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何社にエントリーシートを提出するべきか?【データ有り】

エントリーシート(ES)は就職活動本番の第一歩です。ここからすべてがはじまります。

大手のマイナビ、リクナビ、キャリタスなどのナビサイトからエントリーするオープンパターンと、個別の企業Webサイトからエントリーする場合もあります。特にマイナビ、リクナビは就活の窓口のデフォルトです。

エントリーシートの意味

エントリーには二つの意味があります。

まずはプレエントリーです。プレエントリーは「自分がその企業に興味があるので、その企業への就活に必要な情報を送ってほしいと申請する」という事です。

企業はあなたの存在を全く知らないので、企業に「ここに、御社で働きたいと思っている私がいますよ」と知らせ、その後の会社説明会からはじまるプロセス、スケジュールを教えてもらうのがプレエントリーです。

プレエントリーして情報をもらった企業の中から、エントリーシートを提出、もしくはWEB上でエントリーを完了することを本エントリーと呼びます。

エントリーシートの提出タイミング

 

2023年卒のエントリーシート解禁は2022年3月1日です。そこからリアルな競争がはじまるのですが、この段階から優劣がついてしまうと認識してください。

採用側は多忙の中で業務を行っています。限られた時間の中で、多くのプロセスを処理し、できる限り優秀な学生を選別・採用するためにはどうすれば良いのでしょうか?

効率よく業務をこなすことです。そこには、経験値からくる「仮説」に基づいて、良い・悪い、を判断して効率よく進めたいという意識がどうしても働いてきます。そのためエントリー段階から次の視点で、制度上か、評価者が意識して、もしくは無意識的にの違いはあるにせよ、ESの仕分けを行っています。

  1. 学校名での選別・仕分け
  2. エントリーシートの提出タイミングでの仕分け
  3. エントリーシートの内容での仕分け

1は今からは変えられない事実なので、この記事では対象からはずします。

2のタイミングに関しては一般的に「早いエントリー=この企業に対する熱意」という認識をします。後から、だらだら送られてきたエントリーは、「どうせ第一希望ではないのだろう」という見方をされる可能性が高いと思っておいてください。

現在の就活状況では、一人の学生は平均して30社ほどエントリーシートを提出しますので、人気企業は特に膨大な数のエントリーを処理しなければなりません。

もちろん表だって大学名で選別すると公表している企業はありませんが、現実は違います。膨大なエントリーの中をすり抜けていくために、少しでも有利に働く可能性があることは、積極的に取り組みましょう。

逆に言えば採用側に少しでもネガティブな印象を与えることは避けなければなりません。エントリーシートを解禁直後に出すことは、少しでも有利に働くと信じて実行しましょう。ただし、内容のクオリティを上げておくことが前提です。

そのためには解禁前にちゃんと時間をかけて自己分析・業種・企業研究、自己PRをまとめておく必要があることは言うまでもありません。

プレエントリーは何社くらいすればよいのか?

よ く学生に「何社くらいプレエントリーすれば良いのか」という質問を受けます。

実際100社ぐらい送る学生もいますが、ある程度絞り込みをしないと、その後のプロセスで迷ったり、比較したり、スケジュール調整を考えるのに貴重な時間を奪われるため、エントリー解禁の初期段階でのプレエントリーは3業種、合計30社を基本に考えましょうと指導しています。

では実際に就活生何社ぐらいエントリーしているのでしょうか?データで検証していきます。

リクナビが行った2021年卒のデータでは、プレエントリーした数は平均27.54という結果になりました。理系の学生は専門がある程度絞られているため平均20社、文系では平均30社でした。

時系列の推移のデータをみると、選考が進んだ7月段階では平均40となっています。(  2017年マイナビ調べ)「えー、そんなにエントリーしなきゃいけないの」と驚かれる人もいると思いますが、本エントリー数から面接までたどり着ける割合は平均50%程度なのです。

就活中にプレエントリーした30社すべてに本エントリーできたとしても、平均では15社しか一次面接に進めません。大手企業の場合は30%を目安として考えましょう。マスコミ、食品など人気企業の場合は10%を切る場合もあります。

7から8社しか面接できない学生が普通なのです。そこまでいけない学生もたくさんいます。

リクナビの「就職白書2021」の調査では、2021年卒の就活生が「適性検査・筆記試験」を受けた実施社数は9.83社でした。

ほとんどの企業が適性検査・筆記試験を実施することを考えると、本エントリーした後のエントリーシートの選考でも足切りが行われていることが分かります。

適性・筆記試験でも足切りが行われることを考えると、就活生の皆さんが名前を知っているような、就活人気の高い企業の面接に進むのは簡単なことではないことが分かります。

本エントリー後の筆記試験、一次面接、二次面接、グループワークは・・・最終面接は・・と考えていくとどうですか。そう考えると30社でも心配という学生も多いかと思います。

プレエントリーに対する考え方は個人差が大きく、それまでに業界や企業をある程度絞って決めている学生と、できるだけ多くの業界・企業をみてみたいという学生によってかなり差が出ます。

就活にあまり自信が持てない学生であれば、60社から70社のプレエントリーをする学生も多いです。逆に専門分野を仕事に活かしたいと思っている理系の学生は、業界も自ずと絞る傾向になります。

いずれにしてもプレエントリー段階で大事なのは、企業を絞りすぎないことです。プレエントリーしたからと言って、必ずエントリーしなければならないということはありません。可能性を大きく持って、あとから絞るやり方が王道です。

就活初期においては間口をあまり絞り込みすぎないようにしましょう初期で30社のプレエントリーをして、選考の経過をみて5月段階では50社程度まで広げるくらいのイメージを持ってください。

現在のような売り手市場ですら、100社以上プレエントリーする学生も存在します。あなたが最終的に就職できるのは1社のみです。そしてあなたのライバルの数を想像してみてください。はじめから自分で可能性を狭めてしまうことが、どれだけリスクになるのかが分かるでしょう。

ちなみに買い手市場だった2015年卒の学生たちの、2014年7月段階でのプレエントリー数は平均85社にも及んでいました。

その後は売り手市場にマーケットが変わってきていますが、企業側の学生に対する選別意識は、大きく変わっている訳ではありません。どんな時代でも社業にプラスになるようなポテンシャルのある人材の採用を目的としていることに変わりはないのです。

2023年卒の就活は、一般的に「売り手市場=学生有利」という報道がされています。

しかし、実際に企業側の採用意欲が高く、全体的には売り手市場であっても、甘く考えていると痛い目に合います。

業界や企業によって、大きな差があり、皆さんが良く知っている企業は、どんな時代でも「買い手市場」です。

大学新卒時の就職先は、あなたの人生において非常に大きな意味を持つことになります。就活を甘くみて真剣に取り組まないことは、その後の人生において必ずマイナスの効果を生みます。うまく有名・ブランド企業に就職できたとしても、その後のリアルビジネスの現場で「残念な人」になってしまいます。

ここは手を抜かずにしっかり、可能性のある数を確保する重要性を認識して、積極的にエントリーしましょう。過剰であればその後のプロセスで、こちらから進まなければ良いだけです。

プレエントリー後、各選考プロセスでの会社数の推移

株式会社ディスコによるキャリタスリサーチのデータ(回答者数:1,145)では、2019年卒の6月1日時点でのプレエントリー平均社数は、30.0社、本エントリー数は平均12.9社という推移になっています。その後選考試験の平均受験社数は9.2社、面接7.0社、選考中3.3社となっていました。

同じ調査で2021年卒の2020年6月1日時点の選考状況は、プレエントリー*26.9社(*5月1日現在)本エントリー社数は14.4社、筆記試験10.1社、面接試験7.4社、最終面接2社という結果でした。

2021年卒のデータでは、プレエントリーから面接まで行ける確率は37.5%程度しかありません。本エントリーからは51.3%です。

やはり平均でみても30社が考慮すべき基準ということが、データからも分かります。

そこから更に就活の最も重要な、数度の面接によってふるいにかけられるます。

27社にプレエントリーしても最終面接を受けられるのは2社と考えると、平均的な数字でも簡単ではないことが分かるはずです。

上記はあくまで平均値なので、就活に自信があまりない学生や、出遅れてしまい準備不足の学生はプレエントリー数を増やすことをしていきましょう。

また、書類で落とされる経過もモニターして、随時エントリー数を増やし持ち駒を確保しておくことが非常に重要です。

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