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エントリーシートに志望動機を書く前に考えておくこと
志望動機の書き方、作り方を解説したマニュアルは山ほどあります。
「就活の答え」でも志望動機のフレームワークは詳しく解説しています。でも少し待って下さい。志望動機を書き始める前に、あなた自信の就職に対する考え方をしっかりまとめておきましょう。
人生の半分以上は仕事と付き合っていくことになります。「仕事」に対するあなた自身の考えをまとめておくことは、就活に必ずプラスになります。闇雲に業界、業種、企業、職種研究に膨大な時間を使う前に、重要なポイントと視点を理解して、強い志望動機を効率的に書いていきましょう。
「何故就職するのか?」
面接官が唐突に「あなたは何故就職するのですか?」と質問する場合があります。あなたはどう答えますか?答えられますか?この記事を読み進める前に、立ち止まって考えてみてください。
多くの学生は「生きて行くための収入を得る」「自分の成長のため」「職業を通じた自己実現」「社会人として世の中に貢献する」などが思い浮かぶと思います。
それぞれ深く掘り下げることのできる動機です。
就職はまさに自分自身のことなので、自分中心の動機を自然に語れますよね。ここでは、もう少し踏み込んで、「〇〇業界に何故就職するのか」と考えてみましょう。
- 〇〇業界に就職すると、なぜ自分が成長できると思うのか?
- 〇〇業界に就職すると、なぜ自己実現できると思うのか?その自己実現とはなにか?
- 〇〇業界に就職して、どう世の中に貢献できると思うのか?
3つの質問の答えを自分自信で考えてみましょう。
とくに3番目の「世の中に貢献するポイント」は、さらに踏み込んで、「その業界のお客様に対して、何を自分が提供することによって収入を得るのか」の視点で必ず考えましょう。
企業は顧客から収益を得ることによって存在しています。あなたは会社から給与をもらうことになりますが、その源泉はお客様が払ってくれるお金なのです。
営業職のみの話ではありません。公官庁の場合は納税者に置き換えてみてください。
企業はお客様に提供できる価値によって社会に貢献しているのです。
一言でいえば企業の社会的存在意義です。もう一度、業界・業種・会社研究を振り返ってみましょう。そして「業界・業種・会社志望動機」をまとめていきましょう。それが迷いのない明確な志望動機をつくる近道なのです。
業界・業種志望動機を書く前に考えること
業界研究の5大チェックポイントをあげておきますので活用してください。(メモ書きでも良いので、自分の考えを必ず記録してしておきましょう)
- 〇〇業界のどの業種・業態を志望しているか?(例:金融業界・銀行、食品業界・食品メーカー)
- その業態のお客様は誰で、企業はどう接しているのか?
- お客様はどんな問題、課題、ニーズがあるのか?
- 企業はお客様のかかえる問題やニーズに対し何を担い、どう貢献しているのか?
- 自分はその業界・業種の何に興味を持ったのか?
会社志望動機を書く前に考えること
次に会社志望動機を組み立てる前に押さえておきたいポイントを解説します。それは「共感」の一言につきます。
企業研究を進めるにあたり、それぞれの候補企業の膨大な資料、Webサイトの情報、口コミ・評判の読み込みを行うことになります。
漫然と企業研究を行うのではなく、以下の項目をチェックしていきます。
- 会社知名度 (ブランド)
- 会社規模
- 実績・業績・シェア
- 経営理念
- 経営者とその考え方、ビジョン
- 歴史
- 成長性
- 市場での競争環境
- 独自性(商品・サービス)
- 社風・社員の人柄・会社の雰囲気
- 職種
- 社内制度
- 習得できる技術・資格
- 福利厚生
- 給与
- 勤務時間・状況
- 勤務地
- 自分の専門知識・得意分野が活かせるか
- 思いの強さ(その企業で何をしたいのか、何を実現したいと思うかのレベル)
特に重視する項目があれば、重視する度合いを考えて自分なりのウェイト考えて、それをかけましょう。(例:企業知名度、成長性、給与は他の項目のポイントの1.5倍にして集計する)
ここまでで志望順位の総合ポイントランキングができると思います。あなたが重視した上位項目のポイントランキングも集計しておきましょう。ただそこで終わりません。
あなたは高いポイントになった企業に「共感」できるでしょうか?主観的な判断で良いのです。
ポイントランク通りに共感度が高ければ、必ず「なぜ共感できるのか」を掘り下げてください。
またポイントランクが低くても共感度が高い企業がある場合も、「なぜ共感度が高いのか」を分析してみてください。
人間の印象や感覚、フィーリングはとても重要です。就活・選考は人間が行うものです。お互いに好き・嫌いという主観も、大きなファクターになってしまうのも事実なのです。
自分の共感度が高い場合、相手にも必ず伝わるものです。ポイントだけでなく主観もあわせて志望企業を絞っていきましょう。
上記で上げた項目とポイントは、あくまであなたの内面・本心を知るためのものです。それを志望動機としてそのまま使う目的ではないので誤解のないように。
「給与の高さ」があなたの志望動機に大きな影響を与えている場合でも、それをそのまま志望動機として企業に伝えられないことは理解できると思います。
職種志望動機を書く前に考えること
エントリーシートに記入する志望動機は大きく二つに分かれます。
- 会社志望動機=当社を志望する理由
- 職種志望動機=当社でやってみたいこと、最も関心をもった職種
強く共感したポイントはそのヒントになります。会社によっては会社志望動機のみの場合もありますが、その場合でも職種志望動機を無視しては通れません。「将来仕事で何を実現したいのか」という仕事のビジョンを持っている学生と、そうでない学生はすぐに見抜かれてしまいます。
更に「入社後どういうステップで、何を実現する人材になりたいか」というキャリアステップのビジョンをイメージしましょう。
企業研究のみでは情報は不足していて、「そこまでは無理」という学生もいるでしょう。企業によっては面接で突っ込んだ質問をしない場合もありありますが、主体的に自分の将来像(目標)をもって物事に取り組むことはどんな場合でもプラスになります。
主体性は企業が求めるチカラの上位項目です。この段階から自分のビジョンを持って就活に臨んでください。ビジョンなので理想像を想像しても良いのです。
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