グループワークには代表的なやり方が3つあります。作業型、プレゼン型、ビジネスケース型の3つの形式です。またその形式に沿ったテーマの傾向があり、それを事前に知っておくことは、基本的な対策でもあります。
グループワークの形式とテーマについて詳しく解説していきます。
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作業型のグループワーク
作業型のグループワークは、設定された目的を達成する為に、参加者が協力して作業を行い、目的を達成する形式をとります。
この形式で最も重要なポイントは、メンバーが協力して目的を達成することです。つまり、協調性や、目的を達成する為にチームの中でどういう貢献ができるかという点にあります。
そのものズバリの協調性や、チームワーク力、チームをひっぱるリーダーシップやメンバーをサポートする姿勢が評価の対象になります。
作業を時間内に完成させる、より高い到達点まで進めることが求められるために、いかに効率的に作業を進めるかを考えて行う必要があります。闇雲に作業を始めるのではなく、仮説を立て、検証しながら進行するなどの、作業プロセスを考えられるかも重視されます。
もちろん全員で合意した上で作業を進められるか、各自バラバラに自分のやり方で行っていないかもチェックポイントです。
典型的な例題は以下の通りです。
作業型グループワークのテーマ
- 20本のパスタをテープと紐で自立可能なタワーをつくっていく(パスタタワー)
- 50枚の画用紙を使って10分以内に出来るだけ高いペーパータワーをつくる
- 限られた情報が書いてあるカードが配られる。そのカードには断片的な情報が書いてあり、その情報を頼りにグループで話し合い、推測して一枚の地図を完成させる
- 企業のPRポスターを制作する
- 企業のTVコマーシャルのストーリーをつくる
- 新しいPRキャラクターをつくる
自己分析をやり込み、グループワークに備えよう
グループワークで高評価を得るには、自己分析を通して、「あなた自身」を深く理解しておくことが重要です。ただ、そんな時間がない方も多いはず。
そんな時は、自己分析ツールを活用して、自分と志望業界との相性を診断してみましょう。
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プレゼン型のグループワーク
プレゼン型のグループワークは、結論と発表が求められる場合のグループディスカッションと基本的に同じです。
グループワークと呼ばれる場合は、ディスカッションの内容より、グループとしての成果物(結論とプレゼン)の評価のウェイトが高い傾向が見える程度の差でしかありません。
従ってテーマはグループディスカッションと同じパターンになります。決まった答えがないテーマを議論して結論をまとめる「自由討論型」、設定された課題に対する解決策を提案する「課題解決型」、賛否が分かれる問題や立場により違いが出る課題に結論を出す「ディベート型」に分かれます。
それぞれ典型的な出題を例示しておきます。
プレゼン型グループワークのテーマ例
自由討論形式のテーマ例
- 営業マンに最も必要な資質とは何ですか?5つの資質を上げて理由を説明せよ
- お客様が満足する最高のサービスとは何か?3つを考えて発表してください
- 無人島に行くときに持っていく、必要最低限のものを3つ選び理由を考えてください
- 新しい国民の祝日を一日設定するとしたら?
- 日本を観光立国にするための方法
- 少子高齢化が進む中で、少子化を改善する方法を考えよ
課題解決形式のテーマ例
- 職を持たない人が働くにはどうすれば良いか?
- 若者の選挙での投票率を上げる方法を5つ提案してください
- 残業時間を減らす方法を提案してください
- 就職活動の問題点をあげて、その解決策を提案してください
- オリンピックで日本の代表選手が、メダル獲得数を倍増するための方法を考え発表してください
ディベート形式のテーマ例
- 次の8人の内、当社に3人採用するとしたら誰を選ぶか (資料有り)
- 地球滅亡の時に、次の10人の内7人生き残るとしたら誰か(資料あり)
- 自分が部長であると仮定し、学校全体の部活予算を最適に配分してください。ただし自分の部活になるべく多くの予算をとるようにして下さい。(資料あり)
- 無人島に持っていくとしたら、次の3つのアイテムのうちどれを選ぶか?(資料あり)
- 現在グループワークに参加しているメンバーのうち採用する人を3人決めてください
- 日本にサマータイムの導入は是か非か
- 終身雇用制度の是非
- お店の24時間営業は必要か否か
ビジネスケース型のグループワーク
ビジネスケース型のグループワークは、課題に対する結論や解決策を導き、発表をする点ではプレゼン型と同じです。唯一違う点は、ビジネスケース型のテーマ、課題設定は本格的なビジネスの課題解決を求められる点です。
従って、疑似的なビジネス会議と言っても過言ではありません。しかも制限時間を設けて行われるため、最もハードルが高い、難しい形式です。
コンサルティング企業、外資系企業、人気の高い企業、IT系企業、マスコミ・広告・情報系企業が多く採用しています。難易度が高いため、業界・企業の知識はもちろん、マーケティングの基礎知識、ロジカルシンキングの能力が必要な選考です。
以下に代表的なテーマを例示しますので参考にして下さい。
ビジネスケース型グループワークのテーマ例
- 百貨店の売り上げを伸ばすにはどうすれば良いか?
- 化粧品のフランチャイズ店で、近くに大手の類似系列店が出店しました。どう対抗しますか?
- 就活向けのアプリに盛り込む機能を考えよ
- 当社の新商品を提案してください
- 10年後の放送新サービスを考えて提案してください
- どこの土地に何を建てれば収益が上がるか
- お客様に感動を与える商品を企画してください
- どのようにガソリンスタンドの収益を上げるか?
- 当社の新規事業を考えて下さい
- 商品Aのマーケティング資料を読み、1年後に利益を2倍にする方法を提案してください
- 次の資料を読んで、ある企業への事業提案を考えて下さい
このタイプは準備に手間もかかり、難易度も高いため、選考のプロセスの中盤以降に設定される場合が多いので注意が必要です。選考を潜り抜けてきた、クオリティの高い学生が相手となりますので、基礎力はもちろんのこと、グループワークやグループディスカッションの力をつけて臨む必要があります。以下の記事を参考にしてください。
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