合同企業説明会は、就活解禁前に実際の企業と触れ合える良い機会なので、早い段階で体験しましょう。
新型コロナウイルス感染症の影響によって、合同説明会が2019年までと同じように行われる可能性の方が低くなってはいますが、規模や参加者を限定するカタチでリアルとオンラインの両方で多様な取り組みが行われています。
ナビサイトや就活サービスを展開している企業のWEB申込みの参加企業一覧に目を通し、自分が選考を受けてみたい、あるいは興味がある企業がある場合は参加してみましょう。
リアルでもオンラインでも、業界や企業を理解する目的や自分をPRする良い機会として活用できます。
特にない場合でも一度や二度は体験しておきましょう。オンラインなら気軽に参加できるので、視野を広げる上で無駄にはならないと思います。
Contents
合同企業説明会の意味
「合同企業説明会なんて参加する価値があるの?」という声をよく聞きます。
その価値は「ネット上で公開されている情報、就職四季報や業界本の情報以外で、実際にその企業で働いている人事担当者とコンタクトできる」という点にあります。これはオンラインでも同じです。
特にリアルな説明会では人気企業の場合でも、自分のコンタクト情報や、志望への興味を持っている旨を伝えられる、また企業側にその記録を残せるメリットがあります。その結果、後に行われる個別の会社説明会への招待メールをもらえる可能性も出てくるのです。
参加企業にあまり興味が湧かない場合でも、これから始まる就活の雰囲気や、他の学生達の様子・熱意・自分との違いをリアルに体感できる良い機会です。
人気企業の場合は後ろの方でなんとか説明を聞ける程度、オンラインの場合は受動的に聞いているカタチになってしまうため、実際にそこで得られる新しい情報はないと思ってください。
その場合でも、説明の最後に積極的に質問してみることで、(少なくとも質問する努力をすることで)「就活に能動的に取り組まなきゃいけない」という意識付けになります。
また、それほど人気のない企業では、学生が集まっていない場合も散見します。少しでも興味を持てそうな企業であれば最前列に座って話を聞きましょう。オンラインの場合は、積極的にチャットで質問してみましょう。
説明が終わったら、分からなかったこと、興味深かった点を掘り下げる質問を積極的にしてください。
人気企業の場合より、間違いなく質問しやすく、採用担当も真剣に応えてくれます。
人事担当とのやりとりを通じて「就活を乗り切る、慣れや度胸」を育てることができます。2-3社同じことをして人事担当とリアルに向き合う、「慣れ」や「度胸」をつけていきましょう。かならずプラスになります。
オンラインではその効果は減じてしまうのは確かですが、それでも就活生自身の意識付けにはなります。
質問を考えること、質問をすることだけでも、就活という未知のものに対する意識付けになるものです。
質問をぶつけるという事は、最低限のマナーや言葉使いが必要になります。気持ちよく答えてもらうため、また自分の好印象を与える訓練として学習していきましょう。
「私」「御社」「申し訳ありませんが・・」「よろしければ・・をお願いします」など社会人としての最低限のマナーを意識して臨みましょう。
合同会社説明会:応用編
リアルな説明会の場合は、自分の顔写真入りの名刺をPCで作成して採用担当者に渡しておくなど能動的にできることはたくさんあります。
自分で作るのが難しければ、キンコーズや街の判子屋さん、フォトショップなど、簡易名刺をつくれるサービスは色々あります。WEBで検索してみてください。
「そこまでしなくても」と思う学生も多いし、それが絶対に必要なプロセスかと言われれば、そうではありません。
自分で就活ツールを準備することは自分自身への意識づけにもなりますし、就活に関して「やれることはやった」と、納得して内定をいただいた会社を受け入れることもできるのです。
そして万全の準備を怠らない姿勢は今後のビジネスに役立ちます。
就活はこれから40年以上にわたる長い仕事人生において、どういうスタートを切るかを決める重要なプロセスです。そこで後悔しないように「やりきった」感を持つことは意味があるのです。
フォローメールを送ろう
合同企業説明会で興味を持った会社には、対応してくれた人事担当者にフォローメールを送りましょう。
合同企業説明会の出席は採用に直結するものではありませんが、採用担当者に、こちらの熱意を伝えられる良い機会であり、また初期段階で他の学生と差別化する良いチャンスなのです。
「そこまでするの?」と思う学生もいるかと思いますが、ビジネスの世界では、初対面のアポイントメントで面会後、なんらかのフォローメールを出しておくのは常識です。
オンラインの説明会でも、質問を取り上げてもらった場合や、丁寧なリプライをもらった場合は、送ってプラスになる可能性はある、またマイナスになることはないので、ひと手間かける価値はあります。
以下のようなメールでフォローしておきましょう。作成には10分もかかりません。次のテンプレートを参考にアレンジしてください。24時間以内に送りましょう。
合同説明会参加後のフォローメール(リアルな説明会の場合の例文)
○○株式会社
(人事採用担当)→正式な部門・部署名
○○○○ 様 (名前が分からない場合は ご担当者様)
突然のメールで申し訳ありません。私は○○大学○○学部に在籍しております○○○○(フルネーム)と申します。
先日○月○○日の合同企業説明会にて御社のブースにお邪魔して、御社の会社説明を拝聴させていただきました。御社ならびに○○業界の動向をご説明いただき大変勉強になりました。
特に御社の○○事業には大変感銘をうけ、益々御社への志望意欲を深めております。つきましては、今後の選考プロセスとスケジュールをご教示いただきたく、勝手ながらメールさせていただきました。
お忙しい中誠に恐縮ですがご一報いただければ幸甚です。
よろしくお願いいたします。
○○大学○○学部○○学科
○○○○(名前)
住所
電話番号(昼間コンタクトできるもの)
Mail address
合同説明会参加後のフォローメール(オンライン説明会の場合の例文)
○○株式会社
(人事採用担当)→正式な部門・部署名
○○○○ 様 (名前が分からない場合は ご担当者様)
突然のメールで申し訳ありません。私は○○大学○○学部に在籍しております○○○○(フルネーム)と申します。
先日○月○○日のオンライン企業説明会にて御社の会社説明を拝聴させていただきました。御社ならびに○○業界の動向をご説明いただき大変勉強になりました。
その際、「〇〇〇に関する質問」を致しました。私の質問に対し○○様より御社のお考えを答えていただき、大変感銘をうけ、益々御社への志望意欲を深めております。つきましては、今後の選考プロセスとスケジュールをご教示いただきたく、勝手ながらメールさせていただきました。
お忙しい中誠に恐縮ですがご一報いただければ幸甚です。
よろしくお願いいたします。
○○大学○○学部○○学科
○○○○(名前)
住所
電話番号(昼間コンタクトできるもの)
Mail address
はじめのうちは慣れずに恥ずかしかったり、違和感を覚えたりすると思います。
しかし就活を制するのは「戦略」「度胸」「数」「経験値」です。早い段階からチャンスととらえて、積極的に取り組んで場慣れをしていきましょう。
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