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複数内定で悩むとは?
就活も中盤から終盤にに入ると複数の内定を獲得する学生も出始めます。取り組んだ結果、二社以上の内定を獲得できたことになり、幸運にも選ばれる側から、選ぶ側になれたということになります。
多くの企業が内定式を10月1日以降に設定していても、内定承諾書の意思確認、承諾書・誓約書の提出は内定通知後1~2週間以内にしなければならないというのが実情でしょう。早い段階で内定を獲得している学生でも。本命を上場企業や人気企業の選考を継続しているのが一般的な傾向です。
政府が企業に要請している就活スケジュールを守っている企業ですら6月1日以降即内定(内々定)を通知する企業が多いのです。
そのため、今まで確保してきた内定先企業と重複が起きることが6月1日以降起こる学生も多いと思います。
複数の内定を獲得できた学生は、企業が指定した期間内、もしくは企業と交渉して合意した期間内に、内定を承諾する1社を残してその他を辞退することになります。
複数内定と言っても、学生の中で明らかに優先順位がついている場合は、正式に内定承諾をする時期を延ばす交渉をするまでもなく、礼と誠意をつくして志望順位の低い企業の内定を辞退すれば良いのでそれほど問題ではないでしょう。
悩ましいのは、拮抗していて選べない場合です。その場合は正式に承諾書を提出する時期を交渉する必要も出てくるでしょう。
2社以上の内定を獲得した場合は、2社に絞ることが先決
幸運にも2社以上の内定を獲得した学生は、まず2社までに絞りましょう。
この段階で選ばなかった企業には、礼と誠意を尽くして内定辞退の電話とメールを入れましょう。2社に絞るまでは、それほど悩まないと思います。
しかし2社も決めきれない場合は、全ての会社に交渉することになります。この場合、決める作業が非常に煩雑で、益々迷ってしまう可能性もでてきます。また先方の人事の心象を害し、良い印象を与えないことを覚悟しましょう。交渉が上手くいかない可能性もあるので、2社までには絞ることをお勧めします。
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就活の選考結果が思わしくない時は、一気に不安が高まるものです。自分を否定される結果が連続すると、今後内定が獲得できるのか、自分が活躍できるような企業と出会えるのか、自分の就活が間違っているのでは、という疑心暗鬼に陥ってしまいます。
更に内定を獲得しても、内定を出してくれた企業は、本当に自分に合っているのか、その企業で本当に良いのか、自分はその企業で活躍できるのかなど、悩みは尽きないものです。
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承諾期限の交渉を行い合意する
それぞれ、状況を話して承諾期限を延ばしてもらう交渉をします。その際、理由を聞かれるので正直に説明しましょう。必ず競合している内定社を聞かれますので、正直に答えて交渉しましょう。
殆どの場合面接で「御社が第一志望です」といって内定を獲得していると思います。そのスタンスは変える必要はありません。
ではなぜ他社と迷うのかと質問された場合は、「一生に関わる決断なので、納得するまで悩みたい。その時間を頂きたい。御社に決めることを悩んでいる」と答えましょう。
人事担当者の心象を害する可能性はありますが、礼と誠意を尽くしてお願いしてみてください。
交渉できない場合もある。できる場合は期限を合意する
企業も一定の採用ルールに従っているため、個別の事情を考慮しない場合もあります。その場合はあらかじめ設定された期限までに決断して連絡するしかありません。連絡しない、出来ない場合は内定辞退になるでしょう。
人事担当に採用の運用を裁量する権限がある場合は、あなたのクオリティと競合している会社のレベルで、待ってくれる、くれない、待ってくれる場合はいつまで待ってくれるかが個別に判断されます。
あなたがその企業にとって、ダントツAランク評価の場合は、人事も何としても入社させたいと思ってできる限り、あなたの意に添うように便宜をはかってくれるでしょう。
逆に内定バーギリギリの評価であれば、それほどの譲歩はしてくれない可能性もあります。伸ばせても2-3日という場合もあるでしょう。
どんな状況でも、期限は合意しなければなりません。そして口頭で合意した場合は、必ず電話での合意内容を確認するメールを出しておきましょう。
昨今の売り手市場という就活環境と、WEB上での就活コミュニティ(掲示板・SNS)の発達によって、企業側も「学生の事情に理解がない会社」という悪いイメージは拡散されたくないのです。
そのため昔より大分学生側の事情を考慮するトレンドにはなっています。良い評判を獲得することで、来年以降もクオリティの高い学生を集めたいと考えているからです。
内定先を決断するためのヒント
内定先を決断する前に、考えて欲しいことが3つあります。
- あなたの希望を100%満たす企業はない
- どちらの企業に入るにせよ、良い選択にするかしないかは入社後の頑張り次第
- 今できることは「納得できる選択」をすることだけである
あなたが100%満足できる企業は、ありません。社会に出ればすぐに分かりますが、しばしば企業側の都合と、あなたの都合はコンフリクトします。あなたの期待や希望を充足できる部分もありますが、出来ない部分もあります。更にあなたの意向や意思を否定する場合もあります。
判断に迷っているという事は、両社ともあなたにとって魅力がある企業ということです。
その企業に入って、充実した仕事をして、それに見合う報酬を得て幸せな人生を送りたいと誰しもが思っています。それが出来るか出来ないかは、99%入社後のあなたの頑張り次第です。内定承諾を迷っていても、入社する時のスタート地点には、若干の差しかありません。
もし大きな差があるとすれば、既にあなたは決断できているはずです。
今できることは、「考えに考え抜いて、納得した選択をする」ことだけです。
その結果を後悔するようなことになっても、「あの時、あれだけ真剣に悩んで決めたのだから」という、覚悟を作る意味は大いにあります。
この3点をまず理解して、具体的な方法をみていきましょう。
内定承諾先を迷った時にやってみること
内定承諾を2社間で迷った時は、次にあげる具体的な方法をとってみましょう。あくまでゴールは「自分が納得すること」です。親でもありません。成人のあなたは、あなたの意思で判断していくべきなのです。「親の意見を聞くな」という意味ではありません。
- 就活の軸に戻って比較してみる
- 入社してやりたいことに戻って比較してみる
- 自分の価値観に正直に向き合ってみる
- 志望企業を選んだ際に使ったポイント表を再度採点してみる
- 口コミサイト・WEB上の情報、転職サイトの情報、企業情報をもう一度精査して、ポジティブ、ネガティブのポイントを書き出してみる
- キャリアビジョン、将来のなりたい姿をもう一度考えてみる
- 両社の人事に社員を紹介してもらい、話を聞く
- SWOT分析をして比較してみる
- 違う業界の企業の場合は、その業界自体のの中長期の成長性を冷静に分析し、信頼のおける第三者の意見も聞いてみる
人事担当者のスタンスと協力の度合いにもよりますが、社員を紹介してもらい、実際の業務の話を聞いてみることをお勧めします。生の声を聴くことは意思を固める上で、非常に大きな効果を生みます。
この場合、人事は素晴らしい活躍をしている社員を選んで、話しをさせることが多いので、良い情報ばかりが入って益々迷うことになってしまう可能性もあるため、かならず他の方法と併用しましょう。
もちろん報酬や福利厚生なども重視して構いませんが、自分の内面と再度向き合って、どちらの企業が自分が本気になれるかが重要です。その企業に入って、どちらが自分の力を出せるかを冷静に判断してみましょう。
面接官や役員の態度、グループッディスカッションで一緒になった学生のレベルでも、自分の評価は比較できると思います。それでも踏ん切りがつかなければ、企業の平均年収の高い企業を選ぶことをお勧めします。
従業員により多くの報酬の配分ができるという事は、概して収益率も高く従業員に対するケアの姿勢に現れるからです。出産や育児に対する企業の姿勢、ケアの手厚さも重視してください。
複数内定企業の選び方:まとめ
就活の軸に戻って比較してみる
- 企業選択に外せない軸に、合っているのはどちらの企業か
入社してやりたいことに戻って比較してみる
- どちらの企業が自分にとってより魅力を感じる「やりたいこと」があるか
- 入社してやってみたいことは、どちらの企業が実現し易いか
自分の価値観に正直に向き合ってみる
- 自分の性格や価値観、自己PR内容を無理してアピールしていないか
- 本音に立ち返って、もう一度適性を検証してみる
志望先を選んだ際に使ったポイント表を再度採点してみる
- 企業選びに重視した項目をリストアップし、ポイントをつけていた場合は、現段階での自分の評価で再度採点をして、比較してみる
口コミサイト・WEB上の情報、転職サイトの情報、企業情報をもう一度精査して、ポジティブ、ネガティブのポイントを書き出してみる
- WEB上にある情報やオープン情報を、もう一度できるだけ色んなソースであたってみて参考にする
- 転職情報・掲示板口コミサイトの情報を探って、実情理解のヒントにする
キャリアビジョン、将来のなりたい姿をもう一度考えてみる
- 企業別の自分が思い描くキャリアビジョンをアップデートする
- キャリアビジョンの実現のし易さを考えてみる
両社の人事に社員を紹介してもらい、話を聞く
- 希望職種で働いている社員の面会を依頼して、入社後のこと、社風、雰囲気や、仕事のやりがいなどを生の声で取材してみる
SWOT分析をして比較してみる
- 与えられたタイムフレームの中で、情報を取りつくしたと思えたら、それぞれの企業のSWOT分析をしてみる
- 企業毎に強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat) の4セルでまとめて分析する
- 機会(Opportunity)、脅威(Threat)は企業としての視点と、「自分にとって」の二つの視点で書き出してみる
- 「自分にとって」の視点とは、脅威の場合、「仕事がきつそうで、プライベートが大幅に侵食されそう」、「上下関係が厳しく、ついていけるか不安」等、自分にとっての切り口でも書いてみることです。機会は報酬、福利厚生、社員教育制度など、自分にとってのメリットという意味です
違う業界の企業の場合は、その業界自体のの中長期の成長性を冷静に分析し、信頼のおける第三者の意見も聞いてみる
- 業界研究にもどり、業界自体の課題や将来への成長性(5年・10年・20年レベルの市場予測)をチェックする
これだけ徹底できれば「考えに考え抜いて、納得した選択をする」ことができるでしょう。
間違いなく選択はできます。そして覚悟も決まるでしょう。ある意味とても贅沢な悩みです。自分が納得できるまで、とことんやってみましょう。
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