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就活生必読!オワハラに勝つ、心構えと対策

オワハラの本質

就活の面接も終盤に差し掛かってくると、企業側はあなたに内定を出した場合、辞退せず確かに入社してくれるかを見極めに入ります。

企業側には、経営計画から落とし込んだ今年度の採用予定枠があり、それを優秀な人材で満たすことが、人事部に与えられたミッションなので、優秀と評価した学生を上位ランクから囲い込みます。

優秀な学生は、ほとんどの場合多くの企業から「欲しい人材」と評価されるために、企業としては何としてもその学生を確保したいと思うのは当然な事です。

そこで発生しがちなのが、「オワハラ」と呼ばれる行為です。内定を出すことを条件に、もしくは、内定を出し以上は、「あなたの就活を終わらせる」ことを強制、もしくは相当のプレッシャーをかけてあなたの囲い込みを行う行為です。

企業の採用活動のスケジュールに時差があるため、早く内定を出して、その学生の入社を確実にしたい、内定を出したからには確実に入社してもらいたいという思いは、企業とっては当然のことです。

企業側にオワハラをする根拠を与えているのは「本当に入社したいと思っている学生を優先して採りたい」という動機です。現在の採用システムを取る以上、ハラスメントはいただけませんが、動機自体は不当ではありません。

一方、あなたにとっては、はじめの職業を決めるという、人生の中でも一つの大きな決断なので、可能であれば多くの選択肢の中から、自分が最も納得がいく、最良の会社を選びたいと思うのは当然のことです。

双方に利益の相反が生じ、そこに軋轢が生じてしまうのが現実なのです。しかし「就活終われハラスメント」と言われるには、企業側に行き過ぎた行為があることも事実です。

「就活終われハラスメント」をされた場合は、あなたが他の企業の選考を継続したいと思うのであれば、就活を終わらせる必要はありません。

手段は別として、シンプルに、納得できるまで就活を継続しましょう。あなたの職業選択の自由は、憲法で保証された権利なのです。

オワハラとは、どんなことをされるのか?

オワハラの具体的な行為を類型にして解説します。

内定と引き換えに、就活を終わることを条件にされる

内定と就活の終了を交換条件として、取引を求められるパターンです。

オワハラの中で最も多いパターンであり、内定、内々定を決定する条件にします。

注意したいのは、内定・内々定をすると約束した後、即刻、他社の選考をキャンセルさせる場合です。ひどい例では、面前で選考辞退の電話を掛けさせる場合もあります。

内定、内々定を決定する条件にする場合、最終面接中や直後、もしくは別途の呼び出しで「内定を出す方向で、前向きに検討しているが・・・・、内定を出したら就活を終えてくれるよね。うちは第一志望でしたよね」といった言動で取引を持ち掛けてきます。

ストレートに内定と引き換えに就活の終了を持ち掛けてくる場合もありますし、「内定後は就活をしないというのが、信頼関係ですよね。入社前から信頼を損ねるようなことはしないでくださいね」とソフトにお願いされる場合もあります。

対策:

企業のやり方が良いとは決して言えませんが、あなたが他に内定を保持しておらず、その会社が行きたい会社であれば、とりあえず取引に応じても良いです。ただし、他の選考、就活を続けたい意思があれば、それを続ければ良いだけです。

その場で内定の電話を掛けさせるケースもあるので、他社の選考は進んでいませんと答えましょう。

他社の内定を既に保持していて、迷って決断できない場合は、考える時間をくださいと交渉しましょう。「親と相談してから正式に承諾をするという約束になっている」という説明でも良いです。他社と比較して迷っているという説明しないで、出来る限り時間を稼ぎましょう。

企業側が、どうしても待ってくれない場合で、その企業に入っても良いと思える場合や、あなたが他に内定を保持していない場合は、「入社したいと考えています」と答えておきましょう。ただし、企業側から「内定」という言葉をはっきり引き出しておきましょう。

あなたが正直に他社の選考の状況を話してしまい、その場で断りの電話を強要された場合は、拒否しましょう。そこまでしてくる企業に入っても、将来あなたが苦しむだけです。他社の選考に全力を傾けましょう。

内定をほのめかして、就職活動を妨害する

「内定を出したいと思っているが・・・」、とほのめかして、あなたの選考状況を、企業名を含め詳しく聞き出し、スケジュールを妨害してくるオワハラもあります。

その企業の面接日に、あえて役員との懇談会や、企業研究会をセットして、他社の選考を妨害してくるパターンです。

別のパターンのとして「当社に入りたくなければ、入らなくても良いですよ」と暗に「入ります。入れてください」と言質を取る方法もあります。「それなら、内定を出したら他社の選考はどうしますか」と追い込んでいく方法です。あなたの口で「就活を止めます」と言わせる誘導をしてきます。

対策:

内定を確約していないのに、他社の選考の状況を話す必要はありません。現在他社の選考は進んでいませんと答えましょう。

その上で、「内定ということでしょうか?」と尋ねてみましょう。あやふやな答えしか返ってこなければ、残念ながら、あなたへの評価はそれほど高くなく、当落線上にいる可能性が大です。

その企業に入りたければ、内定の返事はいつもらえるのかを聞いてプッシュしても良いし、むしろ他社の志望順位が高く、選考結果を待ちたいのであれば、他社の件は伏せて様子をみましょう。「他社の選考は進んでいないので御社のみです」と言っておきましょう。

あなたが他社から内定を得ていないのであれば、「就活を終えようと思います」と答えて、内定を確保しておきましょう。この段階では、内定が出ていないのでお互い様です。

内定承諾書に署名捺印させる

内定承諾書、内定誓約書、入社承諾書のような書面に署名と捺印をさせて、その後の就活をさせないパターンです。

特に非常に早いタイミングで行い、学生の行動を抑制するパターンがオワハラになるケースです。

会社に呼び出してその場で署名、捺印をさせる場合は非常に圧迫感があり、心理的に追い込まれます。いきなりそのような要求があった場合、大学のキャリアセンターに事情を話してアドバイスを受けることになっていると説明して、時間を稼ぎましょう。

対策:

名の通った企業の場合であれば、あくまで内定辞退を防ぐ目的である場合がほとんどですが、ブラック企業や、求人詐欺を行う企業の場合もないとは言えません。

その場での署名・捺印は危険ですので止めましょう。その場ではできない、相談してから必ず返事をする旨を告げて帰宅し、大学のキャリアセンターに相談してください。

それでも、どうしてもその場で署名・捺印を強要する場合、脅迫まがいで取り囲まれる場合は、そんな企業に入らない方が良いと考え、お断りをしましょう。

内定を出した後、役員懇談会、食事会、研修会、社員との交流会で拘束する

過剰な企業側のイベントや、接待まがいの食事会、人的交流で関係を深め、内定辞退をさせない精神的、時間的な拘束を強いて、他社への就活を阻止する手があります。

バブル期に多用された手法で、確保した人材を他社に流出させないための伝統的な手法です。

昨今の売り手市場の就活状況では、内定者懇親会、内定者セミナーという形でソフトにイベントが行われる傾向はあります。この場合はハラスメントとは違います。

対策:

その企業に入りたいと思っていれば、内定後の話なので時間が許す限り参加して良いと思います。その企業より志望順位の高い他社の選考が進んでいる場合は、その面接の予定と重なるイベントは適当な理由をつけて断りましょう。

それを理由で内定を取り消すことは法的にはできません。内々定の場合は不安定な立場にありますが、親族のどうしても外せない予定などの理由をつけて、かわしていきましょう。

内々定でも、まともな企業であれば、それを理由に内々定を取り消すことは、まずないでしょう。他社の選考に重ならない場合は、できるだけ参加すれば良いと考えましょう。

脅迫まがいの言動で内定辞退を受け付けない

内定辞退を申し出ると、企業側の人事担当者の態度が一変して、高圧的で脅迫的な発言をしてくる場合があります。

「嘘つき」「卑怯」「なめるな」「甘く見るな」「ふざけるな」「内定は取り消せない」「損害賠償請求をする」などの言動や、しつこく電話をかけてくる行為などがこれにあたります。

あなたがとるべき法的責任は、全くありません。ただ脅しているだけなのです。

対策:

あなたの「辞退する」という意思は絶対に曲げてはいけません。反論せずに、聞き流し、「申し訳ありませんが、辞退させていただきます」と言って帰りましょう。電話の場合はそう言って電話を切れば良いだけです。

泥試合で言い合っても、お互いに感情的になるだけで、何も良いことはありません。あまりにひどい場合は大学のキャリアセンター、ハローワークや労働基準監督署に相談しましょう。

オワハラ対策のまとめ

  • 自分が納得のいくまで就活を続けよう
  • 内定と就活の終了の引換はせず、内定をもらって、納得のいくまで就活をつづけよう。ただし不要な内定は早期に辞退すること
  • 内定を引き延ばして、他社の選考を妨害される場合は、明確な結論を出してもらうよう交渉しよう
  • 内定誓約書に署名・捺印しても、後から内定辞退は可能
  • 他社の選考状況を説明しなくてよい。時間をくださいと交渉して、どうしても無理ならとりあえず内定確保に動こう
  • 内定後の過度の拘束も、他の選考と重なる場合は選考を優先して調整しよう
  • 脅迫まがいの言動には付き合わず、内定辞退の意思を冷静に貫こう。ひどい場合は公的機関に相談しよう

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