学生の対応力とストレス耐性をチェックするために、意図的に高圧的で失礼な態度や言動をとったり、過度に一つの質問を掘り下げてきたりする場合があります。「圧迫面接」と呼ばれる手法です。
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圧迫面接と、答えるのが難しい質問の違い
圧迫面接なのか、単に面接の質問が答え難いのかは以下の方法で簡単に見極めることができます。
圧迫面接の場合:
- 面接官の態度・言動が明らかに高圧的であり失礼な場合
- 学生の発言を聴かず、スマホを見ていたり、電話で喋っている
- 答えるのが難しい質問が連続する
- 学生の答えを常に否定で返してくる。否定が連続する
- 一つの返答に対して何度も何度も過剰にたたみかけて理由を掘り下げてくる
- 学生が答えに窮しているのに、何のフォローもしてくれない
一般の面接で答え難い質問の場合:
- 面接官が若く、もしくは稚拙で、学生に対して優越的な態度を取りたいのが明らかな場合
- 面接官が落ち着いた口調で、理由を掘り下げてくる場合
- 答えるのが難しい質問が過度に連続しない場合
- 面接官の態度や言動が高圧的ではない、失礼ではない場合
- 上手く答えらえない場合でも、別の角度で質問してくるなど。学生をフォローしてくれる態度が見える場合
両方とも共通するのは「答え難い」ことです。特に圧迫面接は対処法を知らないと「頭が真っ白になって、その後の面接がグダグダになってしまう」という危機的状況に陥ります。
就活生から要望の多い、圧迫面接の基本的な対処法を解説します。答え難い質問への切り返しテクニックと併せて、ぜひ活用して下さい。
Point 1: 圧迫面接だと判断したら気持ちを切り替える
それでは、具体的にどう「圧迫面接」に対処すれば良いのでしょうか?圧迫面接かどうかを判断することから始めましょう。
- 面接官の態度・言動が明らかに高圧的であり失礼な場合
- 学生の発言を聴かず、スマホを見ていたり、電話で喋っている
- 答えるのが難しい質問が連続する
- 学生の答えを常に否定で返してくる。否定が連続する
- 一つの返答に対して何度も何度も、過剰にたたみかけて理由を掘り下げてくる
- 学生が答えに窮しているのに、何のフォローもしてくれない
面接を開始して上記に一つでも当てはまったら「この面接は圧迫面接を仕掛けている」とモードを切り替えましょう。
注意したいのは面接官が複数いる場合、その内1人が圧迫面接を仕掛ける担当で、あとの1-2人は一般的な質問を担当するケースがあります。
その場合は、一般の質問をする面接官には通常の対応、圧迫面接官には圧迫面接用の対応をする必要があります。それを見極めて冷静に対応しましょう。
圧迫面接だと判断したら
すぐに気持ちを入れ替えます。
圧迫面接の目的はあなたのストレス耐性をチェックすることです。特に営業職や販売職、カスタマーサービスなどの職種はストレス耐性が特に求められます。その資質がないと採用して配属しても、結局プレッシャーに負けて早期に退職してしまうことになります。
企業はそのロスを回避するため、プレッシャーに耐えられる学生を採用したいのです。
圧迫面接が始まったら「あぁ、私のストレス耐性をチェックしているのね」「ゲームが始まった」と冷静に分析しましょう。
ストレス耐性をチェックしているだけなので、面接官の態度や言動に腹を立てたり、むかついたりすることは本当に無意味です。
圧迫を加えてくる面接担当を「仕事だから仕方がないですね。無理やり嫌な役回りをさせられて可哀そう」と思いましょう。そう気持ちを切り替えるだけで冷静になれます。
Point 2: どんな質問にも、初めは必ずポジティブに受ける方法
相手の攻撃(ひどい質問や態度)をいったん受けます。攻撃を「受ける」時に、力と力がぶつかってしまうと相当なダメージを被ります。
ダメージを被らないように「受け流す」必要があります。
圧迫面接の質問を「受け流す」ために、どんな質問でも始めはポジティブな応答(反論しないこと)をして、その後は自分の事、自分の意見をポジティブにアピールする対処法を使ってみましょう。
使用例:
- 面接官:「君のレベルで当社に入社しても、うまく行かないと思うよ。志望企業は他にもあるよね?」
- 学生:「はい。至らなかったのは申し訳ありません。至らない点を教えていただければ、必ず克服します。私は大学2年時に○○の問題を苦労して克服した実績があります。その時に培った粘りの精神は必ず御社のお役に立てると思っています。―――。」
- 面接官:「その程度では難しいと思うけど・・。」
- 学生:「はい。難しいことは理解しています。難しいから挑戦したいのです。何事もこちらが諦めたらそれで終わります。私の志望動機は—-であり、是非その分野で御社に貢献したいと考えています」
ゲームだと思ってしまえばかえって冷静に対応できるものです。
Point 3: 相手を否定する高等テクニック
すべてポジティブに受け流す対処法が基本となりますが、面接官の意見をはっきり否定する応答で切り返すことも戦術として学んでおきましょう。
Point 1は「柔よく剛を制す」という受け流しの戦術であるならば、Point 2は相手の攻撃を正面から受けてたつ対処法です。
リスクも伴いますが、その後の切り返しが極まった時の効果は抜群です。ただし、何を言われても負けないで、冷静に反論する精神力が必要なことは理解しておきましょう。
使用例:
- 面接官:「君のレベルで当社に入社しても、うまく行かないと思うよ。志望企業は他にもあるよね?」
- 学生:「いいえ。うまくいく自信があります。粘り強さなら誰にも負けない自信があります。私は大学2年時に○○の問題を苦労して克服した実績があります。その時に培った粘りの精神は、必ず御社のお役に立てると思っています。―――。」
- 面接官:「そのレベルが低いと言っているのだが・・」
- 学生:「いいえ。私のレベルをこの面接でも試していただきたいです。益々御社への志望意欲が高まりました。私のレベルでも御社に貢献できることを証明したいのです。・・・・」
コツはあくまでも、後半のPR部分を強調することです。
出だしの否定は、枕詞と思ってください。ディベートに自信がある学生は試す価値はあります。注意するのは常に否定で受けるのではなく、基本のポジティブ「受け流し」戦術と混ぜて使ってください。
Point 4: 圧迫面接に落ちても、全く気にする必要はない!
圧迫面接にうまく対処できなかった場合のメンタルのコントロール法です。
圧迫面接は会社の中で行えば「パワーハラスメント」です。まともな会社なら完全にコンプライアンス違反です。
そのような手法の面接に落ちても、ある意味当然なのです。
普通の人が、普通の環境(職場)でやられたら精神を病んでしまいます。
そんな面接を仕掛けてくる会社は「あなたに合わない会社」だと思えば良いのです。変なゲームに一回付き合ってやったと思いましょう。落ちてしまっても、早く忘れて他の選択肢を追求しましょう。
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