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【スケジュール表付】2023年卒就活スケジュールと、失敗しないアクション・プランを徹底解説

2022年卒のエントリーが解禁されて1ヵ月ほどしか経っていない2021年4月に、もう2023年卒の就活スケジュールを解説する意味は、就活の早期化が増々加速しているためです。

この記事は、状況の変化によって随時更新していきます。また記事の中で掲載しているスケジュールは、「就活の答え」編集部が作成したガイドラインであり、本記事はそれに基づいて解説しています。

従って、日本政府が企業に要請しているスケジュールとは異なります。もちろん政府が要請している一般選考ルートの春採用スケジュールを基にはしていますが、編集部が企業や学生、キャリアアドバイザーのネットワークから取材した内容を基に書かれていることをお断りしておきます。

 2023年卒の就活スケジュールのおさらい

2023年卒の就活(一般選考)は、2022年卒の就活スケジュールと同様、大学3年、修士1年の末にあたる2021年3月1日がエントリー(企業広報)解禁日、大学4年、修士2年の6月1日が選考開始日、同10月1日以降に内定というものです。

かつては経団連が「就職活動の指針(就活ルール)を決めていましたが、経団連は2021年春入社(21年卒)からその指針を取りやめることを発表しました。それによる混乱をさけるために、現在は日本政府による政府関係省庁会議で決定し、企業に要請する形での運用になっています。

2023年卒の就活日程についは2020年10月の政府関係省庁会議により、現行の2022年卒のスケジュールを維持することが決められ、各大学に周知されています。

就活スケジュールの形骸化

経団連が就活ルール自ら決めていた時代でも、それは指針(紳士協定のようなもの)でした。経団連に参加していない企業に対する拘束力はなく、外資系企業や独自の採用方針で早期に学生を囲い込む日本企業に、優秀な学生を先に採用されてしまうということが起こっていました。

更に経団連傘下の一部の企業ですら、就活ルールにのっとった採用活動の形式だけは守っても、以下のようなプロセスで採用活動を展開していました。

  • 実際はインターンシップに参加する学生の中から優秀な学生を選抜
  • インターンシップで優秀と判断した学生には、その後もリクルーターや人事による継続的なコンタクトとフォローを実施
  • 3月1日以降の本エントリーを確実に行わせる
  • 面接は形式的な意味合いが強い場合と、しっかり選考にかける場合があるが(企業毎の採用方針による)、優秀な学生には実質的には4月・5月中に内々定の意向を告げる
  • 6月1日に最終面接を行ってその場で内々定を出す

もちろん全ての企業ではありませんが、この特別選考ルートは経団連傘下の名だたる大企業でも、過去から現在まで行われており、更に加速する傾向にあります。

特にインターンシップ(1日タイプではなく、3日以上の本格的なもの)を開催している企業は、インターンシップに参加するための、エントリーシート(書類選考)、Webテスト、面接による選考を行い、中にはグループディスカッションまで実施して応募者を選考する企業も多くなっています。

インターンシップへ参加するにも本選考時に近い準備が必要であり、そのハードルを越えて参加した優秀な学生の中から、更にインターンシップ参加時のパフォーマンスで優秀且つ志望意欲が強く適性もある学生とのコンタクトを強化して囲い込むのです。

2021年4月の段階で外資系大手のコンサルティング・ファームはサマーインターンシップへのエントリーを募集しています。

コンサルティング・ファームや外資系投資銀行の場合はインターンシップ参加への参加は採用の条件としている企業も多く、それらの企業へのインターンシップの選考は実質的な本選考となります。

一般的な企業の場合は、インターンシップに参加しなくとも一般選考で内定を獲得する学生の方の方が多いため、内定を獲得するためには「必ずインターンシップに参加しなければならない」ということではありません。

しかしインターンシップへの参加を目指すことは、早くから就活を意識し、準備も早くから行うことになるため、納得できる就活の結果を出すためにはとても有効なアクションとなります。

そして結果を残せれば選考ステップのいくつかをショートカットでき、一般選考より有利な立場でその企業への就活を進めることができます。

2023年卒就活の不確実性

新型コロナウイルスの影響

2020年2月に、2021年卒の先輩方の3月エントリー解禁直前に、新型コロナウイルスの蔓延が世界経済に激震を起こしました。

西村経済再生相(新型コロナウイルス担当大臣)も、新型コロナウイルスの経済への影響は「リーマンショック級かそれ以上」との見方を示し、大型の経済対策の実施を示唆しました。

2021年春の段階では、新型コロナウイルスの終息は未だ見通せない状況ですが、ワクチンが開発されて日本での接種も開始されたという明るいニュースもあります。大学でも対面授業も解禁されて、学生の皆さんは少しは、ほっとしているのではないでしょうか。

政府の財政出動と、引き続きの金融緩和政策により、コロナウイルスの直撃を受けた一部の業界を除き、全体的な景況は最悪期を脱し、業種によっては確かな回復基調になっています。

もし「リーマンショック」と同様の影響が就職活動に及ぶと仮定すると、2009年春の卒業予定者のように内定取り消しが起こったり、2010年卒大学卒業者の就職率が60.8%まで減少し、1948年の調査開始以来最大の下げ幅(前年卒より7.6%減)を記録したこと等も頭に入れながら就活のアクション・プランを立てておく必要があります。

もちろん、そうならないことを祈ります。日本及び世界各国が新型コロナウイルスの封じ込めに成功し、この混乱が早期に収束することを願うばかりです。

しかし、就活にもリスク・マネージメントは必要です。

リスク・マネージメントとは、最悪の事態を想定して対策をあらかじめ考えておくこと、その準備を怠らないことに他なりません。

そんなリスク・マネージメントの基本として、「早めに就活の準備に取り掛かろう」というのがこの記事に趣旨になります。

 ウイズコロナの就活に向けて、就活の全体像を把握して準備を開始しよう

新型コロナウイルスの影響で企業の採用枠を大幅に減らす業界、もしくは新卒採用を凍結、中止する企業があります。特に学生に人気が高い航空業界や旅行・観光業界は、象徴的な存在です。

新型コロナウイルスの影響がどうしても避けられないこれらの業界や、ホテルやブライダル業界、外食、百貨店、エンタメ業界等は、採用人数を絞らざるを得ず、選考基準が厳しくなることが予想されます。

内定を確実にするためには、業界や企業の見極めが非常に重要になっています。自分の希望を最優先することは重要ですが、経済・社会の動向、自分の実力や、企業の採用意欲、就活生の動きなどにも敏感になっておくことです。

厳しい就活を乗り越えるには、早め早めの準備が必須です。

まずは、スタートとして就活の全体像を把握し、どんなプロセスと準備がいつ必要かを理解し、行動を起こしていくことが第一歩になります。

東京オリンピック・パラリンピックの影響

もう一つの不確実性は、東京オリンピック・パラリンピックが予定通り開催されるかどうかの不確実性です。

2021年の4月の段階では聖火リレーも開始され、さらに4月14日には大会の準備状況を監督するIOC=国際オリンピック委員会のコーツ調整委員長は「大会は必ず開催され、7月23日に開幕する」と述べて東京大会の予定どおりの開催を断言しました。

既に海外からの一般客は受け入れず、開催するにしても無観客や国内客の人数制限を行った上で、開催される予定です。

盛り上がるか、盛り上がらないかは別として、東京オリンピック・パラリンピックの「中止」は「一応」なくなったことから、日本経済に与える最悪の事態は避けられたことになります。

海外からの観戦客受け入れを断念したことにより、日本経済の浮揚効果はあまり期待できなくなってしまいました。個人消費は「気分」や「先行きに対する明るい展望」に左右されるところも大きいため、コロナ禍でのオリパラ開催、開催後の日本の雰囲気は注視しておきましょう。

オリンピックを強行開催することにより、日本国内のワクチン接種が遅れたり、更なる感染症拡大の原因になってしまったり、という可能性がないとも言えないため、その動向は企業の採用意欲にも影響を与えます。

日本経済の動向・推移

2019年10~12月期の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除く実質で前期比1.8%減、年率換算では7.1%減と、5四半期ぶりにマイナスを記録しました。(2020年3月改定済)

この落ち込みは2019年10月の消費税増税と頻発した台風等の自然災害によるものとされていますが、本来なら消費税増税前の駆け込み需要増が見込める2019年7-9月期も前期比0.0%の成長であり、2019年後半から既に景気は後退局面に入っていたとも考えられます。

2020年2月には新型コロナウイルス感染症が国内に蔓延し、4月7日から緊急事態宣言を発出。イベントやスポーツ、不要不急の外出・外食や娯楽の自粛、観光・移動・インバウンド需要の大幅減少とつながっていきました。産業面でも中国をサプライチェーンとしている企業への影響は大きく、2020年1月~6月期の前期比では大幅なマイナス成長になりました。

その後2020年夏には第二波があり、秋には落ち着きを見せて終息に向かうと思われていましたが11月から再び蔓延が拡大していったのです。2021年1月初頭には新型コロナウイルス感染症拡大の第三波によって。大都市圏を中心に再び緊急事態宣言が発出、その後全国へと対象が広がりました。

この二回目の緊急事態宣言は2021年2月7日解除の予定でしたが、1ヵ月間延長になり、就活解禁日を過ぎた3月7日までと延期されました。しかしその後も再延長となり、結局、緊急事態宣言解除されたのは3月21日でした。

しかしそれでも、終息は見えません。2021年4月には変異型ウイルスの蔓延により、一部地域では第四波と呼ばれる急拡大が起こってしまいました。

2021年2月15日に発表された、2020年10月~12月のGDP(国内総生産)は前期(7月~9月)比で3.3%プラス、年率換算でも12.7%増と堅調な回復傾向を示していますが、前年同期比ではマイナスであり、まだまだ予断を許さない状況には変わりはありません。

2021年1月~3月期のGDPは、2021年5月18日に速報値が発表になりました。

多くの経済アナリストの予想通り、新型コロナウイルスの再拡大(第三波)の影響で、前四半期(10月~12月)比で-1.3%減と-成長にとなり、年率では5.1%減と3四半期ぶりに再びマイナス成長になりました。

そして2020年度の実質GDP(年間)も前年度比4.6%減となり、リーマンショック時の-以上の、戦後最悪の落ち込みとなってしまいました。

就活生はこの経済の動向、景気の動向は特に注意して就活のアックションプランを立てる必要があるのです。

特に重要なのは、コロナ禍でも、業績を伸ばしている業界・企業、コロナの影響を受けにくい業界、構造上直撃を受け有効な手を打てない業界、立ち直りの早い外需が期待できる業界、世界の動向から中長期で成長が見込める業界、唯一無二の技術の保有企業等をしっかり見定めることです。

その上で、自分の軸が活きる業界・企業を複数みつけていきましょう。

 2023年卒就活スケジュールとアクション・プラン

「就活の答え」では、上記の「就活スケジュールの形骸化」と「不確実性」を考慮して、2023年卒の就活生の為のガイドラインになるスケジュールとアクション・プランのチャートを作成しました。

2023年卒 就活ガイドスケジュール【エクセル】のダウンロードはこちら

チャートの見方

要観察の要因

新型コロナウイルスの影響と、オリンピック、パラリンピックの開催、日本経済の動向(四半期GDP速報発表の予定)をプロットしています。(随時更新予定)

四半期GDP速報は四半期ごとで2回(速報と改訂速報)発表されます。もちろん改定値の方が正確ですが、世の中の空気(景気)は速報値でつくられる傾向が強いです。

尚、速報値が翌月の改定値で大幅に修正される可能性があるので、それぞれの改定値も注意してみてください。

また、GDPの年率換算は、対象になった四半期のデータを年間ベースであてはめているので、その時点の経済の動向・トレンドを示すデータではあっても読み方には注意が必要です。

四半期を年率換算した場合、大幅な伸びを示しているように見えますが、前年同期比もあわせてみていくことをお勧めします。

日本経済、景気の動向は企業の採用意欲に大きな影響を与えます。特に新型コロナウイルスは、その悪影響が非常に大きい業界と、それほど大きな影響を受けない業界、一部ではありますが、逆に好調になり業界もあり、業界ごとの差が出ます。

経済全体の動向をウォッチするとともに、自分の興味・関心がある業界の好不調にも注意をしていきましょう。

インターンシップ参加・選考ルートを意識しよう

「就活の答え」が特に注目してほしいと思っているガイドスケジュールはこのインターンシップ参加・選考ルートです。

リクナビ、マイナビ等の就職情報サイトにインターンシシッ募集の情報が掲載されるのが6月1日からです。しかし、企業によっては6月1日より以前に自社サイトで募集を開始する場合があります。

特に日本の慣習に全く縛られない外資系企業やコンサルティング・ファームでは4月や5月に募集を開始します。

また一部の就活情報サイトやインターンシップを紹介するサイトやサービス、スカウト型のサービスでは、一部の企業の募集を4月・5月の段階から受け付けているのです。

多くの就活生が注目する就活人気の高い有名企業の場合は、特にインターンシップを重視している場合が多く、3日から5日程度、あるいは2週間から1ヵ月に及ぶ本格的なコースを設定している企業もある程です。

理系の学生向けには、専門的なコースを用意している企業も多いので、2023年卒の就活生の皆さんは遅くとも6月までには大手ナビサイドに登録して、インターンシップの募集情報にアクセスできる状況にしておきましょう。

このガイドスケジュールと、それに基づくアクション・プランは、夏インターンシップに参加するためにはどういうアクションを起こす必要があるかを示し、以降、秋インターンシップ、冬インターンシップへと続いていくかたちになっています。

インターンシップには1回参加すれば良いということではありません。興味がある企業にはできるだけエントリーし、なるべく多くのインターンを経験しておくべきなのです。

早い段階では、それほど個別の企業に対する志望意欲も固まっていないと思います。多くの機会を得て、企業を比較し、自分の頭と気持ちを固めていく上でも複数のインターシップに参加を試みるべきです。

そのためには「自分は何をしたいのか」、「どんな会社に向いているのか」、「自分の強みや長所は何なのか」、「将来なりたい自分の理想像」を知るための自己分析や、業界・企業研究を早期にスタートさせる必要があります。

就活に必要な「筆記試験」や「エントリーシート」、「面接」への気づきや準備が早まるという大きなメリットもあります。

何よりもインターンシップに参加するという具体的なマイルストーンと目標を持つことで、就活の全体像が把握でき、何をやらなければいけないのか、自分にとっての最大のハードルは何かが分かり、それに対する手を打てることが大きいのです。

ガクチカに対する対応が可能

就活では就活生の大きなハードルである「学生時代に最も力を入れて行ったこと、その実績・成果やそこから何を得たのか」という質問に対する答えや、「集団を巻き込んで行ったこと」、「人生で最も困難だったことと、それにどう対処したか」など、あなたの「人となり」を直撃する質問に対して備えなければなりません。

その危機感を早めに持てれば、アルバイトに替えて長期インターンシップにトライする、ボランティア活動をしてみる、語学を頑張り会話ができるレベルまで引き上げる、短期留学にトライしてみる、NPOを立ち上げてみる、そのたの資金を稼ぐアルバイトを早めに行うなどの手を打つことができるのです。

この意識とスタートの速さの差は非常に大きいです。それに早く気が付いて欲しいというのがこの記事を早くお届けする理由です。

あまり早くから就活に取り組むと、中だるみや集中力が続かないと思う人もいるかと思います。確かに長期間緊張感を保って集中して取り組むのは難しいものです。しかし、取り組み方は自分でコントロールすれば良いだけです。大切なのは、早く気づいて行動を起こし、就活の流れに乗っておくことなのです。

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一般選考用以降のガイドスケジュールの見方

一般選考・春採用1次募集ルート

一般選考・春採用1次募集ルートは、所謂ごく一般的な3月1日エントリー解禁をターゲットにしたガイドスケジュールとアクション・プランです。

夏休みの8月初めから就活への意識を高め、自己分析を開始するというガイドスケジュールになります。

このスケジュールは秋以降のインターンシップへの参加にも対応できるようにしています。

上記のインターンシップ参加・選考ルートの秋インターンシップへのアプローチスケジュールと重なる部分が多いことが分かると思います。

秋インターンシップが11月以降で設定された場合、9月が募集締め切りになる場合が多く、ギリギリ間に合うスケジュールになっています。

3月の一般選考エントリーには余裕があるように思いますが、WEBテストやSPI対策、筆記試験をしっかり行うことや、ガクチカのネタ作りを考えると余裕はあるようで、意外とないものです。

そう考えると、夏のインターンシップ参加・選考ルートや秋インターン参加のアクション・プランをとるべきだと思えませんか?

夏休みまでは学生生活をエンジョイして、9月・10月あたりから就活の本腰を入れようと考えている方も多いかと思いますが、その場合は「秋インターンシップ」(選考があるタイプ)への参加はかなり難しくなります。

どれだけ集中してできるかは別として、「6月1日には就活を絶対にスタートさせる」と考え、年間の計画をたてることを強くお勧めします。

一般選考・春採用2-3次募集ルート

就活人気の高い有名企業でもあえて、2次、3次と募集期間を区切っている企業もあります。中堅・優良なBtoB企業の場合はエントリーシート締め切りが長い場合も多く、そのような場合のガイドスケジュールを一般選考・春採用2-3次募集ルートとしています。

また1次募集でエントリーした企業群の選考結果がいまいちの場合、その時点でエントリーをオープンにしている企業に対し、随時エントリーを追加していくことになります。

それでも6月(おそくとも7月)に内々定を獲得するためのガイドスケジュールです。

一般選考・夏(秋)採用ルート

春採用で内々定が取れない場合や、内々定がでていても納得できず、更に就活を継続し、10月1日の内定解禁前までに内々定を獲得するガイドスケジュールです。

一般選考・春採用2-3次募集ルート、一般選考・夏(秋)採用ルートは結果論であり、これを狙ってするものではありません。

就活の準備するスケジュールは一般選考・春採用1次募集ルートと同じです。スタートが遅れれば遅れるほど結果が伴わず、追い込まれるのが就活の怖さです。

高学歴の学生も、準備が遅れて思わぬ失敗をしてしまうのが、「就活」の難しさなのです。

特に不確実性が増している2023年卒の就活生はリーマンショック後の就活を頭の片隅において、自分が窮地に追い込まれないように早めに準備・対策をしていきましょう。

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