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激変の22年卒就活を左右する要因と、対処に必要な意識の持ち方を徹底解説

2021年卒の就活経過を振り返って分かること

2021年卒の就活生は、就活広報解禁の3月1日直前で、新型コロナウイルス感染症が拡大したため、会社説明会の中止から就活のオンライン化という激変の中で就活を行ってきました。

3月までは前年並みに推移していた内定率も、4月以降は前年に比較するとスコアが低く、内定獲得の遅延化が現れています。

旅行業や宿泊業の一部企業が、やむを得ず2020年卒で入社直前であった内定者の内定を取り消すなど、新卒者の就活にも悪影響が出ています

また、新型コロナウイルスが業績を直撃した航空業界主要企業が2021年卒の新卒採用を中止するなど、悲しいニュースも記憶に新しいと思います。

それでも2021年卒の就活生の7月1日現在の内定率は、株式会社リクルートキャリアの調査では73.2%(前年同期比-11.9ポイント)、株式会社ディスコ キャリタス就活の調べでは77.7%(前年同期比-8.6ポイント)となっており、7割以上の学生が7月1日までに1社以上の内定を獲得しています。

新型コロナウイルスが社会や経済に与えたネガティブなインパクトに比較すれば、2021年卒の就活全体は一部の業界を除き、そこまで甚大な悪影響は出ていません。

企業側も全く予期せぬ出来事であり、オンライン就活に切り替えるなどの対応に追われました。

将来予測、業績に与える影響も把握できない中で、全体の採用計画をドラスティックに見直さずにスケジュールを後ろ倒しにした結果が内定率の伸びの遅延に繋がっています。

むしろ8月以降の内定率が、時間の経過とともに前年のスコアをキャッチアップしていくかが気になるところです。

2022年卒就活の質的変化

2022年卒は変化が激しい就活になります。

既にマスコミの就活関連ニュースや就活情報サイトでも取り上げられているように、新型コロナウイルスの影響により、2020年卒までの「超売り手市場」から「買い手市場」への変化が起こりつつあります。

2022年卒、現在(2020年7月現在)の大学3年生、大学院1年生の皆さんで就職を考えている方は、色んな意味で不安をもっていることでしょう。

この記事では、不安は不安として受け入れ、その上で22年卒の就活を、納得できるカタチで結果を出すために重要なことを解説します。

22年卒就活に激しい変化を与えるファクターを以下にまとめます。

  1. 新型コロナウイルスの経済に与える影響(世界・日本・業界・業種・企業・職種)と厳選採用
  2. 新型コロナウイルスの影響によるオリンピック開催の有無
  3. 新型コロナウイルスによる、就活全体のオンライン化
  4. 就活の早期化と分極化
  5. 通年採用の一般化による影響

この記事では前半(1と2)の社会的要因を中心に解説します。

新型コロナウイルスの経済に与える影響(世界・日本・業界・業種・企業・職種)と厳選採用

2020年3月期(2019年度)の年度決算は、新型コロナウイルスの悪影響があったとしても、2月・3月の2ヵ月間程度なので各企業の決算を直撃している訳ではありません。

むしろ2019年10月に実施された消費税増税が国内景気・消費に与えた影響の方が大きいです。事実、2019年10月~2020年3月のGDPは前期比マイナスになっています。

新型コロナウイルスが企業の業績にダイレクトに響くのは2020年4月~6月の四半期決算(3月決算の企業の場合は第1四半期の決算)からです。

業界、企業によって差はありますが、日産自動車の4~6月期の世界販売台数が前年同期比半減、キヤノンの4~6月期は2001年の四半期決算を発表してから初の赤字、ANAホールディングスも売上前年同期比の1/4、営業損益も1590億円の赤字になるなど、厳しい発表が続いています。

また倒産や閉店、工場の稼働停止、賞与のカットや希望退職の募集、新卒採用の見送り等というニュースも数多くなってきています。

新型コロナウイルスの問題が勃発した2月~3月初めのころは、早ければゴールデンウィーク頃にも終息するのではという楽観的な予測もありました。自粛要請の効果で終息に向かうと思われ、5月末までには緊急事態宣言が解除されましたが、7月には再び増加傾向になり第二波、第三波への懸念も生まれ、早期の終結は全く見込めない状況になっています。

残念ながら、この状況が続くと企業の年度決算は全般的には非常に厳しい結果になります。特に悪影響があると予測されている業界は以下の通りです。(出典:XENO BRAIN 全63業界完全版 新型コロナウイルス業界AI予測レポート 2020/6/8)

ランク業界への影響度(業界全体に30%超の大幅減益の可能性大)
1観光・宿泊
2外食
3百貨店
4自動車
5自動車部品
6鉄道輸送
7倉庫
8レジャー
9航空輸送
10家具・雑貨
ランク経済的影響規模甚大 (経済損出 1000億円超)
1自動車
2鉄道輸送
3自動車部品
4建設
5電力・ガス
6金融
7リース・レンタル
8外食
9商社・卸売
10電機製品
11不動産開発
12製造用機器・FA
13電子部品材料

逆に増益の可能性がある業界は以下の通りです。

ランク業界全体に10%超の増益影響可能性
1Eコマース
2医療用器具・医療関連サービス
3製薬・臨床試験
4ドラッグストア・薬局
ランク経済的影響規模中(経済利益100億円強)
1製薬・臨床試験
2スーパー・コンビニ
3医療用器具・医療関連サービス
4ゲーム・コンテンツ制作
5ドラッグストア・薬局
6Eコマース
7システムインテグレーター
8製紙・紙パルプ

上記はXENO BRAINによるAIを使用した予測の結果であり、一つの見方ではあります。国内のシンクタンクや大手証券会社もそれぞれ独自に業界の分析を行っているので、自分の気になる業界をぜひご自分で調べてみることをお勧めします。

新型コロナウイルスはワクチンや有効な薬の開発ができ、世界に普及すれば制御することはできるでしょう。(完全とは言えないかもしれませんが・・・)

就活は内定を獲得することがゴールではありません。長い人生での職業選択、仕事を通じてどういう生き方をして、幸福になるかのスタートを決めるものなので、長期スパンでも考える必要があります。

上記のような短期的な業界動向をチェックすることも大事ですが、それより重要なのは自分の価値観の適合、強みを活かすこと、将来仕事祖通じて実現したいことや、なりたい自分の姿です。

業界研究も、中長期の視点をもって、将来に渡る成長の可能性をチェックしてください。

厳選採用化の傾向化より顕著になる

企業の業績が厳しくても、大卒の新卒採用を全く停止してしまう企業は少数です。しかし全般的に採用予定人数が削減傾向になることは避けられません。

就活人気の高い企業は今まででも一貫して厳選採用でしたが、今後は更にその傾向が強まります。採用予定数が削減されても、就活に対する人気が変わらなければ当然そうなります。

今まで採用予定数を満たすことがミッションであった人事部も、上層部からの指示で「数よりも質の重視」、「良い人材がいれば積極的に採用、いなければ無理に採用しなくても良い」というスタンスに変える企業も出てくるでしょう。

一部の好調が予想される業界や、慢性的に人手不足の業界を除き、採用基準、採用のハードルは上がると考えて、早めに、且つ本気で就活に取り組むことを強くおすすめします。

新型コロナウイルスの影響によるオリンピック開催の有無

22年卒の就活生の中には2020年夏に開催予定であった東京オリンピック・パラリンピックへボランティアでの参加を予定していた方もいると思います。

2021年開催と、1年延期されたオリンピック・パラリンピックですが、本当に開催されるかどうかは2020年秋~2021年春のどこかで決定される予定です。

開催の有無は、まさに新型コロナウイルスの世界的な感染状況と、ワクチン・薬の開発・普及状況によります。

オリンピック・パラリンピックの開催は、日本経済の「景気」、人々の感情や消費意欲に大きな影響を与えます。

もちろんイベントに直接・間接に関連している航空・輸送、旅行、観光、宿泊、広告、イベント、マスコミ、警備等々の広範な産業はもとより、国民全体の雰囲気の向上、消費意欲の向上を引き起こして景気の浮揚効果も大きいです。

一部縮小されても無事開催できれば、22卒の就活にも好影響を及ぼすでしょう。

逆に中止された場合は、関連産業界へ落胆の影響を与えることになります。国民全体も予測の範囲とは言え、不景気な気分、消費意欲の減退に繋がり、国内経済のさらなる低迷に繋がりかねません。

その決定のタイミングがいつになるかも気になるところです。

オリンピック・パラリンピックの有無は誰にもコントロールできません。22年卒の就活生の皆さんに「気にするな」と言っても難しいと思いますが、コントロールできないことに、過度に囚われるのは無駄になります

やるべきことは「自分がコントロールできること」に集中することです。

就活の全体像をつかみ、「必要なこと」を理解し「今から、できることは何か」を真剣に考え、行動に移すことです。

自分で主体的に動き出すと、みえてくるものがあります。コントロールできない、外部要因を過度に気にしたり、恨んでみても何も生れません。

この苦労や辛さは必ず将来プラスになって帰ってくることを信じて、就活を最後までやり抜きましょう。

現在の就活は、無料で利用できる買う種の就活関連サービス、サポートサービスが利用できます。一人で悩む必要はなく、必ず道は開けます。

心配するより、動き出しましょう。

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