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就活の企業研究から志望企業群をつくる6つのステップ

業界・業種は自分の興味や関心と結び付くか否かが初めの一歩です。自分のつきたい職種のイメージは自己分析で洗いだした価値観や強みと結び付けくかをチェックします。

就活準備をはじめた方は、徐々に研究が進んでいることと思います。

就活マニュアルや支援サイトは、業界・業種と職種の選び方については具体的なワークシートまで使って解説しています。しかし「企業研究」に関してあまり深く言及していません就活生が最もアドバイスが欲しいところなのに何故でしょうか?

企業研究:志望企業決定のアドバイスが難しい理由とは?

就職四季報を手に取ってみましょう。「就活の答え」では、すべての就活を始める前に、就職四季報を買うか、借りるかして2-3日かけて読んでみることを勧めています

5,000社に及ぶ客観データが比較できる優れた一冊です。もちろん全部は読めませんが、まず「世の中にはこんなに多くのビジネスや企業があるのだ」と驚きませんか?

「こんなにあるのだから、自分に合った企業がいくつかはあるだろう」「すくなくとも就職できないということはない」と思えませんか?

更に四季報に掲載されていない企業は万を超え、その中にも、着実に利益をあげて従業員を幸せにしている会社もたくさんあるのです。

まず「自分は○○業界しか考えていない」「自分は○○社か○○社にしか入りたくない」という考え方をリセットして、「世の中には多くの選択肢(企業)があるのだ」と考えましょう。

 これだけ膨大な企業の選択肢と、価値観や興味関心がバラバラな一人一人の学生に「こう選びましょう」という適切なアドバイスはできないし、選択のアドバイスをした責任を負いたくない、というのが「企業をどう選ぶか」に対するアドバイスが薄い理由です。

さらにサイトによっては求人をしてくれるクライアント企業からお金を得て運営しているものも多いため、「グローバルな競合状況と従業員一人あたりの税引き前営業利益額を基準に」などと具体性のあるアドバイスができないのです。ショートタームの投資アドバイスですら難しいのに、就活生の人生を左右するようなロングタームのアドバイスをできる訳がありません。

企業研究の仕方-6つのステップ 

コネがある学生以外は企業選択の具体的なアドバイスが得られない以上、自分自身で企業を研究して決めていくしかないのです。そこで「どう研究していくのか」「判断に役立つ見方」を6つのステップに分けて解説していきます。

Step 1: 業種ごとに企業を調べてリストをつくろう

 まず自分が興味を持った5から3業種にどんな会社があるかを調べます

大手ナビサイトや四季報、業界地図、業界本、企業サイトなど情報経路はいくらでもあります。エクセルであれば業種ごとにシートを分け、横軸(行)セルに企業を入れていきます。

Step 2: こだわるポイントを決めて表をつくろう

 次に自分がこだわるポイントのリストをつくり、縦軸(列)セルに項目を置きます。こだわるポイントは自分の考えに従って書き出していってください。各自の価値観が違うので、それぞれで良いですが参考までに項目の例を挙げておきます。

  • 上場・未上場
  • 従業員数
  • 経営者と経営理念
  • 事業数
  • 売上高
  • 利益額
  • 海外展開の有無 (海外赴任)
  • 業界内地位
  • 競争環境
  • 独自技術(力)・独自製品
  • 給与 (初任給)
  • 給与 (30歳・40歳平均)
  • 社風
  • 市場成長性
  • 専門性(資格取得制度の有無)
  • 採用数
  • 就活人気度(難易度)
  • 希望職種の有無
  • 実現したいこと(仕事・プライベート)
  • 3年後離職率
  • ワークライフバランス(残業・有給取得)
  • 福利厚生
  • 勤務地
このような項目になるかと思います。自分がこだわるポイントをあげてください。

Step 3:「こだわるポイント」のスコアをつけ、理由をメモしよう

 志望業種ごとでシートを分け、こだわりポイントごとに、ここはよさそうと思った企業のデータを記入し、コメント(良いと思った理由、ダメと思った理由)を記入していきます。

例:(データ:売上高:3000億円, コメント:業界No.1で長年安定)の様な記述を表に記入していきます。

Step 4: 業種ごとに第一志望企業群を特定しよう

 業種シートごとに俯瞰してみて、良い順から最低3社を選択します。

3業種最低9社のリストができたらもう一度その9社のWEBサイト、就活サイトを精査して自分が納得できるかどうかを判断してください。納得できたらその最低9社を第一志望群と仮に置きましょう。

Step 5: 業種や企業の選択の幅を広げ、第二志望群をつくろう

 

就活初期段階でエントリーシートを送る企業数は30社を基準と考えると9社から15社(5業種X 3社の場合)ではまだまだ足りません第二志望群を決めましょう。

第二志望群は業種を増やすか会社を増やすか、もしくはその両方です。すでに5業種選んでいる人は、ふやせてもあと1業種と考えましょう。

その業種からBtoBの優良企業を選ぶという視点で探してみましょう。

知名度はさほどなくとも世界的にシェア持っている企業、独自技術で他の追随を許さない企業、などの視点で、「宝探しの感覚」で志望業種内、志望業種外を含めてあらためて探索してみてください。

志望業種を3業種に絞っている学生は業種に比較的強いこだわりがあると判断できます。その場合は会社数を増やしていってください。また選択した3業種が人気業種のみの場合はそれでもリスクが高いので、業種をもう少し広げる視野を持ちましょう

5業種までは視野に入れて考えてください。もちろん5業種すべて人気業種ではリスクヘッジにならないため、BtoBの優良企業を宝探しするという方向も検討してください。

Step 6: 就活力と適性・能力を客観的にテストしてみる

自己分析と業界・業種・会社研究まで済んだ段階で、早めに大学や就活支援サイトの就活力テストを受けて客観的な診断を得ることをおすすめします。

具体的に就活力を診断してくれるので初期段階で自分のポジションを知っておくことは大変役に立ちます。

更に志望企業の筆記試験(Webテストやテストセンター試験の情報を入手して、選んだ企業の適性試験)の難易度を把握しましょう。SPI 3や玉手箱、TG-Web等の種類があるので注意してください。「就活の答え」でも非言語試験問題の例題を掲載していますし、Webサイトには実際に模擬的な試験が受けられるものもありますので、活用してみて下さい。

早く行えば対策も立てられますのでぜひ活用してみてください。

未来予測

いちばん悩ましいのは「選んだ企業が、長きに渡り繁栄を続けられるか」という未来予測です。

未来予測は難しく、ビジネスの世界でも方法論が確立しているわけではありません。

業界の大きなトレンドや需要予測はWEBサイトを検索しまくれば、ある程度のデータやファクトをつかむことができます。また未来は現在の積み重ねともいえるため、現在起こっている現象やトレンド、問題やそこから見える課題を分析することである程度予測することができます。

一番顕著な事象をあげれば「日本の少子高齢化」問題です。この重大な問題によってどういう影響があるのか、日本企業が何をしようとしているのか、どう変化しようとしているのかを読み解く想像力を持ちましょう。

あなたの志望する業界の将来にわたる問題点を認識しておくことは就活プロセスにおいて大切なことなのです。「IoT」、「AI」「ロボット」などの技術革命、「環境」「エネルギー」、「グローバル市場」なども要チェックです。

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