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面接の自己PRでは、何が見られているのか
学生にとっての面接の目的は、自分を志望企業に売り込むことです。従って全ての回答は自己PRにつながります。狭義では、エントリーシートに記載した、能力・力、長所を、面接であらためて「あなたの自己PRをお願いします」、「あなたの長所は何ですか?」という質問で聞かれ、それに答えなければなりません。
面接官が自己PRや長所の質問で知りたいのは次の5点に集約できます。
自己PR質問の意図:
- どんな人柄で、どんな特長(強み、長所)を持っているのか
- 物事に対する考え方、興味、取り組み方、態度・姿勢
- 人柄や特長(学生の主張)の裏付けや経験、事実
- 人柄や特長を、どのように活かしているのか、活かそうとしているのか
- 魅力的で、印象に残す紹介ができるか
つまり特長(強み、長所)を通じて、あなたの考え方、行動特性、物事に取り組む熱意をアピールするべきなのです。
自己PRのパターンを習得しよう
特長(強み、長所)を通じて、あなたの考え方、行動特性、物事に取り組む熱意までアピールするためには、あなたの特長を具体的に知ってもらうエピソードが必要です。
エピソードとは、あなたの特長の根拠です。「私の長所は責任感があるところです」とだけ言い放っても、誰も信じてくれません。
自己PRをエントリーシートに書くために、あなたの強み・長所は事実・経験から抽出していますね。その過程で使用したエピソードの展開フレームを面接にも応用しましょう。
強み・長所を上手に伝えるパターン
結論パート:
- 結論を先に述べる:「私の長所は○○○を○○○する○○力です」(長所の○○○力を具体的に表現する)
経験・エピソードパート:
- 長所の根拠である経験、力を発揮できたエピソードの概要を簡潔に語る
- そこにあった問題点と課題、課題に対して考えたこと、解決への動機
- 問題・課題に対してとった行動(努力や工夫)とその結果
まとめパート:
- ○○○力のまとめと、学んだ事、成長した点を仕事へ活かす決意
これらの要素を一気に話すのではなく、できるだけ面接官との会話の中で伝えてください。面接に慣れてくれば、順番を敢えて崩して印象を深めるなどの余裕もできると思います。
暗記した文の棒読みはだめです。キーワードをしっかり頭に入れて、会話で伝えることを心がけましょう。
自己PRで、責任感を取り上げる場合の注意点
責任感は間違いなく仕事に必要な資質です。しかし、どんな仕事、どんな立場であっても責任感は必要なので、企業にとっては、社員が持っていてあたりまえの資質と捉えています。
もちろん、責任感の強さは個人の業績評価の指標の一つにしている企業も多く重要です。しかし就活の場合は、学生の今までの経験しか分かりません。
学生の個人的な経験から、「責任感が強い」と評価するか、「そんなのは、あたりまえでしょ」と評価するかは非常に曖昧な、面接官の主観によります。
社会人にとって「責任感」が意味するところは「結果や目標達成に対する責任感」です。そのプロセスで頑張ることは責任感ではありません。頑張ることは当たり前のことです。プロセスは重要ですが、プロセスで頑張ったことが責任感と言われても、あまり心に響きません。
責任感を自己PRの特長に上げる学生も多く、「印象に残りにくい特長」、別の言い方をすれば「差別化するのが難しい長所」でもあるのです。責任感と言われても、抽象的、且つ広すぎる概念のため、できるだけ印象深いエピソードの選択と、具体的にどんな責任感なのかをアピールすることが最低限必要です。
すべての自己PRに共通しますが、できるだけ、アピールポイントそのもの、この場合「責任感」を使わずに責任感を伝える工夫をしましょう。説明の中で、責任感、責任感と連発されると正直白けてしまいます。
自己PRが書けない時は、自己PR作成ツールを活用してみよう
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責任感を自己PRする場合の回答例:
学園祭にサークルでお笑いイベントを企画、実施したのですがイベント当日3日前に出演を予定していた若手コンビ2組がどうしても断れないスケジュールが入ってしまい、キャンセルするという連絡が入ってしまいました。
プロダクションは代替で別の2組を送ると言ってきました。その2組は当初予定していたコンビより知名度も、面白さも数段落ちる2組で納得できるものではありませんでした。
私はプロダクションに出向き、ハッキリ納得できない旨を告げて、当初予定していたコンビより格上のコンビと、代替のコンビのうちの1組の計2組にして欲しい交渉しました。チケットを買ってくれたお客さんを、がっかりさせたくないという一心で、粘り強く2時間以上交渉しました。
交渉の結果、テレビにも出ている有名なコンビが来てくれることになり、お客さんもサプライズとして、むしろ喜んでくれて大成功することができました。
イベント3日前という困難な状況下でも、お客さんの期待を裏切れないという一心で、最後まであきらめず、やり切った経験は、その後の自分の生き方に大きく影響しました。
社会人になったら、どんな立場にあっても、その数倍の重さの結果に対する責任が生まれると思いますが、私の最後までやりきる力で成果を追求していきたいです。
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