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「特技・資格に関する質問」に答えるポイントを知ろう
「趣味」に続いて特技や資格に関する質問も頻出します。
伝統的に履歴書に記載項目に「特技・資格」欄があるので、趣味を聞いた後の流れで「特技・資格」を尋ねる面接官も多いのです。
学生はエントリーシートや履歴書に記載した内容を口頭でフォローするのが基本の考え方です。
就活本やマニュアルは特技・資格欄を空欄にするべきではないとアドバイスしているため、ほとんどの学生は何かを記載しているのではないでしょうか?
面接官が、記載されているのに敢えて質問する意図を解説していきます。
質問の意図:「あなたの特技・資格について教えて下さい」
面接官がこの質問をする意図は、以下の3ポイントに集約できます。
- 「特技」や「資格」となったきっかけ、動機を知ることであなたの価値観と人柄を把握する
- 「特技」となる過程、「資格」を取る過程において、あなたがどんな取り組み方をしたのか、努力をしたのか、どのくらい打ち込んだのかを具体的に知りたい
- 「特技」や「資格」の獲得・達成レベルと、「特技」や「資格」があなたの生き方にどんな影響をあたえているか、今後の仕事にプラスになるかをチェックしたい
回答のポイント:「あなたの特技・資格について教えて下さい」
Point 1: 「特技」や「資格」の背景を通じてあなたの人柄を語ろう
特技や資格の捉え方は人それぞれです。エントリーシートや履歴書にも様々なレベルの特技や資格が記載されています。レベルはバラバラです。
しかし、誰でも「何故、それを特技と書いたのか」「何故その資格を取ろうと思ったのか」という背景や動機があるはずです。特技として「英語」や「英会話」と書いた学生は、どうして英語や英会話に取り組もうと考えたのか、その背景やきっかけ、動機を語りましょう。
「200円で作れるおかずを100種類作れます」と書いた方は、その動機が必ずあるはずです。背景や動機を語ることで、あなたの考え方、人格をアピールしましょう。
Point 2: 特技になる過程、資格を取る過程で払った葛藤や努力、工夫を語ろう
「特技」や「資格」と書けるレベルになるには、それ相当の努力があったはずです。はじめから上手く出来るような天才は一握りですし、天才と呼ばれる人でも人一倍努力はしているものです。
何をエントリーシートに書いたかのレベルの差こそあれ、あなたが払った努力や、どんな気持ちで取り組んだのかを感情を込めて語りましょう。熱意は伝わるものです。
「どうせ、たいした事ではない」と自分から冷めた語り口になるのはやめましょう。熱く語っていればユニークな学生、ユーモアがある返答と思ってもらえる可能性もあるのです。
Point 3: 特技・資格の獲得過程で学んだこと、成長したポイントを強調しよう。仕事にあてはめて考えてみよう
特技や資格のレベルが高い場合は素直にアピールしましょう。ただし、自慢話に聞こえないように注意しましょう。
一般的に特技や資格がそうでもないレベルの場合、それを自慢げに話されても、かえって白けてしまいます。
重要なのは特技や資格を獲得する過程で学んだこと、成長できた点、今の生活にどのような影響を与えているかを語ることです。
就活の面接なので、その「特技」や「資格」が志望する企業や職種で役立つものであれば、積極的に「仕事に活かしたい」で結びましょう。仕事に関連性が薄いものは、無理やりこじつける必要はありません。
「あなたの特技は何ですか」の回答例
回答例は要素と構成の参考にしてください。このように話そうという目的ではありません。要素と構成を参考に自分のオリジナルを作ってください。
まだ片言レベルですので特技とまでは言えないかもしれませんが、大学3年の夏休みに2週間、上海を一人旅してきました。一人でしたので、片言の中国語会話で切り抜けることができました。
第二外国語で中国語を選択し、ものすごいスピードで成長している中国に興味もあったため、自分の目で確かめたかったというのが動機です。
通学時に中国語会話のリスニングをしたり、NHKのTVとラジオの番組で学習したりして、お金をほとんどかけずに学んでいました。地道な努力で、止めようかと思う時もありましたが何とか継続して中国語検定3級までは合格しました。
まだビジネスに使えるレベルではないと自覚しており、現在も勉強は続けています。仕事においても中国に係わっていたいという意思が強く、中国市場に進出されている御社を知りエントリーしました。
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