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【例文あり】就活の面接で、「集団の中での役割」を聞かれた場合の的確な答え方

「あなたの集団の中での役割を教えて下さい」と聞かれたらどう答えますか?

就活の面接で、集団の中の役割を聞く質問があります。

代表的には「あなたの集団の中での役割を教えて下さい」、「集団・組織内でどんな役割をすることが多いですか?」という質問で、頻出質問の一つです。

この質問に対し、多くの学生はアルバイト、サークル、ゼミなどの学生時代の主たる活動の中での役割を答えます。それは自然のことなので間違っている訳ではありません。

面接の笑い話の一つに、「今日来た学生は全員サークルのサブリーダーだった」、「全員アルバイトのサブリーダーだった」、「日本にはサブリーダーしかいないのか?」といった笑えない笑い話があります。

企業は利益を追求する組織です。あなたがその組織の中で、どういう役割を担うポテンシャルがあるのかは、常に気にしているポイントです。この質問が頻出するのは、「組織の中での、あなたのポテンシャルをみたい」ということに他なりません。

この頻出質問の意図を詳しく解説しますので、的確に答えるための参考にしてください。

質問の意図:「あなたの集団の中での役割を教えて下さい」

面接官がこの質問をする意図は次の3つに集約できます。

  1. あなたのチームワーク能力をチェックしたい
  2. 職種に対する適性の参考にしたい
  3. あなたの自己PRの内容、志望動機との整合性をチェックしたい
3つとも選考の評価にダイレクトにつながるポイントです。質問の意図を理解し、的確に答える方法を解説していきます。

回答のポイント:「あなたの集団の中での役割を教えて下さい」

Point 1: ポジション名を聞いている訳ではない。組織内での貢献を中心に語ろう

この質問はあなたの組織内でのポジションを聞きたい訳ではありません。

実際にサークルのリーダー、サブリーダーをしている学生はそのポジションを答えて良いですが、聞きたいのはポジションではなく、「何をして、どういう貢献をしているか」です。

その特定の組織内での役割や貢献を通じて、他の組織内でも「どんな姿勢で取り組むのか、チームに対しどんな貢献ができるか」が知りたいポイントです。

一言で言えば、あなたのチームワーク能力です。

具体的に所属の組織を上げて、その中での貢献ポイントを語ってください。あなたの貢献を上手く説明できるエピソードを話してください。この説明がないと観念的な「こうありたい」という事にしか聞こえません。

あなたという存在がプラスの価値を持つのは、周りの人が「あなたの存在や行動」をポジティブに評価した場合です。

周りの人が認めてくれて、評価してくれなければ、あなたが素晴らしい素質や能力を持っている人であったとしても、あなたという存在の価値には結びつきにくいのです。

極論すれば、「あなたの価値は周りの人がつくっている」ことになります。

このことに気づいて話せるかは非常に重要です。筆者が多くの学生を面接をした経験からしても、ここまで踏み込んで周囲との関係性を話せる学生は稀です。

あなたがどんなタイプであろうと、周囲との関係性の本質を理解していれば、それだけで高評価を獲得することもできるのです。

面接官は、あなたが組織内で、どういう働き方をするタイプの人間なのか、第三者からどのような評価を受けている人なのか、そして「あなたと周囲の人々の関係をどう理解しているか」を読み取ろうとしているのです。

Point 2: 仕事や職種に対する適正を表現しよう

面接官は冷静にあなたの組織内での適性をみています。

面接でのすべての答えは、あなたの自己PRであるという見方をしているため、「組織内での役割」=「会社内での役割」と疑似的に捉えます。

あなたは、この会社でチームの一員として貢献できる素養があるか、適性があるとすればどんな組織か、あなたの希望している職種にあっているか、の参考にしようとしています。

あなたの組織内での貢献を、仕事というフィルターを通して語れれば、面接官の評価があがります。

話す際は、志望している会社や職種をイメージしながら語りましょう。面接を受けている会社に働いているというイメージをもって話しましょう。

もちろん実際の職務経験が無いので、想像で構いません。何となくでも良いので、「会社や組織、チームで行う仕事」という意識をもって話しましょう。

Point 3: 自己PRでアピールした長所・強みとの一貫性を持とう

エントリーシートにあなたの強み・長所が「コミュニケーション能力や人に働きかける能力」と書かれているとします。面接官が「あなたの組織内での役割は?」と聞いた時、「冷静に問題を分析して課題をみつけることが多いです」とあなたが答えたら、面接官は違和感を持ってしまいます。

どちらかが嘘か、面接用に作ったもの、もしくは思いつきで答えたものと思って、あなたの人格に疑問を持ちます。

エントリーシートの記載内容を常に意識して、この質問に対して答えてください。

「冷静に問題を分析して、課題としてメンバーに提案することが多いです」ならまだ整合します。その場しのぎの思い付きで答えるのだけは止めましょう。

エントリーシートの自己PRの内容、志望動機、面接での質問に対する答えが首尾一貫していれば、あなたの人格が見えやすく、強い訴求力となるのです。

Point 4: 自己分析ツールを活用して、自分を客観的に理解しよう

「集団での役割は?」は、あなたが自分自身をどれだけ客観視できているかを問う質問です。だから、自己分析をして、自分の強み・弱みを理解しておく必要があります。ただ、そんな時間がない方も多いはず。

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役割のタイトル例から発想すると、印象に残せない

就活マニュアルや情報サイトをみると、集団の中での役割の具体例が書いてあります。

タイトルや役職の例としてよく上がっているものは、以下のような内容になっています。

タイトルや役職の例

  • リーダー:目標を定め、集団の先頭に立ちチームを引っ張っていく
    • リーダーと近似した役割:モチベーター、牽引者、模範者
  • まとめ役:チームメンバーの意見をうまく集約して、合意形成しながら組織をまとめる
    • まとめ役と近似した役割:調整役
  • サポーター(サポート役):チームのメンバーの活躍や活動をフォローして支える
    • サポーターに近似した役割:相談役、ムードメーカー
  • アイデアマン:新しい発想、考え方、意見、やり方を積極的にチームに提案する
  • 分析役:問題点を発見し、冷静に原因を分析した上で課題設定を行う

一見、もっともらしい感じがして、自分に一番合いそうなタイトルを選んで、それに説明を加えてしまう学生が多いのです。

役割名からくる印象の強さも、モチベーターよりリーダーの方が強いのです。

調整役より、まとめ役の方が強いのです。

役割名に少し説明を加え、「自分はメンバーを鼓舞することが多く、みんなのモチベーションを上げているのでモチベーターです」、あるいは「チームの雰囲気を和らげたり、明るくしているのでムードメーカーです」という答えをする学生も多いです。

少しはましですが、はっきり言って、面接官はそんな答えでは全く心を動かしません。ましてや役割名でだけでは答えになりません。

あなたは何千、何百という学生の中で埋もれてしまいます。

もちろん、うそや極端な誇張はいただけませんが、重要なのは「自分がしっくりすること」ではなく、あなたを面接官に印象付けることです。

そのためには役職名や役職の例から発想するのではなく、まさにあなたの「集団の中の役割」から、それを企業の求める人材像に重ねて訴求することなのです。

どうしても役割名で括りたいなら、例えば人を巻き込む能力を強調して「私は、チームメンバーの個性を理解し、それを引き出すタイプのリーダーです」と明言し、その後でそれを証明する具体的なエピソードを説明してください。

役割名で迷ったら「どちらが仕事に対する、ポジティブなインパクトが伝わるか」を考え、強く伝わる方を選んでください。

タイトルや役職名に頼りたくなる気持ちはよく理解できますが、「就活の答え」の読者はその上を目指しましょう。

「あなたの集団の中での役割を教えて下さい」の回答例

回答例は要素と構成の参考にしてください。このように話そうという目的ではありません。要素と構成を参考に自分のオリジナルを作って、練習と場数で磨いていきましょう。

チームメンバーの個性を理解し、それを引き出す役割をしています。

 

高校生の時からバンドを組んでいるのですが、個性の強いメンバーなので意見の対立も多く、音楽の方向性に関して良くぶつかります。

 

私はベースを担当しているのですが、意見が対立している場合、メンバーはまず私と話したがります。私は人に対する好き嫌いは他のメンバーより少ないと思っているし、皆からもそう思われているせいか、いつも初めに私に相談が来るのです。

 

まず二人で話し合うのですが、その際、半分は対立している相手の考えを想像しながら話します。ある程度結論が出たところで、今度は逆の立場で対立している相手と話して、最後に着地点をみつけます。

 

特別に意識してやっていることではないのですが、私はメンバーの個性や良い面を理解して、それが発揮できることを常に思って接しています。

 

バンド活動の経験から、チームの一人一人が力を発揮することで、私も最高に力を出せることを知りました。

 

 

仕事に就いても、チームメンバーから信頼される存在になりたいと思いますし、チーム全体で輝いていけたら最高なことだと思います。

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