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【例題あり】SPIテストセンターでの難関、構造的把握力検査:特徴と言語系問題

就活準備を進めていくと、適性・能力検査というハードルがあることが分かります。

多くの企業が採用している「SPI」や「玉手箱」をご存知の方も多いと思います。また既にそれらの対策を始めている方もいるでしょう。

しかし、企業がオリジナルで作っている適性・能力検査を除いても、「SPI」や「玉手箱」はじめとする適性・能力検査は10種類以上もあります。

従って全てに対策を立てることは効率が悪いことは分かると思います。

その為、自分が志望したい業界や企業がある程度見えてきた段階で、それらの業界や企業がどんな試験を採用しているかを研究して、対策をたてていくのが良いでしょう。

この記事で解説する、「構造的把握力検査」もその一つです。

「構造的把握力検査」とは?

SPIテストセンターの一部

「構造的把握力検査」をご存知ない方も多いので、まず「構造的把握力検査」とはどんな試験なのかを解説します。

「構造的把握力検査」はSPIを開発している株式会社リクルートマネジメントソリューションズが開発しています。

そして「構造的把握力検査」は、適性・能力検査にSPIを使っている企業の中で、さらにテストセンター方式を採用している企業の一部がこの試験を取り入れているのが現状です。

SPIをテストセンターで受ける場合、性格適性検査以外では基礎である「言語分野」、「非言語分野」の問題は必ず行うことになります。

そして企業によってになりますが、オプションとして「英語」と「構造的把握力」の両方、もしくは片方を加えて実施するカタチとなるのです。

従って、SPIテストセンターの試験の全てに「構造的把握力検査」が取り入れられている訳ではありません。

どんな業界・企業が採用しているか

就活の適性・能力検査の傾向を掴んでおくことは非常に重要ですが、企業が自分に課してくる、全ての試験を完全に予想することはできません。

それでは、「構造的把握力検査は、どんな業界や企業が採用する可能性、蓋然性があるのでしょうか?

各企業が、自社の人材に必要な基礎能力を分析し、それに適合するようなポテンシャルを測れる試験を選んで実施しています。

そのため、同じ業界だったら同じテスト、同じ企業でも前年と同じタイプの試験が必ず実施されるとは限らないのです。

企業によって能力検査の位置づけは違い、完全に足切りの手段として割り切っている企業がある一方、その能力をシビアに評価し、面接や他の選考と共に採用の可否に直結させている企業や、人材評価の参考程度に扱う企業など、企業の採用政策によってその位置づけは違います。

そして、採用政策に変更があれば、能力・適性検査の種類や内容の見直しにつながります。

「構造的把握力検査」は、ものごとの背後にある共通性や関係性を、 構造的に把握する力を測定できるように設計されています。

「構造的把握力検査」を新卒採用の能力検査に、あえて選んでいる企業は、「構造的把握力」を重視しているからに他なりません。

企業が「ものごとの背後にある共通性や関係性を、 構造的に把握する力」を重視するには理由があります。

構造的把握力が重視される理由

企業活動は、常に何らかの問題や課題に直面しています。

現在のように変化の激しい時代では、未経験の大きな問題に直面することも日常的に起こります。

未経験の問題を解決するには、問題を構造的にとらえて、論理的にボトルネックを見つけてそれをつぶし、更に改善・解決の行動を早急に起こすことが求められます。

例えば以下のように論理的な思考によって事象の本質を見抜き、改善への行動に結び付けられるかが重視されるのです。

  • 過去や他の事例・問題との共通点を論理的に洗い出して、対応の糸口をみつける
  • 一見複雑な問題の本質的な部分と、その関係性を見出して、要点を抽出できる
  • 多様な顧客のニーズやウォンツ、課題を俯瞰し分類・整理する
  • 新しいサービスを考えるとき、既存のサービスモデルの中から他のサービスモデルに転用し得るポイントを見つける
  • 多様な意見を吸収した上で、整理し、論理的な提案や説得ができる
  • 論理的に利害の調整ができる

これらの能力は現代のビジネスに重要です。そして、これらの能力が特に必要と感じる業界や企業が構造的把握力検査を採り入れる傾向が強いのです。

例えば、コンサルティングファーム、大手総合商社、大手広告会社、大手ディベロッパーなど、複雑な問題や利害関係を解決することでビジネスが広がる業界や業種、その中でも大手、リーディングカンパニーが採用しているケースがあります。

グループディスカッションや、コンサル業界で行われるケース面接でも「構造的な把握力」を測って選考を行いますが、「構造的把握力検査」はその能力を、検査(テスト)という別の形式で測っていると考えれば良いでしょう。

そのために「構造的把握力検査」は2つのパターンでその力をテストします。

構造的把握力検査は「言語系」と「非言語系」の2パターン

構造的把握力検査は「言語系」と「非言語系」の2パターンで出題されます。

この検査をオプションとして採用している企業の場合、基礎能力テストの後、約20分間で行われるのが一般的です。問題数は20問程度、一問あたりの回答時間は1分を目安として考えてください。

もちろん、問題に難易度の差はあります。また非言語問題では、自分の得意な問題、不得意な問題もあると思うので注意が必要です。

具体的にどんな問題が出るのかを、言語系問題、非言語系問題を1問ずつ例題として出題します。

いずれも難易度は低めの問題です。

まず、この2問を解いてみて、問題の特徴を把握していきましょう。

構造的把握力検査「言語系」の例題で、特徴をつかもう

構造的把握力検査「言語系」例題:

次のア~オを、指示に従ってP(2つ)とQ(3つ)に分けるとき、Pに分類されるものはどれか。下の選択肢AからJで答えなさい。

指示:アからオはそれぞれ2つの文になっている。その関係性の違いによってPとQの2つのグループに分けなさい。

  • (ア):急いで駅に向かった。乗ろうとする電車に乗れるかどうかギリギリだったので。
  • (イ):カメラを持って旅行に出かけた。旅先で風景写真を撮りたいので。
  • (ウ):マスクを持たずに家を出た。楽しみにしていた映画のことを考え、うっかりしていたので。
  • (エ):今日はまっすぐ帰宅した。家で楽しみにしていた映画をみたかったので。
  • (オ):今日のプレゼンは時間が少し超過した。情報を詰め込み過ぎたので。

選択肢:

  • (A):アとイ
  • (B):アとウ
  • (C):アとエ
  • (D):アとオ
  • (E):イとウ
  • (F):イとエ
  • (G):イとオ
  • (H):ウとエ
  • (I):ウとオ
  • (J):エとオ
正解はこちら>>

特徴:

構造的把握力検査「言語系」問題の特徴は、それぞれの選択肢に当たる問題文をグルーピングするものです。

「なんだ、そんなの簡単だ」と思うかもしれませんが、意外に難しいものです。

非言語系問題と同じく、1問当たり1分から2分で答える必要があります。この例題は、構造的把握力の言語問題の特徴を分かり易く説明するためのもので、難易度は低めです。

この例題では選択肢の文の構造も2文で構成されており、単純で分かり易い構造です。

難易度が高い問題の選択肢は3文で構成されていたり、非常に短い1文であったり、三段論法を使用したものであったり、命題と逆、裏,対偶の問題であったりと様々なパターンになっています。

言語系と非言語系との大きな違いは「計算の有無」です。

選択肢の文の関係性、事実関係、意図、構造を見出し、その本質的な共通性を探すことが求められます。

設問で表現されている文の内容そのものは決して難しくありません。大学生であれば落ち着いて時間をかけて検証していけば解けるでしょう。

しかし1分~2分程度という短時間でそれを見出し、本質的な共通性を選べるか否かを「検査」する問題と認識して下さい。

例題の解法>>

構造的把握力検査「非言語系」の例題で、特徴をつかもう

構造的把握力検査「非言語系」例題:

次のアからエの中から、問題の構造が似ているものを2つ選び、次の選択肢A~Fで答えなさい。

  • (ア):ある日の夜の長さは、昼の長さより1時間20分長かった。この日の夜の長さは何時間何分になるか
  •   (イ):姉が家から学校まで歩くと20分かかる。妹の歩く速さが姉の4/5だとすると、妹が学校まで歩いて何分で行けるか
  • (ウ):500円硬貨が12個、と100円硬貨が何個かあり、500円硬貨の個数は100円硬貨の個数より1/5だけ多い。100円硬貨は何個あるか
  •   (エ):1万円札と100ドル札が併せて18枚あり、1万円札の方が100ドル札より6枚多い。100ドル札は何枚あるか

選択肢:

  • A) アとイ
  • B) アとウ
  • C) アとエ
  • D) イとウ
  • E) イとエ
  • F) ウとエ
正解はこちら>

特徴:

構造的把握力検査「非言語系」問題の特徴は、それぞれの選択肢に当たる問題の答えを問うものではなく、問題を解くために必要な計算の構造を考え、同じ構造にある問題の選択肢の組み合わせを答えるものとなります。

つまり問題を解くための計算構造を、4つの選択肢について短時間で見出すことができる能力を試しているのです。

使う数式、計算構造は小学校、中学校レベルであるため、大学生であれば落ち着いて時間をかけて検証していけば解ける問題です。

しかし各問題について、1分~2分程度という短時間でそれを見出し、同じ構造にあるものを選べるか否かを「検査」するもの、と認識して下さい。

例題の解法>>

注意:この例題は、構造的把握力検査の非言語問題とはどういうものなのかを理解するためのもので、難易度は低めの問題です。

実際にはもう少し計算の構造を見出すのに大変な問題が出題されます。

この例題を1分以内で正解に導けた人は、下記の言語系問題も解いてみて下さい。

また、この例題が全く分からなかった人や解けたがかなりの時間を要してしまった人で、構造的把握力問題を採用する傾向が強い業界や企業、過去実績のある企業を志望したい人対策が必要です。

まとまった時間を使って問題集に取り組むことをおススメします。

構造的把握力検査の例題にチャレンジしてみよう

構造的把握量検査の特徴が理解できたら、下記の例題にチャレンジしてみましょう。

上記の言語系と非言語系の例題が解けたから言って、安心してはいけません。Web上で少数の難易度が低めな例題を提示して、構造的把握検査を解説している記事が散見されますが、ミスリードされないように注意して下さいね。

この記事では、構造的把握力検査の言語系問題の例題を数問クイズ形式で掲載しています。非言語系問題は別記事で特集しますので、そちらも参照して全体像やレベル感を把握して下さい。

解答時間の目安も記載しておきますので、時間内に正解を出せるかにチャレンジしてみて下さい。

ゲーム感覚でトライしてみましょう。

構造的把握力検査:言語系問題にチャレンジしてみよう

問題 1:

次のア~オを、指示に従ってP(2つ)とQ(3つ)に分けるとき、Pに分類されるものはどれか。下の選択肢AからJで答えなさい。

指示:アからオをその判断の質によってPとQの2つのグループに分けなさい。

  • (ア):テーブルに並んだ料理はどれもおいしそうだ。
  • (イ):この雲行きでは、明日は嵐になりそうだ。
  • (ウ):もうすぐホテルに着けそうだ。
  • (エ):この仕事を今日終えるのは難しそうだ。
  • (オ):話していてもつまらなそうだね。

選択肢:

  • A: アとイ
  • B:アとウ
  • C:アとエ
  • D: アとオ
  • E: イとウ
  • F: イとエ
  • G: イとオ
  • H: ウとエ
  • I: ウとオ
  • J: エとオ
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問題 2:

次のア~オを、指示に従ってP(2つ)とQ(3つ)に分けるとき、Pに分類されるものはどれか。下の選択肢AからJで答えなさい。

指示:あるメーカーでは今年度の決算で大幅な赤字が予想されるため、次年度は黒字を目指して次のア~オの方針を検討している。これらの方針をその効果の性質によってPとQの2グループに分けなさい。

解答時間:1分

  • (ア):生産原価を削減するため、デジタル化による生産ラインの合理化を推進する
  • (イ):オンライン販売を開始し、個人向け販売を拡大する
  • (ウ):原材料コストの抜本的な見直しを行うため、海外調達を積極的に拡大する
  • (エ):新規大口取引先の開発を目指し、営業人員体制を拡充する
  • (オ):新製品の市場導入件数を今期比5倍とする

選択肢:

  • A:アとイ
  • B:アとウ
  • C:アとエ
  • D:アとオ
  • E:イとウ
  • F:イとエ
  • G:イとオ
  • H:ウとエ
  • I:ウとオ
  • J:エとオ
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問題 3:

次のア~オを、指示に従ってP(2つ)とQ(3つ)に分けるとき、Pに分類されるものはどれか。下の選択肢AからJで答えなさい。

指示:アからオはそれぞれ3つの文になっている。その論法の正しさによってPとQの2つのグループに分けなさい。

解答時間:2分

  • (ア):すべては数式で表現できる。経済も数式で表現できる。よってすべては経済である。
  • (イ):スポーツは健康に良い。テニスはスポーツだ。よってテニスは健康に良い。
  • (ウ):人を殺してはいけない。銃は人を殺す。よって銃を使ってはいけない。
  • (エ):死なない人はいない。善人も人である。よって善人も死ぬ。
  • (オ):カレーを食べないインド人はいない。私はカレーを食べる。よって私はインド人である。

選択肢:

  • A: アとイ
  • B: アとウ
  • C: アとエ
  • D: アとオ
  • E: イとウ
  • F: イとエ
  • G: イとオ
  • H: ウとエ
  • I: ウとオ
  • J: エとオ
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問題 4:

次のア~オを、指示に従ってP(2つ)とQ(3つ)に分けるとき、Pに分類されるものはどれか。下の選択肢AからJで答えなさい。

指示: ある工場で、連続して2件の重大事故XとYが発生してしまった。これらの事故原因の究明が行われ、人為的ミスか、装置トラブルのどちらかが原因であることが判明した。事故調査委員会が出した次のア~オの意見をその真偽の関係によって、PとQの二つに分けなさい。

解答時間:2分30秒

  • (ア):Xの原因が人為的ミスならば、Yの原因は人為的ミスではない。
  • (イ):Yの原因が人為的ミスでなければ、Xの原因は装置トラブルではない。
  • (ウ):Xの原因が人為的ミスでなければ、Yの原因は装置トラブルではない。
  • (エ):Xの原因が装置トラブルならば、Yの原因は人為的ミスである。
  • (オ):Yの原因が人為的ミスならば、Xの原因は装置トラブルである。

選択肢:

  • A:アとイ
  • B:アとウ
  • C:アとエ
  • D:アとオ
  • E:イとウ
  • F:イとエ
  • G:イとオ
  • H:ウとエ
  • I: ウとオ
  • J:エとオ
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この4問は構造的把握力検査の言語系問題にでてくる多くのバリエーションのうちの4パターンに過ぎません。

この4問に苦戦した人はもちろんのこと、問題なく解けた人も、構造的把握力検査を本気で取り組むには他のパターンの「文のグルーピング問題」を集めた問題集に取り組んで、設定時間内で解けるようにスピードにも慣れておく必要があります。

また、言語系問題とは別の非言語系問題もあります。

特に文系の就活生は非言語系問題に慣れていないと、構造的把握力検査の選考バーで落とされてしまいます。

文章の意図や構造の発見とはまた違う、非言語系能力も必要です。その意味でも、言語系、非言語系とも問題集に取り組むことをおススメします。

「構造的把握力検査」のおススメ問題集はこちら!

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