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「自分らしいと思うところはどこですか?」、「一番自分らしいと思うところを教えてください」と聞かれたら、どう答えますか?
就活の面接で、「自分らしさ」について質問されることがよくあります。
あなたは「自分らしさ」を聞かれたらどう答えますか?答えが直ぐに浮かんできますか?
多くの学生はから「自分らしさ」を答える際、「長所」や「強み」との違いが分からず、どう答えてよいのか迷ってしまうという声をよく聞きます。「就活の面接なので、アピールポイントとして強みや長所を答えれば良いのでしょうか」などの相談や質問です。
長所や強みに関する質問が先にあり、そのあとで「自分らしさ」について尋ねられたら「性格」や「特性」について答えれば良いと分かりますが、まず先に「自分らしさ」を尋ねられると戸惑ってしまうのです。
「自分らしさ」自体、かなり広い概念であるので「長所」や「強み」をカバーしているとも言えます。
従って本来「性格」や「特性」に関する質問ですが、「長所」や「強み」を「自分らしさ」として答えても、間違えではありませんのであまり気にしなくても大丈夫です。
しかし、この質問の意図はあなたの「性格」、「価値観」や「行動特性」を答えたほうが、質問の意図に沿った答えになります。
的確な答えをするために質問の意図から解説していきます。
質問の意図:「自分らしいと思うところはどこですか?」
面接官がこの質問をする意味は以下の4点に集約できます。
- 質問の趣旨を理解し、自己分析に基づいて、しっかり「あなた自身」の良さを説明してほしい
- 答えの中から、あなたの価値観や行動特性などを知ることにより、あなたの人柄・性格を判断したい
- 「自分らしさ」という抽象的な概念を、どう解釈して魅力的に語れるかのコミュニケーションのセンスや能力をチェックしたい
- 自社の社風や文化、求める人材像とのマッチングを判断したい
この4点をきっちり押えれば的確なこたえになります。回答のポイントを順に解説します。
回答のポイント:「自分らしいと思うところはどこですか?」
Point 1: 「自分らしさ」の中から、就活の面接に最も適切な答えを決めておこう
「自分らしいと思うところはどこですか?」、あるいは「一番自分らしいと思うところを教えてください」と問われた場合、全く何も準備していないと直ぐに答えが頭に浮かばないものです。
反射的に答えられたとしても「明るいところ」です、「仲の良い友人が多いところです」、あるいは「地道な努力を継続できるところ」のような、通り一遍の答えしかできず、あなたを強く印象に残すことができないのです。
また、「休日にだらだらしながら、NETFLIXでドラマを楽しむ時間が最も自分らしい時間だ」と思い、それが正直な気持ちや行動であっても、就活の面接での答えとしては適切ではありません。
同様に、「最近アニメにはまっていて、鬼滅の刃の映画を3回も見てしまいました」という類の答えは、「好きなものにはまり易く、熱中するタイプ」をアピールしたいかもしれませんが、答えとしてはNGです。
面接官からは「好きなものに熱中するのは当たり前」であり、「仕事との関係性が評価不能」というマイナス評価になります。
もっと言うと、その答えだけで「そのような答えしかできない学生」とみなされ、選考から外されることもあるのです。
その企業が求める人材像を把握し、それにつながるような自分の特性、性格がないかをまずチェックしましょう。
もちろん、全く適合しないものを無理やり合わせたり、嘘をついたりするのはやめましょう。あくまでも自分の性格や特性、それが活かされた経験・事実が企業の求める人材像と繋げる文脈で考えることです。
あまり難しく考えすぎる必要はありません。
まず、素直に「あなたという人間を、人に伝えるときに、一番象徴的に伝えられること、一番あなたらしい行動は何か」という問いを設定して、思いついた端から書き出していくことから始めてみて下さい。
そして、ランダムに書きだしたもののなかから、共通点を探してみましょう。見つからなければ、一番あなたらしいと思える行動を選んで、その行動の理由を「何故→何故→何故」と掘り下げていくと、うっすらとでも、人にはない「あなたらしさ」の本質、人間性や行動原理が見えてきます。
Point 2: 「あなたらしさ」を具体的なイメージとして伝えよう
「あなたらしさ」を短く答えるだけでは、面接官は具体的なイメージを持つことはできません。
面接全体の「やりとり」を通じて、明らかに伝わるものがあればまだ救われますが、それがないと「ただ答えただけ」、「言葉だけ」で終わってしまい、あなたの良さを印象に残せません。
「あなたらしさ」を抽象的なワードではなく、それを具体的に捕捉する説明を加えて下さい。
- 悪い例:厳しい状況になると、負けん気が湧くことです。
- 良い例:厳しい状況になっても、集中できること、そしてひりひりした緊張感が好きなところです。
悪い例、良い例両方とも「あなたらしさ」が現れる具体例をきく掘り下げ質問がありますが、良い例の答え方の方が「らしさ」が伝わるのは明らかです。
Point 3: 「あなたらしさ」が象徴的に表れた具体的事実を語れるようにしておこう
「あなたらしさ」が何かに対してポジティブな結果に結びついた事実を語れるように準備しておきましょう。
Point 1・2で、どんなに良いことを伝えたとしても、それを裏付ける具体的な事実やエピソードがないと面接官の腑に落ちないものです。
更に、面接官の立場からみると大事なポイントがあります。
「あなたらしさ」のポジティブな面が、あなたの周りの人(第三者)に評価されることで、はじめて客観性が有る事実として受け入れられるという点です。
もちろんデータとして示すことのできる事実があれば尚良いですが、「あなたらしさ」について、第三者の評価を話すこととで、客観性が生まれるのです。
説得のテクニックとしても重要なので、是非覚えておいてください。
Point 4: 「あなたらしさ」が仕事に活きるとすれば、どんな状況なのかを考えてみよう
「あなたらしさ」が仕事の文脈の中で活かせるとすれば、どんな時、どんな場面、どんな状況なのかを考えておきましょう。
更に「あなたらしさが、面接に臨んでいる企業で活きるのは、どんな時、どんな場面、どんな状況なのか」という視点で語れれば、評価は上がります。
しかし、入社もしていない段階では、適切に答えることは中々難しいと思います。
そこで参照すべきは、その企業に社風や企業文化、大切にしている価値観や行動規範、「求める人材像」です。
真剣に企業研究を行っている就活生なら、その企業の社風や企業文化、大切にしている価値観や行動規範、「求める人材像は把握できていると思います。
あなたの答えが、求める人材像の社員がするであろう行動につながるような「結び」を入れて、仕事に活きることをさりげなくアピールして下さい。
このポイント3・4は、はじめから答えるのではなく、面接官とのやり取り、会話の中で自然に答えられれば良いのです。
「自分らしいと思うところはどこですか?」、「一番自分らしいと思うところを教えてください」の回答例
回答例は要素と構成の参考にしてください。このように話そうという目的ではありません。要素と構成を参考に自分のオリジナルを作って、練習と場数で磨いていきましょう。
厳しい状況になっても、集中できること、そしてひりひりした緊張感が好きなところです。
幼いころから継続してテニスをしてきたため、試合の緊張感が好きになりました。相手が強く、自分が不利な状況で集中力を高める訓練をしてきたため、不利な状況でも気持ちを強く持つことを常に心がけています。
テニス仲間からも、「不利な状況になっても、そこから跳ね返すことが多いよね」、とよく言われます。
社会に出たら、自分の思い通りにならないことの連続だと考えています。
不利な状況でも常に状況を打開できるかを冷静に考え、最後まで気持ちを強く持ってやり遂げるような人間になりたいと考えています。
この質問に対する回答の要諦は「あなたがどんな人なのか」を面接官に分かってもらうこと、印象付けて「好意を持ってもらうこと」です。
答える内容は「すごくなくても良い」のです。
「すごいこと」を探さずに、素のあなたを好きになってもらうこと(その会社向きの人材かもしれない、と思ってもらうこと)に注力していきましょう。
上記の回答例でも、「特にすごいこと」を自慢している訳ではありません。
「あなたらしさ」を解説したポイントに合わせて表現していきましょう。
自分の面接力はどのレベル? 面接力診断をしてみよう
面接の本番前に、自分の面接力をチェックしてみませんか?
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