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面接の頻出質問リストを読むと、不安になりませんか
就活のマニュアル本や支援サイトで、面接の際によく聞かれる質問のリストを見たことがありますか?
頻出質問25問、頻出質問ランキング50、質問と回答例100など、私は質問を読んだだけで眩暈がしてきます。
正直に言いますと、何の文脈もなくいきなり質問されたら、私でもうまく答えられない質問も多いのです。就活支援に深く関わっている私でも、「うまく答えられるかな?・・・」と思わず唸ってしまいます。
しかも、アニュアルを参考に100の質問に対する答え方を学んでも、面接でその質問が出るとは限りません。
マニュアルはあくまで頻出傾向により解説しているのです。
当然そのリスト以外の質問も聞かれますし、予想できない質問、考えもしなかった質問も受けることになります。
つまり「個別の質問に対する準備を完璧にはできない」という事を理解しましょう。もちろん、対策は無駄という意味ではありません。事前の学習では、全ては答えられないという意味です。
では自分の考えを基に、アドリブで臨機応変に答えていくにはどうすれば良いのでしょう?
臨機応変に対応するために、何をすれば良いのか?
実は就活の面接の個別の質問に対し、「臨機応変に対応する方法」を解説しているものはほとんどありません。頻出質問リストや、個別の質問の意図の解説、それに対する回答例がほとんどです。
質問の意図は参考になります。しかし、WEB上や就活本に解説されている意図は、「必ずしもそうでない」「それだけではない」と分析できるものも散見します。
ましてや模範解答例は、個人の人間性や価値観、行動原理、経験、体験、自己PR内容、志望動機などが千差万別のため、本当に読んでいる人に参考になるのかが疑問です。
あなたもそう思いませんか?
「就活の答え」でも順次、頻出質問に関しては個別に「質問の意図と回答の考え方、それに基づく回答例」をシリーズで展開しています。しかし、それだけでは「応用力」を養えません。
「応用力」を身に着けるには、まず「面接の質問」の本質、目的と、その本質・目的に基づいた「質問のカテゴリー」を頭に入れることです。
「就活の答え」では千差万別の質問を分析し、カテゴリーの構造を明らかにしました。
この構造は就活生が100以上にも及ぶ頻出質問の回答例を覚えなくても、アドリブで「的を射た答え」が出せるようになる基盤になります。しっかりと構造を理解し、頭に入れておいてください。
質問に対し、「ああ、この質問は自己PRの裏付けを確認しにきているのだ」と瞬時に判断できるようになれば、それに従って、自己PRの根拠を答えれば良いのです。
知っておきたい、就活面接の質問傾向
ここで面接の本質・目的をもう一度おさらいしておきましょう。
面接の本質は、企業が「本当のあなたは、どんな人なのか」を知ること、あなたは企業に「本当のあなたは、どんな人なのか」を伝えることです。
「あなたはどんな人なのか」をもう少しブレークダウンすると次の3点に分解できます。
- あなたはどんな特徴、良いところ、強みがあるのか?=自己分析→自己PR
- あなたは当社にフィットする人か?=自己分析→業界・企業・職種研究→志望動機
- 入社したら活躍してくれそうか?=自己分析→自己PR+志望動機
つまり、「自己分析」、「業界・企業・職種研究」、「自己PR」、「志望動機」を突き詰めていれば、どんな質問にもある程度アドリブで対応はできるのです。
少しは安心できましたか?
闇雲に質問と回答例を暗記するのはやめましょう。質問集・回答集に手をつけるとしても、頭の中で整理してからにしましょう。
面接の頻出質問の構造を解明する
千差万別の質問群は、どのような構造になっているのでしょうか?質問群の構造を図解で表現してみます。
すべては「本当のあなたは、どんな人なのか」を知るための質問です。次の図を参照しながら読み進めていってください。
人柄カテゴリー
質問の構造で基盤になるのが「性格・人間性・価値観・思考パターン・行動原理」に分解できる「全人格的なあなた」を知るための質問群です。
それを知るために、面接の質問の中で一番よく聞かれる質問群が人柄カテゴリーの質問となります。
あなたの情報感度、時事問題の理解も頻出質問です。時事や情報に関する興味・関心を通じて、あなたの性格や考え方、価値観を知ることが質問の意図となります。これらの質問群を人柄カテゴリー下のサブカテゴリーとしています。
企業人として根本的に必要な資質である、学習意欲や向上心のチエックや自社が求める人材像や社風、企業文化との合致度を測り、「あなたと一緒に働くイメージを持てるか、一緒に働きたいと思うか」という定性判断に大きな影響を与える質問群と理解して下さい。
自己PRカテゴリー
次の集合が「自己PR」カテゴリーです。あなたの強み、チカラ、長所(その反対の短所)とそれに関連する実績・経験(学業・学業以外)を質問するパターンです。逆に弱みや短所もよく聞かれるので、このカテゴリーに入れています。
自己PR下のサブカテゴリーとして能力、特技、資格、スキル等、能力に関連する質問群があります。
仕事・志望動機カテゴリー
志望動機を中心に、仕事に関連する質問群も頻出します。この質問群は4つに細分化できます。
- 職業に関する意識・価値観、職業観を問う
- 志望業界・業種・企業・職種の知識・理解を問う
- 志望業界・業種・企業・職種の志望動機とキャリアビジョンを問う
- あなたの就活の軸(=職業選択の譲れない部分)を問う
質問の意図が曖昧な質問
質問の意図が理解し難い質問、はっきりしない質問も存在します。
対策は立てにくいのですが、難問・奇問も存在することを知っておく価値はあります。
人柄、自己PR、志望動機を婉曲で、トリッキーな質問で引き出そうという質問群になります。例えば「あなたを色に例えると何色ですか?」、「あなたの人生を一言で表現してみてください」というパターンの質問になります。
これらの質問は、多岐に渡りますので、その中でも頻出するものを選んで質問の意図と回答のポイントを解説した別記事を作りましたので、参考にしてください。
掘下げ質問
掘下げ質問は、様々な質問に対する、「あなたの応答、答えの内容」について、それを更に深く掘下げていくことで、あなたの返答の真偽や事実のレベルをチェックすることを狙う質問です。
面接官は更に、事実やその背景、理由を掘り下げていくことで、「本当のあなた」を理解しようとします。
この手法を徹底して行うのが構造化面接やコンピテンシー面接と言われるものです。
そこまで徹底した掘下げ質問ではなく、2-3問の掘り下げは普通の面接でもい一般的に行われます。
これは「圧迫面接」ではなく、通常の面接ですので、しっかり理解しておきましょう。
コロナ以降、面接選考がオンライン化したことによって、オンラインでは「圧迫面接」はほとんど行われていませんが、対面の面接で全く行われなくなったとは言い切れない状況です。
念のため、圧迫面接の頻出質問、圧迫的に出される質問群も押さえておきましょう。
様々な質問が「圧迫的手法」で行われる場合があります。「他の企業で受け入れられなかった原因は?」「当社には、向いていないんじゃないですか」などの質問です。
圧迫質問も、多岐に渡ります。圧迫質問のパターンを分析して、対策を解説した別記事がありますので、ぜひ参考にして対策を練っておきましょう。
また、通常の面接での「掘下げ質問」と「圧迫面接」の違いも理解しておきましょう。
それぞれのカテゴリーでどのような質問があるのか、イメージできるようにカテゴリー別の質問リストを別の記事で解説していきますので、併せて参考にして下さい。
自分の面接力はどのレベル? 面接力診断をしてみよう
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