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就活で「性格」や「人柄」をアピールしたい人が、知っておくべきポイントを徹底解説します

就活の自己PRで、「自分は能力や実績ではなく、性格をアピールしたい」と考えている就活生も多いと思います。

「内定者のエントリーシートに書いてあるような、人に語れるほどの能力や魅力的なガクチカなんてない」と考える学生も多く、自分の性格の良さや長所でアピールできないかと考えるのは自然です。

実際に「人柄」は採用の際の最も重視するポイントとしてあげる企業も多く、採用基準で「人柄を重視する」と答えた人事担当者は約93%*と最も優先する項目になっています。

*データ出典:リクルートキャリア調べ「就職白書2017 -採用活動・就職活動編-」

「人柄」重視なら、自己PRでも人柄をアピールすれば良いと考えるのは、ある意味当然でもあります。

しかし、短絡的に結論を出すのは危険です。

そもそも「人柄」って何でしょう?人柄に似た言葉で「人格」、「人物」というのがあります。「当社は人物重視の採用をしています」という言葉をよく聞くと思います。

しかし、「人物」を全く気にしない採用活動は存在しません。そして大半の企業が「人物」や「人柄」は重視します。

「人柄」や「人物」は採用基準としては非常に包括的であり、かつ企業や採用担当者が何を「人柄」や「人物」のポイントといるのかも大きな差があります。抽象的、主観的、感覚的な言葉でもあるため、注意が必要です。

この記事では、自己PRで性格をアピールする際に外してはいけないポイントを解説します。的確に自分の性格をアピールして、選考を突破していきましょう。

就活で言う「性格」、「価値観」、「人間性」、「人柄」の意味とは

就活の面接では「あなたの性格を教えてください」、「あなたはどんな性格の人ですか」という質問を受けることがあります。

あなたら、どう答えますか?

更に「あなたを一言で表現すると、どんな人ですか」、「動物に例えると・・・」、「あなたのキャッチフレーズは?」等、答え難い質問もあります。

多くの学生が、「性格」についての質問を受けた際に答えるのは「長所」あるいは「長所と短所」や「強み」のポイントを答えます。

それで上手く面接が進行してく場合は、あなたは面接官の質問の意図に応えていることになります。

それでは、「あなたの長所と短所を教えて下さい」という質問があり、それに答えた後、上記のような「あなたはどんな性格の人ですか」という趣旨の質問を受けた場合、何を答えれば良いのでしょうか?

「性格」は「長所」でも良いのか、それ以外のことなのか、「性格」に関連する質問で「自分の価値観」を答えるのは良いのか、悪いのか、「人柄」や「人間性」をアピールするには、何をアピールするべきか等々が分からなくなってしまいます。

就活で言う「性格」、「価値観」、「人間性」、「人柄」は曖昧に使用されているため、ケースバイケースで判断するしかありません。

現実には企業側も感覚的に使用していることが多く、厳密に定義する意味はありませんが、性格に近い言葉の意味を頭の片隅に入れておいて下さい。

  • 気質:生まれもった考え方と行動パターン
    • 落ち着きがない、おっとりしている、怒りっぽい等
  • 性格:個人個人の考え方や行動パターンの根っこ、本音のようなもので、気質にプラスして幼少期の経験、思春期の経験を経て強固になったもので、劇的に変えるのは難しいもの
    • 明るい、暗い、積極的、消極的、独善的、協調性がある、引っ込み思案等
  • 価値観:物事の価値に対する見方、考え方で、行動を方向づけるもの
    • お金は使ってこそ意味がある、無駄使いはせず節約こそ美徳、等
  • 人間性:性格、価値観とそれに基づく行動、経験から形成された信念やこだわり、モチベーションの源泉ともいえる後天的な行動特性、行動原理
    • 常にポジティブ思考、周囲の人のことを考え行動する、規律を守る、向上心が高い、目標を立てたら諦めず、最後まで努力する等
  • 人柄:ケースバイケースで上記の何れかを意味するが、採用では性格や人間性を意味する場合が多い

就活での評価は「性格」と「能力

企業が志望動機以外で、志望者を評価するのは性格面と能力面の両面であることを忘れないようにしましょう。

エントリーシートや面接で、性格や人柄、人間性のアピールをする場合でも、能力面を無視して良いことにはなりません。

性格面、能力面のどのポイントを重視するかは、業界、企業、職種ごとに異なります。一般的には、性格面で上位に上がる項目は、協調性、積極性、行動力、明るい、責任感等になります。

能力面での上位項目は、コミュニケーション力、問題解決力、チャレンジ力、基礎学力、持続力等です。

人柄や人間性は、表現の仕方によって能力面をカバーすることができるので、自己PRできるような経験がない、乏しい学生にとっては、掘り下げるべきアプローチです。

「性格」を知るための質問をする理由

企業が「性格」を知るための質問をする理由を理解することは、適切な答えができることに繋がります。また「性格」をテーマにした自己PRを的確に作成するためにも、企業側の質問の意図をおさえておきましょう。

「性格」を知るための質問の意図は以下の通りです。

  • 企業という組織の中で、人間関係を築くことができるか
  • 成長する意欲が高いか
  • 企業の社風にフィットして長期に働けるか

この3点が性格面(能力面以外)の主なチエックポイントになります。具体的に詳しく解説します。

自分の性格を周囲の関係性の中で客観的に理解していることが重要

まず、「性格」そのものの評価以前に、「あなたが自分を理解しているか」が問われています。

企業は自分の性格を客観的に理解している人は、他人の性格への理解力も高いと考えます。

多様な性格の人が集まる組織で結果を出すためには、お互いを理解し、一定のルールで折り合って、競争(議論の対立もあり)と補完(役割分担)によってミッションを達成しなければなりません。

また変化の激しい時代を勝ち抜くには、かつての日本企業の「金太郎あめ」的な同質的な人材の集合では厳しくなっています。

経営者や人事は、それを良く理解しており変化への対応という意味でも、同質化した組織から多様性を重視した組織への転換を図っています。

多用な個性が必要と同時に、個々の違いを尊重しつつ結果を出すためには、客観的に自分の性格、長所・短所、自分の価値観や行動特性を理解していること自体が重要なのです。

さらに自分の性格を人との関係においても語ることができ、最終的には「仕事での活かしどころ」としてアピールすることが、性格に関する答え方のポイントになります。 

自分の性格を仕事との適性、企業との相性で理解しよう

就活では、あなたの性格を適性検査(能力・性格診断テスト)でもチェックします。

そのため、あなたが本当の自分の性格ではない長所や強みをアピールしても、高度に研究された適性検査の結果と照合されてしまいます。嘘をついてもマイナスでしかありません。

またベテランの人事や、企業のマネージメントなら性格についての嘘は簡単に見抜いてしまいます。

どんな性格、どんな強みを持つ志望者を採用するかは企業や職種によって異なるため、徹底した企業研究をした上で、本当の自分の性格、価値観に合い、人間性や長所、強みが活かせる企業を志望するのが基本です。

企業や職種によって、自分の適性を客観的に分析してみましょう。

一例ですがビッグファイブと呼ばれる心理テストがあり、企業が行う性格診断テストや自分の性格(スコアの出方)を事前にテストすることができます。

ビックファイブではあなたの性格を、開放性、勤勉性、外向性、調和性、神経症傾向(ストレス耐性・感情の起伏度)の5つの特性で評価する設計になっています。

ビックファイブの簡易版なら、ネット上で無料診断を受けることができます。(例:http://big5-basic.com/front/index.php)

ビックファイブ以外でも無料で出来る適性診断には就活サービス提供企業が無料で提供している本格的なものもあります。

以下の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にして下さい。

また、同時に他己分析も併せて行いましょう。第三者の言葉はESや面接で説得力を増すことに繋がります。何より、客観的な視点を重視しているアピールにもなるため、是非行ってみてください。

自分の本当の性格をざっくり把握できたら、それを志望したい企業の「求める人材像」と照合してみましょう。

業界・企業研究を深めれば、志望する企業がどんな特性を重視しているのかが見えてきます。OG・OB訪問ができれば確証を得ることも可能です。自分自身の特性にマッチしていれば、多くの場合社風にもマッチしていることにもなり、成長や長く勤めることにも繋がっていきます。

あなたが入社した企業で、ハッピーでいられることが就活の最終ゴールです。

自分の本当の性格を効果的にアピールする方法

当たり前ですが、自分の本当の性格でも就活にプラスにならなければ全く意味はありません。

性格を自己PRの核にする場合は、強みへの転換と仕事への活かし方まで答えること、常に仕事を意識した答えにする必要があります。

「性格」と呼べるほどの再現性と、それを立証するエピソードを複数用意しよう

就活で重視される協調性、積極性、行動力、明るい、責任感等々の性格をアピールする場合は、それを立証するエピソードを使用して説得する必要があります。

説得力を増すためには、エピソードの背景や、あなたの性格によって得られた良い結果を合わせて説明することが重要です。

そして、一回のエピソードでは「性格」とまで言い切ることはできません。あなたの性格によって得られた良い結果を違う複数のエピソードでも証明する必要があります。

性格の説得力は「再現性」にあります。必ず複数のエピソードを用意しておきましょう。 

客観的な評価や人との関係性で説得力を上げよう

性格アピールをするためには、自己分析はマストですが、自己分析だけで「自分は協調性があります」と言っただけでは説得力はありません。

性格アピールは他者との関係性の中で結果を出すこと、客観的な実績や他者からの評価がなければ、説得力に欠けるものとなってしまいます。

努力家、勤勉、規律性等の自己完結するような性格や人間性のアピールの場合でも、周囲に与えた影響も含め、他者との関係性や他者に与えた影響なども上手に伝えましょう。

性格評価は主観的になりがちなので、客観的に評価できるエピソードを選んでおくことがポイントです。

企業が求める性格にもレベルがあることを理解しておこう

性格に対する評価は、志望者も企業側も主観に左右される度合いが能力評価より大きくなります。

例えば「好奇心旺盛」という性格は、世の中の事象に対するアンテナの高さをアピールする訳ですが、出版社や広告代理店が「好奇心旺盛」に期待するレベルと、工作機械メーカーが期待する「好奇心旺盛」の内容もレベルも全く違うことは直感的に理解できるでしょう。

出版社や広告代理店が評価できる「好奇心旺盛」の基準は非常に高く、普通に高いレベルではアピールにはなりません。

一般に比べて高いレベルでは、勝負にならず、かえってマイナス評価になってしまうリスクすらあります。

自分のアピールしたい「性格」と、志望する企業が求めるレベルを読んでおくことは必須です。企業の採用サイトで活躍している社員のキャラクターや行動を読み込み、そのレベルを予想して、本当に競争力がある性格をピックアップしましょう。

もちろんOB/OG訪問をして、率直な意見をフィードバックしてもらうことも重要です。誰でもできそうな性格アピールであれば、アピール力は弱く、能力アピールに負けてしまうと考えて下さい。

性格を長所として答える場合は、長所の裏側のマイナス面に対する答えを用意しておこう

性格を長所として答える場合は、裏側にあたる短所やデメリットが表出したエピソードと、その克服方法、克服するために行っていることを答えてください。

性格を長所と読み替えて、長所を答える場合、面接官は必ずその裏側の短所やデメリットに関する掘り下げ質問をしてきます。

掘り下げ質問に適切に答えられないと、自己分析が甘い学生という評価になり、「自信過剰な学生」というマイナス評価にも繋がってしまいます。

長所と短所は表裏の関係にありますが、長所の裏側の短所に気を配っておくことは重要です。あなたから切り出す必要はありませんが、必ず聞かれることを想定して、答えを用意しておきましょう。

以下の例を参考に、自分の場合を考えてみて下さい.

  • 好奇心旺盛→飽きっぽい
  • 真面目→柔軟性がない、視野が狭い
  • 責任感が強い→ストレスを上手くコントロールできるか否か
  • 積極的→リスクについての感性がるか、準備ができるか
  • 協調性がある→自分の意見があるか、自分の主張ができるか、流される性格では
  • 行動力がある→考える習慣があるか、行動に対するリスクに対する備えはあるか
  • 冷静→熱意は有るか、行動を起こせるか
  • 負けず嫌い→周囲が見えているか、協調性はあるか
  • 我慢強い→問題やストレスを一人で抱え込んでいないか
  • 柔軟性→目標を完遂する意識はあるか
  • 謙虚→競争意識はあるか、説得力はあるか、自分の主張できるか
  • 執着心が強い→変化に対する対応力はあるか

上記以外でも自分の性格にあてはめて、準備をしておきましょう。

アピールする性格は一つに絞ろう

性格をテーマにした自己PRを作成する場合は、自分の本当の性格の中で、志望する企業の事業の内容やレベルも考慮した上で、最も競争力のある性格を一つに絞ることをお勧めします。

もちろん複数の長所や強み、人間性のアピールができるように準備しておくことは重要です。それは「他には?」という問いに対して備えるためです。

1枚にESの中に、複数の自分の良さ(人柄、長所、強み、能力)を自己PRの中に盛り込んでしまうと、焦点がぼけてしまい「あなた」という人のイメージがつくれません。

イメージができないと、面接で会いたいという気が起きないものです。ESでは記載内容として求められない限り、一点に絞ってアピールしましょう。

性格から能力への一貫性で相乗効果(シナジー)を生もう

企業が、あなたの性格に期待するのは「あなたが、その性格の良い部分を活かして仕事で活躍すること」です。

性格も仕事に活かされなくては、評価する意味は全くないのです。

性格は価値観に影響をあたえ、生き方を通じて人柄、人格、人間性といった行動特性につながります。それが仕事に必要な能力の原点、根っこにもなるので、性格から能力につながる一貫性を伝えることを目指しましょう。

特技がある場合でも、性格がきっかけになった、または性格によって達成できたものとして説明できると説得力が増します。更にその特技が仕事で発揮できるものであれば高評価につながります。

このように性格から能力への一貫性を伝えるとシナジー効果が生まれ、「仕事ができる」人材であることの説得力を高めることになります。

伝えたい性格は一つでも、企業のニーズに合わせる表現をしよう

企業が行う事業が違うので、同じ性格でも「期待するポイント」は微妙に違います。例えば「気配りができる」という性格でも、接客が重要なサービス業の場合、その気配りは「顧客に対する気配り」を第一に考えるでしょう。

一般職の事務職を志望する場合は、「気配り」はむしろ同僚や上司、チームに対する気配り、サポートすることに対するモチベーションの証明としてチェックされます。

あなたにとって「気配りができる性格」は、同じ感覚かもしれませんが、自己PRに書くアウトプットは、その企業が求めるものを意識した表現をしてください。

ESの自己PRを使いまわす際は、必ず必要な表現のアダプテーションをして提出しましょう。

まとめ

  • 就活で言う「性格」、「価値観」、「人間性」、「人柄」の意味を理解しておこう
  • 就活での評価は「性格」と「能力」の両方
  • 企業が「性格」を知るための質問をする理由を理解しておこう
    • 自分の性格を周囲の関係性の中で客観的に理解していることが重要
    • 自分の性格を仕事との適性、企業との相性で理解しよう(性格適性診断をしてみよう)
  • 自分の本当の性格を効果的にアピールする方法
    • 「性格」と呼べるほどの再現性と、それを立証するエピソードを複数用意しよう
    • 客観的な評価や人との関係性で説得力をあげよう
    • 企業が求める性格にもレベルがあることを理解しておこう
    • 性格を長所として答える場合は、長所の裏側のマイナスの側面に対する答えを用意しておこう
    • アピールする性格は一つに絞ろう
    • 性格から能力への一貫性で相乗効果(シナジー)を生もう
    • 伝えたい性格は一つでも、企業のニーズに合わせる表現をしよう

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