Contents
SPIをはじめとする能力適性検査の非言語問題
就活でのハードルの一つに、SPIを代表とする、能力適性検査があります。とくに非言語問題は文系の学生にとって越えなければならない関門です。
一つ一つの問題は、時間をかけて落ち着いて考えれば解ける問題ですが、解答制限時間が短く、また独特のくせのある問題や、紛らわしい問題があり、とにかく問題集をこなして慣れておくことが必要です。
この記事は、文系の就活生の皆さんを中心にが、通学途中や、5分程度の時間がある時、問題の傾向を解答方法のポイントを簡単に学べることを目的に作っています。
SPIをはじめとする、能力検査で企業の設定したバーを越えられないと、面接には進めません。しっかり就活の準備をしても、能力検定で足切りされてしまえば、それでその志望企業への就活は終了してしまいます。
この記事は、非言語問題の「勘所」を把握し、個人別に適切な対策をとることを目的にしています。通学途中などで、「自分の考えた解法で解けるか」をチェックし、「気づく」ことを目的にしています。本格的には問題の数をこなして、時間内に解くスピードをつけていくことが絶対に必要なことを強調しておきます。
このミニ問題集の使い方:
1記事当たり3問から6問の構成にしており、一問1分から1分半程度で解き、全部で5分を基準に解けるかどうかをチェックしましょう。しかし、この記事を読む環境にも左右されると思いますので、以下を参考に試してみてください。
通学途中、隙間時間など、あまり安定していない環境の場合
まず問題をよく読み、解法を頭の中で考えて、暗算かメモ程度で計算できればしてみなしょう。それが出来ない場合は、解法と正解に至るまで計算のプロセスを最後まで考えてください。
Step 2:
正解を確認する。
計算が出来て答えを導き出せた方は、正誤を確かめます。計算が合っていた方、間違っていた方、計算までできなかったが解法を導き出せた方、解法が分からなかった方(途中までは考えられたが、全てのプロセスまでは分からなかった方も含む)は、次の解法を開いて、解法を確認してください。
Step 3:
解法を確認する。
自分が考えた解法と合っているかを確認します。自分の解法に自信があり、且つあっていた方は、次に問題に進みましょう。解法が分からなかった方は、解法を覚え(思い出し)、次の問題へと進んでみましょう。
Step 4:
2問目、3問目が問題なく解ければこの記事に類する問題を解く基礎はできています。あとは数をこなして、さらに難しい問題を解けるように、また解くスピードを上げるために問題集を購入して慣れていきましょう。
この記事の問題は、自信がない、少ししか解けなかった、全く解けなかったという方は、SPIの非言語問題に対して、まとまった時間をとって腰を据えて取り組む必要があるでしょう。問題集も解説を丁寧にしているものや、問題の数をこなすことに重きを置いているものなど、様々です。自分のレベルに合ったものを選んで毎日少しずつこなしていきましょう。最終的には難しい問題を解けるように、また解くスピードを上げるために問題の数をこなすことです。
Step 5:
克服できたと思う問題でも、通学途中や隙間の時間にもう一度見直して、解法、特に公式を忘れないように反復しておきましょう。一回クリア出来たと思っても、時間がたつと「あれ、どう解くのだったかな?」ということも良く起こります。問題集を徹底的にやれば、公式も身に着くとは思いますが、5分程度でできるので暇な時間に再度」試してみましょう。
PCやタブレットの安定している環境の場合
正誤の記録、かかった時間を記録していき、どのパターンの問題が苦手なのかを把握しましょう。基本的なStepは上記と同じです。
SPIには、「物の流れと比率」と呼ばれる問題があります。特にペーパーテストで良く出る問題です。物や人がはじめからどういう経路と比率で流れていくのかを式で考えていく問題です。計算自体は難しくないので、落ち着いて論理的に考えれば解ける問題です。
では早速、物の流れと比率の問題、5問にチャレンジしてみましょう。
モノの流れと比率の問題
問題 1:
下の図はある絵画展の展示絵画、V、W、X、Yへの人の流れを図示したものである。小文字のp , q , r , s はある絵画から他の絵画を見に行く人の比率を示すものである。たとえばVからWに向かう人はW =p Vと表すことができる。
この図で、Yの絵画を見に行った人の数を表している式は次の内どれか。下記のA
からJの選択肢から正しいもの選べ。
ア:Y = s X + r W
イ:Y = p r V + s X
ウ:Y = p r V + (q r + s) X
エ:Y = (p r + q r + s) V
選択肢:
A: アのみ
B: イのみ
C: ウのみ
D: アとイ
E: イとウ
F: アとウ
G: アとエ
H: イとエ
I: アとイとウ
J: AからIのいずれでもない
問題 2:
下記の図は、ある展示会の人の流れを示したものだ。Kは入り口での展示ブースであることから、そこからL, N, M, Oの展示ブースへ移動する比率を、a, b, c, d で表している。たとえばKからLへ行く人の数はL = a Kで表している。
この時、Oに行く人数を表しているのは、次のア~エの式のうちどれが正しいかを選択しAからHのなかで一つ選べ。
ア:O = e M + d K
イ:O = e M + c d K
ウ:O = (a b e + c d) K
エ:O = a b e K + d N
選択肢:
A: アのみ
B: イのみ
C: ウのみ
D: アとイ
E: イとウ
F: アとウ
G: アとエ
H: アとイとウ
I : イとウとエ
J: アとイとエ
問題 3-1:
ある歌唱選手権大会の参加人数の動きを下記の図で表した。K, L , M, N, P, Q, Rは大会を、a, b, c, d, e, f, gは参加者の勝ち上がれる比率を示している。たとえばK大会に参加した人のa(勝ち上がれる比率)がN大会に参加することを示している。初戦であるK, L, M大会は実力によりランク付けされており、それぞれの大会から次の大会に進める率も個別に調整してある。優勝を決める大会はRで行われる。尚Qはシード選手同士の大会であるため、参加者の30%が勝者として決勝大会(R)にストレートインできる。PからNへの比率を示すeは敗者復活戦でN大会に回る選手の比率を示している。
この図を表すア、イ、ウの式で正しいものはどれか。AからHの選択肢より正しいものを一つ選べ。
ア:R = d ( a K + b L) + c (d e + f)M + g Q
イ:R=a d K + b d L + c d e M + c f M + g Q
ウ:R = d N + e d P + f P + g Q
選択肢:
A: アのみ
B: イのみ
C: ウのみ
D: アとイ
E: イとウ
F: アとウ
G: アとエ
H: イとエ
I: アとイとウ
J: AからIのいずれでもない
問題 3-2:
a, b, c, d, e, f, gの比率は以下の通りであるとすると、M大会に出場した人の何%が決勝大会Rに参加することになるか。必要なら小数点以下を四捨五入して、AからHの選択肢から正しいものを選べ。
比率:
a = 0.4, b = 0.4, C = 0.4, d = 0.25, e = 0.1, f = 0.2, g = 0.3
A: 6%
B: 7%
C: 8%
D: 9%
E: 10%
F: 11%
G: 12%
H: 14%
問題 3-3:
K大会に出場した選手は500人、M大会に出場した選手は400人であった。また大会Pから大会Rに出た選手はNからRへ回った選手より36人少なかったという。このとき、大会Lに出場した選手は何人であったか。
選択肢:
A: 68人
B: 90人
C: 140人
D: 180人
E: 240人
F: 280人
G: 320人
H: 380人
I: AからHに正しい答えはない
おすすめの問題集はこちら!
SPIテストが不安なら、無料でできる【キミスカ】のSPI模擬演習を試そう
「SPI対策をどうしようか」、「能力検査は不安」と悩んでいる就活生の皆さんに、嬉しいニュースが届きました。
大学新卒人材のスカウトサービス大手の【キミスカ】に、新たに「SPI対策」が実装されました。
キミスカに登録することで、完全無料で実践的なSPI対策をすることができます。
制限時間内に問題を解く演習と、正誤の結果や偏差値、合否判定を知ることができるため、自分が現在どのレベルなのかを知ることができる優れたサービスです。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
SPIを本テストと同じ方式で模試演習する方法
就活で重要度が増す、能力検査。数あるテストの中で、採用企業数が最も多いSPI対策から始めましょう。
SPIの問題集を一通り終えたら、実践的な練習に進みましょう。
SPI独特のPC操作や制限時間に慣れておかないと、焦って失敗してしまうことも・・。
SMART SPI-Gは、多くの業界大手の企業が採用しているSPIテストセンターを本番とそっくりな環境で模試演習できるツールです。
有償ですが、その料金は6ヵ月間使いたい放題で、今なら2,500円(税込)というコスパの良さ。(通常価格は3,500円)
能力検査は全く自信はない。でも自分の良さを認めて欲しいと思う人へ
就活は筆記試験(能力検査・適性検査)が通らないと面接もしてもらえないのが現実なのです。もしSPIや玉手箱の問題をやってみたけど、自分には全く自信がないと思ったら、能力検査のない企業を選んで志望するという方法があります。しかし、選考の緩い企業は「もしかしたらブラック企業かも?」、「仕事がきつく離職率が高く、とにかく若い人材を集めているのでは?」と不安になってしまいますよね。
そんな時は、自分のプロフィールや自己PRを登録しておくだけで、企業側がそれを見て「この学生に会ってみたい」と思ったら、面接のオファーをくれるスカウト型就活サービスがあります。
自信がないと思ったら、即チェックをしてみましょう。以下のリンクで、代表的なサービスを詳しく説明をしています。
SPI無料問題集(合計200問掲載)を、まず試そう
数ある筆記試験の代表格であるSPIを対策するには、まず選考のバーを越えられるレベルの基礎的力をつけることが重要です。
そこでおすすめなのが「SPIパーフェクト問題集」です。言語と非言語の問題で、合計200問の例題を解くことが可能です。
就活サービスを提供しているキャリアパークのSPIパーフェクト問題集は、SPIではどんな問題が出るのか、その傾向を手軽に知ることができ、自分の実力の現在地を知ることができます。
解けなかった問題も、詳しい解説つきなので、解説を読んで意味や解き方を理解できます。無料でダウンロードできるので、まず、腕試しがしたい、という就活生にもおすすめです。
このツールを利用する際、就活をより効率化できる無料の就活サービスを同時登録することも忘れずに!
36の質問で、あなたの強み・適職を診断
就活は自己分析が必須!…ただ、やり方がわからず、悩んでいる人も多いはず。 そんな時は、自己分析ツールを活用しましょう キャリアパークのツールを使えば、36の質問に答えるだけであなたの強み・適職を診断できます。 サクッと自己分析を終わらせ、内定を勝ち取りましょう。あわせて読みたい!就活に即効の記事、ベスト5
- 1
-
26年卒の登録が殺到中!大手企業も利用するオファーボックスで、インターン情報やスカウトをもらおう
資生堂、マイクロソフト、朝日新聞、ニトリ、コクヨ、SoftBnak、JCB、ATEAM、sansan、Nissin、Opt、Funai Soken、RISOなども利用している逆求人型スカウトサービスのOfferBoxを賢く使い、就活のもう一つのルートを開いておこう
- 2
-
25年・26年卒の就活生には、dodaキャンパスを賢く利用する打ち手がある
少しでも納得感が高い内定を目指す25年卒の就活生、インターンに参加したい26年卒の就活生は、スカウトサービスで急成長しているdodaキャンパスを試してみよう。オファーの受信率は99%(23卒2022年6月時点、プロフィール入力率80%以上の場合)。ベネッセならではの充実したオンライン講座やイベント、本格的な適性診断まで無料で使えます!
- 3
-
納得できる内定獲得のための就活サイト、【就活会議】に無料登録すれば、88,000枚以上の本物のESを閲覧できる!
就活は情報戦。企業が提供する情報は重要ですが、それだけでは不安です。実際の社員の評価や、選考を受けた先輩達の口コミによる生の声を入手できる「就活会議」を徹底解説。ESや選考情報のリアルを手に入れよう
- 4
-
落ちてしまった選考の結果を、スカウト獲得に活用できる心強いサービスがある
スカウトサービスの大手、【キミスカ】の特徴は、落ちてしまった選考の結果さえもスカウト獲得に利用できる点です。それまでの頑張りを評価してくれる、「本当のあなた」を認めてくれる企業からのオファーを獲得しよう
- 5
-
【25年卒】首都圏の学生で、納得できる内定が取れていない人への神サービスを試してみよう
もう一人で悩まなくていい。就活の専任アドバイザーがマンツーマンでES添削・面談対策をしてくれ、しかもあなたに合った優良企業を紹介、完全無料の就活サポートをしてくれる「キャリアチケット」を紹介します