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「当社の○○について、どう思いますか?」、という頻出質問への対処法
就活の面接では、「当社の○○について、どう思いますか?」というパターンの質問がよくあります。頻出質問の一つです。○○にあたる部分は会社や面接官によって違いますが、ほとんどの場合、質問の趣旨は共通です。
具体的にどんな質問なのかを見ていきましょう。大きく二つに分かれます。
企業に対するあなたのイメージを聞く質問
- 当社のホームページを見て何が一番印象に残りましたか?
- 会社説明会を通じて、当社にどのようなイメージを持ちましたか?
- 当社の企業イメージを、どう思いますか?
- 当社のCMについてどう思いますか?
- 当社の良さはどこだと思いますか?
企業に対する、あなたの知識・理解を聞く質問
- 知っている範囲の事業内容を言える範囲で答えて下さい
- 当社の企業理念を覚えていますか?
- 当社の製品について、どう思いますか?
- 当社の店舗について、どう思いますか?
- 当社と○○社の違いは何だと思いますか?
- 当社の課題は何だと思いますか?
学生という立場と、あなた独自の視点を入れて、「就活の面接」という場を考慮した答えを返すことがポイントになります。
質問の意図:当社についての質問、「当社の○○について、どう思いますか?」
面接官が上記の質問をする意図は、次の4つに集約できます。
- 比較的答え易い質問をして学生の緊張を和らげる
- 企業研究を真剣に行っているか、どの程度理解しているか、そのレベルをチェックする
- 企業研究の深さと、その理解度から学生の熱意と志望順位を類推する
- 学生の意見として、今後の企業活動・採用活動の参考にする
それでは各質問に従って、的確な回答への対策と答え方を解説していきます。
回答のポイント:当社についての質問、「当社の○○について、どう思いますか?」
質問ごとに回答のポイントと対策をまとめて解説します。参考にして下さい。
企業に対するあなたのイメージを聞く質問
当社のホームページを見て何が一番印象に残りましたか?
- 面接前に企業のホームページをもう一度訪れて、一番魅力に感じたページを記憶しその感想をまとめておきましょう。面接に向かう途中でも頭の中だけでもできる事です。必ず行っておきましょう
会社説明会を通じて、当社にどのようなイメージを持ちましたか?
- この質問をする企業は会社説明会への出席を必須にしているか、会社説明会への出席を志望意欲の尺度にしている場合です。出席を前提としているのは共通していますので、あなたが一番印象に残った、魅力的と感じた点を素直に答えれば良いだけです
- 出席できなかった場合は、嘘をつかず、出席できなかった理由を答えてから、リクルート用WEBサイトのポジティブな印象を語りましょう。OB/OG訪問が出来た学生は、その社員の好印象を答えて下さい
当社の企業イメージを、どう思いますか?
- 企業研究を通じて、あなたが最もその企業に惹かれた点と、社風が魅力的な場合はそれを加えて語れば的確な回答になります
当社のCMについてどう思いますか?
- 面接する企業の最近のテレビコマーシャルをみていることが、この質問に的確に答える条件になります。古いCMで、あなたがいいなと思ったCM関して答えても良いですが、必ず最新のものと一緒に語りましょう。最新のものへの言及がないと、あまり志望意欲の高い学生ではないと判断されてしまいます
- 一部の就活マニュアルや就活情報サイトでは、「場合によってはネガティブなコメントもして良い」とアドバイスしていますが、掘り下げ質問でそう聞いてこない限り、こちらから語るのは止めておきましょう。CMの良い面をピックアップして感想を述べてください
当社の良さはどこだと思いますか?
- 企業研究を通じて、あなたが最もその企業に惹かれた点、特にその企業を志望するきっかけになったポイントや、志望動機のエッセンスを話せば、そのまま的確な答えになります
企業に対する、あなたの知識・理解を聞く質問
知っている範囲の事業内容を言える範囲で答えて下さい
- 企業研究を真剣に行わない限りこの質問には答えられません。面接前には必ず企業研究の内容をおさらいする習慣をつけましょう。敵を知らずして勝利なしです
- 最悪でも面接に向かう途中や、頭の中だけでもできる事です。必ず行っておきましょう
当社の企業理念を覚えていますか?
- この質問は、あなたの志望意欲のレベルを知るために敢えて聞く質問です。一字一句間違えないで答えられなくても、その概念・趣旨は答えられるようにしておきましょう
- 多くの企業の場合、企業理念は最も大切にしている理念があり、それを支えるものとして3から5つの柱になる理念で構成されています。面接前にはその概念をおさらいしておきましょう
- 企業によっては、創業者、社長の名前を答えさせる場合があります。面接直前でも良いので記憶しておきましょう
当社の製品について、どう思いますか?
- 消費者向けの製品メーカーが良く聞く質問です。高額で入手できないものを除けば、その使用経験を通じて感じたポジティブな感想、好きな点、思い入れを素直に語ってください
- 高額で入手不可の商品の場合は、そのブランドや商品に対して抱いている憧れや、魅力を感じる理由を自分の言葉で語ってください
- キーワードは製品に対する「愛」です。メーカーの担当者であれば、あなたがその製品に対して「愛」があるかないかは、あなたの説明を聞けば分かります
当社の店舗について、どう思いますか?
- 小売り、販売、サービスで店舗展開している企業を志望する場合は、必ずその店舗を訪れて、良いと思った点、気が付いた点をメモしておきましょう
- 同じ業態の他社店舗もおとずれて、比較しておきましょう
- 店舗展開している企業で、その企業の店舗を見ていなければ話になりません。必ず行って自分の意見をまとめておいてください
当社と○○社の違いは何だと思いますか?
- 業界・業種の研究をしていれば普通に答えられる質問です。ほとんどの学生は同業種で他の企業も志望し、研究もしているので答えられる質問です
- 面接を受ける企業の会社選択の理由を、○○社との比較で答えれば、そのまま的確な答えになります
当社の課題は何だと思いますか?
- 企業研究を深く行わない限り、この質問には答えられません。しかし面接官はアナリストがするような答えをあなたに期待している訳ではありません。どれくらい企業を理解しているかをチェックし、あなたの志望意欲のレベルを確認することが目的です
- 志望企業の研究をおさらいして、外部環境やトレンドの変化からくる脅威はないのか、競合企業と比べて劣っている点や、弱い所はないのかをまとめておけば、それを課題として答えれば的確な答えになります。全部答える必要はありません。あなたが学生の視点で、最も気になったポイントを答えれば良いのです
- 課題に対するアプローチや改善策を掘り下げ質問で聞かれる場合があります。事前に自分の頭で深く考えて、自分なりの考えがある場合は、学生の視点で話してください。その場の思い付きで話す事はやめましょう。「実務を経験していないため、現状では改善策までは答えられません。」と答えた方が好感を持てます
当社についての質問、「当社の○○について、どう思いますか?」の回答パターン
当社についての質問、「当社の○○について、どう思いますか?」についての回答例は個別に作っても意味がないため回答パターンのみ解説しておきます。
- まず質問に対する結論(質問に対する自分の意見・イメージ・理解)を話す
- 結論とした理由を具体的に話す。自分が体験したエピソードがあれば紹介する
- 自分の意見を述べて締めくくる
化粧品会社志望の場合:当社の課題について、どう思いますか?
【理由】 2020 年には女性の過半数が50歳以上となり、50歳以上の女性向け商品への注力が今まで以上に必要になるのではと感じました。また国内の人口減少は避けがたい事実です。
【自分の意見】最近のテレビコマーシャルをみていると、高齢者向け商品の比率が多くなってきたと思います。化粧品会社としては、引き続き憧れのイメージや、若々しさも重要なので、「そのバランスをどう考えるべきか」までは、今の自分では答えられません。ブランドイメージと企業イメージのシナジーをどう作るかなど、入社できたら是非取り組みたい課題です。
国内のツーリスト市場は過熱気味のトレンドと報じられれていますが、それを確かな成長のエンジンとするためにも、海外でのブランド強化は重要だと思います。欧米のメジャーブランドに伍して戦えるように、海外市場の更なる開拓に私も是非チャレンジしていきたいです。
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