リクルートキャリアのデータによると、適性検査・筆記試験の実施率は従業員5,000人以上の大企業で98.2%, 300人から999人の企業は95.8%, 300人未満でも89.7%であり、避けては通れないプロセスです。
これらのテストはエントリーシート提出後、選考プロセス早い段階で行われるのが、一般的であり、所謂「足切り」としても使われています。(基準・重視度は企業によりことなる)
選考プロセスである以上、テストの基準を突破できなければ、次のプロセスに進めません。
あなたが、いかに素晴らしい性格の持ち主で、志望意欲も高くても、「突破できなければ面接してもらえない」のです。
就活を意識したら、早めに筆記試験の対策をとっていきましょう。
就活 筆記試験の概要
実施されている筆記試験の問題を大別すると次の4パターンに分かれます。
- 数値・データの捉え方、計算処理能力、分析力を試す非言語問題
- 文章力・文章理解力・コミュニケーション能力を試す言語問題 (日本語・英語)
- ビジネスパーソンとして基本レベルの常識・教養・教育レベル、現在世の中で起こっていることに対する感度や知識を試す一般常識・時事問題
- 組織人としての適性と本人の性格を、行動パターン、意欲、態度、情緒、興味・関心のアングルから試す性格適正問題 (適性検査)

実施方法としては自宅のPCを使用しWEB上で完結するもの(Webテスト)、専用会場(テストセンター)や企業に出向いてPCで受けるパターン、本当の「筆記」の場合があります。
一番よく使用されているSPIの数値・データに対する能力は、だいたい中学受験レベルから中学の数学と考えてよいでしょう。仕事算、鶴亀算、速度と距離、濃度、順列、組み合わせ、集合などのひねった計算問題が中心です。
自信のない人はSPI全国統一模擬試験の過去問題を解いて、まず自分のレベルを知ることからはじめましょう。
「就活の答え」では、非言語問題のミニ問題集を掲載しています。通学途中でも考えられるフォーマットにしているので、ぜひ試してみてください。またWEBを検索すれば無料で試せるサービスもありますので、早い段階で手を付けることをお勧めします。
文章理解力や一般常識は、普通レベルであれば特に問題はないですが、自信がない場合は問題の傾向をつかんで、苦手なところを学習しておきましょう。こちらも、慣れるのに時間がかかります。早めに対策を開始しましょう。
尚、SPI(SPI3)以外の外部テストを使用している企業や、オリジナルのものを使用している企業もありますので、志望企業がどのテストを実施しているかをチェックして対策を立てましょう。
それぞれのテストには特徴があるため、SPI対策さえすれば万能ということではありません。
主なテストを例示しておきます。簡単に検索できますのでまず概要を把握しておきましょう。
また企業によってどのテストで、どんな方式の試験(Webテストなのか、テストセンターなのか、筆記試験なのか)を行っているのかが違います。過去の実績を調べて、はやめに対策をすることです。
ちなみに、例外企業はありますが、現状の就活スケジュールではWebテスト、テストセンターの解禁が3月1日、筆記試験は6月1日以降となっています。ほとんどの企業がWebテストやテストセンターを足切りに使っていますので、クリアできないと面接に進めません。
- SPI3
- ENG(SPIの英語試験)
- 玉手箱
- GAB(マークシート筆記試験)、WebGAB(Webテスト)、C-GAB (テストセンター方式)
- CAB
- TG-WEB
- CUBIC
- eF-1G
- SCOA
- TAP
- TAL
- 内田クレペリン
- BRIDGE
- 他
多くの種類があり、企業によって、どのテストをどの方式で行っているかは異なるため、上記すべての対策をするのは、一部の天才を除くと無理だと思います。また効率が悪いと思いため、志望企業の大枠を決めてその企業の採用テストを練習するのがおすすめです。
インターンシップの選考にもWebテストが課される場合があるので、その参加目的のために対策を開始するのがより実践的な方法です。
志望企業が絞れていない段階では、最も広く使用されているものから問題集をこなしておくことです。メジャーなものは、SPI3、玉手箱、GAB、CAB、TG-WEBですが、これだけでも大変なので、ある程度自分のターゲットを絞り、SPIと玉手箱から手をつけておくのが良いと思います。
時事問題
注意を要するのは時事問題です。こちらは論文形式の出題もありますが、選考が進んで言った場合の面接の際に質問される場合もあります。
就活ノウハウ本には、よく新聞を読みなさいと指導していますが、可能であれば少なくとも、一面、経済面、企業面は毎日ざっとでも良いので目を通しておく習慣をつけてください。マスコミ系を狙っている学生は、政治、外交、社会面や社説も含めて精読が必要です。
ただ最近では新聞をとっていない家庭もあるので、新聞だけに頼る訳にはいきませんよね。親元を離れている学生はほとんど新聞は購読していないでしょう。経済的に余裕があれば、日本経済新聞は短期間でも購読する価値はあります。購読が難しければ図書館で時間をとってまとめて読むのも一つの方法です。
もちろん、スマホでアクセスできるニュースサイトや経済誌のサイトなど、WEB上で利用できるものはすべて利用しましょう。
時間がないという人でもRadikoやラジオクラウドサービスのニュース解説を通学時などでも聞けますし、トピックによっては通り一遍のTVのニュース番組の分析より、もっと深く突っ込んだ視点や、解説する専門家ならではの深い洞察を知ることができます。
人とは違った視点は面接時の武器にもなります。世の中の今起きている事象に興味を持つことはビジネスパーソンとしての基本です。手を抜かずに取り組みましょう。志望する業界のに関するニュースは必ずチェックして、ファイリングするか、少なくともノートにメモは残しておきましょう。
適性(性格)検査
最後は適正(性格)検査です。積極的な性格ではない学生が「積極的な回答の方が有利となるはず」なので性格をまげて回答しがちです。
その気持ちは理解できますが、高度な適正検査の場合は様々な設問であなたの回答の矛盾点をみつけられる設計になっていることを知っておいてください。
能力検査は全く自信はない。でも自分の良さを認めて欲しいと思う人へ
就活は筆記試験(能力検査・適性検査)が通らないと面接もしてもらえないのが現実なのです。もしSPIや玉手箱の問題をやってみたけど、自分には全く自信がないと思ったら、能力検査のない企業を選んで志望するという方法があります。
しかし、選考の緩い企業は「もしかしたらブラック企業かも?」、「仕事がきついため離職率が高く、とにかく若い人材を集めているのでは?」と不安になってしまいますよね。
そんな時は、自分のプロフィールや自己PRを登録しておくだけで、企業側がそれを見て「この学生に会ってみたい」と思ったら、面接のオファーをくれるスカウト型就活サービスがあります。
能力検査に自信がないと思ったら、即チェックをしてみましょう。以下のリンクで、代表的なサービスを詳しく説明をしています。
合計200問掲載のSPI問題集で対策をはじめよう
数ある筆記試験の代表格であるSPIを対策するには、多くの問題を解くことが効果的です。
そこでおすすめなのが「SPI模試&問題集」です。模試には、言語と非言語の問題が100問収録されています。今なら100問解ける問題集もついてくるので、合計200問の例題を解くことが可能です。
詳しい解説つきなので、問題が解けなかったという人も力をつけることができるでしょう。分からなかった問題をそのままにせず、解説を読んで意味や解き方を理解することが大切です。無料でダウンロードできるので、腕試しがしたいという就活生にもおすすめです。
就活のスタートには、自己分析のサポートツールで自分の強みを発見しよう

「自己分析」は就活のイロハの「イ」ですが、時間がかかり大変です。そして自分を冷静に見つめ直すのも難しいものです。そんな時、力になるのは本格的な適職診断ソフト、「Analyze U+」です。
「Analyze U+」は251問の質問に答える本格的な診断テストで、質問に答えていくと経済産業省が作った「社会人基礎力」を基に、25項目に分けてあなたの強みを偏差値的に解析してくれます。本当のあなたの強みや向いている仕事を素早く「見える化」してくれる優れたツールなのです。
「AnalyzeU+」を利用するには、スカウト型就活サイト「OfferBox」への会員登録が必要です。もちろん全て無料で利用できます。

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