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グループディスカッション:課題解決形式のテーマと対策

グループディスカッションのテーマと形式

グループディスカッションに出題されるテーマの傾向を、過去の出題例から学んでおくことはとても重要です。もちろん同じ問題が出ることはありませんが、志望企業の評価するポイント、重視するポイントが極端に変わることはありません。

その結果、過去の出題例から、どういう形式のグループディスカッションになるのか、また、テーマの傾向と難易度を調べて、心構えと対策をしておくことができるのです。

グループディスカッションの形式の解説と、代表的なテーマの例をリストアップしますので、まず全体像を把握しましょう。

代表的な方式は、以下の3つになります。

  • 自由討論形式
  • 課題解決形式
  • ディベート形式

この記事では課題解決形式とそのテーマ、対策を詳しく解説します。

課題解決形式の特徴

課題解決形式のテーマの特徴は、設定された課題を解決するための解決策を提示することです。課題をどの角度から捉えて、問題点を分析、議論して、そのグループなりの解決策を提示します。設定されるテーマは時事・社会問題から、志望企業に関する具体的な課題まで幅広い範囲からの出題になります。

出題のされかたも様々です。簡単な概要資料、現状のデータが与えられる場合と、何も与えられない場合があります。事前に課題の連絡があり、それに関して事前のスタディができる場合もあります。もしくは当日膨大な資料とデータが与えられ、その資料とデータに基づいて結論を求められる場合があります。

ディスカッション中、検索が許される場合と、許されない場合など、企業によってバラバラなのが実情です。

志望企業の過去の問題傾向を把握することが第一の対策です。まだしていなければ至急調べておきましょう。それぞれの場合によって評価するのポイントも違ってきます。以下の解説を参考にしてください。

簡単な概要資料のみ与えられる場合

  • 検索の可否によっても若干異なりますが、基本は結論に至るまでの学生の役割、考え方と発言内容、議論に取り組む姿勢、結論を出すためのプロセスを評価します
  • 課題解決型では、提示する結論の精度と説得力も評価の対象になります

事前にテーマが告知され事前のスタディをすることが前提の場合

  • 難しいテーマの場合が多く、事前の徹底的な情報収集の能力、具体的に行動を起こして経験して検証するなどの行動力が重要です
  • 事前のスタディを持ち寄り、結論に至るまでの学生の役割、考え方と発言内容、議論に取り組む姿勢、結論を出すためのプロセスを評価します
  • 課題解決型では、提示する結論の精度と説得力も評価の対象になります

当日膨大な資料が提供され、それに基づいた結論を提示する場合

  • 志望企業や業界が直面している課題が多く、現実的な課題か、将来予見できる課題から設定される傾向
  • 短時間で膨大な資料とデータを読み込み、そこから何を発見できるのか、問題点は何か、問題の原因は何か、解決へのアプローチはどうあるべきかを資料とデータをもとに考える能力が問われます
  • 企業が直面している、あるいは予見できる課題のため、企業側は自分たちなりの結論を持っている場合がほとんどです。この形式の場合、学生が導いた結論そのものと、結論を導くロジックが企業側のものと整合するかも評価されます
  • それ以外は他のグループディスカッションと同じで、結論に至るまでの学生の役割、考え方と発言内容、議論に取り組む姿勢、結論を出すためのプロセスを評価します
  • 課題解決型では、提示する結論の精度と説得力も評価の対象になります

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課題解決形式のテーマ例

ごく一部の例ですが、最近の出題例から典型的なテーマをリストアップしておきますので、どんな特徴のテーマなのかをイメージしてください。

  • 百貨店の売り上げを伸ばすにはどうすれば良いか?
  • 化粧品のフランチャイズ店で、近くに大手の類似系列店が出店しました。どう対抗しますか?
  • 就活向けのアプリに盛り込む機能を考えよ
  • 当社の新商品を提案してください
  • 10年後の放送新サービスを考えて提案してください
  • どこの土地に何を建てれば収益が上がるか
  • ○○のコマーシャルをつくる場合、誰を起用し、どんなコマーシャルをつくるか
  • お客様に感動を与える商品を企画してください
  • どのようにガソリンスタンドの収益を上げるか?
  • 当社の新規事業を考えて下さい
  • 職を持たない人が働くにはどうすれば良いか?
  • 若者の選挙での投票率を上げる方法を5つ提案してください
  • 残業時間を減らす方法を提案してください
  • 商品Aのマーケティング資料を読み、1年後に利益を2倍にする方法を提案してください
  • 次の資料を読んで、ある企業への事業提案を考えて下さい

課題解決型の傾向と対策

上記のようにランダムな設定になりますが、対策としての共通点はありあます。

まず、全ての課題に共通しているのは、具体的で実現可能な提案を求めているということです。

自由討論の場合、ロジックだけでも良く、実現の方法論までは求めない場合がほとんどですが、課題解決型は実行、実現までの方法論と、何故それが有効なのかの「理由付け」が求められます。情報、資料、データを基に、構築していく必要があります。

テーマ、課題の定義づけも重要です。ディスカッションの参加者全員で合意してから議論をはじめましょう。

「百貨店の売り上げを伸ばすにはどうすれば良いか?」という課題の場合、そもそも百貨店の売り上げの構成がどういうものなのかを定義して、共有するプロセスがないと、その後の作業が始まりません。大きなテーマの場合は、課題に関係する要因を因数分解して、定義をしっかりしておく必要があります。

次に必要なのはギャップ分析です。ギャップ分析で初めにすることは、現状の把握と分析です。次に目標や理想の姿を明確に設定してから、現在の状況と比較します。そこに当然ギャップがあるはずです。現状の問題点とその原因を分析してから、理想との比較をして、どうすればそのギャップを埋められるのか=戦略と具体策を考えていきましょう。

課題解決形式:議論のプロセスとまとめ方

  1. 資料・データの全体像把握
  2. テーマ・課題の定義づけと共通認識
  3. 現状の把握と分析
  4. 目標・理想の姿の設定と共有
  5. 問題点と原因の把握
  6. ギャップの特定と、それを埋める戦略・具体策のアイディア出し
  7. 戦略と具体策の評価(実現可能性と期待効果による優先順位付け)
  8. 結論のまとめ

ギャップを埋めるためのアイディアを出来るだけ出して、出し切ったところで評価して絞り込んでいくというプロセスを踏みます。

ブレーンストーミングの段階では、実現可能性を考えないで、目的を実現するためのアイディアを出し切ることが基本です。

しかし就活のグループディスカッションの場合は時間的な制約があるため、ある程度、実現可能性を考えながらアイディアを出していくことも重要です。あきらかに矛盾していますが、夢みたいなアイディアを出しても現実的な解決策に落とし込めません。使用できる時間を考慮した、バランス感覚は重要です。

アイディアが出尽くした、もしくはアイディア出しに設定した時間を使い切ったら、アイディアの実現方法と期待効果を考慮して、優先順位を付けていきましょう。

資料が与えられていない場合や、概要の資料のみでディスカッションをする場合は、現状分析から解決策までのロジックの組み立てと、説得力が評価のポイントです。

膨大な資料・データを読み込んで結論を導く場合は、資料やデータをどう解釈して、どういうデータを選択してロジックを組み立てるのかが勝負のポイントになります。制限時間も限られているため、役割分担や時間の管理も必要です。データをどう選択し、戦略に落とし込むのかが問われる、非常に実務的なグループディスカッション(グループワーク)です。

現状分析、問題点の抽出、原因の特定、目標の設定、ギャップ分析とギャップを埋める戦略という、マーケティングの能力そのものが問われるため、マーケティングとロジカルシンキングの基礎知識は必須となります。

この種のグループディスカッションはマーケティング、企画系の職種を志望する場合は避けては通れません。専門書籍を読んだり、模擬ディスカッションに参加したり、課題解決型に慣れる準備をして臨んでください。

「就活の答え」ではグループディスカッションに強くなる思考法やフレームワークも詳しく解説しています。以下の記事も併せて参考にしてみて下さい。

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