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一番嬉しかったこと、一番楽しかったことを聞かれたら、すぐに答えられますか?
就活の面接で、「あなたが今までで、一番嬉しかったことは何ですか?」、もしくは「一番楽しかったことを教えて下さい」と質問される場合があります。頻出質問の一つです。
この質問を想定していない学生は、返答に困る、あるいは旅行に行った思い出、スポーツの部活での勝利などを答えます。
あなたがこの質問をされたら、どんな答えを返しますか?この記事を読み進む前に考えてみましょう。
この質問の難しさは、「今までで一番」と聞いてくるところです。「学生時代に」、「最近」など期間をある程度区切ってくれれば、まだ答え易いのですが、最上級でこたえなければいけない点がパニックを誘うのです。
面接官は何故この質問を多用するのか、その質問の意図から解説していきます。
質問の意図:「今まで一番嬉しかったこと、楽しかったことは何ですか?」
「嬉しかったこと」と「楽しかったこと」では若干ニュアンスが違いますが、質問の意図としては共通しているので併せて解説します。面接官がこの質問をする意図は次の3点に集約できます。
- 就活の面接であるという状況を理解し、適切なエピソードを選んでポイントをうまく説明できるかをチェックしたい
- あなたは、どんなことに喜びを感じるのか、価値観や感性を知って性格を理解したい
- その体験で、何を感じ、何を学び、どう活かされたのか、または今後どう活かしていくのか、を語れるかを試す
回答のポイント:「今まで一番嬉しかったこと、楽しかったことは何ですか?」
Point 1: 受動的な体験ではなく、あなたが自ら深く関わった体験を語ろう
まず、嬉しかったこと、楽しかったことの中で「家族と海外旅行に行った体験」などが思い浮かんでもそれは就活の面接には適しません。面接の質問として聞いている意味は、あなたがどんなことに一番喜びをみつけるタイプの人間なのかということです。
つまり単純にあなたの楽しかった思い出を聞いているのではありません。その質問の意図を読めないと、場違いな答えをしてしまうので注意しましょう。
あなたが答えるべきは、あなたが能動的に深く関わったことです。同じ海外旅行でも「自分一人でどこまでやれるか、東南アジアを旅した思い出」など、自分が能動的に動いたあなたの体験を語りましょう。
体験テーマのヒントを上げておきますので参考にしてください。
- チームで何かを達成できたこと
- 長年継続して取り組んでいたことの成果が出た
- 貴重な体験
- 今まで出来なかったことが、出来るようになった、改善されたこと
- 他人からとても感謝されたこと
- 他人から高い評価を受けたこと
- 人間関係の中で感動したこと
- 明らかに自分の成長につながった、困難を克服したエピソード
Point 2: その体験で、何が一番嬉しかったのか、何故それが嬉しかったのかを感情をこめて語ろう
あなたの体験エピソードのコアの部分です。何が、どう一番嬉しかったのか、何故嬉しかったのかを必ず説明してください。
面接官が「今までで一番」と最上級の答えを求めているのは、そこからあなたの性格や価値観のエッセンスを読み取りたいと考えているからです。
用意してきた話を棒読みしてはいけません。一番嬉しかったことを聞いているのですから、感情が伝わるように話しましょう。そしてその理由を話すことで、あなたの主張に説得力をつけることができます。エピソードのきっかけと、何故一番嬉しかったのかは必ず話してください。
Point3:体験から学んだこと、自分の成長につながった点、今後への活かし方を簡潔に語ろう
面接官は、あなたがその体験から何を学び、何を得たのかを知りたいと考えています。そこに仕事に活かせる学びがあれば、そこまで語れる学生かどうかを見ています。できれば大学時代の体験を選びたいですが、最上級で聞いているので自分の気持ちに正直になるべきで、無理やり作り込むよりは正直に語ったほうが好感が持てます。しかし、あくまで質問者の意図に沿って、自分で能動的に動いたことによる喜びや、楽しさを「就活の面接である」という文脈にそった形で再構成しておきましょう。
自分が語るエピソードの中に、上記の要素を上手く盛り込んで簡潔に語りましょう。一度に全て盛り込んで話す必要はありません。面接官との会話の中、掘り下げ質問の返答の中で語っていきましょう。
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「今まで一番嬉しかったこと、楽しかったことは何ですか?」の回答例
回答例は要素と構成の参考にしてください。このように話そうという目的ではありません。要素と構成を参考に自分のオリジナルを作って、練習と場数で磨いていきましょう。
仲間と喧々諤々しながら、学園ミステリーのオリジナル脚本をゼロから起こしました。キャッスティングやスタッフ集めの交渉、監督という役割で、発案者として全体を引っ張っていきました。
仲間との意見が合わなかったり、スケジュールが遅れたり、機材がなかったりで、本当に苦労の連続でした。
ムービーが文化祭直前に完成し、上映して多くの人にみてもらったときは、仲間といっしょに泣きました。同時に達成感というか、皆とゼロからムービーを創った喜びは今でも忘れられません。
この体験を通じて人間関係の難しさや、人への接し方も学ぶことが多かったです。ゼロから価値を生み出すような仕事にチャレンジをして、同じような喜びを感じていきたいと考えています。
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