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就活で「入りたい業界や仕事があるが、今の自分では無理」と思ってしまった時の解決策

「入りたい業界、やりたい仕事はあるが、今の自分では無理」と考えてしまう

就活準備で、自己分析や他己分析も進み、自分が興味を持てる業界や仕事が分かっても、その段階で「自分には無理!」と考えてしまい就活が前に進まなくなることがあります。

その結果、「就活そのものに身が入らない」、「何となく、どこかに入社できれば良い」とネガティブな気分になって「やる気が起こらない」状態で時間だけが経過してしまいます。

この記事では、そんな状態から抜け出して、就活を再び軌道に乗せる対処法を解説します。

何故、無理だと思うのか

一番初めにやることは「何故、興味がある仕事や業界がみつかっても、自分は無理と思うのか」、その理由を書き出していくことです。

その際行ってほしいのは、「興味がある理由、やってみたい仕事の理由」と「自分は無理だ」と思う理由の両方を書き出していくことです。細かいことでも良いので思いつくままに書き出してみましょう。

一例ですが、「総合商社の仕事に興味はあるが、自分には無理である」と考えた人は、以下のようなパターンで書き出していくことになります。

興味がある理由・やってみたい理由 自分では無理な理由
とにかく高い給与が期待できる 大学のランク的に厳しい
世界を飛び回って仕事がしたい 英語力に自信なし
スケールの大きな仕事がしたい きらりと光る「ガクチカ」経験がない
社会的なステイタスが高い 本当に向いているのかの自信はない
福利厚生が充実している 家の事情で転勤は不可能
資源やエネルギー分野で社会に貢献したい のんびり、ゆっくりしたい性格
かっこいい 等々
異性にモテそう
等々

このように左と右を対で深く考えていくと、左の「興味がある理由・やってみたい理由」には、「絶対に総合商社でなければならない理由」がないことが分かります。

資源・エネルギー分野に興味があり、「やりがい」が湧きそうと考えるなら「資源・エネルギー」の事業を行い、世界を相手にビジネスをしている企業は数多くあることが直ぐに分かります。

総合商社程、高給ではないかもしれませんが、かなりの高給や福利厚生が充実している企業は沢山あるのです。

一方右側の列では、今から克服できること、今からではどうやっても克服できないこと、努力次第では克服できること、自己分析や業界研究が甘いため自信が持てないこと、自分以外の理由で無理なこと等が入り混じっていることが分かります。

この自信のなさは個人差があります。例えば英語力で言えばTOEIC500点で自信がないという人もいれば、700点は獲得しているが「会話力」に自信がないため結果的に自信がないという人もいるでしょう。

両者とも「努力次第で克服できる」のですが、その努力に対する時間やコスト、その努力に対する価値観や熱意にも差が出ます。

一方、「大学のランク的に自信がない」のは、過去の採用実績校でないことや、所謂学歴フィルターで落とされるという「読み」があるためでしょう。

大学は今から入り直すのは非常に難しいため、「今からではどうやっても克服できないこと」と考えるでしょうが、そこで完全に思考停止にするのはまだ早いです。

「ガクチカ」の評価も自分自身も含め、評価者により評価が大きく異なるため、こちらも思考停止するべきではありません。これからできることもあるし、経験の表現次第で大きく印象を変えることも可能です。

この例の場合、「家の事情で転勤は不可能」が最大のギャップになります(総合職の場合)。たとえば親の介護が必要であり、介護する人が自分一人の場合は「別の選択肢」に注力するべきでしょう。

このように、左列と右列を冷静に深く分析していくことによって取るべき選択肢がみえてきます。

その結果、総合商社を第一志望業界にして頑張れそうか、左の列欄を実現できる他の業界を第一志望にするか、ダメもとでエントリーだけするか、完全に諦めて他の業界をみつけるべきかなどの「総合商社」業界に対する決断ができるようになります。

志望業界の広げ方

この例の場合は、「左列を実現できそうな業界」という視点で業界を広げていけば良いだけです。シンプルですね。

「資源やエネルギー分野で社会に貢献したい」のみが、「絶対に譲れない就活の軸」の場合でも、専門商社やエネルギー・インフラ業界、鉱業(鉄鋼・非鉄金属)や海運業等まで関連している産業をつないでいくことで、数多くの業界を対象にすることが可能です。

別の例で言うと「テレビ局」に興味がある人は、その興味の理由にもよりますが、他のマスコミ企業、広告業界やインターネットコンテンツ制作、インターネット媒体企業、PR会社、エンタメ・イベント業界、通信販売企業等々に広げていくことも十分可能です。

このように考えれば、思考停止に陥ることはなく、どんどん就活準備を進めることができるのです。

あとは自己分析と業界研究をしっかり行い、自分の「売り」を磨いていけば良いのです。

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就職先を決める時に一番重要なのは、その仕事が「自分に向いているかどうか」です。自分に向いている仕事を見極めるには、自己分析が欠かせません。

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「自分では無理な理由」を広げた業界にあてはめていく

今の自分には「本当に、絶対に無理」なのかはもう一度冷静に考えるべきです。たとえば総合職志望で、「親の介護が必要であり、介護する人が自分一人の場合」なので転勤は不可能な場合でも、転勤の可能性が低い企業や、エリア総合職を選択する道もあるのです。

また、公的な介護サポートを併用することで、克服できることもあるでしょう。

「今からでも克服できそうなこと」や「努力次第で克服できること」は、やる気と残された時間、コストを冷静に考えて判断しましょう。

「広げた業界」と「今からでも克服できそうなこと」や「努力次第で克服できること」を掛け合わせて考えれば、自然にチャレンジしたい業界が出来てきます。

ここまでできた段階で、信頼できる人(親・兄弟・親友・ゼミの教授・就活サービスきぎゅのキャリアアドバイザーなど)に、セカンドオピニオンを求めることをお勧めします。

業界が見えてくれば、その業界の企業研究をしていけば良いのです。その場合でも、この記事で解説したギャップ分析の手法は役立ちます。

企業レベルまで落とすと、例えば業界トップ企業は無理でも、業界5位の企業ならチャレンジできそう、チャレンジしたいという気持ちも出てきます。

もしそういう気にならない場合は、業界をみているのではなく、人気企業を見ている可能性が大きいです。就活で失敗する典型的なパターンなので、もう一度自己分析からやり直してください。

このように、業界や企業を研究していくと、自分の興味が持てる分野(業界や企業)が広がっていきます。

どんな産業・業界・企業でも単独では成立していません。必ず関連業界や関連ビジネスがあり、パートナー企業が存在します。自動車業界のように非常にすそ野が広い業界を考えればその構造が分かると思います。

その構造をたどって、線でつないでいくことによって選択肢を広げていくことは可能なのです。

仮に新卒の就活で満足できなくても、線をたどることによって再チャレンジも可能

仕事は「点」ではなく、「線」で考えましょう。

「線」は引き直せるものと捉えておけば良いのです。ただし『線』はつながりで表現されています。新しい線を引き直す場合でも、今持っている線の延長線でベクトルだけ変える方が引きやすいことは確かです。

従って、「つながっていくこと」を意識するのは重要です。

その意味でも新卒時の就活・職業選択をいい加減にしてしまうと、将来本当に自分のやりたいこと、生きる道が見えてきた時、その実現に繋げることが難しくなってしまうのです。

現在の「就活」は、就活本も、マニュアルも、大手ナビサイトも、就活情報サイトもすべて「就活」を大学3年~4年(大学院1年~2年)の短い期間の「点」として捉え、そこに全集中をすることを求めています。

もちろん、短期間で結果を出すためにそれは必要であり、やるべきことですが、本質的には就活は「線」でとらえるべきものなのです。

大学新卒時の「就活」で失敗したと思っても、それで人生が終わった訳ではありません。職業というものを「線」でとらえれば、自分の成長や人生観の変化に従って転職したり、職業そのものを変えたりしても良いのです。

自分の頑張りや実力次第で、業界下位企業から上位企業への転職も十分可能な世の中になっています。もっと言うとテクノロジーや環境変化のスピードが速く、激しい時代では、下位企業と上位企業の入れ替わりや他業界が新規分野へ参入することも日常的に起こるのです。

関連業界や近接業界から、新卒時に入社したいと考えていた業界や企業への転職もごく普通のこととなっています。

最も大事なのは「仕事を時間軸とつながりで考える」という職業感を持つことです。就活を一発勝負と考える人もいますが、そんなことはありません。

「自分にとっての幸せを実現する仕事」とは何かを考え、長い仕事人生を「自分でデザイン」していけば良いのです。

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