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グループディスカッションの進め方、入室から退出までを徹底解説!

グループディスカッションのセットアップと確認

グループディスカッションの会場に入室したら、人事担当者からの説明を受けることになります。説明の要素としては、挨拶、本日の予定、グループディスカッションの目的、議事の進め方、制限時間、備品の説明と使用方法、その他注意事項が主な内容になります。

参加者は細かい点まで集中して頭の中に入れましょう。

グループディスカッションのテーマは紙に書いて、伏せてあるか、人事担当者の口から発表になる場合のどちらかです。テーブルの上に置いてあるものは、指示があるまで手を触れないでおきましょう。紙をめくってテーマを先に知ってしまうとルール違反として評価に傷がつきますので、絶対にやってはいけません。

一番重要なポイントは、議論の結果をどうまとめるか、発表の形式、役割分担の可否に関するルールです。

グループで結論をまとめるのか、まとめる必要はないのか、役割を決めて進行して良いのかは議事の進行と時間配分に大きく関わりますので、聴き洩らしなく、指示に従うことが重要です。

企業によっては、一人一人の自由な発想と発言をチェックすることを狙って、「役割は決めないように」と指示する場合があります。その場合は指示に従って進行しなければなりません。

「何か質問がありますか」と聞かれたら、疑問がある場合は必ずしましょう。明確な説明があった点をもう一度質問すると、人の話を聴いていないという評価になりますので注意してください。あくまで本当に分からないこと、不安な点を質問しましょう。

会議室にホワイトボードが置いてあって、ホワイトボードの使用の可否の説明がない場合は、必ず始まる前に確認しましょう。ディスカッションが始まったら質問は受け付けない場合も多いので、このタイミングで質問をしてください。

出題テーマについては質問しないのが基本

企業側は参加者に自由に討論して欲しいという目的と、学生がテーマをどう解釈して議論を進めるかを含めてディスカッション能力をチェックしたいという目的があるため、それに相応しいテーマを考えて設定します。

従って、あえて抽象的なテーマや、結論の出し方を含めて自由度が高いテーマが一般的な設定の仕方になります。

テーマの解釈について、自由度を与えているため、解釈の仕方を面接官に確認しても良い印象は与えません。あえて確認したいのなら、解釈に関する方向性や意見を求めるのではなく、「テーマの解釈に関しては自由に判断して、議論をすすめてよろしいでしょうか?もし何か注意すべき点があればご教示ください」という確認の仕方にしておきましょう。

グループディスカッションの具体的な進め方

まず初めに自己紹介をします。その際、名札やネームプレートの有無を確認しましょう。

特別なアイスブレーク*の指示がない限り、大学名と学部、氏名を名乗り、手短に済ませて下さい。自己PRの場ではないため、長く時間をかけるのはNGです。元気よく自分の名前と所属を名乗りましょう。参加者だけではなく、評価者に聞こえるように堂々と名乗ってください。

*(参加者の緊張をほぐし、雰囲気を和らげるためのプラスアルファ=例えば「一番好きな食べ物」を自己紹介に加える等)

他の学生の自己紹介は聴き逃さないことです。名札やネームプレートが用意されていない場合もあるので、自分のメモに机の位置関係と名前を一致させておくと、あとで発言者ごとにメモを取りやすく、誰が何を言ったのかの整理がしやすくなりますのでやってみてください。

議論の中で、発言者に対して意見を言う場合や、参加者の意見を参照して言う場合が必ず出てきます。その時、名前を言えないと恥ずかしい思いをしますし、評価者の印象も悪くなります。名前は必ず憶えて臨みましょう。

役割を決める

面接官から、役割は決めないでくださいという指示がない限り、議論に入る前に役割を決めましょう。フリーディスカッションで、グループとしての結論をまとめなくても良いと言われた場合でも、議事を円滑に進めるためには役割を決めるべきです。

基本の役割は以下の通りです。(スマートフォンで読んでいる方はスライドできます)

役割名 主な業務
司会・議長 議事を進行し、時間配分に従って全体をまとめる。様々な意見を集約していく
書記 議事内容の正確な把握と記録、要点のまとめ
タイムキーパー 時間と進行の管理
発表者 最後にグループの意見をまとめて発表する
メンバー 意見を積極的に出していく。みんなの意見をよく聴き、バランスを意識しながら様々な角度からの論旨を出していく

尚、タイムキーパーは決めるべきですが、専業でやる必要はありません

意見を出しつつ時間と進行の管理を行う、司会をしながら時間をコントロールするなども可能です。タイムキーパーになったからといって、自分の意見を言わないのは非常にマイナスです。時間を管理しながら積極的に議論に参加してください。

役割は自薦が基本ですが、自分の自信がある役割で行いましょう。

物事を仕切るのが得意ではない、経験もあまりない学生が、司会を買って出るのは本人にとってもマイナスにしかなりません。仕切るのが得意でない人が司会者になってしまったと気が付いた時は、それ以外の、メンバーがフォローしてあげないとグループそのものが沈んでしまいます。

それを察知したら、書記役が皆の意見を書きつつ、まとめる発言をしたり、メンバーが自分の意見を言う際に、今までの議論のサマリーを話して、全員に同意をとってから自分の意見を言ったり、司会者ではなくてもファシリテーションの(議論を活性化させる)役目を担う必要があります。

どの役職だから有利、不利という事はありません。得意な役回りを演じて、全体に貢献することを考えましょう。

一番大切なのは、メンバーの立場を尊重しつつチームのアウトプットに貢献することです。

能力と役割のミスマッチが起こってしまった際は、フォローしないとチームが沈んでしまいますが、その人を無視したり、否定したり、役割そのものを乗っ取っていいという意味ではありません。

ここを誤解するとチーム全員が選考に残れなくなる場合もありますので、そのような行為は慎んでください。必要なのはフォローして、全体を良い方向に向かわせることです。誰かを蹴落とすことではありません。自分たちで決めたルールは守って、尊重する姿勢は崩さないようにしてください。

時間配分を決める

役割が決まったら、即時間配分を決めましょう。時間配分を決めることは例外なく行ってください。結論をまとめる必要はないという前提の議論の場合でも、無理に一つにまとめる必要はないという意味です。

自然に議論が集約していけば、まとめても良いですし、「少なくとも大きく二つの方向性の議論になりました」とか、「我々の結論は二つに分かれ、それぞれの賛否、あるいはメリット・デメリットをまとめてみました」、というレベルのまとめは必要です。

ここを読み違うと全員が選考を通過できない場合もありますので注意して下さい。議論を集約させていくためには絶対に時間配分をしておく必要があります。以下のような内容と配分を基本にしましょう。

内容 配分の割合・基準(全体が30分の場合)
時間配分と発言の仕方、議事のまとめ方の合意 1~2分 (1分)
テーマの定義とゴールの確認と同意 1~2分 (2分)
各自が考える時間 全体1割程度 (3分)
各自の意見を発表する時間 全体の2割程度 (5分)
各自の意見についてのフリーディスカッション 全体の3割程度  (10分)
意見をまとめる時間 全体の2割程度(5分)
発表を準備する時間 3分程度 (3分)
予備時間 1分 (1分)

*括弧内の分数は全体を30分と設定した場合の分数の目安です

全体の制限時間が発表されたら、司会者とタイムキーパーは率先して時間配分を決定し、全員に提案して同意を取りましょう。

提案された配分に異論がある場合は、自分の考えを主張して良いですが、ある程度の妥協も必要です。時間配分でもめて先に進めないのは愚かなことです。メンバーのコンセンサスができそうなラインを見つけて、議論をスタートさせましょう。時間を浪費してはいけません。

発言順、発言方法、議事のまとめ方の同意

司会者は直ちに発言順、発言方法、議事のまとめ方の同意をメンバー全員に取ってください。発言の機会は公平に与えることが大原則です。公平と言っても色々なやり方がるため、あらかじめメンバーの同意をとって進めることが必要です。具体的には以下のやり方があります。

  • 一巡目は右回り、左回りのように、順番を守って全員意見を出し、その後はフリーディスカッション、もしくは挙手によって発言を許可していく
  • すべて挙手で発言として、司会者は公平に挙手した発言者を当てていく
  • はじめからすべてフリーディスカッション(ブレーンストーミング方式)
  • 司会者が発言者を指名して、公平に発言を求めていく
課題の難易度が高い場合は、皆で一斉に考える時間を終えた後、フリーディスカッション方式でどんどん意見を出させる、意見があまり出ない参加者の場合は端からどんどん当てて意見を吸い上げていくなど、状況の見極めとセンスが必要です。

発言方法でもめている時間はないため、意見がまとまらない場合や参加者が判断で着ない場合は「フリーディスカッション方式で、お互いに意見を遮らず、積極的に発言し、傾聴して議論しましょう」ということでスタートしましょう。

進行に問題が出たらその時点で挙手制にするなどの、軌道修正を行ってください。

議論のまとめ方

結論を一つにまとめるように求められた場合は、意見が割れることも予想されます。制限時間内で議論して、意見がどうしてもまとまらない場合は、何らかの方法でまとめなければなりません。

多数決で決めるのが納得度が高いと思いますよね。

しかし多数決が禁止されている場合も多いのです。意見がどうしてもまとまらない場合は、決定方法を事前に合意しておかないと、最終局面で意見の集約ができない事態に陥ります。

多数決が禁止されていない場合でも、多数決は最後の手段にしましょう。何故なら、グループディスカッションの本質は、少数派の意見でも重要なものは考慮して、ひとつの結論を導く過程が評価のポイントになるからです。

禁止されていないからと言って、安易な合意方法をとるのは拙速な印象を与えてしまいます。

多数決が禁止されていて、意見がどうしてもまとまらない場合は、司会者に一任するなどの決め方があります。この場合、結論の決め方でもめて時間を浪費してはいけないので、「多数決はとらないが、優勢な意見を結論として採用する。意見が本当に拮抗した場合は司会者に結論を一任する。その場合でもこういう反対意見が出て拮抗していた事実を発表の中に入れる」という解決策を提案してください。司会者がリーダー役を務めるという自覚を持って押し切ってください。

結論をまとめる、まとめないも自由という出題形式の場合もあります。その場合でも全員のコンセンサスを取っておく必要があります。自由と言われた場合でも、結論は一つにまとめるべきだという考えの学生もいますし、割れた場合は両論併記にすべきだという学生もいます。あらかじめ、どちらのアプローチをとるかの合意がないと、発表がまとまらないリスクがあります。

リスクはあらかじめ回避して、議論のまとめ方を合意しておきましょう。

テーマの定義とゴールの確認と同意

テーマの合意

グループディスカッションのテーマは、敢えて抽象的なものや、どう考えて議論すべきかの自由度が大きいテーマが設定されるのが普通です。例えば「良い会社の条件とは何か」、「社会人と学生の違いは何か」、「日本の観光産業を盛り上げる方法を考えて下さい」、「○○の売り上げを倍にする方法」などとういう設定の仕方です。

つまり、そのテーマをある程度限定して議論しないと、各メンバーの考えがバラバラになって、議論がかみ合わない場合が多いのです。

例えば「良い会社」の「良い」の意味を絞らないと、社会にとって良いと捉らえるべきか、働く人にとって良いのか、業績の良さなのか、それぞれ意味が全く違います。誰にとって、どのようなポイントで「良いのか」を定義しないと話がバラバラになり集団で議論する意味がなくなってしまうからです。

メンバー全員で、「良い」の定義をまず設定してください。「働く人にとってのやりがい、働き甲斐をテーマにしよう」と絞っても良いし、「社会、従業員、株主の3つにとっての良さをまとめよう」としても良い訳です。このように抽象的で、意味の広いテーマの意味を定義して、メンバー全員で合意してから、各自考えるようにしてください。

定義をせずに各自の考えを進めてしまうと、時間がいくらあっても足りません。人間は自分が考えたことに対して固執する傾向があります。議論の途中で自分の意見が根本から否定される、または取り入れられない場合は、そこで議論がスタックしてしまうリスクがあります。

曖昧な言葉は、すべてメンバーの確認をとりましょう。

前述の「良い会社の条件とは何か」のテーマであれば、「会社」の定義もコンセンサスを取るべきです。「日本の会社で、学生の採用を行っている会社という枠で考える」、「規模は関係なく、会社登記をしてある法人全般」など、会社という概念も広すぎるため、ある程度絞って議論をすすめないとまとめるのに苦労します。

テーマを構成する単語を分解して、素早く確認しましょう。司会者がこの定義をしないまま、進めようとしたら、即座に提案してください。

ゴールの合意:

テーマの定義ができたら、考える前にゴールの設定をすべきです。

前述の「良い会社条件」では、結論を一つにまとめるのか、「社会、従業員、株主」にとっての3つの条件に従ってアウトプットするかによっても違います

さらに条件をいくつまでアウトプットするかによっても、考え方、議論のプロセスそのものに影響します。

たとえば条件を3つに絞ってアウトプットしようと決めたら、「各自、重要と思う条件を5つ考えて持ち寄り、議論して3つに絞ろう」というように具体的な数字を仮のゴールとして決めて議論を進めるべきです。

このように数的目標と時間を切って考えることは、生産的な議論の仕方としてグループ全体が高評価を獲得できますので、司会者が誘導できない場合は積極的に提案してください。

情報・意見・議論の共有の仕方と書記の役割

グループディスカッションでは、各自の意見について議論することが大前提です。メンバーの意見を共有する、情報を共有して、それに対するメンバーの意見を聴いて、どんどん議論の方向を決めていく必要があります。

ホワイトボードやフリップボードの使用が認められている場合は、それを使用して、出た意見を論点によってまとめながら仕分けしたり、意見が分かれるようなテーマであれば、賛成、反対で仕分けをして全員に共有することが必要です。

議論をしていると、途中で集中力が途切れて何を話しているのか曖昧になったり、声の大きい人の意見に引っ張られて、どんどん議論のポイントがずれていったりということが頻発します。

書記は、意見の重要なポイントを箇条書きで,仕分けをして全員に共有、「見える化」する役割を果たす必要があります。

対立意見は表組にしてみるなどのセンスが必要です。慣れていない人が書記を行うと、ただ出た意見を書いていく形になり生産的な議論ができません。書記をすることに経験・自信がある人がやるべきなのです。意見が出たら、近しい概念のものをグルーピンしていくなどのセンスが必要になります。

ホワイトボードやフリップボードの使用が許されていない場合は、A4の用紙をうまく使用して、全員に共有する工夫を行ってください。1枚に1アイディアを大きく書いて、並べていき、あとで議論しながら方向性を集約していくなどの工夫をしていきましょう。

情報提供して、グループのアウトプットに貢献すること

参加メンバーはそれぞれ、今までの人生で学んだ知識、経験から得た知識、就活の業界研究や企業研究で学んだ知識を持っているはずです。

ディスカッションのアウトプットを出すために有効なものは、積極的に提供していきましょう。的外れなものでないという条件は付きますが、情報量の多さや、提供する姿勢は高く評価されます。

情報を提供する際は、主観的な部分は極力抑えて、客観的なデータ、数字、事実を先に紹介してから、自分の意見やそのデータに基づく提案をしましょう。数字的な根拠がつけられる結論は説得力があります。(ただし正確であることが必要)上手く使えればグループ全体の高評価にもつながります。

議論の話法

議論を活発に促す話法

議論するにも適切な話法があります。人の意見を攻撃だけする、否定だけする、無視する、見下した態度をとるというのは論外です。そういう態度をとってしまったら選考には勝ち残れません。

グループディスカッションは「協調性」のテストでもあります。グループ全員を盛り上げていく姿勢がとても大切です。盛り上げていくために効果があるのが「~~について考えてみませんか」、「~~をしてみませんか」「~~について、○○さんはどう思いますか」という提案型の話法です。

自分の意見をはっきり主張することは重要ですが、それだけではなく、提案型の話法で全員の同意をとりつつ巻き込んで、議論を活性化させることが重要です。

メンバーに意見を求めることで、協調性のアピールにもなります。司会者以外でも、この話法を使って議論を活性化していきましょう。

ただし乱発はやめておきましょう。乱発すると司会者や全体の議事進行を妨害することになりかねません。また、自分の意見を言わないで、人の意見だけを求める学生というマイナス評価を受けてしまいます。大切なのはバランスです。

メンバーの発言をサポートする話法

グループディスカッションに参加する学生の中には、性格的に自分の意見を言うのが苦手、引っ込み思案、上がり症などの学生もいるものです。

そういう参加者を無視する態度をしてはいけません。学生によっては、苦手な参加者を置いてきぼりにして、議論を速く進めるなど、良くない態度をとってしまいますが、評価はマイナスになります。

そのようなメンバーには、いきなり意見を言わせるのではなく、自分が意見を述べた後、「この意見に対して、○○さんはどう思われますか」という、話のヒントを提供してあげて意見を促す話法をとりましょう。

「二つの選択肢がありますが、○○さんはどちらだと思いますか」という選択肢を提供して答え易くしてあげる話法も有効です。聞き取りづらい、理解しにくい場合は「○○さんの意見は○○○ということですよね」と確認を入れてあげて、全員に理解してもらうという方法もあります

このように困っている学生をサポートしてあげる態度は非常に好感度が高く、協調性のアピールになります。自己PRで協調性をあげている学生は特にですが、それをグループディスカッションで証明する必要があると考えて、取り組んでください。

賛成と反論の話法

グループディスカッションの目的はチームで最良の議論を行い、結論(結果)を提示するということでした。

そのためには全員の議論を盛り上げている必要があります。賛同できる意見には、率直に賛同の意を表す。声に出して「その意見に賛成します」「とても良いポイント・視点だと思います」とポジティブな表現をしていくことによって、議論が活性化していきます。

反論がある場合は適切に反論する話があります。やってはいけないのは、他人の意見を高圧的に全否定すること、見下した態度をとることです。またその否定を意図的に他のメンバーにも同意させるような振る舞いはしてはいけません。

全否定の表現とは「全く違います」「○○さんは良く分かっていないですね」「何を言っているか良くわからない」などの表現です。

仮に明らかに的外れ、間違った認識の意見の場合でも「はい。○○さんの意見は理解できますが、○○の意見も多いため、まずは○○について議論してまとめましょう」というようにソフトに対応しましょう。頭から全否定はせずに、いったん受け止めてから議論の方向性を正すアプローチをとってください。

自分の意見は主張し、必要な反論を試みよう

議論が進んでいくと、自分ではどうしても納得できない点も出てくる場合があります。結論の全部ではないにしろ、「この点だけはどうしても気になる」ということも多いでしょう。

その場合は遠慮せずに自分の意見に理由をつけて主張しましょう。理由がちゃんと説明できることが大前提ですが、少数派でも主張すべきと思ったら発言しましょう。ただし、あらかじめ決めた、合意形成のルールには従ってください。

反論や異論がある場合は、全体の議事進行と残り時間を考慮しながら、適切なタイミングで反論を試みることが重要です。結論が出てから話を蒸し返すのは、いくら納得できなくても控えましょう。今まで何で言わなかったのという後味の悪さも凝りますし、あなたへの評価もマイナスになります。

終了のマナー

グループディスカッションが終了したら、開放感からか雑談を始めたり、帰り支度を始めたりする学生が結構います。終了してからも人事担当者からのフィードバックがありますし、退出の仕方などのインストラクションがありますので、勝手な行動は慎んでください。

「終了します」との合図の後、使用したテーブルの整頓、消しゴムのカスや用紙などのまとめや、ホワイトボードを消すなどの行為をはじめてください。多くの場合人事担者からは、そのままにして帰ってくださいと言われますので、その場合は素直に従ってください。ホワイトボードは人事担当が記録に残したい場合もあるので、消す行為を始める前に、必ず「消して良いですか」と許可をとってください。いきなり消すのは厳禁です。

使用したメモや出題用紙は守秘義務の観点から、持ち帰れないのが原則です。説明があると思いますが、ない場合は担当者に確認して指示に従ってください。

そのままにして帰ってくださいと言われた場合でも、机の上の紙、ネームプレート、名札、飲みなど物は一か所にまとめておきましょう。椅子をもとの位置に戻し、ドアまで進んで振り返り、「失礼いたします」と一例して静かにドアを出ましょう。

人事担当者が見送ってくれる場合は「本日はありがとうございました」と、きっちり挨拶を行ってください。

帰り際や、エレベーターの中で、開放感から「今日はどうだった」などの雑談をしている光景をよく見ます。気持ちは分かりますが、会社の外に出るまでが面接だと思って、話しかけられても「外に出たら話しましょう」と諭してください。

せっかく知り合ったのでメール交換や情報交換をしても良いですが、それもすべて会社の外にでてから行ってください。

以上で入室から退室までの流れと、外せないポイントの解説は終了です。これを知らないで参加すると、明らかに見劣りしてしまいます。模擬ディスカッションに積極的にトライして、慣れていきましょう。

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