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【例文あり】就活の面接で「熱中しているもの」を質問された時の的確な答え方

あなたが面接官から「熱中しているものはありますか?」と問われたら、どう答えますか?

「熱中しているもの」に関する回答は、独特の難しさがあります。「この質問をどう解釈するのか」、その解釈に幅があるため、どう答えて良いのかを一瞬戸惑ってしまうためです。

その解釈によって、就活生の答え方や、答える内容が違ってきます。従って、「どういう答え方が適切か」が決めにくい「曖昧」な質問なのです。

「熱中しているもの」の解釈の幅から解説していきます。

「熱中しているもの」とは何か

「好きなもの」や「趣味」でも良いのか?

「熱中しているもの」を言葉通りに素直に解釈すれば、「している」という表現から、現在も行っていることを答えるべきと解釈できます。

そこから想像すると現在の「好きなもの」、「はまっているもの」、「趣味」、あるいは「特技」の域に達したものを答えれば良いということになります。

事実、面接官によっては「現在、はまっているものはありますか?」あるいは「あなたは何かのマニアですか?」という質問をしてくる場合もあります。

この種の質問が、面接の序盤で出る場合は、面接の雰囲気を軽くしてリラックスさせてあげようという配慮と、あなたの人柄の一端を知る目的であることが考えられます。

面接の序盤のジャブ的な質問であり、現在の「好きなもの」、「はまっているもの」、「趣味」、あるいは「特技」の範囲から答えても問題はありません。

面接で「ガクチカ」に関する質問が出た後、更に「熱中しているもの」を質問がある場合も「好きなものやこと」や「現在はまっているもの」をあなたの性格や価値観の分析をするために質問している同様の解釈をして良いです。

一点頭に入れておくべきことは「これは就活の面接である」ということです。

単純に「鬼滅の刃にはまっています」、「〇〇〇アニメに熱中しており、毎週欠かさず見ています」、「○○○(アイドル名)のコンサートに行くことです」などと、ただ好きなものやはまっているものを答える、小学生がするようのレベルの答えはNGです。

例えそれが真実で、あなたらしさを表現するものであっても適切とは言えません。

就活の人気が高く、競争が厳しい企業では、このような答えをするだけで落とされることも普通にあります。

「好きなもの」や「趣味」で答えても良いですが、就活に適した答え方、つまり、あなたが「仕事をするという文脈」において、「プラスになる資質や強みに繋がるように答えるのが適切な答え方」になります。

「ガクチカ」との違いは?

「あなたが学生時代に熱中したものは何ですか」という質問の場合は「ガクチカ=学生時代に最も力を入れたもの」として答えるのが適切です。

この場合は部活やサークル活動、スポーツ、学業(研究やゼミ)、大学のイベントへの関わり、アルバイトやボランティア活動、語学や資格、留学等々のガクチカの対象に広げて答えるのが適切な答え方になります。

面接官の質問の意図を「ガクチカ」と判断したら、「熱中したもの」は「好きだから」という範疇は除外してください。

「あなたが学生時代に熱中したものは何ですか」という質問に対して、「鬼滅の刃」や「どうぶつの森」ですという答えが不適切なことは瞬間的に分かると思います。

「ガクチカ」の意図で質問された場合は、ガクチカの答え方(最も主体的に取り組んだ活動のエピソード)でボールを打ち返せば良いのです。以下の記事を参考にして組み立てください。

「熱中しているもの」を聞く質問の意図

就活の面接で「熱中しているもの」を質問する意図は以下の4点に集約できます。

  1. 志望者が熱中する対象と、熱中の仕方から、志望者の性格や価値観・興味関心、行動特性をチェックする
  2. 物事に熱中できるか、集中して取り組めるか、物事に注ぎ込むエネルギー量はどのレベルかという性格を知ることで、仕事での再現性をチェックする
  3. 就活の面接という目的を理解し、適切な回答ができるか、「頭の良さ」や「切り返しのセンス」をみている
  4. 熱中する理由や、その結果得たもの(経験・学び・能力・今後に活かせること)に繋げて、説得力のある説明ができるかをチェックしたい

回答のポイント:「熱中しているもの」の適切な答え方

上記の質問の意図に沿って、適切な答え方を解説していきます。

Point 1:  熱中する対象を結論としてはじめに答え、その理由を簡潔に説明する

まず聞かれていることにストレートに答えてください

その際、面接官がこの質問をするタイミングや、それまでの質疑応答の流れを考慮して質問の意図を読み違えないように注意してください。

冒頭に「何に熱中しているのか」をはっきり答え、「何故、それに熱中しているのか」その理由やきっかけを簡潔に説明しましょう。

「熱中しているもの」の中でも、鑑賞のように受動的なものより、自ら参加したり、行動が伴うものを選ぶようにしましょう。

自ら主体的に選択し、そのテーマに対する行動特性もみられていることを意識して下さい。

Point 2: 熱中の仕方、度合いを具体的に、第三者でも理解できるデータや、感じやすいエピソードでアピールしよう

就活の面接での質問であることを忘れないで下さい。

あなたの目的は、面接を通じてあなたを志望企業にとって役に立つ人材としてアピールすること、そのポテンシャルがることを伝えることです。

面接官が「熱中しているもの」を聞いてくる裏には、「あなたがものごとに熱中し、集中して取り組めること、またその努力を惜しまない人材である」ということを期待したいからです。

あなたの答えは、その期待に応えるものであるべきです。

従って「熱中していないもの」を「熱中しているもの」として答える嘘や、「たいして熱中していないもの」を「熱中しているもの」として誇張して答えないようにしましょう。

もし面接官にある程度の知識がある場合は、その後の「更問い」や「深堀の質問」で嘘や誇張は見抜かれてしまいます。

小さいテーマや対象であっても本当に熱中しているもの、好きではまっているものを答えて、その熱量を伝えてください。

必ずしも大きなテーマや大変な活動でなくても構いません。大切なのはその対象にどう取り組んでいるかの「熱量」です。

マニアックな対象での場合は特にそうですが、「あなたが熱中している対象」を全く知識がない人にも分かるように、データ(数字)や面白さが伝わるエピソードを交えて伝えてください。

Point 3: 就活の面接であることを常に意識し、咄嗟の切り返しができるようにしよう

この質問への回答の難しさは、準備ができていない場合や、この種の質問を全く予想していない場合、ついその場で思いついたことを正直に答えてしまうことです。

例えばその時点で流行っているアニメや映画、ドラマやゲーム、趣味、スポーツやライブ、イベントや本、アーティストなどを正直に答えてしまうのです。

そのような状況で答えてしまった場合は、「何故、熱中しているのか」の理由や、その対象から学んだことやインスパイアされたことを仕事にもつながる文脈で繋げることで、切り返しを試みてみましょう。

一例ですが「鬼滅の刃」に熱中し、映画を3回みてしまいました・・・、という答えをしてしまったとしても、そこで頭を切り換えることです。

「その作品を通じて「使命感」を感じながら困難に立ち向かうことの大切さに強い感銘と共感を得ました」という切り返しを入れて、「社会に出たら、常に使命感を感じながら仕事をしていきたい」との決意につなげて答えれば、少なくとも「小中学生の答え」にはなりません。

当然ですが、ギャンブルや過度に費用がかかる贅沢な趣味、お金儲け、社会的に大きく好き嫌いが分かれてしまうもの、社会的な問題が潜んでいるのもの(マルチやネットワークビジネスで勧誘をともなうもの)、宗教・政治、政党活動等は就活の面接の答えてしては不適切なのでNGです。

Point 4: 熱中する理由や、その結果得たもの(経験・学び・能力・今後に活かせること)で、仕事での再現性をアピールしよう

あまりにもかけ離れた対象を無理やり(強引に)、仕事や仕事での再現性に結びつけるのは、非常に嘘くさい印象を与えるため避けるべきです。

あなたの熱中する対象や、そこからの経験、学びや獲得した能力がビジネス全般や志望企業のビジネスに自然に繋がる場合は、さりげなく仕事での再現性をアピールしましょう。

たとえば熱中しているサークルやスポーツでのチームワークや協調性、コミュニケーション能力などは簡単に結びつけることができるでしょう。

「あなたが熱中していること」の回答例

回答例は要素と構成の参考にしてください。このように話そうという目的ではありません。要素と構成を参考に自分のオリジナルを作って、練習と場数で磨いていきましょう。

直近で熱中していることは「動画の編集」です。

 

昨年友人と旅行した際のビデオと写真をまとめて1本のストーリー動画としてまとめてみたいと思ったのがきっかけでした。

 

スマートフォンの動画編集機能や、フリーソフトやインターネット上にあがっている動画編集のノウハウを徹底的に調べて制作した動画を友人にシェアしたところ絶賛してもらったことで、更に熱が入りました。

 

それ以来プレゼンテーション用の動画編集や、家族との思い出を動画にする、Youtubeへ自分の趣味であるギタープレイの動画を制作するなど、20本ほどの動画を制作しています。

 

この経験は、ものごとをどのようにまとめれば相手が最も受け入れやすく、感情や興味を喚起できるかを深く考えるきっかけになり、その習慣も身に付けることができました。

 

人を説得したり、動かしたりすることはビジネスでも重要な要素であると考えており、自分のこの経験を仕事にも活かしたいと考えています。

履歴書やエントリーシートへの応用の仕方

「熱中していること」をエントリーシートの回答項目にしている企業もあります。

面接での応答イメージができれば、それを履歴書やESに応用していきましょう。

履歴書やエントリーシートは文字数に制限があるため、当然その制約の中で納めなければなりません。

面接での応答内容を全部書くことはできないので、書き方としては、文字数制限内で以下のポイントに絞ってドラフトを作ってみましょう。

  • 何に熱中しているのかを簡潔に分かり易く書く
  • 熱中することになったきっかけや動機、目的
  • 熱中した過程や結果から得たものと今後の活かし方を前向きに書く

エントリーシートは、面接で質問してほしいポイントの、「質問のきっかけ」をつくるものでもあるため、印象的なデータや出来事、キーワードを入れて、「質問してみたくなる内容」にまとめておければベストです。

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