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知らないと思わぬ落とし穴へ、グループディスカッションのマナーと話し方

グループディスカッションを採用活動の一環として実施している割合は、大手企業(従業員1001名以上)で45%、中小企業(同 300名以下)で37%となっています。(HR総研調べ)

グループディスカッションは、就活初期段階のいわゆる足切り用に設定する場合と、選考が進んで、集団の中での学生の本当の能力を見極めるために設定する場合があります。

どちらにしても、とても重要な面接であることには変わりはありません。他の学生との関係性の中で、自分をアピールしなければならないため、集団面接や個人面接とは違うマナーとノウハウが必要です。

まずは基本的なマナーをおさえておきましょう。

グループディスカッションのマナー

入室の仕方

グループディスカッションの場合、大きな会場で数グループが一緒に行う場合と、1グループ一部屋で行う場合があります。どちらの場合でも企業側の人事担当者がついて、指示をしてくれます。その指示に従えば問題はないでしょう。

座る順番

あらかじめネームプレートが机の上に用意してある場合はそれに従えば良いだけです。グループだけが決められていて、フリーシッティングの場合でも特に気にする必要はありません。座ったら「こんにちは。本日はよろしくお願いします」と、他の学生に軽く挨拶しましょう。

開始までは雑談禁止

大きな会場の場合、数グループの着席が完了し、会場が落ち着くまで時間がかかります。その間、他の学生が「就活の状況はどうですか?」などと話しかけてくる場合があります。その場合は「終わって、外に出てから話しましょう」と諭してください。私語を許していると、全体の進行の遅れの原因にもなりますし、「マナーの悪い学生」としてマイナス評価になってしまいますので注意しましょう。

座る姿勢

個人面接の場合は椅子のやや前方に座り、背筋をピンと伸ばして顎を引いて正面を向くことが基本ですが、グループディスカッションの場合、全員がその姿勢だと非常に硬い雰囲気になって、議論が進みません。

だらしなく、椅子の背にもたれたりするのは論外ですが、肩の力を抜いてやや前傾姿勢をとりましょう。一言で表現すれば「人の意見をよく聴く」姿勢です。

前傾といっても机に肘をついたり、腕組みをしたり、背中を曲げたりしてはいけません。

聴く姿勢

グループディスカッションで最も重要なのは、人の意見を聴く姿勢がちゃんとできていることです。他の学生が意見を言った際は、いきなり否定にかかってはいけません。「そうですね」、「そういう考え方もありますね」といったん受けてから自分の見解を述べるようにしましょう。

同意できる場合は、「確かにそうですね」など、全員の議論が盛り上がるような、ポジティブな雰囲気を創っていきましょう。

グループディスカッションに臨む態度で必要なのは、チームとしてのベストな結論に貢献する態度です。他の学生の意見を途中で遮ったり、攻撃したりする姿勢はチームの雰囲気を壊してしまいます。そのような行為が目立つと、いくら優秀な意見を言ったとしても、「協調性が無い学生」としてマイナス評価になりますので注意してください。

グループディスカッションでの話し方

話し方

声の大きさとトーン

まず、声の大きさとトーンです。参加している学生だけに届くような声では不十分です。ぼそぼそと独り言のような話し方は論外です。集団の中で、自分の存在を評価者にアピールする必要があるため、声の大きさは評価者に届く程度でなければなりません。

評価者の距離感と位置を計算して、評価者にも聞こえるような大きさ、ハリは必要です。感覚的には距離感にもよりますが、通常の声の大きさの1.2倍から1.5倍を目安と考えて下さい。

話す速度

次に話す速度ですが、意図的にゆっくり話すようにしましょう。興奮してくると話し方が速くなる、時間がなくなってくると早くなる学生がほとんどです。ある程度は仕方ありませんが、参加者や評価者に話のポイントを理解してもらうためには、意図的にゆっくり話すぐらいで調度良いスピードとなります。

目線

目線に関して重要なのは、下を向いて話さないこと。参加者の顔を見て話すことです。よくメモをとることに一生懸命になりすぎて、下を向きながら話したりする学生がいますが、話すときはメモから目を話して、参加者全員を見て話すようにしましょう。

自分の発言をするときは、ある特定の学生に話しかけるのではなく、全員に話しているということを意識してください。目線も参加者全員に振っていくようにしましょう。

ホワイトボードを使っての議論の場合は、ホワイトボードに書きながら、もしくは読みながら発言する学生が多いのですが、これも止めましょう。発言する時は振り返って参加者の顔を見ながら話すのが基本です。

意見をまとめる時間が無くなってきた場合は、ホワイトボードに書きながら話す場面も出てくるでしょう。その場合は時間内に意見をまとめることが優先されるため、ある程度は仕方がない場合もありますので臨機応変に対応してください。

身振り、手振り、アクション

話し方の最後は、身振り、手振り、席を立って説明するなどのアクションです。グループディスカッションの場合は、過度で不自然な印象や、スタンドプレーに見えてしまわない限り、身振り、手振りを入れて議論を活性化することは高評価につながります。

ただし、自分の発言とアクションの内容が連動していることが重要です。たとえば3つのポイントを3本の指で示してから、一つ目、二つ目、三つ目の論点をまとめていくという連動なら不自然にはなりませんし、全員が論点を整理するのに貢献できるでしょう。このように意味のある身振り、手振りなら効果的です。

議論が終盤に差し掛かり、結論をまとめていくような局面で、書記でもないあなたが、ホワイトボードを使用して自分の意見を言いたくなる場合があります。その場合は、参加者にホワイトボードで説明して良いかの許可をとってから、席を立つようにしましょう。

グループディスカッションのNG行為

グループディスカッションで、してはいけない行為をリストアップします。

  • 発言しないこと
  • 他の学生の意見を傾聴しないこと。傾聴しない態度、無視する態度
  • 他の学生の意見を否定するだけで、建設的な議論をしようとしない
  • 他の学生の意見を遮り、妨害する行為
  • マナー違反:貧乏ゆすり、反り返って腕組、肘をつく、椅子にだらしなく座る、携帯電話・スマートフォンを切っていない
  • 集中していない仕草:髪の毛をいじる、ペンを回す、きょろきょろと目線を動かす、評価者の方を見る
  • 議論に参加しない:メモをとることに集中し過ぎて何も発言しないこと
これらの行為があった場合、いくら良い意見を出して、結論に貢献したとしても良い評価は得られません。NG行為だけは絶対にしないように心がけて下さい。

以上でグループディスカッションにのぞむ基本的なマナーと姿勢の説明は終了です。具体的な議論の進め方は別記事で解説しますので、そちらも参考にしてください。

企業の採用担当が明かす、グループディスカッション攻略法

就活生にとって高いハードルなのがグループディスカッションやグループワークと呼ばれる選考です。企業によってはインターンシップの選考にグループディスカッションを採用しているため、早めの対策が必要です。

慣れていない事、対策がし難く、参加者のレベルや相性によって力が発揮できず、グループディスカッションやグループワークで残念な結果になってしまう学生が多いのです。

就活サイトの「キャリアパーク」では、企業の採用担当者に取材してまとめた「GDの立ち回り攻略マニュアル」が無料でダウンロードできます。

グループディスカッションの進め方から、どんな基準で学生を判断しているかも分かるため、GDをまとめて対策できる実践的なマニュアルです。

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