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グループディスカッションのテーマと形式
グループディスカッションに出題されるテーマの傾向を、過去の出題例から学んでおくことはとても重要です。もちろん同じ問題が出ることはありませんが、志望企業の評価するポイント、重視するポイントが極端に変わることはありません。
その結果、過去の出題例から、どういう形式のグループディスカッションになるのか、また、テーマの傾向と難易度を調べて、心構えと対策をしておくことができるのです。
グループディスカッションの形式の解説と、代表的なテーマの例をリストアップしますので、まず全体像を把握しましょう。
代表的な方式は、以下の3つになります。
- 自由討論形式
- 課題解決形式
- ディベート形式
まずは自由討論形式とそのテーマから解説します。
自由討論形式の特徴
自由討論形式のテーマの特徴は、答えに正解がなく、自由に結論を出すことです。テーマをどの角度から捉えて、分析、議論して、そのグループなりの結論(答え)を出せばよいのです。従って設定されるテーマは抽象的なものが多くなる傾向があります。
テーマの設定が抽象的であるため、学生が自由に発想して、自分の意見を言いやすい形式です。しかし自由度が大きいため、意見が錯綜してまとまらない、論点がどんどんずれていってしまうというリスクもあります。
この形式の出題の場合、企業側は学生が出す結論をそれほど重視している訳ではありません。結論に至るまでの学生の役割、考え方と発言内容、議論に取り組む姿勢、結論を出すためのプロセスを評価します。具体的なテーマ例をみてイメージしていきましょう。
自己分析をやり込み、グループディスカッションに備えよう
グループディスカッションで高評価を得るには、自己分析を通して、「あなた自身」を深く理解しておくことが重要です。ただ、そんな時間がない方も多いはず。
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自由討論形式のテーマ例
ごく一部の例ですが、最近の出題例から典型的なテーマをリストアップしておきますので、どんな特徴のテーマなのかをイメージしてください。
- 好きなテーマでディスカッションしてください
- 良い会社とはどんな会社ですか?
- ○○業界の10年後を予想してください
- 営業マンに最も必要な資質とは何ですか?
- リーダーが果たすべき役割とは?
- これから伸びる業界とは?
- 理想の上司とは?
- 理想の働き方とは?
- お客様が満足する最高のサービスとは何か?
- 無人島に行くときに持っていく、必要最低限のものと理由を考えてください
- 新しい国民の祝日を一日設定するとしたら?
- オリンピックで日本代表選手のメダル獲得数を3倍にする方法を考えて下さい
- AIが発達しても20年後に残っている仕事の条件をあげてください
- 日本を観光立国にするための方法
- 少子高齢化が進む中で、少子化を改善する方法を考えよ
自由討論形式の傾向と対策
上記のようにランダムな設定になりますが、それでも出題の傾向はある程度つかめます。
- 志望企業・志望業界の仕事や未来に関するテーマ
- 就職・就活・仕事に関するテーマ
- 時事・社会問題に関するテーマ
- 業界に縛られない課題に関するテーマ
- 完全なフリーテーマ
自由討論形式の対策として以下の4つを挙げておきます。特別な事ではなく、就活一般に必要なことです。
- 業界・企業研究をしっかりやること
- 時事・社会問題、最近の大きな話題にアンテナを張って、基礎的な知識をプールしておくこと
- グループディスカッションの流れや重要なポイントを学んでおくこと
- 模擬ディスカッションを経験しておくこと
はじめに、テーマとゴールの定義をしよう
自由討論では、普通に「さあ、考えましょう!」と始めてしまうと、参加者の意見が、様々な角度や切り口、レベルで出てきてまとまらない事が良く起こります。
抽象的なテーマなので、考え始める前に、テーマで使用されている言葉を定義して、どのポイントで議論を詰めていくかをメンバーで合意してからスタートしましょう。
究極の自由討論型のテーマ、「好きなテーマでディスカッションしてください」では、「好きな」をどの切り口で定義するかを決めることが必要です。
共通の興味がある話題にするのか、学生・就活生という共通項で考える、最近の流行や旬のトピックから選ぶなど、様々な選択肢の中から、どういう理由で選択するのかまで含めて合意しておく必要があります。
「オリンピックで日本代表選手のメダル獲得数を3倍にする方法を考えて下さい」であれば、まず、どのオリンピックなのかを定義する必要があります。何も考えないと、次のオリンピックである東京オリンピックを想定しますが、どのオリンピックかを定義することで、タイムフレームも変わってきます。
はじめに3倍というのは東京までには現実味はないため、2024年のパリなのか、2028年のロスアンゼルスなのかでも変わってきます。夏季か冬季かも定義する必要があります。メダル数を増やす方法も、真っ当に選手を育成していく方法を考えるのか、日本人が得意な種目をオリンピック競技に加えるロビー活動を重視するアプローチもある訳です。
このように抽象的なテーマであればあるほど、自分たちはどういうアプローチで、どのゴールを目指すのかを決めて議論することが大切です。
スケジュールと議事進行の時間管理の徹底
自由討論形式の場合、自由なだけにいくらでも議論でき、まとめる時間がなくなってしまうリスクがあります。まずスケジュールと時間管理を徹底して実施しましょう。
役割分担や結論は必要ないという場合でも、どんな議論になったのか、要点をまとめる時間はとりましょう。そこから逆算して、議事進行の方法と何をどのくらいの時間で行うかの合意をしてから議論をスタートさせましょう。
自分の意見を発言する際は、だらだら話さずに「結論」をはじめに述べ、「その理由」を必ずつけて議論を展開してください。メンバーの発言が分かりにくければ、結論と理由を述べるように求めましょう。
自由討論と言っても、人の意見を初めからつぶしにかかってはいけません。傾聴する態度を示せないと、マイナス評価になります。自由な雰囲気で、意見が活発に出るようにお互いが意識して行うことです。
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