企業の人事や採用担当者が、エントリーシートの選考を行う際、大量に集まったエントリーシートを3つのカテゴリーに仕分けするのが一般的なやり方です。
合格(選考通過)のカテゴリーと、不合格(選考落ち)、3つ目は保留もしくは判定不能です。
合格と不合格はそのものズバリですが、3つ目の保留もしくは判定不能が、どういうもののなかを理解しておきましょう。
Contents
判定保留とは何か
保留は、初めにそのESを読んだ採用担当者が、合格にするか不合格にするか判断できない時に発生します。
次のステップとして、他の担当者(もしくは上司)が再読して判定を下す、もしくは担当するESを全部チエックした後、再度通過させるか、落とすかの判断をするのが一般的なやり方です。
志望者が多い人気企業の場合は、保留扱いから合格(選考通過)になるのはかなり難しいと考えてください。
その理由は合格者だけでも十分な志望者の量を確保できるからです。
知名度が低く競争率がそれほど高くない企業、丁寧な人材採用ポリシーを貫いている企業であれば、別の担当から合格(選考通過)となることも普通にあります。(もちろん不合格もあります)
保留者が合格の場合は、選考結果の連絡が遅れるケースもあります。
企業によっては、面接辞退者も含めて面接選考がある程度進んだ後、もう少し「別の候補者の話を聞いてみたい」という場合に備え、一定期間、あえて合否の連絡をしない場合もあります。
当初に説明されていた合否の連絡のタイミングより遅れて選考通過の連絡が来た場合は、あなたが提出したESはそれほど評価されなかったと考えて下さい。
面接での巻き返しを狙う必要があると判断して、危機感を持って以降の選考プロセスに臨みましょう。
判定不能とは何か
判定不能の扱いは企業の採用ポリシーによって異なります。
判定不能を保留と同じように扱い、別の担当者の目で見て(読んで)合否を決める場合と、判定不能は実質的な不合格として扱う場合があり、企業の採用ポリシーによって扱いは違っています。
判定保留も判定不能も一読では合否判定が決まらないという意味では同じですが、判定不能は実質的な不合格に近いと考えて下さい。
就活生がエントリーシート選考で目指すのは、一読で不合格にならないこと、そして判定不能扱いにならないことです。
目指すべきは一読で合格、最悪でも保留にされて別の担当の再読に回ることです。
エントリーシートは、全部読まれないで判断される場合が多い
エントリーシートの扱いは企業の採用ポリシーによって大きく異なります。
数千というESでも、担当者で全部読み切る企業もありますし、学歴等のフィルターを掛けた上で、ほぼ数秒(全部読まないで)合否判定をしている企業も多いのです。
特に就活人気が高く、数千あるいは万単位のESが集まる企業では、エントリーシートを読んで合否を判定する十分な人的リソースがありません。
ある調査によれば、人事担当の約半数は「エントリーシートの判断を一瞬でできることがある」と答えています。
担当者が一瞬で判断しているか、していないかは別としても、就活生がやるべきことは、一瞬で不合格になるESや、読んでもらっても「判定不能」扱いに回される可能性のあるESを作成しないことです。
一瞬で読むのを止められるエントリーシートの特徴
人事や採用担当者が、何をもって「一瞬で合否を判定」できる場合があるのでしょうか。
筆者の経験も合わせ、企業の人事部、採用担当者に取材すると、以下要因があがってきました。
- はじめから学歴フィルターを掛けている(これに関しては就活生側にできることは、企業の採用傾向に関する情報収集しかありません)
- 手書きのエントリーシートの場合、字が読みにくい、字が乱暴、字が汚い、レイアウトが汚い、文章量が適切でない場合
- 空欄がある(答えていない箇所がある)
- 記述に空白が多い(字数制限に大幅に満たない回答)
- 誤字脱字が多い(少し読んで、気が付く場合)
- 適切な用語が使用されていない(御社と貴社、語尾の混乱など、直ぐに分かるところ)
- 写真の貼り忘れや、要求項目にまともに答えていない(そもそも注意が足りない、ケアレスなES)
- 質問に正確に答えていない(自己PRの記載内容が志望動機のような内容になっている等)
学歴フィルターを別にすれば、上記の「一瞬で判断できる理由」は主にエントリーシートのビジュアル+α(読み始めてすぐに分かるような文字情報)の判断です。文字はビジュアル、シート全体の印象もビジュアルで左右されるのです。
特に手書きのESの場合は文字やレイアウトの第一印象で、その後の「読む」行為に大きな影響を与えてしまいます。要注意です。
字が下手でも、時間をかけて丁寧に作成すれば「文字に込めた思い」や「気持ち」は伝わるため、一瞬で捨てられるリスクは減ります。
手書きのESは特に要注意です。
ESの内容も重要ですが、見た目や印象も大切なことを理解して下さい。
あなたの志望意欲が強い企業が「手書きのエントリーシート」を採用している企業の場合は、ES作成に早めに取り組むことです。
内容の詰めも重要ですが、仕上げに時間をかけて下さい。
ESを読み始めてすぐに不合格の判定になる要因
ここからはエントリーシートに記載されている文章に対する評価になります。
精度の高いエントリーシートの文章の書き方や文法に関しては、以下の記事で徹底解説しているので参考にしてください。
質問項目に関して記載した文をななめ読みされても、就活生の主張が自然に頭に入り、かつ印象に残る書き方をマスターしましょう。
マスターしていないと、数問の答えをざっと読んだだけで、以下のような判定を受け、最後まで読んでもらえません。
- 誤字脱字が多い
- 内容が整理されておらず、文章構成や内容が稚拙
- 言葉の選びかたが間違っている、稚拙
- 主張の論理に筋が通っていないため、何を主張したいのかが分からない・分かり難い
このような評価を受けると、殆どの場合最後まで読んでもらえず不合格になってしまいます。
もちろん書く内容そのものも重要ですが、書き方も同様に重要であることを強く意識してESを作成しましょう。
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