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内定者懇親会はいつ頃行われるのか
内定、内々定獲得から、内定式までの間に行われる、内定者懇親会というイベントがあります。企業によっては行わない場合や、内定式の当日、もしくは内定式の後に実施する場合もあるなど様々です。
昨今の就活環境では、内定や内々定を出して承諾書を受け取る時に案内する、または承諾書の提出直後に案内する企業も増えてきました。多くの企業は内定式を10月1日か、それ以降に予定していますが、6月から早々と内定者懇親会を組んでいる企業もあります。
内定者懇親会の目的
企業が内定者懇親会を開く第一の理由は、内定辞退を回避することに他なりません。特に内定、内々定を出した後から内定式を行う前に行われる場合は、内定辞退を防ぐことを目的としています。
昨今の就活環境を鑑みると、企業としても多くの学生が複数内定を獲得していることを前提にせざるを得ないため、「複数の選択肢の中から、確実に自社を選んでもらうこと」が人事としてのミッションになります。
新卒の学生を採用するということは、膨大な費用と時間がかかります。費用と時間をかけて獲得した優秀な人材を、最後の最後で他社に取られないために、何らかの対策が必要という訳です。
もちろん、学生にしっかりと納得して入社してもらいたい、内定者同士で連帯感を強めて欲しいという、サブの目的もあります。
学生側も、内定、内々定には法的拘束力がほとんどないということを熟知しており、最後の最後まで悩んで、納得して就職先を決めたいというニーズがあります。
企業側のニーズと、学生側のニーズを同時に満たすものとして、内定者懇親会があるのです。内定後の学生のフォローをメインとする人事コンサルティング会社もあるくらい、採用プロセスの中で重要性を増しています。
内定者懇親会の内容
内定者懇親会のやり方や内容も企業によって様々ですが、だいたい以下のようなプログラムが組み込まれます。
- 内定者同士の自己紹介・スピーチ
- 事業内容や企業情報、実際の業務状況、福利厚生の説明・アップデート
- 会社幹部の挨拶
- 今から内定式までの流れ、内定式から入社までの流れ、スケジュール、イベントの説明
- 内定者SNSコミュニティーの紹介
- グループワーク・チームビルディングのゲーム
- 先輩社員との交流会・食事会
- 内定者を中心とした食事会
内定者懇親会には出なければならないのか?
企業側が「参加必須」としている場合を除き、参加しなくても問題はありません。他の企業との面接や大事な予定と重なってしまい、参加したくない場合は、参加しなくても問題はありません。
その場合は社会人のマナーとして、参加できない旨の連絡を入れましょう。もちろん他社の面接と重なっているなどと説明する必要はありません。しかし、あなたが内定者懇親会を開いてくれる企業に、少しでも入社の可能性があるのであれば、誠実に対応することです。
もし、既に他社からの内定を受諾する意思が固まっている場合は、事情を話して内定辞退を早めに入れましょう。あなたが意味もなく、内定だけを保留していることは、誰のプラスにもなりません。せっかくあなたに高い評価を出してくれた企業ですので、誠実に対応することが社会人のマナーです。
積極的に参加してみよう
特に予定が重複しない場合は、積極的に参加しましょう。内定・内々定を獲得しているため、精神的なプレッシャーを感じる必要はありません。特に理由もなく参加しない場合、後に入社を決めた際に同期と話が合わず、後でうまくコミュニティーに溶け込めなくなるリスクもあります。入社する可能性があるのなら、積極的にその機会を活用しましょう。
企業の生の情報、先輩社員の実際の働き方、同期内定者のレベルなどを知ることができる良い機会です。特に入社を迷っているような場合は、内定者懇親会で知りえる情報は、比較する材料としてとても重要な情報になります。
食事会などに参加した後、内定を辞退することは心が痛むかもしれませんが、企業にとっては、内定式直前や、内定式後に辞退されるよりはましなのです。積極的に情報をとって決断に活かしましょう。
内定者懇親会のドレスコード
多くの場合、「リラックスできる服装」で来てくださいという案内があります。その場合は清潔感のあるスマートカジュアルな服装を選んで参加しましょう。
もしドレスコードが案内されていない場合は、リクルートスーツで参加するのが基本です。また、すでに内定を得ているので、分からないことや、気になる点、心配な点があれば人事担当に問い合わせをしましょう。
内定者懇親会で入社意欲を確かめよう
企業側は、何とか内定辞退者を出さないようにすることを目的としていますが、複数の内定を保持している学生は、最後まで比較して選びたいという思惑があり、そこに軋轢が生じる場合があります。
懇親会で辞退者を防ぐ目的なので、「入社を強要する」パターンは逆効果でほとんどありませんが、学生の側からは「雰囲気が良くなかった」、「先輩社員と何となく、合わない感じがした」、「同期内定者のレベルが高く不安になった」、「同期内定者のレベルが低く不安になった」という声がよく聞こえてきます。
特に他の内定者との雰囲気が合わず、内定を辞退してしまう学生も多く、内定辞退の理由の10%程度を占めているという調査もあるのです。
それも含めて、比較することは悪いことではありません。内定者懇親会に出席しなければ比較もできないし、自分の決断を後で後悔することにもなりかねません。
内定者懇親会の雰囲気や、企業の対応、先輩社員や同期内定者が素晴らしく、益々入社意欲が高まる場合も多いのです。大半の学生は、内定者懇親会で意欲を高め、内定式に向かって覚悟が決まっていきます。このようにポジティブな意識を持つことはとても大事です。俗にいう内定ブルーの払拭にも役立つ場合の方が多いのです。
どちらの場合でも、覚悟をきめて決断をして、内定式から実際の入社まで、意識を高めていくことは大切なことです。折角の機会なので、特別な理由がない限り有効活用しましょう。
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