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就活面接:仕事・志望動機カテゴリーの質問への答え方 Vol.1

回答方法の解説

まず、提出したエントリーシート、履歴書のプリントアウトを目の前に置きます。

あなたの業界・業種・企業・志望動機の研究・分析に使用したワークシートやメモ、資料を全て目の前に広げてください。自己分析、自己PR、志望動機のメモや記録、ワークシートもすぐ参照できるようにしておきましょう。

企業が面接する時は、必ずエントリーシートや履歴書のコピーが面接官の手元資料として置いてあります。従って面接官に見えているのはエントリーシートに書かれている人格であり、自己PR、志望動機なのです。

面接官の「志望動機」に関する興味は唯一つ、「この学生は真剣に当社を志望し、入社の意思が強いか」です。

人格や自己PRに係わる質問は「この学生は当社が採用するに足る資質を備えているか」を問う目的ですが、仕事・志望動機カテゴリーの質問は、「当社の仕事、職務に対する適正と志望の本気度、入社の意思が強いか」をFace To Faceで確認することが目的になります。

質問の分類ごとに回答の考え方を解説していきます。

志望業界・業種・企業・職種の知識・理解を問う質問 

  1. 当社の事業内容を簡単に説明してみてください
  2. 当社のホームページの印象を教えてください
  3. 当社の新製品(○○)の印象は?どう思いますか?
  4. 当社のコマーシャルの印象は?
  5. 当社の店舗は見ていますか?
  6. 当社の店舗の印象を語ってください。
  7. 当社の会社説明会はどうでしたか?
  8. OB/OG訪問はしましたか?
  9. 当社のインターンシップに参加されましたか?
  10. 当社の良さは何だと思いますか?
  11. 当社と競合他社の違いは何だと思いますか?
  12. 当社の短所は何だと思いますか?
  13. 当社の課題は何だと思いますか?
  14. 当社を色で例えるとしたらどんな色を思い浮かべますか?
  15. 当社の企業理念を覚えていますか?
  16. 当社の株価はご存知ですか?
  17. 環境問題が当社に与える影響についてあなたの考えをお話しください
  18. 業界の課題について、意見を聴かせてください
  19. 日本の○○業界は10年後どうなっていると思ますか?
  20. (自動車業界)自動車のリコール問題に関してどう考えますか?
  21. (食品業界)食の安全性に関して意見を聴かせてください

これらの質問に関して答えるためには、ひたすら業界・業種・企業研究を徹底してやるしかありません。

株価や年間売上高などの数字、企業理念は面接の直前に必ず頭の入れておきましょう。店舗展開をしている企業であれば、その店舗に行ったことがないというのでは話になりません。

インターンや会社説明会、OB/OG訪問は実現できるように最大限の努力をすることです自分の足と目で企業の現実と接することは、志望動機の説得力アップに寄与します。

業界のトレンドや、業界、企業の課題は業界内各社のホームページだけでも相当な情報量がありますので、真剣に企業研究を行っていれば答えられるはずです。

もし、あなたが何も答えられなければ面接選考は通過できないレベルであると思ってください。

敢えて、「当社の短所」を聞かれた場合でも「競合企業」との比較で自分が分析したことを答えてください。注意しなければならないのは、企業の体質や文化には言及してはいけません。「保守的である」「B社に比べて目立たない」など、感覚や印象だけで述べるのは止めてください。

事業内容の研究から、下記の回答例を参考にしてください。

「短所に該当するかは分かりませんが、競合のB社に比べると○○市場分野への参入が遅れたことから、市場シェアで後塵を拝している点です。御社の技術力からすれば挽回して長所に転換できると思っています」
このように、事業に関する比較的大きめの課題をあげて、ポジティブに結ぶように答えましょう。

上記はほんの一例に過ぎません。業界の専門用語に関する質問、企業の事業内容に関する突っ込んだ質問が頻発されます。

「商社の仕事をあなたの知っている限り挙げてください。(総合商社)」、「あなたが知っている薬の名前を5つ挙げてください。(製薬会社)」「ポートフォリオの組み方について説明してみて下さい。(証券会社)」など、ちゃんと業種や会社の研究をしていなければ絶対に答えられない質問が出されます。

この種の質問に対処する魔法はありません。しっかり時間をかけて研究するしかありません。

職業に関する意識・価値観、職業観を問う質問

  1. 何故あなたは就職したいのですか?
  2. あなたにとって仕事とは何ですか?
  3. 働く上で大切なことは何だと思いますか?
  4. 仕事に活かせるあなたの強みは何ですか?
  5. あなたが大学で専攻している知識は当社では活かしにくいかもしれませんが、どう考えますか?
  6. 社会人と学生の違いは何だと思ますか?
  7. アルバイトの経験について話してください。
  8. 社会人にどんなイメージを抱いていますか?
  9. リーダーとはどういう人だと思いますか?
  10. 無理な注文を受けえたときに、あなたはどうしますか?
  11. どんな人と働きたいと思いますか?
  12. あなたにとって理想の上司とはどんな人ですか?
  13. 職場の雰囲気と仕事のやりがい、あなたにとってどちらが大切ですか?
  14. 仕事とプライベート、どちらが大切ですか?
  15. 一生当社で働きたいと考えていますか?
  16. いつまで働こうと思っていますか?
  17. 希望していない部門に配属された場合、あなたはどうしますか?
  18. 転勤・移動もありますがどう考えますか?
  19. 残業はありますが、どのように考えますか?
  20. 土日出勤も稀に必要になる仕事ですが、どのように考えますか?
  21. 結婚した場合、結婚後も仕事は続けたいですか?(女性に対して)
  22. 仮に結婚して、結婚後も仕事を続けていただいている状況で出産された場合、出産後も仕事を続けたいと思いますか?

これらの質問は、あなたの仕事に対する向き合い方、職業意識をチェックして、その企業に対する適正を測るためのものです。あなたの仕事に対する価値観や行動原理を聞いているので、全く答えられない質問はないはずです。

問題はどう答えるかです。まず、「面接は企業のために行っているのであって、あなたのために行っているのではない」という大前提を理解してください

誰しもが土曜・日曜に働くなんて嬉しいわけがありません。

極端な例は別ですが、稀な土日出勤も受け入れるべきです。残業も同じです。転勤・移動も特別な事情がない限り受け入れましょう。

受け入れられない特別な事情がある人は、転勤がない条件の会社を受けてください。希望していない部門への配属に関しても然りです。希望している配属先の現実を知らない段階で、そこに拘るのは自分で首を絞めているようなものです。

自己分析と業界から企業研究までのワークシートやメモを横目に、「企業の戦力になるためには、何が求められえているのか」を重ねていけば自ずと答えが出せます。

そして面接を重ねて場数を踏んで、面接官の質問、自分の答え、面接官の反応、面接官の掘り下げ質問を必ず振り返って答え方を改善、精緻化していきましょう。

就活面接:仕事・志望動機カテゴリーの質問への答え方 Vol.2 では、核心の「志望業界・業種・企業・職種の志望動機とキャリアビジョンを問う質問」、「就活・選考・内定の状況や判断を直截的に問う質問」に対する答え方を解説します。併せて参考にしてください。

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