Contents
志望動機を作るステップ
すでに志望動機を何パターンか書き上げている学生はそれを更に熟成していってください。一回書き上げてもそれで終わりではないのです。
志望動機といっても、何を始めにやるべきかが分からない学生は以下のプロセスを参考にしてください。ただし最低限の自己分析と業界・業種研究がまだできていない学生がそれから取り組んでください。
自己PRの作成は志望動機と同時進行でも問題ありません。その二つは今後の就活プロセスにおいても相互に関連していくため、車の両輪と思って両方を調整して進めていく必要があります。
Step 1: 自己分析と業界・業種研究の結果・記録を用意
自己分析と業界研究が済んでいれば、志望業種は最低3つの候補業種ができていると思います。業種選定過程において興味を持ったが、上位3つに入れなかった業種のリストとメモも残っていますよね。
さらに業種ごとの一応の順位付けが出来ていると思います。順位付けはプライオリティというよりは、比較のためにつけましょうと説明しました。
もし3業種の候補ができていなければ、以下の記事にもどって業種研究を行いましょう。業種研究に戻ってまずそのステップを踏んでください。
- 参考記事:就活でまずやるべき、業種研究の進め方
Step 2: 業種志望動機のまとめ方
自己分析の結果、絞り込まれた3業種と、それ以外の候補業種のリストをノートに書き出してください。次に一番就職したいと思える業種と他の業種を比較して、次の質問に答えていってください。
- より仕事の意義を感じるのは何故なのか?
- より自分の興味を引いているのは何故なのか?
- より自分の価値観と合っているのは何故なのか?
- この業種の代表的な会社と、他の業種の会社の違いは何なのか?
- 自分がこの業界に向いていると考える理由は?
これら5つの答えを記述していきます。その過程で対象企業のホームページ、比較企業のホームページを再度読み込み、書き出していくのです。
そうすることによって自分がこの業種・業界を志望する理由がはっきりとしてきます。上位業種から順番に行ってください。
Step 3: 会社志望動機のまとめ方
業種の志望理由付けができたら次は会社です。業界ごとに自分が最も働きたいと思える企業と、同業種他社を最低2社(合計3社)をリストアップしてください。
ここでも企業のホームページやOB・OG訪問で得た情報、感想、考えを基に以下ポイントを書き出し「比較」をしていってください。
以下の16の切り口を参考にしてください。この分析プロセスは「その企業でなければ」を見出すとても大切なポイントなので粘り強く取組みましょう。
- そもそもその企業は何のために存在しているのか?
- 企業理念は?
- 企業ビジョンは?
- 企業経営者は何を目指しているのか?
- 業績は?
- 事業分野は?
- 歴史は?
- 社風は?
- 強みは(弱みは)?
- 企業をとりまく外的な環境、市場状況、成長性は?
- 現在・将来的に力を入れている分野と将来性は?
- 独自性は?
- 社内・業界内の評判は?
- 給与は?
- 福利厚生は?
- 就活に使えそうなコネクション、自分との接点の有無は?
自分が惹かれるポイントを書き出してマーカーしていってください。エクセルで縦列に項目、横列(行)に企業名の表を作って埋めていくイメージです。企業分析で作成した結果がほぼそのまま流用できます。
Step 4: 職種志望動機のまとめ方
次に企業ごとの組織と事業、そして部門を細かくチェックしていきます。第一志望の企業は時間をかけてできるだけ細かく見ていきましょう。
自己分析の結果と照らして、自分に適合する職種・部門をリストアップしていきます。
その際、「なぜそう思ったのか」、理由をかならず明確にしてメモしてください。次に「自分の強みを活かせると思うのはなぜなのか」を考え必ず記録しましょう。
それを第二、第三希望の職種にもしていくのですが、第一志望で2-3職種に絞りこめたら、その職種を中心に第二、第三希望の会社をみていきます。差や特長がある場合はかならずそれをノートしていきましょう。
Step 5: キャリアビジョンのまとめ方
Step 3で職種まで絞り込めたら、その職種は他部門とどういう関係性にあるのか、部門の大きさ、新人が配属されるような部門なのか、など入社後のビジョンやキャリアパスイメージをつくる情報収集をしましょう。
情報収集はWEBサイトや先輩の1日などのリクルート用コンテンツ、OB・OG訪問、業界研究サイトや口コミ、掲示板サイトなどで行います。取りにくいと思われる情報でも努力すれば結構とれるものです。
一例をあげると企業の経営企画部や事業企画部門は、いきなり志望してもほとんどの場合新卒では配属されません。営業職、営業管理、生産管理、マーケティング部、などのキャリアパスが存在するケースがほとんどです。
経営企画は経理部門、営業職、調達部門などを経験した後につく職種であることが多く、キャリアパスを調べもせずにいきなりその種の職種志望すると「夢見る子ちゃん」「企業研究が甘い学生」とみなされてしまうリスクが高いので注意が必要です。
また企業によって同じ呼称の職種でも、やっていることが大きく違うケースも多いのです。
例えばマーケティング部は企業によって担当している業務に大きな差があるので注意が必要です。極端な例ですが、一般的な営業職をマーケティングと称している企業もあります。
できるかぎり個別の企業の正確な情報を仕入れましょう。
Step 6:入社後ビジョンのまとめ方
入社後のビジョンを、1年目(新人の)自分、3年目の自分、5年後、10年後の自分、20年後にはなにをしていたいかを、自己分析に従って書き出していきましょう。
正確に記述できないのはあたりまえなので、こんなことをしてみたいというビジョンで良いので書き出しておきましょう。自己実現のイメージ、想像で構いません。言葉にしましょう。
以上6つのプロセスで、志望動機をまとめるパーツの準備はできました。後はどうまとめていくか、プレゼンするかを把握していきましょう。
志望動機を簡単に作れるツールを使おう
志望動機はじっくり練ることが大切ですが、いつでも十分な時間がとれるとは限りません。新たにエントリーを追加したり、締め切りが迫ってしまった場合は時間を優先することも必要です。
そんな時に役に立つツールが「志望動機ジェネレーター」です。
志望動機ジェネレーターを使えば、質問に答えていくだけでしっかりとしたロジックによる志望動機が完成します。できたドラフトを基に、更にブラシュアップを加えれば、難関企業に提出できるレベルの志望動機が完成します。
またこのツールを利用する際、就活をより効率化できる無料の就活サービスを同時登録することも忘れずに!
【平均は58点】あなたの就活力を診断してみよう
現在の就活はイベントの自粛などもあり、思うように動けず、不安を感じている就活生も多いのではないでしょうか?
そこで「就活力診断」で自分の実力をチェックし、すぐに動き出せるよう準備しておきましょう。
就活力診断を使えば、24の質問に答えるだけで、内定を勝ち取る実力があるかグラフで見える化してくれます。この診断ツールを使って、あなたの弱点を克服し、就活を成功させましょう。
このツールを利用する登録の際、就活をより効率化できる無料の就活サービスを同時登録することも忘れずに!
36の質問で、あなたの強み・適職を診断

あわせて読みたい!就活に即効の記事、ベスト5
-
1
-
25年卒の登録が殺到中!大手企業も利用するオファーボックスでスカウトをもらおう
資生堂、マイクロソフト、朝日新聞、ニトリ、コクヨ、KUMON、TREND MICRO、ぴあ、CO・OP、ATEAM、sansan、MicroAd、istyle、RISOなども利用している逆求人型スカウトサービスのOfferBoxを賢く使い、就活のもう一つのルートを開いておこう
-
2
-
就活が不安な24年・25年卒の就活生には、dodaキャンパスを賢く利用する打ち手がある
先行きが不透明な24年卒・25年卒の就活生は、スカウトサービスで急成長しているdodaキャンパスを試してみよう。オファーの受信率は99%(23卒2022年6月時点、プロフィール入力率80%以上の場合)。ベネッセならではの充実したオンライン講座やイベント、本格的な適性診断まで無料で使えます!
-
3
-
■24年卒の就活の情報戦へ、【就活会議】に無料登録すれば、88,000枚以上の本物のESを閲覧できる!
就活は情報戦。企業が提供する情報は重要ですが、それだけでは不安です。実際の社員の評価や、選考を受けた先輩達の口コミによる生の声を入手できる「就活会議」を徹底解説。ESや選考情報のリアルを手に入れよう
-
4
-
落ちてしまった選考の結果を、スカウト獲得に活用できる心強いサービスがある
スカウトサービスの大手、【キミスカ】の特徴は、落ちてしまった選考の結果さえもスカウト獲得に利用できる点です。それまでの頑張りを評価してくれる、「本当のあなた」を認めてくれる企業からのオファーを獲得しよう
-
5
-
【24年卒】完全無料の就活スクール「irodasSALON(イロダスサロン)を活用しよう
irodasSALONは、就活に関する充実したアドバイスが受けられ、面接やGD/GWのセミナー、企業の選考参加へのオファーももらえる就活エージェントサービス。更に学生同士が交流できるコミュニティで、情報やノウハウの共有が可能です