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2023年卒の3月1日、就活解禁時点の内定率は28.6%
大手就活ナビサイトの一角を占める「キャリタス就活」を運営している、株式会社ディスコ キャリタスリサーチの学生モニター調査のデータによると、2023年卒の一般選考ルートの就活広報が解禁された2022年3月1日現在の内定率は28.6% という結果になりました。
一般的に言う、「就活解禁」時点で、既に内定率を持っている大学生・大学院生の割合が3割近くに達し、約3人に1人が「本気」、「本気でない」の関わらず、何らかの「内定」を獲得しているという結果でした。
この28.6%というデータは、同じ調査の2021年3月1日時点(2022年卒)の内定率が21.1%でしたので、22年卒の先輩達より7.5%高いという結果です。
内定企業の74.1%はインターンシップに参加した企業から
本サイト「就活の答え」の記事でも再三指摘している通り、就活広報解禁時の内定率が3割近いということは「就活の早期化」が進行していることを表しています。
そして、3月1日時点で早期内定を獲得した企業の74.1%、約3/4は1 Day のものも含めたインターンシップに参加した企業からのものでした。
端的に言って、早期内定とインターンシップへの参加は密接に関係していることが分かるデータとなっています。
2024年卒の就活生は、この現実を踏まえて大学3年になったら、あるいはなる前に、現在の就活とはどういうものなのかの全体像を把握し、学生生活の中に少しずつでも良いので就活を組み込んで、大きな流れに乗っていくことをおススメします。
早期の「気づき」は、その時点から自分に足りないものを対策していくことができるからです。そして、早期であればあるほど、対策のメリハリや、いつ何をすべきかの計画、対策の中身を充実させることが可能になるからです。
3月1日時点の内定率の高さに焦る必要は全くない
同調査によると、2022年3月1日時点で内定を獲得できた学生のうち、就職先を決めて就職活動を終了したのは 19.0%、1,302人のモニター学生全体を分母にとると就活終了者(就職先決定)は 5.5%に過ぎません。
つまり、早期内定獲得者もこれから本格的にエントリーを開始する学生も、就活の本番はこれからということになります。
早期内定を獲得できていなくても、焦る必要も、悲観する必要も全くありません。
2023年卒のエントリー状況 (2022年3月現在)
同調査では、3月1日時点のエントリー状況も調べています。
それによると、一人あたりのエントリー社数の平均は 19.6 社という結果でした。ただしこれはすでにエントリーした社数であり、同時に聞いている今後のエントリー予定社数は平均 11.6 社という結果になっています。
平均的にみても、3月中に30社程度のエントリー社数になることが予想できるデータとなっています。
キャリタス就活も併用して、就活の視野を広げよう
この調査を行い、速報値としていち早く発表してくれているのは、就活ナビサイトとしてはマイナビ、リクナビの続く大手のキャリタス就活です。
キャリタス就活には、マイナビ、リクナビを使用していない企業が求人をしている場合も多く、就活の視野やエントリー数を拡大するには最適のナビサイトです。ぜひ併用を検討してみて下さい。