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【回答例付き】就活の面接、「あなたの弱み・短所」についての質問に対処する5つのポイント

「あなたの弱み・短所」をうまく答える方法とは?

就活の自己分析から自己PRを作っていくプロセスは、自分の強みや長所をみつけてエントリーシートや面接の対策をする設計になっています。

このプロセスでは短所や弱点を分析することはあっても、時間をかけてしっかり分析する人は少ないと思います。面接官に「あなたの弱み・短所を教えて下さい」と聞かれた場合、答えを準備しておらず、予想外の質問に言葉がつまってしまう学生も多いのです。

弱みや短所を認識していても、心理的に「正直に答えて良いものなのか?」、「答える事で面接が不利にならないか」、「弱点を深り下げられたら、いやだな・・・」と思ってしまい、しどろもどろになってしまいます。

この記事では「弱みや短所」を尋ねる質問に、どう対処すべきか、どう答えるべきかの解説をしていきます。

同様の趣旨の質問ですが、あなたの苦手なことを教えてください」と聞く面接官もいます。この場合は性格ではなく、ことにフォーカスして答えれば良いだけなので応用できます。

質問の意図:「あなたの弱み・短所を教えて下さい」

面接官がこの質問をする意図は、以下の5つのポイントに集約できます。

  1. 自己分析を深く行い、弱点や短所を含めて自分をよく理解できているかを知りたい
  2. 弱点や短所にどのように向き合っているのか、学生の意識や考え方を知りたい
  3. 弱点や短所を克服するための努力の有無、程度、具体的な対処法をチェックしたい
  4. 弱点や短所を「仕事」の文脈でとらえているか、仕事でも克服してくれそうな学生かどうかを見極める
  5. 答え難い質問にも真摯に向き合い、誤魔化そうとせず誠実に答えられるかを知りたい
それぞれのポイントにアプローチして、適切に答える方法を解説していきます。

回答のポイント :「あなたの弱み・短所を教えて下さい」

Point 1: 自己分析の記録を振り返ってみる

 自己分析に使用したワークシートやメモを目の前に広げてみましょう。

自己分析のプロセスで弱点や短所の分析を終えている人は、もう一度それを振り返って、今の考えと同じかどうかを検証しましょう。また企業毎のエントリーシートで、弱点や短所を記載して提出したものがあるかをチェックしてみましょう。

もしも弱点や短所の分析が未だしていない場合は、言葉にまとめておきましょう。その場合「私の短所は気が短いことです」という小学生レベルの回答をしてはいけません。

少なくとも「自分の○○なところが、○○という意味で不足(不十分であり)弱みであると認識しています」という形で書き出していきましょう。

内省も大事ですが、具体的な社会との関わり、人生を振り返って、具体的な事実と共に書きだしていきましょう。長所を探すよりはるかに簡単です。

分析は意図的にしてはいけません。まず「素のあなたの弱み・短所」を書き出してください。ただし、時間にルーズ、約束を守れない、金銭感覚がない、などビジネス上致命的な欠点は除きます。それだけで全てを台無しにするリスクが高いからです。

Point 2: 弱点や短所に対する自分の意識・考えをまとめる 

いくつかの弱点や短所を抽出したら、それぞれに対する意識や考え方を「その弱点や短所に、どう向き合っているのか」をまとめておきましょう。

人付き合いがあまり良くなくて、内向的なところが弱点・短所と思っている学生ならば、程度の差こそあれ「改善したい」と思っているはずです。

何故なら「弱点・短所」と認識していることは、少なからず改善したいと思っているからです。その気持ちを正直に書き出してみましょう。「もう少し、深いところまで話せる友人が欲しい」、「友達と卒業旅行に行きたい」というレベルでも良いです。キーワードは「前向き」です。

Point 3: 弱点や短所を改善するために努力していることを考えてみる

Point 2でまとめた改善に対して、現状行っていることがあればそれを書きましょう。

たとえば「内向的な自分」を変えようと、「大学に入ってからは○○サークルに入って、友達や先輩と普通に交流できるようになってきた」という学生であれば、自分に合うサークルをみつけようとした努力や、その時の気持ち、現在の気持ちや考えが自然に語れると思います。

もしも具体的な行動を起こしていない場合は、どう改善しようと考えているのかを未来形ではなく、現在進行形で語りましょう。

就活の面接は、あなたのポテンシャルをみています。

「改善しようと思っています」では、どうしても弱いのです。面接官は「弱点や短所を認識して、すでに改善に努力している学生」の方が、ポテンシャルを感じるのです。

Point 4: 弱点や短所を仕事の文脈で考えて、どう改善するかを考えてみる

上記のポイントが出来た上ですが、仕事の文脈でどう改善するべきかを考えてみます。

「せっかちな性格で、色んな事をどんどんやってくれない、「おっとり型」の人とは、うまくいかない」という点を短所にあげた学生であれば、「仕事の優先順位を見極めて、先に行うべきことと、時間をかけるべきことを、うまく見極めるように心がけています。また色んなタイプの人が、色んな仕事の仕方をするのが職場だと思いますので、人の考えをまず聞いて正しい判断に役立てたいと考えています」という文脈を参考にしてください。

弱みや短所が仕事にどんな影響を与えるかを考え、ネガティブな影響が出ないようにする工夫を答えられるようにしておきましょう。

Point 5: 「弱点や短所」をどう答えるかも重要

一部の就活本やマニュアルの中には、短所は長所の裏返し(長所とも言える短所)で答えれば良いとアドバイスしているものがありますが、逆効果になるリスクがあります。「好奇心が旺盛という長所の裏返しで、多少飽きっぽいのが短所」という話法は止めておきましょう。

理由は、とても意図的に聞えてしまうからです。いかにもマニュアル通りの回答に聞こえてしまい、好感が持てません。

面接の根本的な目的が「本当のあなた」を知ることにあるため、長所の裏返しの短所は誤魔化しにしか思えないからです。

自己分析を真面目に行えば、弱点や短所も話せるはずです。誠実な学生の態度は好感が持てます。答え難い質問にも真摯に向き合い、誠実に答えましょう。

「短所はありません」と答えるのも得策ではありません。自己分析が不十分と思われるし、そもそも短所や弱点がない人間は信じられません。

「弱点・短所」の参考回答例

 回答例は要素と構成の参考にしてください。このように話そうという目的ではありません。要素と構成を参考に、自己分析を行って必ず自分のオリジナルを作ってください。 

私の短所は物事を早く進めたがる点です。少しせっかちな性格だと思っています。

 

周囲の人との関係でも、色んな事をどんどんやってくれない、「おっとり型」の人とは、ペースが合わないことが多々あります。

 

自分は目の前のことをすぐやるタイプで、物事の優先順位を深く考えないで行動に移す傾向があり、それが弱点です。

就活では、優先順位を考えて活動しないと大変なことになってしまうため、今一番必要なことは何か、次にやるべきこと、後に回しても良いことを考えて行動するよう、特に意識しています。

 

社会に出れば、色んなタイプの人が、色んな仕事の仕方をするのが職場だと考えていますので、人の考えをまず聞くことを意識的に取り組んでいます。

繰り返しますが、あくまで要素や構成の参考用です。コピーせずに、自分のベストバージョンを作ってください。面接の際は丸暗せず、話すポイントを頭に叩き込んで面接に向かいましょう。

 

 

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