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内定承諾書を提出しても、就活を続けて良いか?後で辞退しても良いのか?

内定後に悩むポイント

早期に内定を獲得した学生は、既に内定承諾書を提出している学生もいると思います。多くの学生から提出前に聞かれることは、内定承諾書を提出しても就活を続けて良いのかという質問です。

面接で「第一志望です。御社から内定をいただいたら、就職活動を止めます」と答えていると、「他社の選考がまだ残っていっても、約束した以上守るべきなのでは?」という迷いのためです。

選考が進んでいる他社の志望順位が低ければ、悩むことは少ないと思います。志望順位が同等レベルか、高い場合は大いに悩みますよね。

もっと言えば、内定を獲得したが、本当にこの会社で良いのか、納得できる就職先が決まるまで、就職留年までしようかと考える学生もいるでしょう。

内定承諾書は、入社承諾書、内定誓約書と呼ばれる場合もあり、企業によって様々です。具体的な入社日や労働条件が記載されており、「正当な理由以外は入社する」旨の誓約に署名捺印する書式のため、一旦提出したら契約に拘束されると考えるでしょう。

内定承諾書の提出のタイミング

内定通知から、提出までにかなりの時間があり、他の企業の選考結果が出てから提出すれば良い場合は問題ないのですが、企業によっては、提出期限が内定通知から5日以内というケースも多いのです。

また、形式的な「最終の最終」面接のような機会を設けて、最終面接で手渡した内定承諾書の提出を、形式的な「最終の最終」面接に持参させるケースもあります。

人事担当者に手渡しで提出した場合は、それを以て就活を終了する学生がほとんどです。企業によって、正式な「始期付解約権留保付労働契約」である内定承諾書の提出を求める時期と運用に違いがあり、遅い例では10月1日以降の内定式の際に提出という場合もあります。

内定承諾書提出後でも内定辞退は可能

法的には、内定承諾書の提出後でも、学生側からの内定辞退は可能です。入社開始日(通常の場合4月1日)より2週間以前に内定を辞退すれば法的な問題は発生しません。

しかし、2週間というのは法的にであって、本当に不可避な理由でない限り、社会通念上や道義的には許されるものではありません。辞退が間際になればなるほど、企業側には大きな不利益が生じトラブルの基です。

教授の推薦を受けている、または、OG/OBから特別なサポートや紹介を受けている場合は企業と教授、企業と大学の関係に悪影響を及ぼします

内定を辞退する場合は、決断したら即刻企業側に連絡する必要があります。また教授の紹介や推薦を受けている場合は、通常内定辞退は出来ないと考えるべきです。もしどうしても、という場合は教授と直接話してから行してください。

どうしても内定辞退をする理由が生じた場合は、出来るだけ早く連絡を入れて下さい。企業側も、ある程度の割合で内定辞退者が出ることは予測しています。早いタイミングであればその予想の範囲内として対処できます。

学生が、複数の内定を獲得し、最終的に1社を残し、他を辞退することは社会通念としては認められる行為です。面接で入社を約束してもあなたが納得できないのであれば、辞退は可能なので心配は無用です。

内定キープはベストの1社にして、それを更新しよう

あなたが就活を頑張って、いくつもの内定をほぼ同時に獲得できた場合でも、内定をキープするのはその時点のベストの1社にしましょう。

ベストの1社を決めるのに悩んでも良いですが、できるだけ早く決断して、辞退する内定は通知後5営業日以内に企業側に連絡に連絡をしましょう。

つまりキープする内定は、新たな内定が決まるまで、基本は常に1社であるべきです。企業側も時間とコストをかけ、あなたの能力や可能性を期待して、内定を出してくれたのです。それをあなたの理由で辞退、破棄する際には、誠意が大切になります。

一番の誠意は、企業側に最も迷惑がかからない方法で辞退することです。その一番の方法が早期に辞退の意思を連絡することです。最も自分が納得できる内定を獲得することは、当然です。その時点でベストの内定を1社をキープして更新するやり方をお勧めします。

内定辞退の連絡の仕方

内定辞退の場合は、電話での連絡で意思を告げた後、メールでフォローして記録を残すことが基本です。メールを先に送る方法でも良いですが、必ず電話を入れましょう。

メールや手紙の場合、「届いていない」、電話のみの場合「聞いていない」というトラブルが起きるのを防ぐためです。

電話で直接話すことは、ハードルが高いかもしれませんが、社会人のマナーとしては必要なことです。社会に出た際、謝罪は出向いてするのが当然とされています。少なくとも電話で誠意を伝えるのが常識であり、メールのみで済ますのは誠意が伝わらない行為とされます。訓練と思って電話をしましょう。

メールや手紙はwritten confirmation として必要です。内定辞退の場合はメールが基本ですが、金融機関や歴史を重んじる旧財閥系企業、重厚長大企業の場合は電話の後で、手紙の方が良いでしょう。どちらの場合もスピードは大切です。

内定辞退のトラブル解消法

出社して謝罪を求められた場合どうすれば良いか

電話とメールで誠意を尽くして、辞退を申し出たにもかかわらず、出社して謝罪もしくは説明を求められた場合は、大学のキャリアセンターに相談しましょう。

企業によっては出向いて謝罪しておいた方が良い場合と、する必要がない場合があり、個別の事情によっても判断が変わってきます。

基本的には出社して説明や謝罪をする義務はなく、不要なのですが大学とその企業の関係性や個別の状況により、するべきという場合もあるからです。

出社する場合でも、ひたすら謝って、辞退の意思を貫けば良いだけです。嫌味は言われるでしょうが、圧迫面接のプレイ、社会人としての訓練と思ってキャリアセンターのアドバイスに従いましょう。

内定辞退をどうしても認めないと言われたらどうすれば良いか

電話やメールで誠意を尽くして内定辞退を申し入れても、企業側が「どうしても認めない」と言ってくる場合もないとは言えません。その場合は、まず大学のキャリアセンターに相談しましょう。場合によっては内定辞退の意思表示をした手紙を、内容証明郵便で送る等の対策が必要になります。

いずれにしても、あなたが手順を踏んで、誠意をもって臨んでいて、就労開始予定日から2週間以前であれば、企業側が内定辞退を認めないという事はありえないので全く心配は無用です。

損害賠償請求を求めると言われたら、どう対処すれば良いのか

内定辞退を申し出た際に、稀にですが「損害賠償請求をする」と脅されるケースがあります。内定は「始期付解約権留保付労働契約」であり、法的には就労開始予定日から2週間以前であれば解除できる契約であり、それを守っていれば訴訟を起こされても勝てます。

企業側も負けると分かっているケースで訴訟は起こさないため、単なる脅しなので全く怖がる必要はありません。そのようなケースが発生した場合は、キャリアセンターに相談しましょう。その企業を管轄する労働基準監監督署に訴えるという手段もありますので、全く無視してかまいません。

結論:内定承諾書を提出しても、就活を続けて良いか?後で辞退しても良いのか?

  • 内定は法的には就労開始予定日から2週間以前であれば解除できる契約
  • 辞退する場合は、誠意を尽くすこと、決断したら早く連絡すること
  • 内定キープは常にその時点のベストの1社にしよう
  • 内定辞退の連絡は電話とメールの両方で行うのがベスト
  • トラブルに巻き込まれそうになったら、悩まないでキャリアセンターに相談しよう
新卒での就職先を決めるのは、人生でも重要な決断の一つです。悔いのない、納得できる内定先を獲得することが一番大切です。精神的にきつい部分もありますが、最後まで走り抜けましょう。

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就活の選考結果が思わしくない時は、一気に不安が高まるものです。自分を否定される結果が連続すると、今後内定が獲得できるのか、自分が活躍できるような企業と出会えるのか、自分の就活が間違っているのでは、という疑心暗鬼に陥ってしまいます。

更に、内定を出してくれた企業があったとしても、その企業で納得できるかは別問題です。

でも大丈夫。一人で悩む必要はありません。

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