「学ぶこと」、「知識を深め、経験すること」にあります。

一部の学生を除いては、「絶対にその企業に入社したい」という意思は固まっておらず、来年の本選考、就活解禁までにじっくりと自分の適性と希望に沿う業界・企業を選択したいと考えています。

つまり、インターンシップの参加は、数ある選択肢を絞っていくための一つのプロセスという位置づけです。

そのため、学生の目線からは、「企業は、学生が広い選択肢から選べるように、インターンシップという機会を提供してくれている」と考えてしまうのです。

一方企業がインターンシップを実施する理由はもっとシビアです。企業の全ての活動はビジネスであり、自社の利益のために行なっているのです。

採用活動の一環としてのインターンシップの実施にも、人(社員)、場所、時間、コストという資源を投入するのであり、その報酬は、自社の利益、成長と発展に貢献してくれる優秀な人材を採用し、それを実現させることに他なりません。

この認識の差を理解できれば、何故インターンシップにおいても選考が行われるか、また選考に際しては「自己PR」、「学生時代に最も力を入れたこと(ガクチカ)」、や「インターンシップに参加を志望する動機」が問われる意味は理解できると思います。

選考が行われるインターンシップでは、上記の質問にESや面接でしっかりと答える必要があるのです。

インターンシップでの自己PR:質問の意図

様々な質問で「あなたの良さ、長所や強み」を知りたいと考えるのはインターンシップ選考でも本選考でも同様ですが、その評価のポイントには若干の差があります。

本選考では、志望してくる学生は十分な業界研究、企業研究をした上でエントリーしていることが前提とされるので、その学生を採用したら企業の利益に貢献できるか、そのポテンシャルが十分にあるかが自己PR要素の判断基準になります。企業はあなたの自己PRを、能力=CANの側面を主に見ているのです。

インターンシップの選考時、特に時期が早いサマーインターンシップやオータムインターンシップ時の選考では、企業の利益に貢献できる強みや能力という側面より、自己PRとして語られる内容の中から、あなたの考え方、価値観、行動特性を読み取り、「あなたは、自社にマッチする人柄か否か」の方にウェイトを置いて評価するのが一般的な傾向です。

もちろん、インターンシップへの参加が本選考での採用条件となるような、外資系企業やコンサルティングファーム等は、この段階からきっちり能力面を判断されます。

特に早い段階でのインターンシップでは、企業も学生の志望が100%固まっていないことは理解しているので、「自社に合っているか」、「熱意が感じられるか」、「積極的にインターンシップに関われるか」、「チームで仕事ができるか」、「基本的なコミュニケーションがとれるか」、「誠実な人柄か」、「学ぼうとする意欲が高いか」という点を、自己PRの中から読み取ろうとしているのです。

インターンシップでの自己PRで、絶対に外してはいけないポイント

インターンシップでの自己PRは、はじめにエントリーシート上に表現することになります。

あなたの良さ、強みや長所をいきなり表現できない人も多いと思います。また自己分析を行い自分の強みや長所がある程度把握できていたとしても、それをそのままESに展開すればよいということでもないのです。

企業とのマッチングに留意せよ

まず、第一に気にしなければならないのは、業界の特徴や企業の事業、社風や文化、企業が求める人材像や能力とのマッチングです。

例えば、クライアントやメディアの接点として、丁々発止とそれぞれの課題を解決するためのコミュニケーション戦略を提案し、実現する広告代理店が求めるものと、様々な業界の業務上の課題を、緻密な業務プロセスの分析により、最適なコンピュータシステムを設計、提案、実現するSIer(システムインテグレーター)では、求められる強みや能力、求められる人材像も違うことは明らかです。

国内市場のみでビジネスを行っている企業と、海外向けが殆どのビジネスを行っている企業では、語学力をはじめとする、求められる能力や異文化に対する適性も大きく異なります。

一般消費者への接客が重要なビジネスと、BtoBで工作機器を製造している企業でも全く違うことは直感でも分かるでしょう。

インターンシップを実施する企業の業界の特性や、その企業の事業内容、社風にマッチしたアピールでないと、選考を勝ち抜くことはできないのです。

インターンシップへ参加するにも、業界研究や企業研究が必要なのはこのためです。

限られた時間の中でも、しっかりと、どんな人材が活躍している企業なのか、企業のビジョンや企業理念、企業の行動規範、求める人材像を把握して、アピールポイントを決めていきましょう。

嘘をついてはいけない。自分の強みを企業の期待に沿う表現で語ろう

企業の求める人材像を把握することは重要ですが、それをそのままコピーしても全く意味はありません。

また、自分の特性とは真逆の人材像を捏造することもNGです。そんな嘘をついても、面接では簡単に見破られてしまい、その段階で選考落ちします。

自己分析や他己分析(信頼のおける近親者、知人、友人に自分の良い面や悪い面を具体的にあげてもらう)、あるいは就活サービス企業が提供してくれる自己分析ツールを使って、自分の強みや適性を知ることが第一歩です。

就活サービス企業が提供してくれる自己分析ツールに関しては、以下の記事を参考にしてください。

自分の特性を把握できたら、行うことは次の3点です。

  1. 出来るだけ多くの良い面(強みや長所、性格)が発揮された過去のエピソードをできるだけ多く書き出す
  2. 企業が求める人材像が反映できる、もしくは近づけることができるエピソードを選ぶ
  3. エピソードを選んだら、以下のポイントに分解して整理してみる
    • 能力・強み・長所
    • 能力・強み・長所を発揮したエピソード(大学時代のエピソード)
    • エピソードの背景・その時の状況
    • そこにあった問題・課題、気づいたきっかけ
    • 問題の解決や課題に対するアプローチと具体的に起こした行動
    • 具体的な行動による変化、結果、実績(数字・データで表せるものがあるかをチェック
    • 学んだこと・成長できたポイント
    • 能力・強み・長所のインターンシップでの活かし方

短い箇条書きで良いので、必ずメモ(記録)に残しましょう。記録は本選考にも活用できる,あなたの貴重な資料になります

尚、上記のエピソードは華々しい実績でなくても大丈夫です。実績は気にせず、少しでも自分の特性が発揮されたことを、できるだけ多く書き出していきましょう。

インターンシップ選考の自己PRで企業が見出したいのは、「華々しい実績」ではありません。

あなたは、どんな学生なのか。どんな良い所があり、自社にマッチする人柄なのか」、「インターンシップに対する熱意や目的意識があること」、そして「積極的参加したいという意欲」です。

従って、自己PRの内容はアルバイトやサークル、ゼミや研究室、学園祭等のイベント等、身近なものでも構いません。その中で具体的に、分かり易くあなたの良さを伝えることが重要なのです。

インターンシップのプログラム内容に活かせるアピールポイントを探そう

インターンシップのプログラム内容が分かっている場合は、そのアウトプットに貢献できる強みや能力をアピールできないかを考えてみましょう。

例えば、インターンシップのプログラム内容が、「営業活動に同行して、学生の視点で感想と改善への提案をまとめる」であった場合は、傾聴力や対人能力、コミュニケーション能力や分析力をアピールのポイントにできないかを考えます。

グループワークで「学生向けのアプリを開発してマネタイズする方法を提案」というプログラムであれば、情報感度の高さ・好奇心の強さ、問題解決能力や想像力、提案力が活きたエピソードを探すというアプローチになります。

この方法は、自分の特性とインターンシップのプログラム内容がリンクするため、企業側もあなたが積極的にインターンシップに参加できることのアピールとして受け入れやすいので効果的です。

ただし、自分の特性を具体的なエピソードで証明することは絶必です。あくまで自分の特性があること、それを信じてもらえる説得力が必要であることは同じです。

このアプローチは、企業毎のインターンシップの情報を詳細まで調べておくことが大前提になります。是非トライして下さい。

どんなエピソードでも「主体性」を表現すること

企業毎に求める人物像、能力や強みは違いますが、共通するポイントがあります。

それは「主体性」です。

特にインターンシップのESや面接で使うエピソードには、「主体性」の表現を盛り込むことが秘訣です。

企業は、インターンシップに参加するからには、そのプログラムに積極的に関わって欲しいと考えています。指示されたことを黙々と行う、ただレクチャーを聞くだけで発言もしないような消極的な態度では、あなたは全く評価されません。

あなたが説明するエピソードが「何もない状況下で自ら考えた目標や課題を設定し、判断し、自らの責任において行動を起こしたもの」であれば、自然にインターンシップへの積極的な参加意識をアピールすることに繋がります。

エントリーシート全体で、一貫性を保つこと

インターンシップの選考は自己PRだけで判定するものではありません。ESでの各質問に対する回答の整合性、一貫性が感じられないと、あなたの回答への疑問符がつきます。

例えば、色んな長所や強みをアピールすることによって、かえって「あなたの人柄」が見えにくくなる、また、矛盾する内容が混在してしまっては、ESの記述そのものに対する信頼性が失われてしまうので、書き上げたら見直して添削、推敲をしてください。

信頼できる人が近くにいれば、第三者の目でチェックしてもらうことで自分の気が付かない点を発見することもできます。もちろん誤字脱字や、長くて読みにくい文章はNGです。

エントリーシートを作成する上で、重要なポイントは以下の記事でまとめていますので、併せて参考にしてください。

「熱意」と「意欲」を表現すること

インターンシップの選考では、「熱意」と「意欲」を表現することが非常に重要です。

インターンシップに対する前向きな姿勢、学びたいという意欲、知りたい、経験したいという意欲のアピールは自己PR以上に重要とも言えるのです。

インターンシップそのものに対する熱意や意欲は「インターンシップに参加を志望した理由、動機」で直接的に表現することになりますが、自己PR要素の説明や面接での応答全般を通じて、熱意や意欲を表現しましょう。

自分が主催者になったイベントで、「冷めた感じの参加者」、「消極的な感じの参加者」は良い気分がしないとのは分かっていただけると思います。そうならないように注意してください。

インターンシップ選考での自己PRのまとめ方

ESの文章でも、面接の応答でも、分かり易いこと、具体性はあるが簡潔であり、主張が論理的に構成され、納得感を持って腑に落ちることが必要です。

そのためには以下の順番で文章や面接での説明を構成してください。

強み・長所を上手に伝えるパターン

 

結論パート:

 

結論を先に述べる:「私の強み(長所)は○○○を○○○する○○力です」(強みや長所を具体的に表現する)

経験・エピソードパート:

 

強み・長所の根拠である経験、力を発揮できたエピソードの概要を簡潔に語る

そこにあった問題点と課題。課題に対して考えたこと、解決への動機を語る

問題・課題に対してとった行動(努力や工夫)とその結果を語る

 

まとめパート:

 

あなたの強み・長所のまとめと、学んだ事、成長した点をインターンシップに活かす決意

凄い体験や成果である必要はありません。あくまで、あなたの強みや長所が活きた事例を選びましょう。成果そのものより、あなたの具体的な取り組み、プロセスを簡潔に語ってください。

面接ではこれらの要素を一気に話すのではなく、できるだけ面接官との会話の中で伝えてください。面接に慣れてくれば、順番を敢えて崩して印象を深めるなどの余裕も出てくると思います。

暗記した文の棒読みはだめです。キーワードをしっかり頭に入れて、会話で伝えることを心がけましょう。

主体性を自己PRにした面接での回答例:

私に強みは問題に対して主体的な取り組みができることです。

 

私はスマートフォンのアプリを開発して販売するIT系ベンチャー企業に6ヵ月間参加していました。社員は5人ほど会社で、社員の方は超多忙でインターンの私に細かく助言する雰囲気もなく、私に与えられた課題はアプリのダウンロード数を増やすこととだけでした。

 

私は、自分の仕事を自分で創ることから始めました。まず、ダウンロードページのアクセス解析を学ぶことからはじめ、毎週何をどこまで行うかの目標を自分で決めて、取り組むことにしました。徐々にですがユーザーの行動パターンの仮説を立てて、メンターの社員に提案するという行動パターンを身につけることができました。

 

始めの内は私の分析が甘く、サイトの改善提案はほとんど却下されましたが、徐々に分析の精度も上がり、6ヵ月間の間に5つの改善策を実装してもらいました。

 

その結果6ヵ月で次の3つことを身につけることが出来ました。

  • 自分で考えて、行動すること、提案して形にしていくことの面白さ
  • 目標をブレークダウンして、スケジュールをたてて取り組むことの大切さ
  • 目標を達成して実現しても、その結果を分析して常に改善していくこと

 

5つの改善策の結果としては、6ヵ前と比べてダウンロードサイトからのアプリのコンバージョンを20%改善することができました。自分の頭で考え、提案をして実現していくことの楽しさを体感することができました。

 

御社でのインターンシップでも、この6ヵ月間で学んだ、主体的に仕事に取り組むことで得られる喜びや、醍醐味を大切にしていきたいと思っています。

上記の回答例は要素と構成の参考にしてください。このように話そうという目的ではありません。要素と構成を参考に自分のオリジナルを作って、練習と場数で磨いていきましょう。

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