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【集中解説】データから読み解く、就活の夏・秋採用で結果を出す方法

22年卒就活はどう推移していったのか

この記事を「就活の答え」に掲載したのは、22年卒の春採用、一般選考のエントリーが解禁された2021年3月1日から2ヵ月半が経過した5月中旬です。

毎年この時期の就活生は、以下の状況を迎えています。

  • 既に内定を獲得してその内定先への入社を決めて就活を終了した
  • 内定は獲得しているが納得している訳ではなく、ベターと思える企業を求めて就活を継続している
  • まさに選考の最中、あるいは面接選考の終盤を迎えている
  • 選考結果が思うように出ずに、持ち駒が尽きかけている
  • 内定が獲得できていなくて、今後の就活に不安と焦りが高まっている
  • 就活に自信を無くしてしまい、やる気もなくなって他の選択肢を考えている

既に自分が納得できる企業から内定を獲得して就活を終えている学生と、22年卒での就活は諦め就職留年や他の選択肢をとることを決めた学生以外は、選考中の結果を待ちつつ、就活を継続している状況です。

就活継続にあたり、先輩たちの卒就活の途中経過、全体の傾向を知っておくことは今後の戦略を立てる上でも重要です。

22年卒就活における内定率の推移(途中経過)

まず、22年卒の内定率は以下のような推移を辿っています。

データ出典:

  • 株式会社リクルート 就職みらい研究所 就職プロセス調査(2022年卒)「2021年5月1日時点 内定状況」
  • マイナビ キャリアリサーチLab「マイナビ 2022年卒大学生 活動実態調査(4月)」
  • 株式会社ディスコ キャリタス就活 2022 学生モニター調査結果(2021 年 5 月発行)
2022年卒内定率推移 2月1日 3月1日 4月1日 5月1日
リクルート就職みらい研究所 9.9% 17.6% 28.1% 51.3%
2022年卒内定率推移 3月1日 3月31日 4月30日
マイナビ 10.0% 21.5% 40.9%
2022年卒内定率推移 2月1日 3月1日 4月1日 5月1日
キャリタスリサーチ 8.7% 13.5% 38.2% 58.4%

5月1日、もしくは4月30日時点の内定率は、各社の調査に共通してコロナ禍の昨年2020年同日比より増加しています。

リクルート就職みらい研究所のデータでは前年比(2021年卒)+5.5%で増加しており、コロナの問題がなかった2020年卒と同水準(51.4%→51.3%)という結果でした。

マイナビの調査でも前年比+5.7%(35.2%→40.9%)であり、2020年卒と比較しても若干上回っています。(39.3%→40.9%)

株式会社ディスコのキャリタスリサーチの5月1日時点の比較でも、前年比+7.3増、2020年卒と比較しても+8.2%増という状況でした。(50.2%→58.4%)

内定率では3社とも超売り手市場と言われた2020年卒のレベルを回復、もしくは上回る好調さで推移してたことが分かります。

2022年卒の就活はコロナの終息がまだ見えない状況にあっても、企業が昨年の経験をもとに着実に進めていたことが分かるデータです。

マイナビでは昨年、企業に対して「内定出し開始時期」を調査しており、その結果は2月2.6%、3月19.4%、4月28.7%となっており、4月末までに内定を出し始めると回答した企業は50.7%でした。各社調査対象が違うため内定率の数値にばらつきはありますが、概ね5月1日時点の内定率と内定開始時期の整合性もとれています。

ざっくり言えば、就活生の半数は4月末、5月1日の段階で内定を獲得しているのです。

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就活の選考結果が思わしくない時は、一気に不安が高まるものです。自分を否定される結果が連続すると、今後内定が獲得できるのか、自分が活躍できるような企業と出会えるのか、自分の就活が間違っているのでは、という疑心暗鬼に陥ってしまいます。

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進路確定率、内定取得企業数、内定保有企業数の状況、就職活動実施率、内定辞退率、内定辞退企業者数

株式会社リクルートの 就職みらい研究所 就職プロセス調査(2022年卒)「2021年5月1日時点 内定状況」は、内定率以外にも就活生今後の就活を進めていく上で知っておくべき様々なデータをみることができます。

インターネット上に公開されているため、ぜひご自身で検索して読んでおくことをお勧めします。

例えば以下のような参考になるデータが存在し、より詳しい内容、ブレークダウンを知ることができるのです。

就職みらい研究所 就職プロセス調査(2022年卒)「2021年5月1日時点 内定状況」で分かること

  • 進路確定率⇒5月1日時点で何社の進路を確定している学生の割合(22年卒33.3%、21年卒: 27.9% )
  • 内定取得企業数⇒5月1日時点で何社の内定を得た学生が何%ずつなのか(平均1.93社)
  • 内定保有企業数の状況⇒5月1日時点で何社の内定を保有している学生が何%ずつなのか(平均1.40社)
  • 内定辞退企業社数⇒5月1日時点で何社の内定を辞退した学生が何%ずつなのか (平均0.54社)
  • 就職内定辞退率⇒5月1日時点で内定を辞退した学生は何%なのか (22年卒36.2%、21年卒: 27.7% )
  • 就職活動実施率⇒5月1日時点で何%の学生が就職活動を実施しているか(全体:74.6%、内定身取得者:95.9%、内定取得者 54.4%)
    • (注:以下のデータは大学院生を除いています)

上記はサマリーの中のサマリーのようなものですが、これだけでも、以下の重要な知見をざっくりですが得ることができます。

  • 5月1日時点では就活生の2/3は進路を確定していない
  • 5月1日の就活生全体の3/4は、内定を獲得している、していないにかかわらず就活を継続している
  • 5月1日時点で内定を獲得できていない学生は全体の半数近くであり、そのほとんどが就活を続けている
  • 内定を獲得した学生の内、1/3が既に内定を辞退したことがあり、内定率は昨年比で上がっているが、内定辞退率も+5ポイント増加している
  • 内定保有者数の平均が1.4社ということは、現在内定を獲得、保有している学生から更に内定辞退が出る

つまり22年卒就活の途中経過としては、企業の内定出しが早く、内定率も売り手市場と言われた2020年卒のような状況になっていますが、まだまだ就活を終えていなかったのです。

例年より早期化がさらに進んでいたため、就活人気の高い企業や大企業から既に納得がいく企業から内定を獲得して、進路を決定し、就活を終える学生も1/3程度いて、所謂二極化という状況でした。

就活サービス業界の中では、2021年は、昨年より23年卒の就活準備の立ち上がりが早いことが話題になっていまいした。

しかし22年卒の2/3から4/3の学生はまだ、就活を追求しているので、5月時点で無内定の不安を感じる必要はないのです。この傾向は、例年継続しており、2023年卒の就活生にも当てはまることになるでしょう。

例年6月以降内定辞退も多くなることがデータからも分かっており、7月以降の就活、所謂夏採用、秋採用にもチャンスは十分残っています。

夏採用・秋採用では、好調業界を攻めること

7月以降で結果を残すには、コロナ禍にあっても好調業界・企業を攻めることです。

就活は自身の就活の軸を基にして、希望する企業を志望すべきなのは変わりありませんが、選択肢は広く持つべきです。

特に今までの選択で結果が出ていない場合は、就活の軸を当てはめる業界や企業の視野を広く持つことが重要です。

また、いくら希望する業界・企業であっても、業界・企業の側の業績が厳しければいくら望んでも、内定獲得は困難になります。

新型コロナの影響が業界・業種によって大きく異なり、二極化しています。業績が厳しいため、早々と23年卒の新卒募集を凍結せざるを得ない企業もあるほどで、一部では「まだら氷河期」とも言われている状況となっています。

コロナ下の状況でも最高益をたたき出している勝ち組企業が多いのは、巣ごもり需要に湧くゲーム業界、空気清浄機や高級白物家電、テレワーク関連のPC・周辺機器が好調な電機製造や家電量販などがあげられます。

またコロナからの回復が早く、海外の景気回復需要に支えられた半導体関連や電子部品業界も好調です。

一方、新型コロナウイルスの悪影響を直接受けている航空業界、旅行業界、観光・宿泊業界、娯楽・イベント、エンターテイメント業界、外食業界、訪日外国人観光への依存度が高い百貨店や高級アパレル、一部の小売業界、国内の移動制限やテレワーク推進のために打撃を受けている鉄道業界は概ね非常に厳しい状況です。

厳しい状況を迎えている業界の中には就活人気の高い企業もあるので、諦めきれない場合もあると思いますが、状況を冷静に判断することも重要です。

志望企業への思いを繋げる第二、第三の選択肢を考えていきましょう。

現在はキャリア採用に門戸を開いている企業が大半です。社会に出てキャリアを積みながら、あらためてキャリア採用で当初の志望企業にチャレンジする道も開けます。

諦めて試合を捨ててしまえば負けは確定してしまいます。上手くいかなくても、失敗しても諦めずに努力してチャレンジを続ければ、チャンスは繋がっていきます。

コロナのような事態では、中長期のスパンで自分の望みをかなえるために時間を味方につけるにはどうすればよいかを考えれば良いのです。好調な業界、これから成長がみこめる業界や企業で自分を高める道もあるのです。

そこで成長していくことで、新たな光もみえてくるものです。

成長が見込めるSDGs を重視する企業を検討しよう

SDGs(エス ディー ジーズ)とは、英語「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の頭文字から取った略称です。

2015年9月に国連サミットで採択された、2030年を期限とする国際目標であり、多くの上場企業はこのコンセプトを企業の経営に組み入れています。

SDGsには、「誰一人取り残さない」という理念があり、経済・社会・環境の調和のとれた持続的な発展を目指し、世界を変えるための17の目標と169の達成基準(ターゲット)が設けられています。

SDGsの17の目標は概念的なもので説明は省きますが、産業に落とし込むと以下のようなテーマが注目されているのです。

エネルギー:

  • 脱炭素社会実現に向け太陽光や風力等の再生可能エネルギーの普及
  • エネルギー効率の向上のための機器やサービス

 

次世代自動車:

  • CO2排出量削減に向け、ガソリン車からEV(電気自動車)、あるいはFCV(燃料電池自動車)へのシフト、安全・安心を実現する自動運転分野

 

医療:

  • 先進国、新興国、途上国とも医療に関する課題があり、新型コロナウイルス感染症の拡大に象徴されるように、今後オンライン診療やワクチン開発、医療機器等の市場が拡大

 

食料:

  • 人口増や生活水準向上による食糧需要増に対応するための資源、生産向上、Co2削減に貢献する植物肉市場、IT(情報技術)やICT(情報通信技術)を活用したスマート農業、バイオやIT・AI(人工知能)などの先端技術を活かした新たな食糧関連市場の拡大

 

水:

  • 世界的な水需要の増加による水不足が予測される中で、上下水道分野を中心とした水ビジネス市場

 

ジェンダー平等、女性雇用・活躍を重視する企業:

  • ジェンダー平等を意識して実現している企業、女性活躍に貢献する経営をしている企業

上記の分野での高い技術力を持ったBtoB企業は狙い目です。日本も遅ればせながら「脱炭素が明確な政策目標となっため、SDGsやESG(Environment、Society, Governance)に真剣に取り組み、且つ技術力のある企業はビジネスの拡大、成長が見込めます。

世界的にもSDGsやESGを標榜する企業に対する投資が集まっています。投資ファンドもそれらの企業の株式に投資するファンドを組成し投資家に販売しています。

投資が集まるという意味は、投資家が成長性を認めているということです。

上記の業界やSDGsやESG(Environment、Society, Governance)というキーワードで企業を研究して、自分の就活の軸が実現できそうな企業を探してみるのもお勧めです。

それでは、22年卒の夏・秋採用で納得の結果を出すための方法を徹底解説します。少し長くなりますが、一生に一回の、あなたの人生に大きな影響を与えると思って最後まで読んでいただくことをお勧めします。

夏採用・秋採用の特徴

夏採用・秋採用で共通するのは春採用に比べて実施する企業数が限られていること、そして募集する人数も少ないという点です。

春採用で内定を獲得できなかった学生、内定は獲得できたが納得度が低く、もう少し頑張ってみようという学生、留学組、公務員試験、資格試験に合格できなかった学生がエントリーしてきます。

また体育会や理系の研究などの活動で、春採用の波にうまく乗れなかった学生も含まれますので、企業数、募集数が少ないことを考えると楽観はできません。

とくに、大企業や大企業の子会社、グループ企業を志望する場合は、クオリティの高い学生が集中して厳しい選考になります。内定を確保していない学生は、もっと視野を広げておきましょう。

夏・秋採用の進行は、春採用より進行が速いという特徴も、注意しておきましょう。企業の人事も春再採用の内定者のケアと同時に進行することになるので、短い時間で結果を出さなければならないのです。

春採用のような、長いステップを踏めないので、一回ごとの選考結果は早く告知されます。

学生側も、企業側も「早く決めたい」という点では一致しているのです。夏・秋採用のキーワードの一つは「スピード感」です。

夏採用・秋採用を勝ち切るための中間チェックをしておこう

春採用で思わしい結果が出なかった学生は、いったん立ち止まって春採用のどこが上手く行かなかったのかを振り返ってみましょう。改善することなしに成功はありえません。

その上で、夏・秋採用に必須の対策を解説していきます。

夏・秋採用に必須の10の対策

  1. 新たな気持ちで臨む。視野を広げる事
  2. 春採用の結果を振り返り、改善策を考える。失敗に学ぶこと!
  3. 説得力のある志望動機を作る。志望意欲、熱意が勝負!
  4. 面接力を上げること!特に第一印象は大事
  5. 今度こそ「素の自分で勝負」しよう
  6. 焦らないでエントリーとスケジュールをコントロールする
  7. 何をもって納得する内定とするかを決める
  8. 夏・秋採用の頻出質問、「何故、最初から志望しなかったのか?」に備える
  9. 「何故、この時期まで就活をしているのか?内定が決まっていないのか?これまでどんな就活をしていたのか?」の質問に備える
  10. 「就活で成長したことは何ですか?」の質問に備える

すでに就活を戦ってきた学生は特に、説明しなくても、それぞれの対策の意図は理解できると思います。

しかし新たに夏・秋採用から本格的に就活に参加する学生と競合して勝ち切っていくためには、押さえておくべき重要なポイントです。要点を解説していきます。

新たな気持ちで臨む。視野を広げよう

まずネガティブならずに、気分をあげて臨みましょう。自分を責めずに、いったん冷静になりましょう。

今までの就活を振り返り、上手く行かなかった原因を究明して、改善していくことは基本中の基本です。しかし、過度に悲観することは止めましょう。

悲観しても、後悔しても何も得られません。自分がどういうポジションに立っているか、また、その理由を考えれば良いだけです。

考えると、落ち込んでしまう、悲観してしまうかもしれませんが、それでも良いのです。一旦は落ち込んでも、気分転換して前を向きましょう。以下の記事を参考にして下さい。

春採用の結果を振り返り、失敗に学ぼう

いままでの就活のどこに問題があったのかを冷静に分析して対策を立てましょう。特に重要なのが面接対策です。

夏・秋採用は書類で落とされる確率は、春採用に比べて減るのが一般的な傾向です。この段階で、エントリーシートで面接に進めなければ、エントリーシートの内容に根本的な問題があります。

その場合はエントリーシート提出前に、第三者の評価を受けて改善することです。大学のキャリアセンターに相談してみる、親や兄弟に相談してみる、新卒就活支援サイトに登録してやエージェントに相談するなど、できることは沢山あります。

もし今までの就活で、スカウトやマッチング、選考会への招待や総合的なアドバイスをしてくれる就活サービスを提供してくれる企業やエージェントを利用したことがなければ、積極的に利用してみるのも内定への近道になるでしょう。第三者のアドバイスを真剣に聞いてみる時なのです。

就活に不安を感じたら、自己分析の本格ツールで自分の適性を客観的に見直そう

就活準備を始めると一番初めに突き当たるのが、「自己分析」の壁です。自分を冷静に見つめ直してみましょう。

ただ自己分析は時間が掛かり、大変です。就活本や就活サイトには、色んなやり方が推奨されているので、どのやり方が自分に合っているのかすら分からないものです。

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説得力のある志望動機を作る。志望意欲、熱意が勝負!

夏採用・秋採用では、新たに自分の興味が少しでも湧く業界や企業にもチャレンジしていくことになります。その時重要なのが、いかに志望動機に説得力を持たせることができるか、というポイントです。

面接官も、あなたがこの企業を「第一志望でなかった」ことは見抜いています。

それでも、志望動機の説得力と熱意は、夏・秋採用を勝ち切るために、最も重要な要素と言えるでしょう。あなたが真摯にその企業に向き合うかが勝負です。

「不本意ながら」「しかたがなく」「何となく」「とりあえず」という態度をみせてしまえば、あなたがどんなに優秀でも内定はとれないでしょう。

夏・秋採用は、春採用以上にピンポイントの企業研究が必要です。時間がないので深い企業研究から入って、業界を理解していく方が近道です。新しい業界の場合は、興味のある企業を見つけ、業務内容から業界の特性へと知識を広げていく方法をとりましょう。

その企業ならではのポイントと、自分の価値観や強み、長所をあわせていくことは春採用のときと同じです。

そこに、「新たな発見」、「新たな学び」と自分の経験や長所・強みを訴求できるエピソードを見つけていきましょう。

キーワードは「新たに」です。就活で学んだことでも良いのです。春採用でチャレンジしなかった業種や企業に「何故、チャレンジしたいのか」の説得ができるかがポイントになります。

面接官も夏・秋使用に臨んでいる理由は、あなたが言わなくても分かっています。見え透いた嘘を言ってもボロがでるだけです。

志望動機ができれば、後はそれを熱く語れるかが勝負です。小手先のテクニックではありません。

どれほど、あなたがその企業を好きになれるかが問われます。しっかりと企業研究して臨むことが一丁目一番地なのです。

熱量が上がれば、説明が上手くなくても何とか伝わるものです。熱意は、夏・秋採用を勝ち切るために、一番中大切な要素です。面接でのアピールは重要ですが、その気持ちがないと、絶対に伝わりません。まずはその企業を好きになることから始めてください。

面接力を上げよう

夏・秋選考ではいきなり個別の面接・面談からというパターンも多いのです。企業側は時間に余裕がないため、早く学生を見極めようとします。

面接の成否を決める、かなりのウェイトを占めるのが第一位印象です。初回の面接を通過しなければ、その後はありません。初回の面接の成否を左右するのが第一印象なのです。

何を答えるかの内容も重要ですが、面接官にあなたがどう映るのか、あなたの声がどう聞こえるのかがもっと重要なのです。コロナ禍で、面接も最終までオンラインで行う企業もある程です。

オンラインでの自分の見え方、音声、目線なども重要な要素です。人間は好意をもった人の話は聞くが、好意をもたない人の話は頭に入らない、無意識のうちに無視するという傾向があります。

面接官は仕事なので、あなたの発言を聴きますが、そこに好意があるかないかで結果は大きく違うのです。

第一印象は、好意を獲得できるか、出来ないかを決めてしまいます。面接が上手く行かない人は、身なりやマナー、話し方、聞き方、姿勢、理解して答えているかなどの基本からもう一度チェックしましょう。

模擬面接を受けたことはありますか?もしなければ、第三者からの評価を至急受けてみましょう。

素の自分で勝負しよう

あなたも、企業側も等身大でフランクに話ができた結果、お互いに納得して内定が決まるのが理想です。

夏・秋採用は、お互いに早く決めたいという意識が働きます。特に春採用の選考の結果が思わしくなかった学生は、更に「自分を無理にとりつくろう」行動に出ようとする傾向があります。

しかし、それは上手く行きません。例えばリーダーシップは企業に受けると思って、本当はリーダーシップをとるのがそれほど得意ではない学生が、リーダーシップをアピールするケースです。

面接官を一度でも経験すれば分かると思いますが、人間の本質は嘘をついても。それが本当か嘘かはかなりの確率で分かるものなのです。性格に関わるものは、視覚・聴覚を通じて伝わります。夏・秋採用で自分をとりつくろうのは、マイナスです。

面接官は、あなたの嘘を必ず見破ります。夏・秋面接だからこそ、素の自分で勝負しましょう。選考のサイクルが速いので、素の自分を基本にPDCAサイクルを出来るだけ早く回していくことが内定への近道となります。

嘘から脱皮しないと、いつまでもそこで失敗してしまうリスクが大きいことと、嘘で内定を獲得して入社した学生が、その後上手く行かない事例は山ほどあるからです。

焦らないで、エントリーとスケジュールをコントロールしよう

夏採用・秋採用は春採用のように沢山のエントリーを送って、全員が一斉に走り出すのではなく、ピンポイントで採用情報を拾って応募していくイメージです。一つ一つの応募を丁寧にこなしていくイメージに変えていきましょう。

内定が早く欲しいからと言って、エントリーしまくるよりは、焦らずに考えながら就活を続けましょう。内定獲得だけが目的化すると、ブラック企業にはまったり、洗脳されてしまったりというリスクも出てきます。

目的は、あなたの一番合った就職先をみつけることです。時間は効率的に使うべきですが、焦って就活しないことです。

「経済的に許せば」、の話ですが、納得できなければ最後は就職留年という手もあります。冷静な判断力も必要な局面なのです。

何をもって「納得する内定」とするかを決めておこう

春採用が不調に終わった学生、内定を獲得したが納得できていない学生、夏・秋採用から就活を本格化する学生も、「何をもって就活の軸=自分の就職、会社選びに譲れないポイント」を持つことは極めて重要です。

志望動機と密接に関わるポイントですが、夏・秋採用の面接で必ずと言ってよいほど、あなたの就活の軸に関する質問があります。面接官も志望動機と共に、特に知りたいポイントです。説得力のある答えができてば、面接で高評価を得ることができます。

長く就活を戦っていると、何のための就活なのかを見失ってしまう時があります。

志望する企業と自分の軸が重なる部分を見つけてアピールできなければ、上手く行きません。企業研究を掘り下げて、自分の軸に根ざした志望動機をしっかりと作りましょう。軸がしっかりして、内定を獲得できれば悩むことも少ないでしょう。

新たな志望先には、自分の軸を基に、その企業で実現したいことをしっかり決めて、言葉にしておくことです。

夏・秋採用に特有の頻出質問へ備えよう

  • 「何故、最初から志望しなかったのか?」
  • 「何故、この時期まで就活をしているのか?内定が決まっていないのか?これまでどんな就活をしていたのか?」
  • 「就活で成長したことは何ですか?」

これらの質問には正直に答えましょう。嘘をついてもばれますし、正直に答える方が好感度は上がる質問なのです。

面接官は、あなたの春採用が不調に終わった、もしくは、何らかの理由で春採用の就活に集中できずに夏・秋採用に臨んでいることを知って質問しています。

新卒の採用で、特に重視される資質に「素直さ」と「向上心」があります。日本の新卒採用では、能力よりポテンシャルが重視されます。鍛えれば戦力になるか、その資質が問われています。

失敗を認め、物事に真摯に向き合う「素直さ」があるか、失敗から学んで自分を高める「向上心」があるかが、仕事を進めていく上で、基本的な資質として求められます。

素直さ、向上心は基本中の基本です。

自分に正直に向き合い、失敗から学んで、成長できる人物どうかをこの3つの質問から読み取ろうとしています。一言で言ってしまえば「性格の良さ」です。企業側があなたと一緒に働きたいと思うか、それに尽きます。

素の自分の良さをアピールする絶好の機会なので、しっかりと答えを考えて面接に臨みましょう。

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まとめ

夏・秋採用に必須の10の対策

  1. 新たな気持ちで臨む。視野を広げて業種・企業を選ぼう
  2. 春採用の結果を振り返り、改善策を考える。失敗に学ぼう
  3. 説得力のある志望動機を作って、志望意欲、熱意を伝えよう
  4. 面接力を上げること!第三者に評価してもらおう
  5. 今度こそ、素の自分で勝負しよう
  6. 焦らないでエントリーとスケジュールをコントロールしよう
  7. 何をもって納得する内定とするか、就活の軸を決めておこう
  8. 頻出質問、「何故、最初から志望しなかったのか?」に備えよう
  9. 「何故、この時期まで就活をしているのか?内定が決まっていないのか?これまでどんな就活をしていたのか?」に備えよう
  10. 「就活で成長したことは何ですか?」に備えよう

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