自己PRは面接の際、必ず質問されるトピックです。
エントリーシートの裏をとるという事ももちろんですが、就活生が最も売り込みたいポイントが集約されているため、それを学生にプレゼン=自分を説明させる、最適なテーマなのです。
選考側にとって、学生に質問をしやすく、学生が質問に的確に応えられるか、そこに嘘はないのか、を見抜くための定番質問なのです。
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就活マニュアル本を手本にした自己PRは通用するのか?
答えはYes&Noです。もしあなたが有名・ブランド大学の学生でしたら、エントリーシート段階ではYesです。
この段階では自己PRが就活マニュアルにあるレベルで普通に書かれていれば、かなりの確率で通過できるでしょう。
しかし面接はそうはいきません。面接の初期選考段階では面接担当者は一日に多くの学生を面接しているため、同じような自己PRは聞き飽きていてます。
同じような自己PRが続いて飽きてくると、第一印象や、面接時の話し方、質問に対する適応能力、好きか、嫌いかで判断してしまうことがよく起こります。
特に志望者が集中する人気企業の場合、面接までたどり着いた学生はそれなりのクオリティを持っています。彼ら、彼女らとの競い合いではマニュアル通りのような自己PRでは差別化は厳しいです。
就活のマニュアルは多くの学生が関連付けやすいように、具体性(特有、個別の事実)を外して書いてあるものも多く、それをそのままコピペのようになぞってしまうと、没個性の無味乾燥アピールになってしまうリスクがあるので注意してください!
就活のスタートには、自己分析のサポートツールで自分の強みを発見しよう
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自己PRで狙う事
ずばり、印象を残すことです。これは有名・ブランド大学の学生でも同じです。面接での印象・評価は採用・不採用を仕分ける上でもっとも重要といっても過言ではありません。
企業はどこを見ているか?
あなたの全部をみています。少なくとも見ようとしています。
あなたが無理やりマニュアル本に書かれているような、積極性、自主性、協調性、適応能力、リーダーシップなどを、一つのエピソードにできるだけ織り込もうとすると、迷宮に入って訳が分からなくなるのでやめましょう。
自分が一番印象づけたい特長が結論にくるようなストーリーを大学時代の出来事から探しましょう。自分の人柄や人間性を知ってもらえるようなトピックです。面接時に「質問してもらいたいネタ、ストーリーを想定した自己PR」を用意することはとても効果があります。
一つのエピソードでは、最大でも二つの強み(資質・能力)をアピールできる程度です。
基本は一つのエピソードで一つの強み・長所をアピールし、エピソードの内容からサブの強みも読み取れるような構成にします。
エピソードは最低3つは用意し、最大6つ程度のアピールできるポイントを発見していきましょう。もちろん、メイン、サブでめりはりをつけ、最も知って欲しい資質・能力は3つに絞って伝えられるように構成してください。
面接でアピールしたい自己PRの入り口を、エントリーシートにも織り込んでおくのです。
ここで注意してほしいのは、全くの作文は必ず見破られるので通用しないという事です。面接官からの突っ込みの質問で、たとえあなたがうまくごまかせた、答えられた、と思っても場馴れしている面接官は嘘を見抜いています。
人間の感性、知覚能力を侮ってはいけません。たとえストーリーやロジックが整合していても、あなたが実際に体験したことか、そうでないかは見抜かれています。
面接官は選択を迫られれば、嘘をついたあなたを感覚的な判断で不採用枠に仕分けします。複数の面接官の場合、何人かは誤魔化せても、不採用とする人が多数を占めることになるでしょう。
「自己PRのネタ」にできるような経験がない就活生へ
この話をすると、いつも学生から「自己PRのネタにできるような大学時代の経験や出来事がない」という反応が返ってきます。
そうでしょう。
大半の学生がPRのネタにできるような、ドラマチックな経験があるとは胸を張って言えないでしょう。ではどうすれば良いのでしょう?
自己PRのネタの探し方
小さなことでもあなたの人間性をアピールすることはできます。「神は細部に宿る」という言葉もあるくらいです。次のステップで探せるので大丈夫です。
- 自分が評価されたこと、ほめられたこと、をどんなに小さいことでも思い出して書き出す
- 自分が「頑張った」と思えることを、どんなに小さいことでも良いので思い出して書き出す
- 自分が「滅茶苦茶、苦労した」経験を思い出して書き出す
- 自分が感動した、心を揺さぶられた「経験を」を思い出して書き出す
- それぞれのエピソードで他人が言った、言ってくれた言葉をできるだけそのまま書き出す
- 以上5つを行った後、それぞれ「どんな気持ちになったのか?」「何故そう思えたのか」を書き出す
- そこまで書き出せたところで、次の順番でスト―リーをできるだけ具体的にまとめる
- 自分がPRしたいポイント・結論
- 出来事の背景・きっかけ・動機
- 出来事の困難性・障害
- 困難・障害に対処・克服にどうアプローチしたか、できるだけライブに表現する
- その結果どうなったか、どう評価されたか(客観的な事実・データ・評価)
- その経験から学んだことは何か
- 学んだことを今後の職業にどう活かせると思ったか
以下は原文です。自己PRにまとめる前の、エピソードを書き出したものです。エントリーシートや面接には要点をピックアップして編集する必要があります。編集前の下書きをまず作成してみてください。
自己PR作成用ドラフト
私が大学3年間に及ぶバイトで得たものは、多国籍の人とのチームワークの構築のノウハウです。1年の夏からコンビニエンスストアでバイトをはじめましたが、日本人の学生は私だけで、フリーターの日本人リーダー、そして中国・ベトナムからの留学生が私の担当する深夜シフトのスタッフです。
留学生は言葉の問題もあるため、複雑な業務や困ったときには私に頼れば良いというスタンスでした。何故自分だけが手間がかかる業務をそこまでフォローしなければならないのか、初めのうちは疑問の連続でした。スタッフがうまくかみ合っていないのでお店の雰囲気も暗く、いやいや店を開けている感じで売上も低迷していました。
しかし少しでも気持ちよく働きたいという思いも強く、自分から留学生達に業務以外のことを積極的に話すよう心掛けました。へたな英語や片言の日本語、中国語で日本のアニメや音楽などの話をするようになり、そこから中国やベトナムでの生活の話など、深い話もできるようになったのです。私も中国やベトナムのことをネットで調べたりして、旬な話題もできるようになり、少しずつ「信頼」のようなものができていきました。
留学生達は、今まで私に任せっぱなしのお客さんへのクレームや質問対応も自分達でしようという態度に変わってきました。お店全体の雰囲気もだんだん良くなって、お客さんへの対応も良くなり、売り上げも伸びています。最近ではお客さんに「このお店明るくて好きよ」など、良いコメントもいただいています。
背景が全く違う人とでも、自分から積極的に話しかけ、コミュニケーションをする努力によってチームの中に「信頼」が生まれること、ちょっとした信頼関係ですら、結果を変えることができるということを学びました。異文化に積極的に飛び込み信頼関係を築けた経験を、今後より一層、海外展開を重視されている御社で活かしたいと強く思い、応募させていただきました。
字数制限もあるエントリーシートなどではここまで具体的に書けないでしょうが、まず上記のようにアピールしたいことをドラフトにまとめて、字数、その会社の事業や志望職種にあわせて推敲し、活用しましょう。
字数が少ない時はネタ振りのために、「日本と中国・ベトナムの懸け橋になりました」的なキャッチ―なタイトルで「もう少し具体的に聞きたい」と興味をそそることを目的にまとめましょう。面接には太文字のポイントを中心にまとめます。
深夜のコンビニエンスストアで留学生と共にに働いただけの経験でも、細かくみていけば人の興味をそそるストーリーを書くことができます。
事実を紡いで自分の人柄・特長をアピールしましょう。特別な凄いエピソードがなくても、「この学生となら働けそう」と思ってもらえるような自己PRを作りましょう。
最後の文章は、自分のその企業に対する熱い思い、意思、その企業で実現、貢献したいことが伝わるように締めて下さい。単なる、長所や強みの披歴で終わらないように注意してください。
自分を見つめ直しても、何も出てこない、書けない場合の対処法
「自分の人柄さえも信じられない、自信がない」いうという学生はどうすれば良いのかという質問を受けることが良くあります。
まだ就活をスタートしたばかりの時は、特にそう思うでしょう。悩んでいる暇はあまりないので、即行動に移しましょう。
日頃から興味を持っている何かがあれば「体験」をキーワードにして行動を起こすことです。例えば「〇〇国の〇〇〇」に興味があるというレベルの関心があれば、それを自分が現地で体験するためにはどうしたら良いかを考え、資金作りから一人旅の計画、現地でのアポイントメント等、実現のために必要なことをして就活本番までに実際に「体験」することです。
お金のかかる海外でなくても、ボランティア活動や、長期インターンでも、オーデイションでも何でもよいのです。
自分自身にとって「チャレンジ」と思える事、「リアルな体験」ができることが重要です。
そして決めたら絶対に最後までやり切ることです。
例えばオーディションに合格しなくても、自分がやりきったと思えるまで、チャレンジすることが重要です。そうすればその活動から何かしらの発見や成長があるはずです。そしてそれを最大限「就活」に活かせば良いのです。
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