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【就活の業界研究】:工作機械メーカー主要各社の現況を把握しておこう

就活初期にできるだけ幅広い業界・業種を理解するために、業界研究コンテンツを作りました。何故それが大事かに関しては以下の記事を参考にしてください。

「就活の答え」では機械業界を、以下の項目に沿って解説していきます。

機械業界の6つのポイントを押さえよう

  • 機械業界の構造とビジネスモデルを理解しよう
  • 機械業界の現状と課題・未来
  • 機械メーカーにはどんな仕事があるのか、職種の情報
  • 機械メーカーに働く人のモチベ―ションは何か
  • 機械メーカーに向く人、向かない人はどんな人か
  • 機械メーカーの上位企業の特徴と業績

この記事では機械製造業界の中でも工作機械メーカーの売上上位企業に絞って、各メーカーの特徴や現況を、直近の有価証券報告書や中期経営計画を基に解説します。

自分自身の未来をこの業界、工作機械メーカーに託したいと思うか、志望の意思を固める上での参考にして下さい。

機械製造業は工作機械・産業用ロボット、建設機械・プラント、重機械・農業・縫製・食品・印刷産業機械など、様々な分野を専門的に扱っている企業や、複数の分野を扱っている企業、更に部品と機械の両方を製造している企業等、あるいは総合電機メーカーの一事業として産業用機械を製造している等、様々なパターンがあります。

従って厳密に分類、カテゴライズするのは難しい部分もありますが、就活生の専門分野や興味のある分野もあるため大枠で分類しています。

それでは、工作機械メーカーの特徴から解説していきます。

工作機械の特徴

 

工作機械は総務省の日本標準産業分類では、「金属工作機械製造業」として分類されています。

小さなものから大きなものまで工業製品の殆どが、金属部品で構成されています。これらの金属部品は金属の素材、板や棒などを削ったり、折り曲げたり、穴をあけたりしながら作っていかなければなりません。

工業製品は形状が複雑になり、部品の種類も増えていますが、それに使用する金属部品の加工を行うために特別に設計・製造された機械が工作機械です。

また工作機械は金属だけではなく、セラミックスやガラスなどの非金属などの加工も行います。更にプラスチック品やプレス部品の原型となる金型の殆ども工作機械で加工されます。

このように、機械を作るための機械という意味で、工作機械はマザーマシンと呼ばれることもあります。

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工作機械は多種・多様

工作機械は総務省の分類によれば機能・用途別に旋盤、ボール盤、中くぐり盤、フライス盤等に細分化され300種類にも及びます。

加工法別には大きく切削、研削、特殊加工に分けられます。

また工作機械の中で最も代表的な機械が、複数の刃物を自動で交換できる装置を持ち、NCのプログラミング(数値制御)に従って穴開けや平面削りなどを1台でこなせる機械であるマシニングセンタ(MC)と、NC(Numerical Control=数値制御)旋盤機です。

IoTによるさらなる進化

工作機器は超精密加工が得意な日本メーカーの評価が高く、既に世界市場に飛躍して競争力を持っていますが、現在ではあらゆるモノがネットにつながる「IoT」技術の応用が最優先課題の一つになっています。

IoTによって「つながる工場」、「スマートファクトリー」がキーワードになっており、工場の生産ラインの工作機械や産業用ロボットのデータがインターネットに接続され、稼働状況や加工プロセスを一元的に管理して、製造工程を最適化・効率化する技術の開発・普及に注力しています。

このIoT技術に関しては、日本企業がキャッチアップしていくべき大きな課題となっています。

大手各社はIT企業や通信企業との協業も含め、IoT、Big Data処理、AI技術を取り込んで、自動化やリモート化をさらに加速させ、製造現場を変革していくことが期待されています。

工作機械メーカー、上位企業の現状

ここからは売上上位の工作機械メーカーの特徴と現状を簡潔に解説します。

ヤマザキマザック株式会社

ヤマザキマザックは非上場企業のため有価証券報告書は公開されていません。公式には発表さえている概要は以下の通りです。

  • 本社所在地:愛知県丹羽郡大口町竹田1-131
  • 創業:1919年
  • 資本金 :20億円(単純合計136億2,000万円)
  • 従業員数:8,500人(グループ企業合計)※2021年12月現在
  • 生産品目:マルチタスキングマシン(複合加工機)、CNC*旋盤、CNC装置立形マシニングセンタ、横形マシニングセンタ、CNCレーザ加工機、FMS生産システム、CAD/CAMシステム、生産支援ソフトウェア

*CNCとはコンピュータ数値制御の意味で(Computerized Numerical Control コンピュータライズド・ニューメリカル・コントロール )の略です。機械工作においては生産工程における加工工程の移動量や移動速度などをコンピュータによって数値で制御することとざっくり理解しておいてください

ヤマザキマザックはNC旋盤では業界最大手の企業です。

日本の工作機械メーカーとしてはいち早く海外生産を開始し、1974年の米国での生産を皮切りに英国、シンガポール、中国をはじめとしたグローバルな生産体制を確立しています。現在の生産拠点はアメリカ・イギリス・シンガポール・中国2ヵ所の計5ヵ所となっており、サポート拠点は世界87ヵ所に及んでるグローバル企業なのです。

既に海外売上比率は80%を超えていますまた、海外ビジネスを支えるための研修期間や研修制度も充実しています。

マザックは工作機械メーカーとして、開発から生産、販売、海外への輸出まで一連の流れを自社で行っている特徴を持っています。製品開発から提供、サービスまで自分達で行うという「自前主義」を徹底しているのです。

工作機械のほかにも、レーザー加工機なども手掛け、顧客の工場の使用全体に対するビジネスにも注力しています。『工場全体の機能を集約し、金属部品の製造全過程をたった1台で完結させる工作機械』(DONE IN ONE)を究極の未来の工作機械の姿としています。

IoTによる一元管理にも取り組みを強化しており、シスコシステムズとマザック スマートボックスを開発するなど、データ解析による生産性の向上や工作機械のリモート診断、アプリケーションの開発や提供に積極的に取り組んでいる日本を代表する企業の一つです。

ヤマザキマザックでは、生産効率向上を目指したIoTによる生産現場の革新や除去加工に付加加工を融合したハイブリット複合加工機の開発や、専用ソフトウェア・自動化システム・インターネット回線を利用し、モノとデータを高度に同期・連携させることで、多様化する顧客のニーズに柔軟に対応するマスカスタマイゼーションを実現する、Mazak iSMART Factoryと呼ばれる次世代工場等を手掛け、先進技術を駆使して世界のモノづくりを支えています。

F1を代表する名門チームの一角、チーム「マクラーレン」に1998年よりオフィシャルサプライヤーの1社として中に名を連ねています。1,000分の1秒単位のスピードを追求する走りを支えることはMAZAK製工作機械の技術力が世界で認められていることを証明の一つでもあります。

モノづくりや海外に興味がある就活生には魅力的な企業です。企業研究を進めてチャレンジしてください。

DMG森精機株式会社

2021年12月期連結決算(2021年度)

売上高 (百万円) 396,011
営業利益 (百万円) 23,067
税引前利益(百万円) 19,609
親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円) 13,460
親会社の所有者に帰属する包括利益(百万円) 31,230
従業員数(人) 12,259
外、平均臨時雇用者数 241
連結子会社 128社
持分法適用関連会社 11社

DMG森精機及びグループ会社は工作機械 (マシニングセンタ、ターニングセンタ、複合加工機、5軸加工機及びその他の製品)、ソフトウェア (ユーザーインタフェース、テクノロジーサイクル、組込ソフトウェア等)、計測装置、復旧修理サービスサポート、アプリケーション、エンジニアリングを包括したトータルソリューションの提供を行っています。

事業セグメントとしては、マシーンツール(工作機械の製造・販売)とインダストリアル・サービス(工作機械に関連するサービスやソリューションの提供)の2分割でシンプルな構成を敷いています。

2021年12月期(2021年度)連結業績の概要

2021年12月期(2021年度)におけるDMG森精機の連結業績は、売上収益が3,960億円(3,049百万EUR)(前期比20.6%増)となり、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けた2020年度から増収に転じています。

利益面では、営業利益が231億円(178百万EUR)(前期比116.1%増)、税引前当期利益は196億円(151百万EUR)(前期比284.0%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は135億円(104百万EUR)(前期比671.0%増)となり、前期からの大幅な増益となっていますが、コロナ前の水準には届かなかった結果となりました。

受注2021年の連結受注額は、4,560億円と、グローバルでの経済活動の急回復も反映して、前年度比63%増となり、大きく改善しています。

当期末の機械本体受注残高は1,640億円となり、前年度末の960億円から680億円増加しており、確かな回復となっています。

2021年12月期(2020年度)の事業セグメント別の業績は以下の通りです。

2021年12月期 セグメント別業績 (連結)

事業名 外部顧客売上収益(百万円) 売上構成比 セグメント利益
(百万円)
利益構成比
マシーンツール 266,662 67.3% 19,404 53.6%
インダストリアル・サービス 129,321 32.7% 16,829 46.4%
合計 395,983 100.0% 36,234 100.0%
調整額(全社機能) 27 -14,416
調整額 1,281
計上額 396,011 23,098

DMG森精機は、当工作機械メーカーとして「独創的で、精度良く、頑丈で、故障しない機械、自動化システム、デジタル技術を、最善のサービスとコストでお客様に供給すること」を掲げ、「ターニングセンタ、マシニングセンタ、複合加工機、研削盤、加工オートメーションで、グローバル ワンを目指す」を基本方針としてとして、DMG MORI AGとともにグローバルに事業展開しています。

工程集約、自動化・フルターンキー化、デジタル化を推進し、成長が期待される半導体製造装置、脱炭素、EV、宇宙関連、医療関連向けの旺盛な設備投資に応え、ビジネスを拡大していく方針です。

DMG森精機は工作機器メーカーとしてのリーディングカンパニーであることは間違いありません。

従業員の生活の質的向上を強化しており、「よく遊び、よく学び、よく働き」を経営理念に掲げ、健康経営に取り組む企業として就活での人気も高い企業です。

2022年度には中期経営計画を策定し、発表する予定です。

DMG森精機を志望する就活生は、企業研究を進め、技術的な部分は当然として、新たな中期経営計画の概要を理解し、グローバル企業としての自覚や矜持を胸に秘めて就活に臨んで下さい。

オークマ株式会社

2022年3月期連結決算(2021年度)

売上高 (百万円) 172,809
経常利益 (百万円) 15,577
親会社株主に帰属する純利益(百万円) 11,579
包括利益(百万円) 16,150
従業員数(人) 3,953
外、平均臨時雇用者数 202
連結子会社 15社
非連結子会社 11社

オークマ及びグループ会社は、NC旋盤、マシニングセンタ、複合加工機、NC研削盤等の一般機械の製造・販売を主な事業内容としています。

ヤマザキ マザック、DMG森精機に次いで業界3位に位置しており、航空機関連や造船分野など重厚長大産業向けの大型工作機械で強みを発揮しています。

独自技術の開発に定評があるほか、本社工場でスマートファクトリーの取り組みを強化するなど、IoTも積極的に取り入れ、米国のGEグループと協業するなどの取り組みも強化しています。 

2022年3月期(2021年度)連結業績の概要

世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が残り、一部の国や地域、産業で弱さが見られたものの、総じて回復基調で推移しました。

経済活動の再開に伴い抑制されていた需要が発現したほか、高まる自動化・省人化のニーズ、そしてデジタル化や脱炭素の潮流も相まって急速に拡大し、欧米を中心とした海外景気の回復とあわせ、工作機械の需要は急回復したことに加え、サプライチェーンの再編、製造拠点の再配置の動きが工作機械の需要拡大に繋がり、工作機械の需要はV字的な回復を示しました。

前期(2021年3月期:2020/4/1-2021/3/31)では、コロナ禍で大幅な減収・減益となってしまったオークマでしたが、このような環境下、2022年3月期における連結業績は、連結受注額は215,282百万円(前期比73.3%増)、連結売上高は172,809百万円(前期比40.0%増)となり、急回復しています。

利益面では、営業利益は14,462百万円(前期比200.0%増)、経常利益は15,577百万円(前期比185.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は11,579百万円(前期比454.5%増)となり、利益面でも確かな回復傾向を示した決算となっています。

オークマの事業セグメントは地域性を採用しており、2022年3月期における4地域別の連結業績は以下の通りです。

2022年3月期 セグメント別業績 (連結)

事業名 外部顧客売上(百万円) 売上構成比 セグメント利益/損失
(百万円)
利益構成比
日本 80,586 46.6% 9,294 61.3%
米州 46,846 27.1% 3,472 22.9%
欧州 29,693 17.2% 1,324 8.7%
アジア・パシフィック 15,682 9.1% 1,075 7.1%
合計 172,809 100.0% 15,166 100.0%
調整額 -704
計上額 172,809 14,462
NC旋盤 マシニングセンタ 複合加工機 NC研削盤 その他 合計
外部顧客への売上高(百万円) 33,150 88,769 43,657 2,816 4,415 172,809
売上比率 19.2% 51.4% 25.3% 1.6% 2.6% 100.0%

オークマの戦略と課題

オークマの中期的な経営戦略は、以下の3点を基本戦略としています。

  • 差別化技術・製品を基軸に、世界のものづくりの高度化に貢献する“ものづくりサービス”を提供し、利益ある成長を進める
  • お客様の多様なニーズにきめ細かく対応するため、多品種少量でも量産並みの高効率で生産するスマートファクトリーを構築する。またスマートファクトリー構築のノウハウをものづくりサービスとしてお客様に提供する
  • 人材育成、熟練技術・技能の伝承、原価管理体制の強化、資産効率の向上等により、事業基盤を強化する

オークマでは、これまで培ったスマートマシン、スマートマニュファクチャリング技術を土台に、自動化・無人化、工程集約、デジタル革新・DX、脱炭素化への取り組みで「総合ものづくりサービス」企業を目指して事業を推進しています。

技術面では、独自のAI・知能化技術の開発、デジタル活用を更に加速させ、これらを搭載したスマートマシンの開発を進めています。

次世代ロボットシステム「ROID」シリーズ等、自動化・無人化システムの更なる充実を図り、自動化・無人化ソリューションを提案して需要を喚起し、自動車の電動化、再生可能エネルギーの社会インフラ構築等、脱炭素化への社会的な要請に応える技術・ソリューションの開発、環境配慮型製品の拡充を進め、成長を図っていく方針です。

製造面では、自社製工作機械、自動化ソリュ―ション・脱炭素ソリューションを軸に、生産効率の向上、生産革新、そして脱炭素対応を図っていく方針です。

海外売上比率も拡大しているため、モノづくりやグローバル市場に興味がある就活生は、企業研究を進めて下さい。

株式会社 牧野フライス製作所

2022年3月期連結決算(2021年度)

売上高 (百万円) 186,591
経常利益/経常損失(百万円) 14,274
親会社株主に帰属する純利益/純損失(百万円) 12,042
包括利益(百万円) 18,551
従業員数(人) 4,524
連結子会社 38社
非連結子会社 4社
関連会社 6社

牧野フライス製作所は工作機械では国内4位のメーカーで、航空機部品向けなど、精度が要求されるMCを得意として、金型産業が主要な顧客です。MCの国内生産はファナック、オークマ、ヤマザキマザック、DMG森精機に次ぐ存在です。

先端技術志向が強いのが特色で、高精度・高品位な工作機械を商品市場の変化に対応し。タイムリーに提供できる開発力の強化を最優先事項としています。

海外展開の歴史も古く、ドイツ、米国、インド、スロバキア、シンガポール、韓国、中国、ノルウェイでも事業を展開しており、事業セグメントも地域性を基本に展開しています。

事業セグメントと地域別業績:

  • セグメントⅠ:牧野フライス製作所および国内連結子会社が担当するセグメントであり、主たる地域は日本、韓国、中国、大洋州、ロシア、ノルウェイ、イギリス及びセグメントⅡ、Ⅲ、Ⅳに含まれないすべての地域
  • セグメントⅡ:MAKINO ASIA PTE LTD(シンガポール)が担当するセグメントであり、主たる地域は中国、ASEAN諸国、インド
  • セグメントⅢ:MAKINO INC.(アメリカ)が担当しているセグメントで、南北アメリカのすべての国
  • セグメントⅣ:MAKINO Europe GmbH(ドイツ)が担当するセグメントであり、ヨーロッパ大陸(ノルウェイを除く)のすべての国

2022年3月期(2021年度)連結業績の概要

2022年3月期(2021年度)における、牧野フライス製作所の連結業績は、連結売上高が1,865億91百万円(前年同期比59.8%増)という結果でした。

全世界的な新型コロナウイルス感染症拡大によって、大幅な減収となった前期からは急回復しています。

利益面では、営業利益113億円、経常利益、142億74百万円、純利益120億42百万円となりこちらも急回復を示す増益となりました。

2022年3月期 セグメント別業績 の概要は以下の通りです。

2022年3月期 セグメント別業績 (連結)

事業名 外部顧客売上高(百万円) 売上構成比 セグメント利益・損失(百万円) 利益構成比
I 53,823 28.8% 3,334 30.4%
II 74,243 39.8% 5,562 50.8%
III 45,780 24.5% 1,933 17.6%
12,743 6.8% 123 1.1%
合計 186,591 100.0% 10,954 100.0%
調整額
計上額 186,591 10,954

2022年3月期における牧野フライス製作所のセグメント別の外部顧客に対する売上高の推移は以下の通りです。(対前年同期比)

  • セグメントI:538億23百万円(前年同期比3%増)
  • セグメントII:742億43百万円(前年同期比9%増)
  • セグメントIII:457億80百万円(前年同期比3%増)
  • セグメントIV:127億43百万円(前年同期比4%増)

創業以来一貫して工作機械の専用メーカーである、牧野フライス製作所の経営理念は、「信頼こそ企業の存立基盤です。マキノは、使う人、売る人、造る人、みんなが信頼し合えることを願い、すべての製品とサービス、自らの組織と社員のあり方において『クオリティ・ファースト』を追求します。」というものです。

グローバルに活躍できるBtoB企業なので、工作機械、産業機械に興味のある方は、ぜ非企業研究を進めてみて下さい。

芝浦機械株式会社

旧社名:東芝機械株式会社

2022年3月期連結決算(2021年度)

売上高 (百万円) 107,777
経常利益 (百万円) 4,544
親会社株主に帰属する純利益/純損失(百万円) 3,725
包括利益(百万円) 6,212
従業員数(人) 3,049
子会社 22社
関連会社 1社

芝浦機械及びグループ会社は、射出成形機、ダイカストマシン、押出成形機、工作機械、精密加工機、産業用ロボット、電子制御装置などの製造・販売並びに各事業に関連する部品の供給及びサービス等の事業活動を展開しています。

芝浦機械は射出、押出、ダイカストなどの成型機に強みがあるメーカーです。

また堀削機械や航空機産業向けの大型工作機が得意で、航空機産業の盛んな欧州や、国内では三菱重工や川崎重工の航空機部品向の受注にも注力しています。

自動車産業向けの産業用ロボットも手掛けて、グローバル化の一層の促進と共にIoT活用のソリューション提案にも積極的に取り組んでいます。

芝浦機械の事業セグメントは以下の通りです。

成形機:

  • 射出成形機、押出成形機:射出成形機、押出成形機の製造・販売・据付・修理・メンテナンスサービス、補修部品の販売
  • ダイカストマシン:ダイカストマシンの製造・販売・据付・修理・メンテナンスサービス、補修部品の販売

工作機械:

  • 工作機械:工作機械の製造・販売・据付・修理・メンテナンスサービス、補修部品の販売
  • 制御機械:産業用ロボット・サーボモータ・CNC装置等を製造・販売、メンテナンスサービス

その他:福利厚生事業・用度品納入、計測機器の販売

2022年3月期(2021年度)連結業績の概要

2021年度の経済環境は、地域や業種により景況感に差異はあるものの、国内、北米、中国などを中心に設備投資需要の回復が進み、また、世界的に脱炭素化などの社会課題解決に向けた動きが加速していることを背景として、EV、再生可能エネルギー、労働生産性向上などに関連した需要の拡大がありました。

このような経営環境下、2022年3月期(2021年度)における芝浦機械の連結業績は、受注高が1,642億7千7百万円(前連結会計年度比85.4%増)、売上高は1,077億7千7百万円(前連結会計年度比16.3%増)となり、回復を示しました。

利益面では、営業利益が42億3千6百万円(前連結会計年度比1,009.5%増)、経常利益は45億4千4百万円(前連結会計年度比420.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は37億2千5百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失28億9千8百万円)となっています。

コロナ前の水準までは戻っていませんが、損失を出した前期(2021年3月期)から大きく利益を伸ばし、黒字転換を達成しています。

2022年3月期のセグメント別業は以下の通りです。

2022年3月期 セグメント別業績 (連結)

事業名 外部顧客売上高(百万円) 売上構成比 セグメント利益・損失(百万円) 利益構成比
成形機 75,554 70.1% 3,683 87.8%
工作機械 23,572 21.9% 7 0.2%
制御機械 7,669 7.1% 425 10.1%
その他 981 0.9% 78 1.9%
合計 107,777 100.0% 4,196 99.9%
調整額 40
計上額 107,777 4,236

芝浦機械の中長期戦略

芝浦機械では、2024年3月期を最終年度とする中期経営計画「経営改革プラン」に基づき、高収益企業への変革に向けて、組織再編を中核とした経営改革、成長分野に対応した投資の推進、資本効率(ROE)の向上を目指した財務戦略の実行に取り組み、事業を展開しています。

生産戦略では、国内外生産拠点の再編やDX戦略を推進し、事業戦略については「長期ビジョン2030」をもとに、エネルギー関連と生産性の向上を軸として事業ポートフォリオを設定することで、目指すポートフォリオに向けた技術開発を推進し、常に顧客に寄り添いニーズに合った商品を創出、提供していく方針です。

更にM&A/アライアンスなどを活用し、芝浦機械グループの企業価値向上に向けた投資を推進する計画となっています。

芝浦機械を志望する就活生は、企業研究を進め、技術的な部分は当然として、「長期ビジョン2030」や中期経営計画の概要を理解して、志望動機やキャリアビジョンの作成に活かして下さい。

株式会社ジェイテクト

 2022年3月期連結決算(2021年度)

売上収益 (百万円) 1,428,426
事業利益 (百万円) 42,346
税引前利益 (百万円) 43,934
親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円) 20,682
親会社の所有者に帰属する包括利益(百万円) 78,470
従業員数(人) 47,167
外、平均臨時雇用者数 5,385
連結子会社 146社
関連会社 17社

 ジェイテクトはトヨタ自動車系の自動車部品メーカーですが、工作機械事業も展開しています。具体的には研削盤、切削機、マシニングセンタ、制御機器(IoE関連製品を含む)、工業用熱処理炉等を生産しています。

自動車業界向けが中心ですが、鉄道車両の車軸用研削機や航空機部品様に複雑な工程をこなすMCにも注力し、新規顧客の開拓にも積極的です。

事業セグメントと主要製品は、以下のシンプルな構成となっています。

  • 自動車:電動パワーステアリング、油圧パワーステアリング、電子制御4WD用カップリング(ITCC)、トルセン、FCV向け減圧バルブ等
  • 産機・軸受:ボールベアリング、ローラーベアリング、ベアリングユニット、その他各種ベアリング等
  • 工作機械:研削盤、マシニングセンタ、切削機、制御機器(IoE関連製品を含む)、工業用熱処理炉等

2022年3月期(2021年度)連結業績の概要

ジェイテクトの2022年3月期の連結業績は、売上収益が1兆4,284億26百万円と前連結会計年度(以下、前年度)に比べ1,821億40百万円(14.6%)の増収となっています。

利益面では、事業利益が423億46百万円となり、前年度に比べ264億34百万円(166.1%)の増益、親会社の所有者に帰属する当期利益は206億82百万円となり、前年度に比べ198億82百万円の増益となっています。

工作機械セグメントは、北米を中心に販売が増加したこと等により、売上収益は前期に比べ211億88百万円(16.3%)増収の1,514億74百万円、事業利益は前年度に比べ77億58百万円(356.4%)増益の99億36百万円という結果でした。

2022年3月期のセグメント別業績は以下の通りです。

2022年3月期 セグメント別業績 (連結)

事業名 外部顧客売上高(百万円) 売上構成比 セグメント利益
(百万円)
利益構成比
自動車 965,363 67.6% 14,776 35.9%
産機・軸受 311,588 21.8% 16,391 39.9%
工作機械 151,474 10.6% 9,936 24.2%
合計 1,428,426 100.0% 41,104 100.0%
調整額 1,242
計上額 1,428,426 42,346

ジェイテクトの中長期計画

ジェイテクトでは、企業理念である「社会の信頼に応え、モノづくりを通じて、人々の幸福と豊かな社会づくりに貢献する」を体現するために、ジェイテクトグループの目指す姿として「JTEKT GROUP VISION」を、グループの従業員が共有すべき価値観として「JTEKT WAY」をそれぞれ定義しています。

「JTEKT GROUP VISION」

目指す姿:「No.1 & Only One -より良い未来に向かって-」

その実現に向けて取り組むべきこと3本柱:

  • お客様の期待を超える「価値づくり」
  • 世界を感動させる「モノづくり」
  • 自らが“考動”する「人づくり」

 「JTEKT WAY」

過去より受け継ぎ今後も伝えていくべき5つの価値観:

  • 「和して厳しく」
  • 「技に夢を求めて」

ジェイテクトグループの“考動”の基礎となる価値観

  • 「お客様視点」
  • 「当事者意識」
  • 「たゆまぬ改善」

またジェイテクトでは、厳しい経営環境でも着実に年輪成長できる企業に生まれ変わるため、2021年度は長期・中期経営計画を策定・公表しています。

この長期・中期経営計画では、2030年の目指す姿への到達に向け、2021年度から2030年度の10年間を3つのフェーズに分けております。その中で2021年度から2023年度を第一期と位置付けており、「体質強化の3年」と名付けたこの第一期中期経営計画の目標として、損益分岐点売上比率(2019年度売上収益比)80%、事業利益1,000億円を掲げています。

体質強化を1. 競争力強化、2. 将来への種まき、3. 経営基盤強化(体質強化)、4. 仕組みづくり・人づくりの4つのキーワードを基に推進しています。

第一期は収益体質をさらに改善し、強いジェイテクトを取り戻すために、これまでのやり方を全てにわたって見直す方針であり、既に様々な変革を実行中です。

就活でジェイテクトを志望する皆さんは、企業理念や長期的なビジョンはもとより、中長期の事業戦略を理解して、自分自身の就活の軸や志望動機の作成に活かして下さい。

株式会社アマダ 

(旧社名:アマダホールディングス)

2022年3月期連結決算(2021年度)

売上高 (百万円) 312,658
営業利益 (百万円) 38,538
税引前利益 (百万円) 40,496
親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円) 27,769
親会社の所有者に帰属する包括利益(百万円) 43,839
従業員数(人) 8,774
子会社 89社
関連会社 4社

アマダグループでは金属加工機械器具・金属工作機械器具の開発、製造、販売、サービス等(ファイナンスを含む)を主要な事業としており、金属の板を折ったり、打ち抜いたりする板金加工機では国内トップ企業です。

国内の板金加工機のシェアは7割を超えると言われ、金属加工をした板金を使う家電製品やパソコン、自動販売機等の製造を裏で支えているガリバー企業です。

1970年代から欧米への進出をはじめ、その後中国やアジアを含めた海外展開を本格化しており、グローバル経営を展開しており、現在海外の売上構成比は約59.4%に達しています。 

事業セグメントと主な製品は以下の通りです。

金属加工機械事業:

  • 板金商品(レーザマシン、NC付タレットパンチプレス〔NCT〕、パンチ・レーザ複合加工機、プレスブレーキ、ベンディングロボット、シャーリング、板金加工システムライン、FA用コンピューター、FA用ソフトウエア等)
  • 微細溶接商品(精密レーザ機器・抵抗溶接機器等)

金属工作機械事業:

  • 切削商品(金切帯鋸盤、形鋼切断機、ボール盤、金切帯鋸刃等)
  • 研削盤等
  • プレス商品(メカニカルプレス、プレス加工自動化機械装置)

その他:不動産の賃貸等

2022年3月期(2021年度)連結業績の概要

アマダの2022年3月期(2021年度)における連結業績の概要は以下の通りです。

  • 売上収益:売上収益は312,658百万円(前期比8%増)
    • 売上収益の内訳は、国内126,954百万円(前期比5%増)、海外185,704百万円(前期比35.0%増)
  • 営業利益:38,538百万円(前期比3%増)
    • 部品・材料価格高騰の影響は見られたものの増収及び操業度向上、販売価格の改善に伴う売上利益増加に加え、為替の円安推移等の効果による増益
  • 親会社の所有者に帰属する当期利益:27,769百万円(前期比6%増)

2022年3月期のセグメント別の業績は以下の通りです。

2022年3月期 セグメント別業績 (連結)

事業名 外部顧客売上(百万円) 売上構成比 セグメント利益
(百万円)
利益構成比
金属加工機械 255,892 81.8% 31,176 80.9%
金属工作機械 55,513 17.8% 6,676 17.3%
その他 1,252 0.4% 685 1.8%
合計 312,658 100.0% 38,538 100.0%
調整額
計上額 312,658 38,538

アマダの中長期計画

アマダは2030年に目指す姿とその実現に向けて、「長期ビジョン2030」を策定し、発表しています。

長期ビジョン:「シクリカル企業*からの脱却と次世代モノづくりの創造」

*シクリカル企業とは、景気の変動によって業績が良くなったり、悪くなったりする企業のことです

2030年に目指す姿:「社会から信頼されるモノづくりのパートナー」

長期経営目標:売上高 5,000億円 (FY2030目標)、ROE 安定的に10%を確保 (FY2030目標)、SDGsを意識した取り組みの強化、企業統治体制の整備

「長期ビジョン2030」の実現に向けた3つの重点項目:

  • 「成長戦略」
  • 「ESGの推進」
  • 「資本効率の改善」

成長戦略の柱:

  1. 環境対応ビジネス
  • カーボンニュートラルに向けた社会・お客さまに価値を生み出す商品の展開
  • 産業構造の変化によるビジネスチャンスの拡大・環境対応型ビジネスへの変化
  • 働き方改革、労働環境への対応(自動化・スキルレスソリューションの展開)
  1. DX&サービス
  • お客さまの製造現場におけるDX化・デジタル化への対応に向けた提案システム改革(新展示場の全面刷新)
  • アフターサービスビジネスにおける新稼働保障体制構築によるサービス拡大
  • DXによる効率化、コスト構造改革による収益性改善
  1. グローバル拡大
  • 日本、北米、欧州の3極体制における自主独立体制構築(開発・製造)
  • 欧米先進国市場における地域ニーズに即した商品展開
  • 新興国市場での現地仕様の商品展開と新たなビジネスモデルの構築

現在取り組んでいる具体的な事業・地域戦略は以下の通りです。

  • 革新的な技術の開発に基づくレーザビジネスの拡大
  • ロボットやソフトウエアの技術を駆使した自動化ビジネスの推進
  • 「V-factory」によるIoTを活用した生産性向上提案とサービス提供の促進
  • リアル(既存施設)とバーチャル(Web)が融合した販売モデルの構築
  • 欧米市場における地域ニーズに応じた現地完結型体制の整備
  • 先端技術の探索に基づく新規事業への投資、アライアンスの実行

アマダを就活の対象として志望する皆さんは、アマダの中長期計画を理解して、成長の機会を自分自身の就活の軸や志望動機に活かして下さい。

株式会社 ツガミ

 2022年3月期連結決算 (2021年度)

売上収益 (百万円) 93,174
税引前利益 (百万円) 18,776
親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円) 9,486
親会社の所有者に帰属する包括利益(百万円) 13,155
従業員数(人) 3,078
外、平均臨時雇用者数 96
連結子会社 12社
非連結子会社 1社

ツガミは小型の高精度自動旋盤機や研削機を手掛けている工作機械メーカーです。

日本及び中国を中心に自動旋盤、研削盤、マシニングセンタ、転造盤等の製造・販売をメインとし、更に各企業に関連する研究及びその他のサービスを事業活動として展開しています。

事業セグメントは、日本、中国、インド、韓国、その他と地域制をとっています。なかでも中国は最大の市場となっています。

2022年3月期(2021年度)連結業績の概要

ツガミの2022年3月期の連結業績は、中国市場をはじめとする各市場とも堅調に推移した結果、売上収益は93,174百万円(前期比51.1%増)、営業利益は18,860百万円(同97.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は9,486百万円(同92.9%増)となり、前期比増収増益(連続)を達成しています。

2022年3月期のセグメント別の業績は以下の通りです。

2022年3月期のセグメント別業績概要

事業名 外部顧客売上収益(百万円) 売上構成比 セグメント利益/損失
(百万円)
利益構成比
日本 23,249 25.0% 2,146 11.8%
中国 64,656 69.4% 15,862 87.1%
インド 2,765 3.0% 20 0.1%
韓国 1,796 1.9% 173 1.0%
その他 706 0.8% 3 0.0%
合計 93,174 100.0% 18,207 100.0%
調整額 -252
計上額 93,174 17,955

セグメント別、対前年比の状況は以下の通りです。

  • 日本:売上収益は35,662百万円(前期比75.0%増)、セグメント利益は2,146百万円(前期比686.2%増)
  • 中国:売上収益は77,707百万円(前期比58.0%増)、セグメント利益は15,862百万円(前期比84.8%増)
  • インド:売上収益は2,769百万円(前期比54.0%増)、セグメント利益は20百万円(前期比48.4%減)
  • 韓国:売上収益は1,856百万円(前期比16.5%増)、セグメント利益は173百万円(前期比94.7%増)
  • その他:売上収益は783百万円(前期比86.4%増)、セグメント利益は3百万円(前期はセグメント損失48百万円)

ツガミの中長期計画

ツガミでは、中期的な経営課題として、今後成長が期待される分野、例えば環境・省エネ対応が求められる自動車向け部品、更に高度化するHDD・IT分野・医療分野等への新製品の市場投入や、引き続き重視しなければならないアジア市場(中国・東南アジア・インド等)への生産・販売・アフターサービス体制の更なる強化に取り組んでいます。

また、ツガミグループは、サステナビリティが重要な経営課題であると認識しており、2021年5月には、国連が提唱する人権・労働・環境および腐敗防止に関する10原則からなる「国連グローバル・コンパクト」へ署名しています。

「国連グローバル・コンパクト」を支持・実践することで、地球規模でのグローバル市民としての責任を果たし、事業を通じて持続可能な社会の実現に一層貢献する取組みを推進していく方針です。

具体的な取組みの一環として、気候変動問題および環境課題に対応するため、あらゆる事業活動に由来するCO2排出量の継続的削減を進めています。

モノづくりや中国市場に興味がある就活生は是非志望を検討してみて下さい。

シチズンマシナリー株式会社

シチズンマシナリー株式会社は、シチズン時計株式会社の連結子会社であり、上場企業ではないため有価証券報告書の公開はしていません。

企業の概要は以下の通りです。

  • 業務内容:工作機械(CNC旋盤)の開発・製造・販売
  • 所在地: 長野県北佐久郡御代田町御代田4107-6
  • 従業員数:780名(グループ連結 2,000名)2022年3月現在

シチズンマシナリーはCNC自動旋盤世界シェアNo.1の企業です。シチズンマシナリーの製品ラインナップは以下の通りです。

  • 主軸台移動形CNC自動旋盤Cincom:
    • 高精度かつ高速加工に優れ、使いやすさでも定評
    • 小径長物加工を得意とし、高生産性を実現するNC制御技術と共に、先進のネットワーク技術も開発・提供し、個々の部品加工のニーズに合った最適なアプリケーションを提供
  • 主軸台固定形CNC自動旋盤Miyano:
    • 高剛性の主軸台固定形CNC自動旋盤は世界から高い評価
    • 中径短尺加工を得意とした充実のラインナップと周辺機器のトータルソリューションで多彩なニーズに対応し、自動車部品、建機、油空圧機器分野などに信頼性・耐久性に優れた機械を提供
  • マルチステーションマシニングセルMC20:
    • 「マルチステーションマシニングセル」で、大量生産の超高生産性と変種・変量の自由度を両立し、「個の量産」を具現化
    • 3台分の単軸旋盤を1台に集約し従来の自動旋盤の限界を超える高生産性を実現、また生産ラインの移設が機械1台の移動で生産ラインの変更が機械1台の段取で完了
    • 旋削に限らない様々なモジュールの搭載で更に多機能に進化させるハイエンドモデル
尚、2022年3月期の決算概要は以下の通りです。

売上、利益とも前年度比で大幅な増収、増益を達成しています。

2022年3月期(単体決算:2021年度)

売上高 (百万円) 52,345
売上総利益 (百万円) 14,047
営業利益(百万円) 5,944
経常利益(百万円) 11,119
税引前当期純利益(百万円) 11,157
当期純利益 8,898
従業員数(人) 780
グループ連結(人) 2,000
グループ会社 11社

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まとめ

以上、工作機械メーカーの上位企業の現状をみてきました。凝縮したサマリーですが、工作機械メーカーの事業内容と規模感、各社がいかにグローバルな存在であるかは感覚的にも理解できたと思います。

上位企業は理工系の学生に非常に人気の高い企業であり、難関です。機械業界に興味や志望意欲を繋ぐことができた方は、志望企業候補のあたりをつけて、詳細な企業研究を進めて下さい。

またモノづくりに貢献したい文系の就活生、海外ビジネスやBtoB企業に適性があると思う方はぜひ志望業界の対象として、業界研究や企業研究をしてみることをお勧めします。

上位企業の多くはインターンシップに積極的です。OB・OG訪問も含めぜひトライして門戸を開いていってください。

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