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【例文あり】就活の面接で、「学業で力を注いだことは何ですか」という質問への答え方

就活のエントリーシートや履歴書で「学業で力を注いだこと」を書かせる企業が多くなっています。

また、ESや履歴書にその質問項目はない企業でも、面接で「学業で力を注いだことは何ですか」、「学業で頑張ったことを教えてください」という質問を受けることが良くあるのです。

就活生なら、「学生時代に最も力をいれたこと」=ガクチカ回答は、エントリーシートへの記載要求がない場合でも殆どすべての人が準備をするため、何らかの答えは出来るものです。

ガクチカはそれほど定番の質問ですが、そのテーマは部活動、サークル活動、アルバイト、学業、資格取得の学習や語学、留学やボランティア活動、趣味等々、テーマの制限は特にないため、内容は別として答えられない質問ではありません。

ESに記載欄があれば、当然の自分の学生生活を振り返り、必死にアピールしたいエピソードを探します。そして、面接では、その内容を魅力的且つ説得力をもつように説明していきます。

現在は就活ノウハウが就活生の間に広く浸透しているため、同質化したガクチカが量産されています。そのため企業は、志望者の人柄や本当の強み・能力が判定し難くなっているのです。

「学業」に再びフォーカスがあたっている

企業をとりまく環境は技術革新と変化のスピードが益々速くなっているため、「人材をじっくり育てる」という日本企業の体質にも変化が現れています。

シンプルに言えば、「企業の戦力にいち早くなれる人材」への欲求が高まっています。

つまり、新卒採用では「企業の戦力にいち早くなれるポテンシャル=素質と能力」を重視する傾向が高まっているのです。

「学業」に関する質問は、それをチェックする目的があるのです。

更に2020年以降はコロナ禍による、大幅な学生生活の制限と制約があり、今までと同様の「ガクチカ」を求めてもあまり意味がないということもあります。

制限と制約の中で、学生本来の「学業」にどう向き合ったのかを知ることで、向上心をチェックする目的もあります。

「学業で力を注いだことは何ですか」、「学業で頑張ったことを教えてください」という質問の意図から理解していきましょう。

質問の意図:「学業で力を注いだことは何ですか」、「学業で頑張ったことを教えてください」

面接官がこの質問をする意図は、次の4点に集約できます。

  1. 自ら選択した専攻や、学業で最も注力したことから、志望者の興味や価値観、動機を知りたい
  2. 学業という「学生なら本質的にやるべきこと=学業」への取り組み方、モチベーション、目的意識、向上心をチェックしたい
  3. 具体的に何を学び、どのように成長し、どんな能力を身に付けているかを把握したい
  4. 自社の社業への人物像と能力のマッチング、活かせるポイントがあるかをチェックしたい

質問の意図に沿って、回答のポイントを解説していきます。

大前提:その企業にアピールしたい能力・強みから逆算して考えておくこと

個別のポイントを説明する前に、「就活の答え」の読者にやって欲しいことがあります。それは、あなたが学業というフレームを通じて、企業にアピールしたい能力・強みを初めに考えてほしいということです。

これは、どんな企業の、どんな部門を志望するかによっても大きく異なります。

例えば、あなたが理系の学生や院生で、メーカーの開発職やエンジニアを志望している場合は、自分の専門分野とその企業の関連性を分析して、ダイレクト、インダイレクトに自分の研究内容や研究に取り組む姿勢、困難を克服してきたエピソードや実績を選択するのは当然のことです。

上記は分かり易い例ですが、文系の学部で自分の専攻や専門分野、研究と志望する企業のビジネスとは直結しない就活生も多いため、その場合は別のアプローチの答えを用意する必要があります。

しかし、就活の目的は一つです。その企業に入社して、その企業の利益に貢献できるポテンシャルをアピールすること。

「学業で力を注いだことは何ですか」、「学業で頑張ったことを教えてください」という質問の答えは、それを証明したり、少なくともサポートするものであるべきなのです。

回答のポイント:「学業で力を注いだことは何ですか」、「学業で頑張ったことを教えてください」

Point 1:  回答に選択した学業テーマに対する自分の興味、価値観やそれを行った動機・きっかけを述べる

あなたが選んだ学業テーマ(研究・ゼミ・授業・語学・資格等)に対する興味や、それを行った動機、学業に対する価値観を説明してください。

どんなことに価値を感じ、興味を持っている人材なのか、どんなきっかけでそれをやろうと思ったのかの説明を通じて、あなたの人間性・人物像、価値観をアピールしてください。

Point 2: 学業という「学生なら本質的にやるべきこと=学業」への取り組み方、モチベーション、向上心、どんな目的をもって行ったのかを述べる

企業のタスクのほとんどが「やらなければならないもの」、しかも「いつまでにやらなければならないもの」、「どのレベルを達成しなければならないもの」という制約があります。

企業は、「学業=学生なら本質的にやらなければならないもの」という制約の中で、あなたが「何をどう取り組んだのか」、「どのような姿勢やスタンス」で、「やらなければならないもの」に向き合ったのかを知ることで、あなたの「仕事に対する姿勢」、「仕事への向き合い方」をチェックしたいのです。

従って、困難なこと、問題や課題に対して「あなたがどう真摯に向き合い」、努力を重ねてそれを解決したのかを語って下さい。

思うような成果が出なかった場合は、「挫折体験」として捉え、「それをどのように乗り越えようとしているのか」を現在進行形で語って下さい。

達成できていないものを、達成したかのように説明する「嘘」や「誇張」は全くの逆効果です。人事のプロには直ぐに見破られ、それだけで信頼を失ってしまうので、絶対NGです。

Point 3:  具体的に何を学び、どのように成長し、どんな能力を身に付けたのかをデータや事実で語る

具体的且つ専門的な研究内容でも、一般の人に分かるような分かり易い表現をすることが基本です。(技術系の開発職や専門職の場合は例外)

テーマに選んだ学業に力を注いだ結果、研究の成果そのものや身に付けた能力、成長した点を客観的に測れる指標(データや事実)で説明しましょう。

例えば学会での発表回数、学術誌での論文の掲載回数、学部内での表彰・受賞等、データや事実で証明することで、説得力を増しましょう。

明らかな定量的な成果がない場合は、努力のレベルを定量的に語ることを考えてください。「毎日〇〇時間、〇年間継続した」等の文脈です。

それも厳しい場合は教授との関係性やゼミ・研究室での人との関係性やコラボレーションの事実で、チームワーク力や主体的な役割に関する事実をアピールできるかを考えてみて下さい。

Point4:学びに対する意欲、成長への欲求の強さがを述べて、仕事への貢献ポイント・再現性に繋げる

就活の面接での応答である以上、あなたがその企業に入社して、その企業に貢献できるポテンシャルがあることアピールしましょう。

「学業」文脈の質問に対する答えなので、「分からないもの」に対する学習意欲の高さ、成長意欲や向上心、粘り強さや目標達成意識の高さにうまく結びつけて語りましょう。

それを志望企業の仕事で再現できることをアピールすれば良いのです。

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「学業で力を注いだことは何ですか」、「学業で頑張ったことを教えてください」の回答例

回答例は要素と構成の参考にしてください。このように話そうという目的ではありません。要素と構成を参考に自分のオリジナルを作って、練習と場数で磨いていきましょう。

私は行動経済学の研究に力を注いできました。行動経済学に興味を持ったきっかけは、「人間は常に自分の利益を最大化するように意思決定する」という経済学のモデルに違和感を持ったためです。

 

経済学を学んでいくうちに、非合理性を持った人の心理や感情を合理的にモデル化する行動経済学のアプローチに嵌ってしまいました。

 

ゼミでは大学のキャリアセンターと協業して、〇〇大学の就活生の就職活動における意思決定のメカニズムを数理モデル化する研究を行っています。

 

自分自身もが当事者でもあり、全学年対象の調査設計から携わることができ、統計学の知識もそのフィールドワークの中で身に付けることができました。

 

どんな属性の学生が、どのような意思決定をする傾向にあり、どんな要素がどのようなウェイトを与えると実態に近づくかを仮説と検証を繰り返して精緻化しています。

 

心の動きと行動・態度変容を研究することは、「人を意識させないで良い結果に導く」というマーケティングにも活かせると考えています。

 

学業で培ったものを社会でそのまま使用できるなどとは全く思いませんが、学業で学び、身に付けたものを基盤として、ビジネスに活かしたいと考えています。

履歴書やエントリーシートへの応用の仕方

面接での応答イメージができれば、それを履歴書やESに応用していきましょう。

履歴書やエントリーシートは文字数に制限があるため、当然その制約の中で納めなければなりません。

面接での応答内容を全部書くことはできないので、書き方としては、以下のポイントに絞ってドラフトを作ってみましょう。

  • 何の研究・学業に力を入れたのかを簡潔に分かり易く書く
  • 研究・学業を選んだ動機と目的
  • その研究・学業から得たもの

エントリーシートは、面接で質問してほしいポイントの、「質問のきっかけ」をつくるものでもあるため、印象的なデータや出来事、キーワードを入れて、「質問してみたくなる内容」にまとめておければベストです。

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