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就活のWebテストの特徴一覧と、対策を徹底解説

就活に必要な主要能力テスト

大卒新卒の就活に際し、主要な能力テストの特徴を一覧表にまとめて解説します。

各テストには個性と独特の問題形式があるため、志望企業の過去実績を参考にして取り組みを開始しましょう。

特に文系の学生は計数・非言語問題は慣れていないと時間内で正答するのが難しいので早めに対策をしていきましょう。企業によってはインターンシップへの参加に能力テストを課す場合があります。

多くの就活生が入社したいと思う人気企業のインターンンシップに参加するには、殆どの場合SPIや玉手箱といった能力検査による選考が行われます。

就活のプレエントリーが解禁され、実際のテストの案内が来てからではテスト対策は間に合いません。これはインターンシップも同様です。

下記の一覧はテストの能力検査部分にフォーカスしています。能力テストにプラスして性格テストが行われるのが一般的な適性検査のフォーマットになります。

SPI

 

  • 日本で一番使われている適性検査
  • 能力テストは言語分野と非言語分野に分かれている
  • テストセンター試験は受験者ごとに出題内容や出題数が異なる
  • 一問ごとに制限時間が設定され、後戻りできず、好きな問題から解けない
SPI ENG

 

  • テストセンターとペーパーテストで実施
  • 実施時間:テストセンターでは約20分(出題数は受験者によって変わる)ペーパーテストは約30分(40問)
    • 同意語、反意語、空欄補充、英英辞書、誤文訂正、和文英訳、長文読解
玉手箱
  • SPIに次ぎ採用企業が多い
  • GAB形式+IMAGES形式
  • 同じ問題形式では1種類の問題だけが出続ける
  • 制限時間何に解く問題の数が多く、一問あたりにかけられる時間が少ない
    • 言語(論理的読解・趣旨判定)
    • 計数(四則逆算、図表の読み取り、表の空欄の推測)
    • 英語(長文読解、論理的読解)
GAB
  • 総合適性テスト
  • マークシート方式(GAB)、自宅受験方式(Web GAB)、テストセンター方式(C-GAB)あり
  • 言語理解・計数理解(C-GABはプラスして英語あり)
  • 言語・計数ともに、長文や図表の読み取りを短時間で回答する必要がある
  • 1科目のなかに同じ形式の問題が続く
IMAGES
  • GABの簡易版といえるペーパーテスト
    • 非言語(計数,数学系):暗算(和と差)、暗算(積と商)、分数から%へ変換問題、概算系の問題、%(パーセント)系の問題
    • 言語(国語系):長文読解
CAB/Web-CAB
  • SE、プログラマー等のコンピュータ職適性診断テスト
  • 限られた時間内での処理能力・速さが求められる
  • 図形・パターンを使ったIQテスト的な問題
    • 暗算(Web-CABの場合は四則逆算)、命令表、法則性、暗号の非言語分野のみ
TG-WEB

 

  • 「従来型」と「新型」あり(従来型の方を採用している企業は多い)
  • 「従来型」「新型」とも、言語・計数・英語
    •  従来型計数問題:図形、推論、暗号(特に図形問題は、立体の積み重ね、展開図、折り紙、軌跡、一筆書き等の特徴ある問題)
    •  従来型言語問題:難解な文章が多用される。空欄補充、並べ替え、長文読解
    • 新型計数問題:図表の読み取り、四則逆算(従来型とは大きく異なる問題)
    • 新型言語問題:同義語、対義語、ことわざ、長文読解
    • 英語は難易度の高い長文問題を短時間で解く問題
CUBIC
  • WEBテストとペーパーテスト
  • 能力検査の出題範囲が広く受験時間が短い
    • 基礎能力検査:言語、数理、論理、図形、英語
TAP

 

 

  • WEBとペーパーテストあり
    • 言語系問題:漢字・読解・二語の関係、類義語、対義語、長文読解・接続詞,要旨、同じ意味の格言等
    • 非言語系問題:四則演算、二次方程式、面積、三角比、暗号、数列、二次関数等
  • 数学の問題が多く難易度が高い
  • オプションにより英語(TOEIC 500点平均レベル)、事務適性、情報処理の適性検査がつく場合がある
  • TAPは、受験画面の下にある『前ページ』『次ページ』や画面上部の設問番号で移動可能
SCOA
  • テストセンター方式かペーパーテスト
  • 能力テストは言語と非言語分野と言語:熟語・慣用句、漢字、同意語、反意語、長文読解等
    • 数理:四則計算、方程式(一次、連立、二次)、不等式、数列
    • 論理:サイコロ問題、推論
    • 常識:理科系全般・社会系全般
    • 英語:文法問題や発音問題、類義語、イディオム、アクセント問題等
  • SPIより基礎的な問題が多いが問題数が多く1問を解く時間が短いのが特徴(120問を60分で解く)
  • 単純平均で1問30秒しかないため、解けそうもないと思ったらとりあえず回答して、次に進むのがコツ(あやしければ後で見直す)
内田クレペリン検査

 

  • 日本で開発された心理検査でペーパーテストのみ
  • 「作業」だけを使って受検者を測る
  •  簡単な一桁の足し算を1分毎に行を変えながら、休憩をはさみ前半と後半で各15分間ずつ合計30分間実施(休憩は5分)
  • 1行116個の数字が数十行にわたって記載されたペーパーで暗算を行う
  • 全体の計算量(作業量)、1分毎の計算量の変化の仕方(作業曲線)と誤答から、受検者の能力面と性格や行動面の特徴を総合的に測定
ef-1G
  •  難易度的には最難関ともいわれるテスト
  • 非言語と言語、連想の構成
  • 制限時間が短く、数理系は推論能力が必要な特徴ある問題、問題のパターンになれていないと解けない問題が多い
    • 非言語:四則逆算、論理、記号の数を数える問題、法則性(N進数,N進法系)、図形(三角形の数)、煙突の見え方、地図の論理問題等
    • 言語:・漢字の読み、ことわざ、慣用句、四字熟語、読解(空欄推測)、・文法、接続詞,副詞空欄補充、記憶読解、敬語等
    • 連想:ものの使い方を多数上げる問題、本来の使い方以外を上げる問題等

Webテストの解答集や受験代行に関して

ネット上には○○年卒用の各種Webテストの回答集が販売されています。

問題と解答がエクセル上に記載されている類のものです。特にSPIや玉手箱のようなメジャーなものは簡単にかつ安価に入手できます。

テストセンターや企業に出向いて受験するのではなく、自宅受験型の解答集を入手すれば苦労して問題集を何度も解かなくても、能力検査はクリアできると考える方もいると思います。

しかしはじめから解答集に頼るということは、テストセンターや企業に出向いて行う受験方式の企業は志望できないということを意味します。

つまり、志望企業の選択肢を大幅に狭めることになります。(テストセンター試験の代行受験を有料でする業者もありますが、リスクは非常に高く、犯罪として書類送検される場合もあるので絶対にやめましょう)

また自宅受験型で適性検査を通過して、その後面接等の選考が進んだ段階(人数が絞られた段階)で、テストセンターやインハウステストが行われる場合もあります。

特に有名メーカーはこのクロスチェックを行うことがあり、自宅受験の際のスコアとテストセンター(もしくはインハウス)のスコアの差で、不正の有無や、就活生の本当の能力をチェックするものです。

解答集を購入したり、仲のいいテストの得意な友人頼んで代わって受けてもらうやり方も、このようなクロスチェックがなされなければ有効とも言えます。

しかしクロスチェックされて、全く能力検査の結果がダメダメの場合はそれまでの努力が無駄になります。

企業側も文系学生が計数問題(非言語問題)でやたらと正答率が高い場合や解答速度が速い場合は、再試験までは行わなくても、面接等で何らかのチェック(口頭で同じ問題を出して解き方を問うなど)を行う場合もあります。

2022年11月までは、Web試験の代行業者はネット上で探せばすぐ見つかりました。1社の受験で15,000円から20,000円程度で自宅受験型を受験を代行してくれる業者です。

しかし、2022年11月に就活のWebテスト代行業者(個人)と依頼した学生が警視庁サイバー犯罪課がはじめて摘発したことによって、代行業者は有罪判決、依頼者の学生は共犯者として書類送検される事態となりました。

その後、かつてのように大っぴらに代行受験をする業者は大幅に減りました。さすがに犯罪として摘発されるリスクには抗せないということでしょう。

仮にリスク覚悟で自宅受験型Webテストの代行受験を高いお金を出してクリアしても、上記のようなクロスチェックされてしまえばおしまいです。

友人を巻き込んで早期に対策を開始して、共同戦線を張ろう

地道でオーソドックスな方法ですが、自分も友人も問題集を解いて能力を高めるように共同で取り組みましょう。

就活初期に志望順位の低い企業にエントリーして自宅受験のWebテストを解きつつ、画面をキャプチャーして、その場で解けなくても後でじっくり解いて解き方を理解する方法があります。

友人と協力しながらテスト対策を行い、解ける力をつけて志望企業の高い企業向けに自分のスコアを何度も更新していくやり方です。

もし全く同じ問題が出た場合は、難なく正解できるでしょうし、システムが更新されて数値や条件が変わったと知っても、解き方が分かっていれば対応できます。

志望順位の高い企業の試験時に、更新してきた高いスコアを流用できるようにするのです。

多くの企業で使用されている、SPIや玉手箱であれば、殆どの就活生が経験することになるため、早い段階から友人と協力し合い、友人を巻き込んで取り組みを開始しましょう。

大切なのは適性検査(能力検査)で、本当の実力をつけていくことです。友人と協力し合い高め合っていくことで、テストシーズンでの短期間での対応力もつくでしょう。

違うテストに取り組んでいる友人とグループをつくれば、更に短期間での対応力を上げることができるでしょう。

自分が志望したい業界や企業がある程度見えてきたら、過去に採用されているテストをチェックして、早期に問題集に取り組んでいきましょう。

尚、本記事の各テストの概要は2020年7月現在の情報を基に作成したものです。読者の就活時、受験時には変更になっている場合も考えられるので注意してください。

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SPIを本テストと同じ方式で模試演習する方法

就活で重要度が増す、能力検査。数あるテストの中で、採用企業数が最も多いSPI対策から始めましょう。SMART SPI-Gは多くの業界大手の企業が採用しているSPIテストセンターを本番環境と同様に模試演習できるツールです。

有償ですが、その料金は6ヵ月間使いたい放題で、今なら2,500円(税込)というコスパの良さ。(通常価格は3,500円)

合計200問掲載のSPI問題集で対策をはじめよう

数ある筆記試験の代表格であるSPIを対策するには、多くの問題を解くことが効果的です。

そこでおすすめなのが「SPI模試&問題集」です。模試には、言語と非言語の問題が100問収録されています。今なら100問解ける問題集もついてくるので、合計200問の例題を解くことが可能です。

詳しい解説つきなので、問題が解けなかったという人も力をつけることができるでしょう。分からなかった問題をそのままにせず、解説を読んで意味や解き方を理解することが大切です。無料でダウンロードできるので、腕試しがしたいという就活生にもおすすめです。

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