一般的な大学生の動きを解説します。分かりやすくカレンダーにしてありますので参考にしてください。
あくまでガイドラインであり、「この期間に行っていなければ遅い」という見方をしてください。それ以前に進められれば素晴らしいです。またこの期間にそれぞれのステップを修了するという意味でもありません。就活は納得がいく内定を得るまで、つねにPlan→Do→Check→Action というPDCAを回していくのが基本です。
Contents
就活のスケジュール・ガイドライン
3年生/大学院1年生:4月~7月
- サマーインターンシップの情報収集開始から応募
インターンシップへの参加は、希望すれば全員参加できるというものではありません。どのような選考が行われるのかの情報を収集し、応募要項をよく読んで必要な準備を開始してください。
3年生/大学院1年生:8月~9月
- サマーインターンシップへの参加
未だ、就活の意識は高まっていない時期ですが、今後の意識付けのためにも積極的に体験してみることをお勧めします。企業によっては優秀な学生への、内々のアプローチを始めていきます。
- 能力・適性試験(spi試験他)への対策開始
SPIや玉手箱、等々、独特の内容のテストのため、苦手な学生も多いので、早い時期から問題に慣れておくと、後で焦らなくて良くなります。
インターンシップ参加のためには夏前から、本格的な就活に向けては秋から対策を開始しておくことをお勧めします。最近ではインターンシップへの参加にも能力・適性検査を課す企業もあります。
外資系大手、外資系投資銀行、コンサルティングファームや総合商社など、日系大手人気企業のインターンシップは本選考と同程度、もしくはそれ以上の厳しさ(受け入れ人数が少ないため)になるので、難易度が高い企業を志望する場合は早めに対策をしておくことが絶必です!
能力・適性検査以外でも、インターンシップへの志望動機や自己PR、参加に対する志や目的意識の高さなどが選考基準になりますので、本選考と同レベルの準備が必要になります。
3年生/大学院1年生:10月~翌年2月
- オータム/ウィンターインターンシップへの参加
インターンシップの開催時期で最も多いのが夏、次に冬、秋の順になります。参加する学生も、就活への意識が高まってくるので、春の選考(3月解禁)に連携して行う企業もあります。
具体的には、オータム / ウィンターインターンシップへの参加者に一次選考免除などの特典をつけてくれる企業もあります。参加へは書類審査、試験や面接があるのが一般的です。
人気企業の倍率は高く、参加できないかもしれませんが、この時期に疑似的な就活を経験できることは、大きな意味があります。企業とのコネクションもできる点も大きなプラスになります。
サマーインターンシップより、実際の選考に直結するインターンシップになりますので、自己分析や業界・企業研究をはじめて、「何故、この企業のインターンシップに応募したのか」という質問に対して、明確に答えられるようにしておきましょう。
就活の本番に向けた、本格的スタートを切る時期
以下は一般的なガイドラインですが、企業によっては実質的な選考を前倒しで行い、2月や3月の段階で面接選考、3月中旬には内定というスピード感で選考を行っています。経団連傘下の大手企業でも、一部の学生に対しては早期選考を行っていますので、個別企業の情報収集を進めてください。
3年生/大学院1年生:11月~翌年2月月
- 自己分析と業界研究をスタート
- 合同説明会(オンライン含む)への参加
- 能力試験対策開始(Webテスト、SPI、玉手箱等)
- 就活の全体像とステップの詳細を把握
- インターンシップ等の参加によりリクルーターが付いた就活生は継続コンタクトに注力
まず自分を知ることからはじめます。
自分の人生、仕事、職業を総合的に考える時です。
自己分析を行い自分の適性・希望する業界・職種をみつけていく段階です。幅広い業界研究からはじめて、興味がある業界、志望したい業種のリストをつくり優先順位を考えていきます。
合同説明会・インターネット・就職関連書籍(就職四季報・業界地図など)を駆使して情報収集します。また就活の全体像やスケジュール、ステップを把握し準備を開始します。
3年生/大学院1年生:1~2月
- リストアップした業界の会社研究・職種研究
- 履歴書・エントリーシートの準備・作成
- 能力・筆記試験・適性検査対策の仕上げ
- グループワーク・グループディスカッション対策
- インターンシップ等の参加によりリクルーターが付いた就活生はコンタクトに注力
- 早期エントリーを解禁する企業へのエントリー
志望したい業界がはっきりしてきた段階で具体的な企業の候補を選んでいきます。
公開されている会社の情報のチェック、就活関連サイトでの情報収集とともに、OB・OG訪問を通じて生の声をもとに志望動機を固めていきます。
エントリーシート・履歴書は、多くの会社が書類選考として扱うので万全の対策が必要です。作成にはノウハウが必要であり、何度も推敲し、業界・企業別に複数パターンの作成も必要になります。じっくり時間をかけて取り組みましょう。
履歴書に貼る写真の撮影をはじめ、スーツや鞄など就活に必要なものは一通り揃えましょう。オンラインが主流とはいえ一通りそろえる必要はあります。早めに準備していきましょう。
エントリーシートの通過後、待ち受けているのが筆記試験・適性検査です。
SPIという名のリクルート社が提供する試験や「玉手箱」と呼ばれる試験を採用している企業が多く、慣れていないと「足切り」されるので問題集やWEB上の模擬試験でしっかり対策をしましょう。
早めに一度やってみて、どんなものかを把握して、苦手であればとにかく学習してスピードに慣れていきましょう。
SPIなどは一度受けておくと、その結果を他社に使いまわせる場合もあり、また何度も受験してスコアを上げていくことも可能です。
一般常識や論文は一朝一夕に改善させるのは難しいため、過去の出題傾向の研究はもちろん、日ごろから時事や報道に積極的にアクセスしておきましょう。
3年生/大学院1年生:3月より
- プレエントリー~エントリー
- 会社説明会
- グループワーク・グループディスカッション対策
- 面接対策~面接
ナビサイトや会社サイトでのプレエントリーが解禁され、同時に企業の個別会社説明会・セミナーがスタートします。
会社説明会への参加が本エントリーの条件となる場合がありますので、プレエントリーして入手できる会社別の採用選考スケジュール及びステップを確認して、スケジュール管理を徹底しましょう。
エントリーシート・履歴書の提出の締切日は必ずチェックし、できるだけ受付開始日に提出できるように準備します。エントリーシート・履歴書は多くの会社が書類選考として扱うので万全の対策が必要です。
GD/GWに関しては、オンラインで全国の学生と模擬セッションを組んでくれる就活サービスもあります。ぜひ利用して、自分や他の学生のレベルを知り、場に慣れておきましょう。
3年生3月~4年生4~5月/大学院1年生~2年生:3~5月
- 筆記試験・適性検査
- 面接 (オンライン・対面によるグループ面接⇒個人面接(数回))
- グループワーク・グループディスカッション(オンライン・リアルの両方のケースあり)
- エントリーの見直し、追加(選考の結果が出始めるため)
早い企業では3月から数度にわたる面接、グループワーク(グループディスカッション含む)が始まっていきます。(もちろん面接だけの企業もあります)
コロナ禍では、オンラインで面接が行われるのが一般的になっていますが、面接の「内容」そのものは、オンラインでも対面式でも基本的に同じです。
両方ともキャリアセンターでの模擬面接や就活サービスを利用して、事前の準備をして臨みましょう。
面接やグループワークは実体験で学んでいくしかない、「習うより慣れ」という側面も大きいのです。つねにPlan→Do→Check→Action というPDCAを念頭に、「落ちて学ぶ」くらいの強い気持ちで取り組んでください。
面接が終わったら、質疑を思い出して、うまく説明できた部分、失敗して説明できなかった部分、質問にうまく答えられず、しどろもどろになってしまった点をノートに記録して次の面接のための反省(Plan-do-Check-Action)のCheckを必ず行っていきます。
選考の結果がどんどん出ていきます。結果が思わしくない場合は、エントリーする会社を順次増やしていくような活動も必要になります。
4年生/大学院2年生:4月~6月
- 内々定・内定の承諾と辞退
- 就職活動の継続
もちろん6月1日から選考開始する場合もありますが、6月には就活のピークを終えるのがここ数年の傾向です。大企業はおそくとも7月には内定を出し終わると考えましょう。
ちなみに2023年卒の先輩の、2022年5月15日時点の内定率は65.4%*、6月1日では73.1%*という高さでした。
*リクルート就活みらい研究所調べ
4年生/大学院2年生:6月~7月以降~
内定が獲得できていない場合は、採用の門戸を開いて入る企業とのコンタクトを継続していきます。
また新たな志望先をみつけてエントリーしていきます。
内々定を獲得したが、どうしても納得できない場合は、早めに内定辞退の連絡をいれて就活を継続します。
同時に複数の内々定を得て、辞退しなければいけない会社が出来てしまった場合も、誠意をもって早めに先方に連絡しましょう。
以上が就活のステップのガイドラインとなります。スケジュール管理をしっかり行い、悔いの残らない就活をしましょう。
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