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Webテストの最有力「玉手箱」の傾向と対策

8割が落とされ、面接に進めないという現実

現在の就活で何故か軽視されがちな「適性検査」。特に能力テストです。内定レベルのエントリーシートを作成する為に、自己分析に時間をかけ、業界・企業研究を行い、自己PRと志望動機を磨きあげることはどの就活本も、就活サイトもその内容を充実させていますが、「適性検査」、中でも「能力検査」の重要性を強調しているものは意外にも少数です。

しかし、一般的な就活プロセスでは、ESの選考に通っても適性検査にパスできなければその先(面接)にも進めません。もちろん企業の人気度や適性検査をどのように位置づけているかによって差が出ますが、就活人気の高い企業は「適性検査(能力・性格)」を「足切り」のツールにしています。もしあなたが「志望してみたいな」と思った企業の採用情報を検索してみて、Webテストを課している場合は早い段階から対策に手をつけておくことを強くお勧めします。

玉手箱を採用している企業は、メガバンク、生保、証券をはじめとした金融系、コンサル系、投資銀行、商社、メーカー(三井物産、ネスレ日本、ファイザー、日立製作所、日産自動車、キリンホールディングス、味の素など)、著名で就活人気の高い企業が多いので注意が必要です。

Webテストの種類と対策

Webテストには自宅のPCで受ける自宅受験型と専用の会場に行って設置してあるPC端末で受験するテストセンター型の2つのタイプに分かれます。

最も多くの企業が使用しているのはリクルートキャリア社が行っているSPI3と呼ばれる試験ですが、適性試験はSPIだけではありません。日本エス・エイチ・エル社が提供している玉手箱(自宅受験型)、C-GAB(Cギャブと呼ばれる玉手箱のテストセンター版)、Web-CAB(Webキャブ)と呼ばれるコンピュータ関連職用の試験や、ヒューマネージ社のTG-WEB、他CUBIC、TAP、SCOAなどの試験が存在します。

中でも日本エス・エイチ・エル社の玉手箱やC-GABは使用している企業も多いのです。就活の準備も3年生の後半になり志望企業も固まっていれば、その企業の適性試験の内容をチェックして対策をするのは当然ですが、3年生の早い段階では自分の志望したい企業がはっきり決まっていないケースが殆どでしょう。

その為、早めにSPIや玉手箱等の問題(種類と傾向)を知って、その対策に手をつけておくことが重要なのです。現行のスケジュールではエントリー解禁の3月1日までには、適性試験の対策を終えておくことが必要です。どのタイプの能力試験もそれぞれ特徴があるため、問題に慣れておかないと短期間ではクリアするのが難しいと考えておいてください。

自宅受験型の場合、インターネットで販売されているエクセル形式の回答集があれば大丈夫という声も聞きますが、不正防止のためにテストセンター方式を採用する企業が増えていますので、その場合は誤魔化しが効きません。

また自宅受験方式でのWebテストを回答集でクリアして、面接の数度の選考を勝ち抜いた絞られた学生に対して再度能力検査を行い、クロスチェックされたら不正は直に見抜かれてしまうでしょう。

SPIの場合は自宅受験型のウェブテスティングとテストセンター試験では内容が異なるため注意が必要です。玉手箱とC-GABの内容はほぼ同じですが、計数問題に対して自宅では電卓が使用できるのに対し、テストセンターでは通常電卓は使用できないため暗算や筆算に慣れておく必要があります。

玉手箱とC-GABの問題構成

玉手箱(自宅受験型)の問題は以下の構成になります。

科目名問題数制限時間出題内容
計数理解

テスト

(電卓使用可)

四則逆算50問9分を埋める方程式
図表の読み取り29問15分表・グラフを読み取り数値を求め、解を選択
表の空欄の推測20問20分表の中に1ヵ所の空欄があり、その数値を推測
言語理解

テスト

論理的読解

 

32問

(8長文 x 4問)

15分長文に対する設問の論理的な正誤の判断
趣旨判定

 

32問

(8長文 x 4問)

10分長文に対する設問の趣旨についての判断
趣旨把握10問12分長文に対する設問の趣旨についての選択
英文理解

テスト

論理的読解

 

24問

(8長文 x 3問)

10分長文に対する設問の論理的な正誤の判断
長文読解

 

24問

(8長文 x 3問)

10分長文を読解して適切な答えを選択
性格テスト

 

本格版68問約20分受験者の性格・傾向と企業、職種とのマッチング
簡易版30問なし
意欲テスト本格版36問約15分受験者の意欲と企業、職種とのマッチング
簡易版質問文36か質問文24x2組のどちらかなし

*上記は標準タイプであり、設問数が多い場合もあります。

玉手箱の大きな特徴は2つあります。

    • SPIのように違ったタイプの問題が出るのではなく、同じ問題形式の問題が出続けること。たとえば計数問題の「空欄の推測」では空欄の数値を推測させる問題が20問出題されます。
    • 出題数が多く、制限時間も短いため、1問あたりにかけられる時間がとても少ない

したがって問題に慣れて、素早く解答を導くコツを習得しておかないと悲惨な結果になります。時間をかけてゆっくり解けてもあまり意味がありません。頭の回転の速さがとても重視されています。

C-GABの構成内容

科目名問題数制限時間出題内容
性格テスト68問約20分受験者の性格・傾向と企業、職種のマッチング
計数理解

テスト (電卓使用不可)

図表の読み取り29問15分表・グラフを読み取り数値を求め、解を選択
言語理解

テスト

論理的読解

 

32問

(8長文 x 4問)

15分長文に対する設問の論理的な正誤の判断
英語理解

テスト

長文読解

 

24問

(8長文 x 3問)

10分長文を読解して適切な答えを選択

尚、C-GABの場合、性格テストは予約時に自宅のPCで行い、会場で行うのは能力テストのみとなります。計数問題は電卓は使えないので筆算になります。

特に注意が必要な計数問題

「就活の答え」では、特に文系の学生の皆さんが苦手なSPIの非言語問題のミニ問題集を掲載していますが、もう一つの大手である玉手箱・C-ABの計数問題にも早めに目を通しておくことをお勧めします。問題集も数多く出版されていますので、是非購入して慣れておきましょう。玉手箱・C-ABの方がSPIと比較してビジネス使用に近い、より実践的な問題が出されます。

言語理解問題や英語理解はセンター試験のレベルをイメージしてもらえれば大丈夫です。しかしこちらもスピードが重視されるため、問題の数をこなしておくことをおすすめします。

ちなみに玉手箱の「四則逆算」という9分で50問を解く問題があります。小学校の算数(四則計算・分数・少数)の知識と、一次方程式の基本的な知識があれば解けますが、問題の形式が独特で、且つ回答時間制限がきついので注意が必要です。以下に数問例題を挙げておきますので、問題なく素早く解けるかどうか手始めに5問だけトライしてみましょう!

玉手箱(自宅受験)四則逆算問題

以下5問は出題20問目から50問目までのレベルを抽出しています。問題の難易度は後半に進むにしたがって段々難しくなっていきます。一問10秒、合計50秒で解くことを基準にやってみましょう。ちなみに自宅テストなので電卓は使ってください。

画面のイメージは以下の様になります。

では例題5問です。に入る正しい数を5択の中から選ぶ問題です。ではスタート!

問題 1:

-8)×(29-21)=88

〇 16

〇 18

〇 12

〇 19

〇  8

問題 2:

216÷ × 6

には同じ数字が入る)

〇 10

〇 0.5

〇 9

〇 4

〇 6

問題 3:

+6÷(-6)=6

〇 6.5

〇 7

〇 7.6

〇 8.4

〇 9

問題 4:

0.7+  = 7/9 + 13/18

〇 0.8

〇 0.9

〇 1.1

〇 1.2

〇 1.4

問題 5:

19 ÷ 5  = (3/4 -) × 19

〇 0.35

〇 0.45

〇 0.55

〇 0.385

〇 0.625

いかがでしたか、5問50秒~1分以内で解けましたか?正解と解法は以下の通りです。

問題 1の解法と正解:

問題1の解法

問題 2の解法と正解:

問題2の解法

問題 3の解法と正解:

問題3の解法

問題 4の解法と正解:

問題4の解法

問題 5の解法と正解:

問題5の解法

自信がなければ早めに問題集に取り組むこと

いかがでしたか。解法を見てしまえば何のことはない計算問題なのですが、方程式がxでかかれていなくてのため、かえって混乱した方もいたのではと思います。また方程式に分数や割算が入っている問題も、いきなり出されると戸惑うものです。この種の問題は一瞬混乱して「あれっ」と思ってしまうと時間制限もあるため焦ってしまい、軽いパニックを起こすことがあります。冷静に考えて式の左右を入れ替えたり、移行したりできれば小学校レベルの知識で計算できる問題です。あとはスピードなので、問題数をこなしていくしかありません。

理系の学生は問題ないでしょうが、文系の学生で「あれっ」と思った方は早めに問題集を買って対策に着手しましょう。電卓もメモリー機能を使うなど、計算を効率的に行いスピードを上げるテクニックがあります。日ごろメモリー機能を使っていない方は、覚えておくと便利です。スマートフォンの電卓機能ではなく、電卓を使用することをお勧めします。

この計算問題の後にヘビーな図表の読み取り問題や、表の空欄の推測問題が控えています。特に表の空欄の推測問題は結構難しいし、慣れておく必要があるでしょう。

見過ごされがちな「適性試験」、「能力試験」は採用試験です。そしてほとんどの企業が実施しています。これにパスしないと折角の準備が水の泡になってしまいます。心配な方はとにかく早めに問題集に取り組んでいきましょう。

お勧めの問題集はこちら!

 

能力検査は全く自信はない。でも自分の良さを認めて欲しいと思う人へ

就活は筆記試験(能力検査・適性検査)が通らないと面接もしてもらえないのが現実なのです。もしSPIや玉手箱の問題をやってみたけど、自分には全く自信がないと思ったら、能力検査のない企業を選んで志望するという方法があります。しかし、選考の緩い企業は「もしかしたらブラック企業かも?」、「仕事がきつく離職率が高く、とにかく若い人材を集めているのでは?」と不安になってしまいますよね。

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