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面接の自己紹介で、大きな差をつける4つのポイント

就活面接の自己紹介を印象に残す方法とは?

面接の冒頭は「自己紹介をしてください」で始まるケースがほとんどです。普通に大学名と名前、最後に「本日はよろしくお願いします」と告げれば良いと思っていませんか?

自己紹介は学生の第一印象を左右する、とても重要なプロセスでありその後の面接に影響を与えます。それは学生の皆さんが思っている以上に重要です。

質問の意図:「自己紹介をしてください」

自己紹介が大切な理由を企業側から考えてみましょう。面接官は自己紹介で以下のポイントをチェックしています。

  1. 大学、学部、氏名以外に何か印象を残すような工夫をしているか?
  2. その後の面接の質問につながる「きっかけ」があるか?
  3. 面接という緊張する場面で普通に話せるか、明るく、はきはきと喋れるか?
  4. 場の空気を読んで、適切に対応できる学生か?
  • 大学、学部、氏名以外に何か印象を残すような工夫をしているか?

一番目のポイントですが、「大学、学部、氏名」はエントリーシートや履歴書に書いてあるので、読めば分かる情報です。あえて面前で「自己紹介」をリクエストするのは、「大学、学部、氏名」以外に学生が何を喋るかを期待しているのです。

 

  • その後の面接の質問につながる「きっかけ」があるか?

二番目のポイントはその後の面接内容(質問)に影響するポイントです。面接官は事前に面接のフローや質問の詳細までを決めている訳ではありません。従って、その後の面接の質疑の「ヒント」、「話の糸口」を求めています。自己PRや志望動機など、エントリーシートの記述内容に対する質問のきっかけを見つけたいと思っています。

 

  • 面接という緊張する場面で、普通に話せるか、明るく、はきはきと喋れるか?

三番目のポイントですが、あえて読めば分かる自己紹介をさせるのは「学生の緊張を解いてあげよう」という意図があります。冒頭、最も答え易い質問をして、学生の気持ちを楽にしてあげようという配慮です。

 

面接官は「どのくらい緊張しているのか?」、「緊張した場面でも、明るく、はきはきと受け答えができるか?」というチェックをしています。厳しい面接官は「ビジネスパーソンとしての素養があるか」、まで考えています。

また面接官も人間です。ギスギスした面接より、「いい雰囲気」で質疑をすすめたいと思っています。学生が何か場の雰囲気を和らげるようなことを喋ってくれると助かるものなのです。

 

  • 場の空気を読んで、適切に対応できる学生か?

四番目のポイントは、一言で表現すると「この面接という場を、どう理解して、適切に自己紹介できるか」ということになります。学生から「自己紹介は、どれくらいの時間をかけて、どこまで喋れば良いのか教えて欲しい」という声をよく聞きます。企業や面接官によっては「自己紹介」に「自己PRの要素」を期待している場合あるので、自己紹介ではどこまで話すべきかを迷ってしまうという悩みです。

 

集団面接の場合は、時間も限られているため一人の学生が延々と自己PRの詳細まで喋ってしまうと、面接官はとてもイライラしてしまいます。

所要時間を指定しない場合、回答時間にルールがあるのか、ないのかは非常に曖昧な形で面接が進められます。どんな場合でも30秒でまとめるのを基本形にしてください。どんなに長くとも45秒です。自己紹介は学生が発言を適切な長さで、要領よく、ポイントを印象に残す話し方が出来る否かの「第一印象」を左右します。

迷ったら、自己紹介+一言=印象に残るもの、面接で聞いて欲しいことのきっかけになるキーワード程度にしておき、自己PRまで話すのは止めておきましょう。

回答のポイント:「自己紹介をしてください」

Point 1: 自分がどんな人間なのかを一言で表現する

一般的に「自己紹介して」とリクエストした場合、次の要素をカバーして30秒程度でまとめて喋れるように練習しておきましょう。どんなに話を盛っても45秒には納めましょう。

  1. 大学名、学部・学科・現在の学年
  2. 氏名
  3. 学校で学んでいる内容(学科/専攻・ゼミ)
  4. 学科以外の活動内容(クラブ・サークル活動、学校以外で学んでいること(語学等)、アルバイト、ボランティア、趣味などエントリーシートの記述内容と一貫性があり、面接で詳しく聞いて欲しい話題のきっかけになるもの)
  5. 自分がどんな人間なのかを一言で表現、キャッチフレーズなど
  6. 挨拶:「本日は、どうぞよろしくお願いいたします」
自己紹介の最後、挨拶の前に「素の自分」を表現する一言を自己紹介に加えましょう。

エントリーシートにキャッチフレーズを記載した学生は、キャッチフレーズの意味を簡潔に伝えましょう。記載していない場合は、「友人からは○○○と呼ばれています。その意味は・・・」「友人からは『○○○で△△の性格』とよく言われています」など人柄や特徴をポジティブに表現する言葉を添えましょう。

Point 2: 面接の質問につながる「きっかけ」を盛り込む

自己PRや志望動機に関して、詳しく話したい内容の、「きっかけ」を盛り込んでおきましょう。サークル活動の内容であれば、その実績やエントリーシートの記述内容の入り口になるポイントのみを短く紹介します。

語学や特技であれば、経験年数や現在の状況などを触れておきましょう。志望動機であれば、その企業に対する志望理由や熱意の一端にふれておきます。

Point 3: 明るく、はきはきした話し方

面接は誰でも緊張するものです。「緊張しても仕方がない」「緊張の中で、できるだけ答えれば良い」と頭を切り替えましょう。

面接の場数を踏めば「適度の緊張感があったほうが良いパフォーマンスが出せる」と思えるようになります。自分を信じましょう。初めの面接は上手くいかなくて当たりまえです。

自己紹介は面接の冒頭のため、とくに次のポイントを意識して答えましょう。これを乗り切ることで、その後も同じトーンを保つことが出来ます。

  • 姿勢を正す:背筋・首筋・座った時の足の開き・手の位置。座ったら背筋を伸ばして一回深めに、ゆっくり深呼吸してみましよう。尚、面接の流れによりますが、座ってくださいと言われないまま、自己紹介を求められる場合がありますので、その場合は立ったまま背筋を伸ばし、下腹をひっこめて、きれいな立ち姿を心がけてください。
  • 目線を合わせる:面接官の目を見て話します。どうしても無理な人は鼻を見て喋りましょう。集団面接で面接官が他の学生と話をしている時も、面接官をみて傾聴しておきます。他の学生の発言時も同じです。顎が上がっていないか、下がり過ぎて上目使いになっていないかも注意してください。
  • 大きく明瞭な声を出す:過度に大声を出す必要はありませんが、明るく、はきはきとした印象を残すことは大切です。明瞭にテキパキと答えましょう。「はい」と声を強く出してから自己紹介の内容に入ると、「はい」の明瞭さをキープできます。くれぐれも、「ぼそぼそ」と暗い印象にならないように心がけましょう。
  • 笑顔:笑顔は人の第一印象を左右するとても重要な要素です。自己紹介なので多少、わざとらしいくらいでも大丈夫です。まず通常より目を少し大きく開きましょう。次に、口角を少しずつ上げていき、口が開いて歯がみえるか、見えないかぐらいの感じで笑顔をキープしましょう。不思議なもので、笑顔がつくれると気持ちも明るくなり、余裕が生まれます。

Point 4: 場の空気を読んで適切に対応する

自己紹介の回答所要時間の指定がない限り、30秒から45秒程度でまとめるのがスマートです。

個人面接の場合、自己紹介に自己PRを期待している面接官もいるため、マニュアル本や就活情報サイトの中には「自己紹介=自己PRだ」と言い切って自己PRまで3分ぐらいで喋りなさいと指導しているものもあります。

就活の答え」では、「自己紹介」と「自己PR」は分けて考えるようアドバイスします。

理由は、面接の冒頭からいきなり核心部分の「自己PR」や「志望動機」を畳みかけられても、面接官の頭に入らないからです。物事には徐々にビルドアップしていくものも多く、面接もその一つです。まずその人の人柄を掴んでから核心部分の質疑に入っていくべきです。

集団面接で時間指定のない場合、前の学生が自己紹介で長々とPRや志望時まで喋ってしまう場合は、場の判断が必要です。

もしあなたが二番目であれば、面接官に「自己PRまで、すればよろしいのでしょうか?」と聞いて判断を仰ぎましょう。あなたが最後の順番で、それまでの学生全員が自己PRまで含んで喋った場合は、以下の対応に切り替えます。

  • 予定通り「自己紹介」を30秒程度で行う
  • その後、PRのポイントを「私の強みは~~」と分け、ポイントを簡潔に紹介する
  • 「志望動機」に関しても要点だけ述べて、「詳しくは後程お答えいたします」と加え、最後の挨拶「本日はよろしく」お願いいたします」で締めくくる
くれぐれも全部の重要要素を一つの話に盛り込んで、長々と話さないようにしましょう。

はじめに、「自己紹介、自己PR、志望動機の3点に関して要点をお話しします。詳細に関しては後程の質疑でお答えいたします」と一言のべてから短めに話しましょうだらだら話すと、面接官は内容をよく理解しないだけでなく、マイナスの評価をします。

自己紹介だけでも色々気を配っておくポイントがありますね。知ってさえいれば難しいことではありません。場数を踏んで経験値を上げていきましょう。

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